2010年06月27日

わたくしのゾンビへの愛について(誰得情報)、他

難波の敷島シネポップで“サバイバル・オブ・ザ・デッド”を鑑賞してきました。一人で。だって誰も行ってくれないんだもん!!

いやー、この全体を漂う陰鬱な感じが大変よろしかったです。良く言われることですが、ロメロ監督のゾンビ映画は、世界の終末においても変わらない人間の愚かしさを描きまくるという点で、数多のゾンビ映画とは一線を画してますね。最後の最後で、人間同士の絆は、もしかしたら何らかの希望を生むのかもしれない・・・と微妙に匂わせるところも好感が持てます。

ダイアリー・オブ・ザ・デッドで、大学生から武器を巻き上げてた追いはぎ兵隊が主人公ということで、あの作品との関連もチラホラあったりして興味深かったです。

うめきながらフラフラ歩いてくる大量のゾンビに囲まれるのは、やっぱりゾクゾクもんですなあ〜。にごった目でムシャムシャバリバリと人間を食べまくるスプラッタ描写もなかなかのものでした。もうちょっとエグくても良かったかもしれない。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド→ゾンビ→デイ・オブ・ザ・デッド→ダイアリー・オブ・ザ・デッド→サバイバル・オブ・ザ・デッド→ランド・オブ・ザ・デッドって感じの時系列になるんですかね?この世界同士が繋がってるのかは謎ですけど。ロメロ&ゾンビハアハアな方はとりあえず見るべき(何。

とりあえず、次はゾンビランドを映画館で見ようと心に決めています。

さて、その映画の帰りに、中古ゲーム屋で、爆安売りされていた“ダンテズ・インフェルノ”という、デビルメイクライ風のゲームを購入し、2日でクリアしました。

クレオパトラの巨パイの先端からおぞましい化け物が飛び出したり、セクシー悪魔の股間から昆虫のようなデカイ足がブオオオオと飛び出したり、道端では串刺し人間が此の世の終わりのような声で呻いていたりする・・・シュールな地獄アクションゲーム(ややエログロ)でした。

7つの大罪とか、十字軍とか、ダンテの“神曲”とかを知っていたら、もっと深く楽しめたのかもしれません。とりあえず、クソ仕掛けをとくアクションが一々面倒くさすぎて大変なフラストレーションが・・・。綱渡りとか、何回やらしたら気が済むのか。敵をぎったんぎったんにするのは結構楽しかったです。

ゾンビということで、思い出したんですが、花沢健吾先生の『アイアムアヒーロー』という漫画が、非常に面白くておススメなサバイバルホラー漫画なのです。ある日突然、知性を失って化け物のようになった人間が、普通の人間を暴力的に殺しまくり、噛まれた者も、一定時間を経ると同じような化け物になってしまうという、割りとゾンビに近い設定の世界の中で、なりふり構わず何とかして生き残ろうとする主人公の行動を、ドキドキしながら読むことができるのです。化け物も、サイレンの村人みたいに、人間だった頃の言葉を訳もわからず喋っていたりして、それが逆に、元人間だったことを思い出させてゾワーッとさせてくれます。現在3巻まで出てますが、続きが超気になりますね。




対して、佐藤大輔×佐藤ショウジ先生の『学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 』というゾンビ漫画は、ゾンビの描写は良いんですが、学生が重火器を不法に所持しているsatの家から銃や弾をモリモリ拝借し、右翼の父親の家から水陸両用車をゲットして、迫り来るゾンビを日本刀などでぶった切りつつ、逃げまくるという、いかにもヲタパワー炸裂な設定にちょっと付いていけない部分も・・・。1巻は、まだ学校にある身近な物を利用してゾンビと対抗していたんですけどね。。最近1巻から読み直してみて、ヒロインの宮本麗の電波女っぷりに脳の血管がちょっと揺れました。早めに死んで欲しいところですが、死なないだろうなあ〜。それより連載中断が長すぎて、だいぶ忘れてました。アニメではちゃんとした結末を見せてくれるんでしょうか?ラストは夕焼けの中、残り少ない燃料のヘリコプターであてもなく飛んでいく・・・だったりして(何。




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