ALI project TOUR 2008 『禁書発禁』<ライブレポートin大阪なんばHatch>
という訳で、遂にやって参りました!!アリプロジェクトライブのお時間です!!この大阪の地でアリカ様がどのような伝説を作られてゆくのかをこの目に余すところ無く刻み込むため仕事を超早めに切り上げて光の速さで馳せ参じました。しかし、私が着いた頃には既に、なんばHatchのだだっぴろい門前に、ずらああああっと蟻の行列のようなものが出来上がっておりました。よくわからないけど、とりあえずその最後尾に並びつつ、周囲を観察。。
フリルワンピースや、ケープ付きドレス、セパレートなゴシック長袖シャツ、厚底ベルトシューズ・・・etc。黒やら白やらピンクやら、凄く気合の入ったゴスロリ服に身を包んだ女の子達がキャッキャしていて、可愛いなあ〜と和んでみたり。私は無理やり今日のライブに誘った友人に『めっちゃ普通やん!?何それ、何その服!!』と、後で死ぬほど責め立てられてましたが。。両手にゴシックな銀指輪をたくさんはめて、ややゴスなスカートをはいて、できるだけソレっぽくしたつもりでしが・・・甘かったようです。つーかコレ、周りが凄すぎるんでは!?
まあ、とにかくこの待ち時間で、アリカ信者としてのテンションがじわじわと上がっていくのでありますね〜。私のすぐ後ろには学校帰りっぽい女子高生2人組が制服のまま並んでましたが『もうすぐギアス終わっちゃうね〜』とかシミジミ語ったりしてて、ちょっと微笑ましかったです。
さて、私のチケットは結構番号が若くて、思ってたよりも早く会場入りが出来ました。そして気付けば、1階の5列目真ん中やや左というなかなかの良立ち見ポイントを陣取ってました。ここここからは、5〜6M先にアリカ様のご尊顔を拝めるのでございますハアハア。周囲はすべて女の子でホッとしました(何となく。男の観客は割りと少なかったんですけど、少ないながらも激ヲタみたいな人たちが混じってたので・・・。ついでにここって2階席があるんですけど、何気に2階席もいいんじゃね?って感じでした。余裕を持って観たい人にはおススメか
もですね。
で、今回のライブの総括としては、アリカ様のサービス精神の旺盛さにばんばんざーい!!って感じでしたね。そんなに昔のアリプロを知らないという人や、最近のアニメを観てファンになった・・・というようなライトなファン層が楽しめるような曲構成になっておりました。ライトなファンは、アニメ主題歌などは良く知ってても、アルバムにはなかなか手を出さないものだと思いますし、そういうアリプロ初心者の人たちの為に、アリプロは敷居を下げてライブをやってくれてるんだなぁ〜と、その心遣いに非常に感嘆しました。あとは禁書発禁をしっかり聴いて予習をしとけば、もはや完璧にライブへゾッコンのめり込めるってもんです。ノリのいい曲だと小さく身体が動いたりしましたけど、基本は食い入るように見つめて仁王立ちでした。横の女の子は神様にお祈りするみたいに両手を固く握り締めてたり・・・煌いた目で熱視線を贈る子がたくさんいましたね〜。
そして、あああ、やっぱりアリカ様のトークの面白さは異常。。静かに語る系のトークなんですけど、毒吐いたり、時事ネタに突っ込んだり、曲を真面目に語ったり、語らなかったり。3回に1回は笑いのツボを押されるというか・・・アリカ様のそういう所も素敵ですううう。
にこにこ顔が印象的だった片倉さん、狂ったようにバイオリンを弾きまくる奏者の方(2名)、色気爆発ドラァグクイーンのお姉さま(オリーブさん&インガさん)、そして我らのアリカ様。この6名で今回のライブは進んでゆきます。白いスモークの向こうからゆらりと現れたアリカ様の姿に会場が黄色い歓声で埋め尽くされ、そして会場は夢の彼方へと・・・。
1、わが蟖たし悪の華
