後篇開始前には、劇場入り口に生粋のオタが大蛇のようにとぐろを巻いて並んでましたけど、みんな生フィルムをなんとしても手に入れたいという一心だったんでしょうね。そんなに焦らなくても、生フィルムのアタリハズレはすべてまど神様が決めることなんですから・・・。私の生フィルムなんて、背景なのかなんなのかわかんねえ、ネタにもならない微妙なやつでしたけど・・・ええ何か?
マジでなんだよこれえええええええ!!!
今回の映画はアニメを再編集したうえで、大幅な加筆修正を行っているということで、色々楽しみにしていました。
ストーリー自体が大きく変わることはないので、まどマギの登場人物が大好きな人が、さらにキャラ萌えを加速させるためのブースト的映画かもしれませんが、アニメを全然見てなかった友人に見せたところ凄く楽しんでいたので、初見の方にも問題なくお勧めできるアニメ映画だと思います。
ちなみに友人は、Qべえさんがエントロピーの大切なお話をしてる時などは全力で寝てました。確かに眠いシーンも少々ありましたが、超パワーアップした戦闘シーンや、イヌカレ―空間や、魔法少女萌え萌え度など、見るべきポイントは山盛りありますので、是非とも見に行って欲しいなあ〜と思います。大阪では梅田イーマの上と、難波マルイの上の映画館でしか公開してないけどね。。
【前編】〜始まりの物語〜
まず劇場版用の新規OP映像がすごく良かったです。
まどか幼少時からの愛と成長の記録の図はもとより、なんといってもここはまどほむシーンがたまりません!!まどかとほむらが仔猫のように頬っぺたをスリスリするシーンで、私の中の百合ゲージが早々にMAX突破しました。“今がワイの人生で一番幸福な瞬間じゃあああ〜”って感じで、ものすごく幸せそうな顔してるほむらさんの顔を見ましたか!?!しかも、まどかのほうから積極的にスリスリしてるし・・・あざとい、実にあざといGJ!!
前半は2時間10分の公開時間で、さやかちゃんがダークサイドに堕ち切った所までを見ることができます。
最後のほう、私恥ずかしながらものすごくお手洗いに行きたくなりまして、さやかちゃんの髪の色や服の色や涙を見るだけで、もうたまらないぐらいの苦痛が(爆。ということで、さやかちゃん魔女化前後の記憶が私の中から完全に消えてるんですが、それは差し置いても、さやかの苦悩やまどかの哀しみ、そしてほむらちゃんのやるせなさなどが、余すところなく伝わってくる神編集な前篇だったと思います。
まあ、私としてはマミさんの可憐でゴージャスな姿を大画面で見られただけでDAI☆MAN☆ZOKUなんですけどねええ!!変身シーンも加筆修正されてましたし、戦闘シーンの迫力も(映画館のおかげか?)120%増しの勢いで、マミさんのカッコカワイイ感じが大爆発しておりました。可憐で優しい先輩であり、頑張り屋だけど弱いところもあるというマミさんの魅力に、もうゾッコン釘づけです。まどかが“マミさんはもう一人じゃないです”と言って、マミさんが涙を流して喜ぶシーンとか改めて見るとかなり胸がつまりました。
マミさんに“呑み込みが悪いわね〜”とか“話し合いは今日で最後〜”とかキツイ言葉で牽制された瞬間、ポーカーフェイスを貫いていたほむほむが、グッと何かを堪えて怯むようなそぶりを見せるの仕草なんかが、アニメより更に細かくなってたような気がしました。まあ絵が綺麗になっただけで、気のせいかもしれませんけど、ほむほむも一番最初はマミさんの素敵な姿に純粋に憧れてたんだよな・・・と、思うと切なくなりましたね。。
更にあの“マミさんのテーマ”としてもおなじみのあのBGM(Solti ola i〜♪)が、なんと今回日本語歌詞で歌われていたんですよおおおおお!!!これはマミファンへのご褒美ですよね!この曲が流れたとき、凄い勢いでテンションが上がりました。10月後半に発売されるEDテーマのCDに同時収録されるみたいなので、こちらも要チェックですね〜。
最期のシーンまでマミさんは輝いていました。ええ、間違いなく。
あと、何かとさやかとぶつかっていた杏子が、さやかを朽ちた教会に連れ出して、魔法少女の在り方を説き、逆に杏子に論破されるというシーンがありましたが、その教会シーンも背景や建物の描写が一新されていて、まるで杏子の心象風景を表しているかのように、なんかすごい感じになってました。まあここから、杏子はSAYAKAをほっとけないよ〜状態に百合度ランクアップする訳ですけど(意味不明)!!
その後、さやかは予定通り大暴走し、絶望度を大幅にアップしてくれるED主題歌“Magia”がフルで流れて前半が〆られます。
【後編】〜永遠の物語〜
後半は1時間40分程の公開時間で、杏子最後の戦い〜まど神降臨編までがしっっかりと描かれております。
後半早々に、全杏さやファン正座待機の“杏子&魔女さやかの爆発百合心中”を堪能できるのがたまりませんわ!!
杏子が、ほむらに別れを告げて、祈りの態勢に入るシーン前後の加筆修正っぷりが半端なかったですね。もちろん映画ではカットされてますが、私の脳内では、DVD版特別エンディング曲の『and I'm home』が盛大に流れてました。最後までさやかが救済されることをあきらめず、ひたむきに戦った杏子の姿も、まどか最後の決断に大きな影響を及ぼしたんじゃないのかなあ〜とか思いました。
杏子心中後に、ほむらがQさんと対話するシーンがありましたが、その舞台はほむホームではなく、無数のお墓が立ち並ぶ場所(新規カット)に変更されていました。あの無数の墓は、今まで儚く散って行った魔法少女たちを暗示しているのかもしれんなあ〜と思いました。Qさん喋りまくりのためか、友人はこのシーンでも眠ってましたが・・・(爆。
メガネの内気ほむらちゃんが、まどかにゾッコンになっていく過去のループシーンも、相変わらず超美味しかったですね。弱気ほむと、凛々しいまどかさんのペアは・・・やっぱり萌えるぬあー!!
ってなことで、まどかは最終的に神様になり、宇宙に固定される概念となってしまうわけですけど、それはやっぱりハッピーエンドとはなんか違いますよね??ほむらのセリフに“そんなの死ぬよりヒドイ・・・”ってのがありましたが、私もそう思います。ほむらちゃんが死んだ後も、まどかは神として頑張り続つづけるのか?とか、ほむらちゃんと再会して幸せに暮らす日々なんて来るんだろうか?とか、まどかは血を吐きながら走り続けるマラソンを永遠に続ける羽目になったじゃないのか?とか、色々もやもやと考えてしまいました。
まあその辺は、正統続編である、次回の完全新作劇場版がきっちり解決してくれるんじゃないかと期待しております。それにしても予告編は、すごいテンションあがりましたね〜。なんかもう、滾りました!ほむまど大爆裂を予感させる感じでしたからね・・・。
ってかね、まどか☆マギカのまどかとほむらを見て『いやー、友情っていいよね』とか、そんな感想って出るの?明らかに友情超えてるだろコイツら百合百合ワッショイってゆーのが普通じゃないの??しかし親友レベルの友情でほむほむはここまで頑張れないだろ。やっぱ百合だとおも・・・(以下略)。
若干の世間との乖離を感じつつ、さらに次回作に期待を寄せつつ、今回の感想を終えたいと思います。ヒャハー!!
☆今まで書いてきた“まどか☆マギカ”に関する記事一覧