呼んでいる・・・静留様が私を呼んでいる・・・という訳で、スターシステム採用のオリジナルドラマCDに手を出してみました。会長はどんな平行世界にいても、何もかもが全く変わらないキャラなので、龍の巫女でも安心してその活躍をみられるだろう・・・と、予想してみたり。。今回も勿論、静留会長(&なつき)中心でレビュー致します。
とりあえずこのドラマに出てきた新キャラは、主人公の神楽真夜(マヨ)と天王寺しおんのみで、後はすべて舞−HIMEでおなじみのキャラクターが出てきてくれています。*左がしおんで、右がマヨ(↓)
このドラマは、ノベルジャパンにて連載中の同名小説を元にして、ストーリーが構成されているのですが、主人公が転校してきて巻き起こる最初のドタバタエピソードが完全に省かれています。
なんつーか、小説の第二章から物語がいきなり始まったような唐突感がありますね。“1、真夜のごあいさつ”で、自己紹介とエピローグと小説第一章の説明が約1分で説明されるんですが、予備知識なしにこのCDを聴いても、正直意味不明すぎて、この世界にどっぷりひたることは不可能だと思います。舞HIMEヲタが基本の購買層とはいえ、ドラマCDとしてはちょっと不親切な設計ではないでしょうか?
<基本あらすじ>
異端の能力者(超能力者)が集められた学校・星之宮風華学園。目覚めると、両手に手錠をかけられていた少女・神楽真夜。何故手錠をしているのかは忘れていたが、今日が転校初日ということは覚えていた。とりあえず学園生活を始めることとなった真夜だったが、手錠にかけられた謎が、彼女とその周囲の能力者たちの運命を変えていくことになる・・・。
1. 真夜のごあいさつ〜オープニング主題歌「あなたがそばにいるだけで」
マヨによる自己紹介と、簡単なあらすじ紹介。OP主題歌は、栗林みな実さんが担当。穏やか系の曲ですね。
2. CM〜「おわっ小説1巻の宣伝です!」
マヨとしおんのかけあいによる小説の紹介。明るく能天気なマヨと、生真面目だけど優しいしおんのキャラがよく表れています。
3. 星之宮風華学園転入二日目〜白昼の大決闘〜
『あんた、藤乃の新しいオモチャなんだってぇ?』
おおお!!奈緒NYAAAAANN!!!!相変わらずワルっぽい雰囲気を漂わせております。マヨにいきなり絡みだしたと思った途端、念動力でマヨのパンツをずらそうとする奈緒にゃん!しかし、逆に自分のパンツを脱がされ・・・ってオオオオイ!!猫ちゃんプリントのパンツを見られ『覚えてなさいよおおお』と叫びながらダッシュで逃走。・・・奈緒にゃん、いつからこんなネタキャラに。。
この後、玖我なつきが華麗に登場。・・・って、あれ?なんだろ・・・この違和感。なんか、千葉さんの声が一段階低くなってます。ちょーっとイメージと違うような。。ってか性格も、強がってる割に考えの浅いガキんちょ風に格下げされてるんですけど。なつきって・・・こんなんだっけ?
4. CM〜「舞−HiME&舞−乙HiMEのCDの宣伝で〜す!」
なつきと舞衣、奈緒たちによる舞HIMEソングの宣伝CM(そのまんま。
『えっとぉ・・・舞−HiMEと舞−乙HiME、梶浦由記さんの描く音楽が最高よねえ〜』
奈緒こと、南里侑香さんの口から梶浦さんの名前が出ると、なんでかちょっとニヤニヤしちゃいます(何。
舞衣が『奈緒ちゃんて、何気に歌上手いよね?』とフッてきたり、なつき・舞衣・命が歌ったスペシャル版“乙女はDO MY BEST”を『ふぅん・・・私も歌いたかった』と、ちょっと拗ね気味に云ってみたりと、ミョーに奈緒がプッシュされてるあたり、スタッフに奈緒(or南里)ヲタがいたのではないか?!と思っちゃいました。とりあえずグッジョブ。
そして、トラック4の1:35〜は静留ヲタ必聴。
さあ、目を閉じて、耳を澄ませて聞いてみて下さい・・・。
『・・・うーーっ、ランティ〜ス・・・どす☆』
でえええええ!?!かかかか可愛すぎる。可愛すぎますよ、この会長。なにこのおちゃめさん。マジで死ねる。マジで鼻血。しかしこの4秒間の幸福絶頂の後に、地獄のトラックが待っていようとは、この時のろむろむには知るよしもないのであった・・・。
5. 真夜、しおんにキスをする
がああああああああああああああああああああ!!!!!!!ここにきて静留&なつき派にとって、超致命的な問題発言アアアアアアアアア!!!!ここで武田が出張ってくるなんてえええぇぇぇえええ!!!イヤアアアアアア!!!
