2009年05月30日

『Fine colorday/おやすみなさい明日はおはよう』<林原めぐみ>

『Fine colorday/おやすみなさい明日はおはよう』(1998/2/4)キングレコード

作詞:MEGUMI 作曲:佐藤英敏
歌:林原めぐみ

アニメ『万能文化猫娘』OP主題歌・ED主題歌。

アニメ作品自体は本当につまらないギャグアニメだったなあ〜・・・という記憶しかないですけど、当時林原さんをと崇めていた私は勿論全話見てました。ハツラツとした明るさを前面に出したFine〜もいいですが、全体的にやや切ない雰囲気を匂わせるおやすみなさい〜の方が個人的には好きですね。

“無駄と思うこといっぱい してる人は輝いてる 自信はクリアした後からついてくる”

嗚呼・・・やはり、林原さんの励ましソングは詞が熱くて素晴らしいですね。上記の歌詞なんか、めぐさんが日本全国のヲタクに語りかけてるような気がしてきます(錯覚。なんかもう、聞いてるだけでホッとするのです。上手くいかないとき、気が乗らないときもあるけれど、変に焦る前に深呼吸でもして落ち着いてみよう。歌詞をゆっくり眺めていると、めぐさん流の力の抜き方が伝授されているようにも思えます。

“日のあたる場所 私よく知ってる あなたには少しだけ 教えてあげるね”

ここら辺の歌詞は、科学者によって作られた天真爛漫な猫脳アンドロイド少女・ヌクヌクならではの“猫”感覚ですね。自分(猫)にしか知りえないような、あったかい秘密の場所。それをちょっと教えてあげるから、元気を出してね。って云って励ましてあげているような感じでしょうか?ヌクヌクというキャラの優しさが感じられる詞だと思います。

『Fine colorday』は、改めて歌詞を読むと、かなりわかりやすい言葉で構成されているような印象を受けました。

“かかと2回ならして軽くステップ”“ばらまいたおはじきの中から”“はじけ飛んだビー玉の中に”などなど、例えなんかも多用されていて簡単に色んなイメージが沸いてくる仕様になっています。

アニメ版の万猫は、わりと低年齢を対象にしていたような節があったので、アニメを見ている子供達の心に届くような歌詞づくりを心がけたのかもしれませんね。それだけに大人になってしまった私が聞くと、そういう歌詞の素直さに、多少もどかしい感じがしたというか、ややキツく感じることがありました。ぬーん、哀しいことです。







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