2012年07月28日

白衣性恋愛症候群RE:Therapy(リセラピー)が凄すぎる件〜堺さゆりルート〜

いやー、やっぱり何度やってもはつみさんは萌えるなああ〜。

改めてプレイすると、はつみさんって、あんまりラヴ度が進んでいない序盤〜中盤でも、無防備なかおりんを自室に引きずり込んだり、何かと理由をつけて食事に誘ったり、ミステリアスな会話をして気を引いたりと、結構なお誘いパワーを発動してるよね。ってゆーか、かおりんのちょっとした言動に過剰反応して、いちいちモジモジしたり赤面したりって、どんだけ少女なのかっつー・・・キャワアァ。

あ、そうそう、どうやらこの白衣性恋愛症候群の世界は、同性愛がごく当たり前の恋愛として受け入れられているという夢のような世界らしく、はつみさんは有能な“女性”研究者と無理やりお見合いじみたことまでさせられたことがあるそうな(しかも患者のじーさんのお勧め)。

そうかー、同性という事実は、この世界では何のハードルでもないことなんだね。だからかおりんが誰かとラブラブになっても、周りの人たちは全然普通に受け入れてたんだな〜。

・・・・・って、やっぱちこの世界マジ極まってんなああああ最高すなあああ!!

かおりんみたいな“同性なら誰彼かまわずいただきます”な百合モンスターが平ッ然と看護師やれんのも道理ですわ〜(落ち着け。あれ?でもそういう価値観の世界だとすると、高校時代からかおりんが好きだったけど告白もできずに逃げ回ってたなぎさ先輩って、まどマギのさやかちゃんレベルの普通のへたれさんなんでは・・・・?

それはともかく、今回はヒロインの一人、堺さゆりさんについて語ってみましょうかね。

さゆりちゃんは、可愛い外見とは裏腹に、初見からかおりんにキツイ態度で接して来ます。

かおりんがどんくさければどんくさいほど、さゆりんのイライラ度はMAXに近づいていきます(まあ、当たり前だが。ってか、かおりんの初期のどんくささは私も引くレベル。こんな看護師がもし私の担当だったら転院したい級)。

しかし、さゆりんはまっったく容赦がないのが凄いところ。

『嫌いな人に視界をチョロチョロされたくない』『レベルが低い』『使えない』『ムシが好かない』『本当におめでたい人ですね』『そんなことも知らずによく看護師なんて以下略』

などとゆーような辛辣なお言葉の数々に、

・・んだとこのアマあああああああもっぺん言ってみろやああああああ!!

と、正直プレイ中に何度も液晶を殴りそうになりました。

しかし、そういった主人公を敵視した厳しい言動の数々は、さゆりんの内面に広がる孤独や弱さを隠すための必死の虚勢だったのです。何故彼女がそうならざるを得なかったのかというお話は徐々に明らかにされていくのですが、そうした事情を理解した後に、改めてさゆりんルートをプレイしてみると、

・・・・・んだとこのアマあああああああもっぺん言ってみろやああああああ!!マジでシバキてええええ!!!

と、なりました。

はい・・すいません。何回やっても罵倒シーンはSUGEEEEE腹立つもんだなあって・・・。

まあつまり、さゆりんの罵詈雑言の数々は、 “こんな無茶苦茶なことを言っても自分を見捨てないで傍にいてくれる人”を探すための“踏み絵”的なものだった訳ですよ。時計投げたり、噛みついたり、目の前で手紙破いたり(これ結構キツかった)も、これすべて踏み絵!!

しかし、さゆりルートの天然ドMかおりんなら、そんな踏み絵なんてへのかっぱさんです。

更に何があっても絶対見捨てない宣言+献身的に丸ごと愛してくれるというオプションまで付けてくれちゃったりして。あんだけボロクソ言われても、本当のさゆりちゃんは繊細で優しい子だもんね。とか言って全部納得して受け入れてしまうようなドM優しいかおりんに、根は純情素直な少女であるさゆりんが落ちないわけがありません。

ということで、なんだかんだでかおりんに落とされた後のさゆりんの素直可愛さは異常ということでよろしくお願いいたします。さゆりんルートに入った途端、まるで憑き物が落ちたようにあらゆるツンが消え去り、猛烈なデレ&かおりん専用の天使モードに突入するのであります。まさに、さ百合ん極まってキマシタワ!!状態です(何。

『私は、かおりさん以外は正直どうだっていいんです』とか『かおりさんって呼ぶために1週間もイメトレしたのに』とか『頑張れば、さゆりさんに褒めてもらえると思ったのに』とか『かおりさんの涙を堪える顔ってばもうほんっと最ッ高ーにかわゆいんすよハアハアつーかその萌え顔は一生私だけのものなんですからムッハー!!(*意訳)』

とか、かおりんルート突入後のセリフはいちいち素晴らしく直球で神がかってます。さゆりんアフターは、これ以外にも、名言のオンパレードなので、ぜひ確かめて見られたしです。



ってか、出会ったころに『あなたの泣き顔なんか見ても、私は何も感じません』みたいなことを冷たく言い放ってたくせに、内心では『かおりさん・・・可愛いハアハア』とかたぎりまくってたってことですか??なんかこいつ凄くね?

ただ、終盤でなぎさ先輩やあみちゃんにちょっと浮気するだけで、病状が悪化してBAD突入とか・・・さゆりんいったい何に取り憑かれてんの?って感じで、少々展開についていけない所もままありましたけど、さゆりん力の高まっている状態ではあんまり気にもなりませんなあ。

ということで、序盤〜中盤のさゆりんの精神攻撃を突破しなければ、なかなか桃源郷にたどりつけないさゆりんルートですが、終わってみれば百合的な見どころは満載のルートでしたな。ろむろむの大大大好物である“百合心中”エンドもありますし、ぜひともチェックしていただきたい所存であります。

<『白衣性恋愛症候群RE:Therapy(リセラピー)』各ルート妄想感想>
白衣性恋愛症候群RE:Therapy(リセラピー)が凄すぎる件〜はつみさんルート〜
白衣性恋愛症候群RE:Therapy(リセラピー)が凄すぎる件〜なぎさ先輩ルート〜




工画堂スタジオ『白衣性恋愛症候群RE:Therapy (リセラピー)』

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