なんということでしょう。もしも吉野弘幸氏の脚本だったなら絶対出さなかったと思われる“発言”が、いとも簡単に出てしまいました。まー、私みたいな信者以外なら、何とも思わないことかもしれませんけど。うう、でもこれはショッキング。ってか今更武田かよ。とりあえず、コレ以降のCDドラマを買う意欲が完璧に削がれるほどたぜヒャッホウ。
え?あ、ああ、本編ね。本編・・・。
またまた妖しげになんか企んでそうな凪と、何かを知っていそうな舞衣が登場。思わせぶりな発言を残しているが、その真意は謎のまま。一方、マヨは天王寺しおんと対面。マヨは一目見た瞬間、幼馴染のしおんちゃんだ〜!!とはしゃぐが、しおんはイマイチ思い出せずにいた。すると、マヨはタイトル通りしおんにキッスウをかます・・・。
あ〜・・・・ああああああああああ!!!!だから、よりによってなつきにその言葉を言わせるなってのおおお!!!!もうわかったから。よくわかりましたから。お願いですから、今更になって舞−HIME25話の全否定とかしないで下さいいいい!!これがもし吉野弘幸氏の(略。という事で、このセリフを聴いた瞬間、危うくCDをフリスビーのように投げ飛ばしそうになりなりました。
はい?あ、ああ、本編ね。本編・・・。
武田の登場で乱闘気味になったところに、遥と雪之、そして我らが会長・藤乃静留が颯爽と登場。
『なつき!?なつきやあらへんの!?』
『静留!?』
『久しぶりどすな〜。退学になったんやないかと心配しておりましたんえ』
『よく言う・・・その元凶を作ったのは、お前だろうに』
『そんなイケズな。なつきがおとなしゅう、うちの軍門に下ってくれはったら、あんな目ぇには・・・』
“なつきやあらへんの”の台詞。静留が、本当にすごく嬉しそうな声で呼んでるのが、印象的でした。(こんなドラマCDでも)静留のなつき好き好きオーラは健在なんだ!と思わせてくれる進藤さんの演技に乾杯。対するなつきが、もう静留への敵意剥き出しなのがキツイ。つかもう、好感度ゼロな雰囲気じゃないですかアアア!!
6. CM〜「舞−HiME&舞−乙HiMEのDVDの宣伝どす!」
前半は、あおいと千絵による宣伝。 後半は、舞−乙HIMEのシズルとハルカが登場。ああ〜、やっぱりいいですね〜このノリ。『うちとナツキの活躍、見て欲しいどすな』相変わらず、ナツキ爆推しなシズルお姉さまが眩しいです。そう、そうですよ。やっぱりこれがないと・・・ねえ。
7. 「なつま・よしおん団」の大活躍!!
“暴力団をひとつ壊滅させた”他、28個あるという藤乃静留伝説について語るチエとアオイの会話。
『ところがね〜、そのうちの23個までが可愛い女の子との・・・(サイレン音)・・・なんだなああ〜これが』
『ええ〜、いくらなんでも昼間の学校で・・・(サイレン音)・・・はないでしょう!?!』
・・・あの、めっちゃ気になるんですけど。。
って、ギャアアアアアアアアアアアア!!!また出張ってきやがったこの野郎オオオオオ(略。野郎がいらないことをしてくれやがったせいで、マヨの中で眠っていた何かが目を覚まします。
8. 龍の巫女覚醒す〜ある夏の日の想いで
人が変わったように大暴れするマヨ。その暴走を止めるための突破口を開いたのは地下潜伏中の舞衣だった。舞衣はいつも美味しいところをもってくなあ〜。舞衣とシオンのお陰で、なんとかマヨは暴走状態から戻ることができました。
『さてさて、生徒会長としては、この落とし前 どうさしてもうたらよろしいやろなあ〜?』
『会長、提案があります』
『はい、天王寺さん』
『玖我さんを差し出しますので、どうぞご自由にしてください』
『ほ〜んま、有望な新人さんどすなあ〜』
・・・シオンちゃん、ナイス提案。って、その直後に全員逃げてるんで、静留さんスルーされちゃってるんですけど。えー、8話ではマヨとシオンちゃんの幼少時の百合っぽい思い出が駆け足気味に語られたりしてるんですけど、特に何も感じなかったのでパス。
9. エンディング〜キャストフリートーク
とりあえずここでは進藤さんのキャストトークが全てです。みなさん!!進藤さんは・・・進藤さんは私達の言いたいことを、私達の気持ちを分かってくれてましたわ!!
『やり終わってなんとなく思ったんですけど・・・静留、パートナー失ってない!?って感じが・・・。なんかねー、なつきとシオンとマヨちゃんと3人でグループになっちゃって、なんで静留はそこに入れてもらえないの?って、終わってから寂しい気持ちになりました』
あと、素の南里侑香は萌えます(私信。
10. 「なつま・よしおん団」結成式
エピローグ。
という訳で、CD総括。
静留会長の『う〜ランティスどす』に3000円払う気概のある人におススメしたい一枚。何気に静留会長は良く喋ってる気もします。事前に小説を読んでないと、理解に苦しむ構成になっているということで、ドラマCDとしては、今ひとつの出来です。
噂では、先日発売された3枚目のドラマCDでなつきに向かって全速力で暴走する静留様が見られるらしいですけど、私、そこまでたどり着ける自信が・・・。とりあえず、1枚目のドラマCDは、なつき×静留派の夢を砕く威力が凄すぎるので、覚悟しといたほうがいいです。二人の関係はマイナスから始まってやがるぜヒャッハー(終。