『valuable sheaves』 (2010/3/24) Independent Label Council Japan
作詞・作曲:多数
歌:バルシェ
うう・・・とても説明する自信が無いし、どこから説明したらいいのかもわからない。知ってる人はめっちゃ知ってるし、知らない人はまったく知らない。。
そう、それがミックミクこと、
“初音ミク”!!
ってか、ボーカルアレンジとか、何それもっとわかんね〜!?!
という感じの方も多数かと思いますので、簡単に説明をしてみましょう。
初音ミクとは、
音声合成ソフトの名称で、プログラムによっては
人間のような歌声を出すことができる製品のことです。緑色の髪のサイバーな雰囲気の女の子がマスコットキャラクターのような役割を担っており、彼女を“初音ミク”という名前で呼ぶこともあります。
音声合成システムである
『VOCALOID2』を搭載して発表されたことから、その後に続けて発表されたキャラクター達を
“ボーカロイド”と総称するようです。ちなみに初音ミクの後に、ボーカロイド第二弾として発売されたのが、男性声と女性声の両方のプログラムを持つ
“鏡音リン・レン”というソフトで、金髪の男女双子キャラがマスコットになっています。
こうしたソフトを使って、作曲・作詞などをした人は、動画サイトなどを通じて、ボーカロイド作品を発表します。その後、その作品を聞いて感銘を受けた人が、実際にその発表曲をなぞって自分で歌い、それを録音し、また動画サイトに発表したりすることがあります。これはボーカロイド界隈における
“歌ってみた”と呼ばれる行為にあたり、人工的な機械の歌声が、生の人間の歌声として、新しく生まれるということで、魅力的な歌い手には
熱狂的なファンまでが付いていたりします。
さて、前置きが死ぬほど長くなってしまったのですが、今回紹介する
バルシェさんという方は“鏡音リン・レン”等のソフトで作られたボーカロイド作品を
“歌ってみた”りしていた人です。その安定した歌唱力もさることながら、鏡音レンの人工的な歌声にそっくりな歌い方をしている人がいる!!という評判がたったことをきっかけに、動画サイト内で広い認知度を得て、その後も人気の歌い手として、様々なボーカロイド作品を歌っていました。
やー、それがいつの間にか動画サイトを突き抜けて、
一般デビューしてしまう訳ですから、ミクミクパワーの勢いの凄まじさを見せ付けられた感じが致します。ろむろむはミクミク関係には疎いほうなんで、ぶっちゃけジャケ買いしたクチなんですが、
このCDはかなりの当たりでしたね。1890円でここまで楽しませてくれるなんて、素晴らしいコストパフォーマンスですよ(何。動画サイトでも人気となっていた曲を集めたCDだけあって、
インパクトの強いグッと惹きつけられるような作品も色々入っています。反面、アルバムとしての統一感があまり感じられなかったような気がします。まあ“バルシェが歌ってみた”というテーマで作っているなら、それも仕方ないかもですね。
1. 右肩の蝶
バルシェさんといえば“右肩の蝶”というぐらいの知名度を博す、ファンにとっては王道中の王道な曲です。 躍動的なリズムに合わせて、ドラマチックに盛り上がる曲調が実にカッコよく、バルシェさんの色気を含ませた少年声が実に上手く組み合わさって、刺激的な仕上がりになっています。
2. 「crash!」
3. Symmetric terget
バルシェさんが男声と女声を歌い分け、まるで男女がデュエットをしているかのような作品となっています。とても一人の人間が歌っているとは思えない、見事な別人っぷりです。近未来チックな打ち込み曲もクールで良いです。関係ないですが、一人二役でデュエット風というと、昔声優の緒方恵美さんが歌っていたシュールな曲を思い出します(何。
4. 二息歩行
初聞きで、超ガツンと来ました。伸びやかな歌声と、投げやりかつ意味ありげな歌詞、ハッタリ感満載の楽曲と、(私的に)美味しい要素盛りだくさんで、気づけばヘビーローテーションしてました。最初から最後まで突っ走る感じが爽快なのです。
5. THUNDERBIRD
6. ぼくらの16bit戦争
メロがちょっと異様過ぎる気が・・・。
7. soundless voice
バルシェさんの落とすような歌い方が印象的なバラード曲です。コーラスを多重に絡めたサビがポイントかと思います。
8. トウキョウト・ロック・シティ
軽快ながらも、情緒的な雰囲気のある曲です。
9. ありがとう、君へ