作詞:田辺智沙 作曲:和泉一弥
歌:エンジェル隊
アニメ『ギャラクシーエンジェル』(第三期前半)OP主題歌。
たまには脳天カチ割られるような音楽も・・・ってことで。久しぶりに聴いてみると、ああ、これは一週間に一度以上聴くことができない性質ものだったのだなあ〜と、改めて実感致しました。歌詞カードもピンクのバックに黄色で丸文字歌詞がいっぱい書いていて、なんともいえぬ憎しみが(待。
ノリノリかつ、超安っぽい曲調に加え、どうでもいい言葉を並べて作られた、まったく意味が無い歌詞。
(例)“思い出はトロピカル アロハにほへと あっぱれぱれで メソメソなんて吹き飛ばそう”
・・・うーむ。ここまで徹底されると、逆に潔しと思えます。。
しかし、このギャラクシーエンジェルという作品は、SFやギャグやパロや人情劇や、その他色々なものを詰め込んでごった煮にした、自由奔放なアニメでしたので、その無敵感や解放感を反映させた主題歌と思えば、納得も出来ます。
歌はエンジェル隊が担当ということで、主役5人の声優さん(新谷良子・田村ゆかり・沢城みゆき・山口眞弓・かないみか)が声を合わせて、おそらくわざとでしょうが、若干下手気味に歌ってくれちゃっています。パートの判別はつきませんが、フォルテさん(山口さん)の単発セリフ“らりほ〜”“たのも〜”なんかは、妙に印象的で耳に残りました。
何も難しく考える必要の無い、お気楽電波なアニメソングを所望している方に、おススメしたいCDですね。
2、エンジェルわっしょい
作詞:田辺智沙 作曲:HULK
(第三期前半)ED主題歌。ノリは、上記のOPと大差ないです。歌詞も韻を踏んでたり踏んでなかったり。
(例)“はっぴ〜 ウッキ〜 のーてんき!”“パッション ミッション ハイテンション!”
楽曲のリズムに乗れる言葉を置いていったら、こうなった・・・という感じが致します。さすがにOPよりは抑え気味に作られていると思いますが、全体的な電波度はあんまり変わらないと思います。
ギャラクシーエンジェルは、メディアミックス作品ということもあってか、次から次へとCDを発売してきました。しかしいくらGAが人気作品といえど、4年で50枚以上のCDを出すとかには・・・ちょっと呆れましたね。これがブロッコリー(株)の戦法だったのでしょうか?次から次へ、手を替え品を替え色んなCDを売ろうとするその企画力には感心しますが、こういうやり方は結果として、作品や消費者を疲弊させることになるのではないでしょうか(*テニプリとかも似たような感じですが)?・・・ま、別にいいんですけど。
ギャラクシーエンジェルという物語は、皇国と宇宙の平和を守るエリート軍人という肩書きを持つ能天気な少女5人組の愉快な生活を軸に回ります。自由気ままで破天荒な女の子たちが、色んなネタをやらかしてくれるお気楽なアニメということで、個人的には楽しく観れた作品でした。*ガキんちょ(ペイロー兄弟)の出てこない第二期のほうが良かったような気もします。
百合的見所は特にないですが、16話『ヒゲつきカルビ丼こい口ソース』は、ちょっと美味しかったかもです。ロストテクノロジーの回収中のミスで、ウォルコットとフォルテは性別が反転してしまいます。ノリノリのウォルコットに対し、うろたえまくるフォルテ。間の悪いことに、男の姿になったフォルテに、蘭花が一目惚れしてしまい・・・というお話。
とりあえず、ロストテクノロジー(*その名もTSガス)グッジョブな回。
燃え上がる恋の炎の導くままに、どこまでもフォルテを追いかけ、最後には無理やり挙式まであげてしまう蘭花さんSUGEEE!!!元が同僚で女ということは百も承知なのに、性別が変わった瞬間この迫りっぷりです。案外素質があるんじゃないでしょうか(何。