最初と最後に、ファンがよく親しんでそうな曲をガツーンともってくる所が、アリカ様の思いやり溢れるところだと思います。という訳で、おなじみコードギアスR2のED主題歌。ダイナミックに畳み掛けてくるような前奏が流れ出した瞬間、会場のテンションは一気に急上昇でございます!曲が終わると間髪入れずに亡國〜が流れ出してきて、この瞬間、アリカ様は間違いなく私達を殺しにかかってきてる・・・と確信いたしました。
2、亡國覚醒カタルシス
か、格好良すぎる・・・。アリカ様の美しく圧倒的な歌声が、息つく間もなく私達を押し潰してゆきます。。いつだったか、軍服姿でこの曲を歌ってくれたこともありましたね〜。今回の服装は爆ゴージャスなドレスでしたが、歌と相まってアリカ様のカリスマパワーが3かける3の3乗ぐらいグレードアップしていたような気がします。
3、黙示録前戯
4、眠れる豹
5、血の断章
6、アラ皮
7、北京LOVERS
8、月夜のピエレット(インスト)
9、暗黒サイケデリック
この曲、やっぱり好きですわああああ。楽曲のノリも面白いですす、何よりアリカ様がいたずらっぽく語りかけてくるような歌詞がたまりせん。つーか、この歌詞はアリカ様に云われないとと説得力がないですよね。“嫌われて疎まれてそれで世界が終わるわけじゃなし”とか、ここまでキッパリ云ってもらえるとスッキリしますわ。
10、ヘテロ失楽園
究極のエコとは何か?アリカ様のぶっ飛んだ回答が直後のMCで明らかに・・・。
11、神風
ここから“大和(ヤマト)ソング”2連発!!やっぱり神風がギアスR2のED候補だったんでしょうかね?愛する人、愛する国を守るためいざ進まん!!と、“日出ずる処 目覚めし者ら”=“日本人”の心を高らかに鼓舞してくれる作品ですね。特攻隊をイメージして歌詞を作った訳ではないそうですが<大切なものを守る為に戦う>という意思を謳った曲なので、何処かしら繋がる部分もあるのかもですね。ルルーシュのEDでも全く違和感の無い、非常に凛々しく格好良い楽曲だと思います。
12、勇侠青春謳
13、薨
14、聖少女領域
ご存知、ローゼンメイデントロイメントOP主題歌。夢見がちな言葉を次から次へと並べながら“白馬の王子様なんて信じてる訳じゃない”と最後に切り捨てるようなオチを付ける歌詞が好きです。優雅で力強いバイオリンの演奏が際立つ曲です。ローゼン麻生閣下のネタを直前のMCで振りつつ『では、麻生閣下の顔は思い浮かべないようにして聴いてください』みたいなことを言い放つお茶目なアリカ様・・・流石です。。
15、雪華懺悔心中
<アンコール>
16、禁書
17、跪いて足をお嘗め
“禁書発禁”のジャケット写真と同じ、エセ秘書姿に変身したアリカ様がご登場おおおおおお!!!!ドラァグクイーンの方々も同じ秘書コスで現れたと思ったら、その真ん中でビュンビュン鞭をふるいつつ“ひぃぃざまずううぅぅいて足ををお嘗めよぉぉ聖なる足ぃぃぃい”ですよ!!何なんですかコレ!!ビバ★カオス異空間!!いやー、しかし(よく見ると結構いかつい)ドラァグの方に挟まれると、アリカ様の可憐さが際立ちますね。遠近法っつーか、目の錯覚(?)かもしれませんが、アリカ様ってこんなに華奢だったんだ・・・と、改めて感慨深く思いました。
18、未來のイヴ
ラストはアベンジャァです。これは超有名曲ですから、〆には持って来いですね〜!今まで何度かお目にかかりましたけど、この曲は振り付けが可愛いのです。手をロボットみたいに前後させたり、足を小さく屈伸させて、クルクル腕を回したりとか、お人形さんみたいで素敵です。ドラァグのお二方も、ここぞとばかりに妖艶な視線を飛ばしまくってて見応えがありました。愉悦に任せ楽しく狂ってるような退廃歌詞と、心をかき乱す妖しいサウンド、華やかで甘美な歌声、踊りという表現で魅せる世界。アリカ様によって、私達が引き込まれた非日常的な憧れと夢想の空間は、この曲を持って再び眠りに着くのでありました。
楽しかった!!