作詞・作曲:奥井亜紀
歌:奥井亜紀
アニメ“魔方陣グルグル”ED主題歌。
ちなみに、ED主題歌として流れていたのは2番目の歌詞です。
問答無用の超名曲アニソン。どちらかというと大人な感じの雰囲気を持つ曲ですが、何故か子供の心に強く響いたそんな作品だと思います。ニケとククリの旅をイメージさせる曲でありますし、アニメが終わっちゃう時のちょっとした寂しさなんかも、ないまぜになったりして、大人になってからも忘れられないアニソンになったのかもしれません。
魔方陣グルグルの人気は子供の間で凄まじいものがありましたから、アニメの打ち切り展開に軽く死んだ子供達も一人二人ではないでしょう。漫画もなんとか綺麗に完結して、記憶も少々遠のきましたが、それでもこの曲だけは忘れられなかったですね。
奥井さんの透き通る、伸びやかな声を聴いた瞬間、もうこの奥井マジックワールド(?)の中にググイと引き摺り込まれて行ってしまうのです。優しいリズムで進む曲も、聴いていて気持ちが良いです。
子供の頃に見えていたもの、大切にしていたものが見えなくなってしまうことが、大人になってしまうことということに気づいてしまう恐怖と後悔を歌った1番と、自分のことばっかりで他人を傷つけていた(ある意味で子供の)自分が、色んな苦しみや後悔を乗り越えて、“君”と一緒に前に進んでいくことを選べた喜びを歌った2番。
どちらの歌詞も、ドサクサで一緒に旅をすることになったニケとククリが、ちょっとした喧嘩や衝突を繰り返しつつ、少しずつ大人になってどんどん仲良くなっていく過程ともピッタリ合っていたんだなああああ〜と今更思ったりしました。
“どうにもならない今日だけど 平坦な道じゃ きっとつまらない きみと生きていく明日だから 這い上がるくらいで ちょうどいい”
ラストの詞がまた、たまりません。“這い上がるくらいでちょうどいい”とか、どんな風に吹かれても、このガッツ一本で乗り越えていくという気迫すら感じられます!!
さて、今、記事を書きながら、グルグルの漫画を必死で思い出していた訳ですが、キタキタ親父が脇でオニギリを握っているコマばっかりが頭を巡っててすごくヤバイです(死。ダンボールをひっくり返して改めて読んでみるっきゃないですな。。