ということで、なんかひときわ異彩を放つ漫画が目に飛び込んできたのでソッコー買いしてみました。だって・・・『史上初のアニソンコミック!』って書いてあるんですもん!!い・・・いい意味わかんねえええ!!!
さて、気になる内容は!?
・・・。
・・・?
・・???
こ、これは確かに“史上初”だけあって、なんと言ってよいのか凄く悩みますね。。しかし、アニメソングの世界に対する斬新なアプローチというか、挑戦魂(?)のようなものを感じました。
色々な漫画家さんが、アニメソングの歌詞や世界観などをベースにした短編漫画を書いていく・・・というのがコンセプトのようですね。アニメソングがテーマのアンソロジー漫画集という感じでしょう。
漫画家さんの名前は全く知らない人ばかりでしたが、同人等で活躍されているのか、それなりに面白く読めました。テーマがアニメソングである以上、お話のネタが被ってきそうだな〜と最初は不安に思いましたけど、ところがどっこい、そこは各々の漫画家さんの渾身のアイデアでちゃんとクリアしていました。うーむ。いや、アニメソングってこんな風に料理することができるんですね。正直、感心しました。
『りゅうせいにーまぁたあぁーがって あなたにきゅうこうかああぁぁあー』な超時空シンデレラな曲から、
『あーなたはいーまどこでなーにをしていますかー』なサトシオンな同人曲、更には
『せっかあぁぁいで いちぃばん おっひーめーさーまー』なミクミクの曲まで、
全19曲のヲタ曲を、19人の漫画家さんがそれぞれの切り口で、物語にしていく訳です。漫画は、ほとんど全てに女の子(や女の子に見える何か)が出てくるのですが、もちろん私の脳内百合センサーにバッチリひっかかる作品もございました。
全体的に微百合〜友情百合ラインが多めです。同級生に憧れる内気な少女が“けいおん”の音楽をきっかけに、好きな人との距離を縮める・・・という、楠見らんまさんの『ふたりの距離』や、好きな人への気持ちを、riyaさんの曲を上手く使って伝えようとする凪妖女さんの『あなたがいるわたしの世界』などは、特にマジ百合作品だったと思います。
なぜこんなに百合が多いのかと思ってたのですが、どうやら最近発売された“COMICリリィ”という百合アンソロ本の姉妹本(?)のようですね。
アニソン的にも(百合的にも)第二段・三段があるなら期待したいです!