作詞:栗林みな実 作曲:飯塚昌明
歌: 栗林みな実
アニメ『舞−HIME』OP主題歌。
萌え燃え学園異能バトル物語の幕開けを飾るに相応しいだけの、派手さと華やかさを併せ持つ一曲。栗林さんの真夏の太陽のように明るく、伸びやかな歌声が耳に馴染みまくります。
楽曲もメリハリが効いていて、実に良いですね。ジワリと聴かせる部分(*40〜52秒)と、底から押し上げるように盛り上げていく部分(*サビ/1:04〜28)を並べて、“テンションのアゲサゲ”を演出する所なんかは、特に上手いと思います。
歌詞は、恋する『わたし』のストレートな気持ちをめいいっぱい“力強く”表現してみた・・・という感じですね。ひたすら天真爛漫に恋するハートを語る『わたし』の勢いがよく出ていると思いますが、曲をサラッと聴いていたときには、恋の歌だとは全く思いませんでした。ま、この青春元気ソングっぽさが、この曲の良いところですけどね。
舞−HIMEの最終回はファンの間では賛否両論でしたが、私はエピローグで『shining☆days』が流れたとき『ああ、大団円ハッピーエンドで本当に良かった』と、心から思うことができました。
敵味方に分かれて戦い続けたキャラたちが、色んな壁を乗り越えて、一緒の空間で楽しそうに過ごしているシーンでBGMが『shining☆days』。輝ける日々が、これから始まること、ずっと続いてゆくことをこの曲で暗示しているのであります。
・・・というか、最終話の題名も『shining☆days』でしたよね。。
やはりこの曲は、舞−HIME全26話を支えきるほどの強いテーマ性を持った主題歌だったと云えるでしょう。
アニメ主題歌は、アニメ作品にとって欠かすことのできない重要な作品構成要素であり、作品の世界観を支える柱の一つであるべきだと、私は考えています。『shining☆days』は、その基本を最後まで忠実に貫いた、とても良いアニメソングだったと思います。
参考*舞−HIMEプロデューサーのインタビューより
<主題歌に関しては、ある種の青春学園ソングにしたいというイメージがあったんです。“学園のイメージを想起させる声であり、とても耳障りの良い、ヒロイン声だなぁ”と言う意識から、栗林さんの起用は決めました>
2、『小さな星が降りる時』
アニメ『舞−HIME』挿入歌。
第15話『天駆ける☆女子高生』で、HIME戦隊が出撃(?)する際のBGMに使用されていました。
切なげなメロディーラインに、ショートケーキよりも甘甘な歌詞が乗って乗って乗りまくるこの気持ちよさ。個人的には、shining〜より、小さな星が〜の方に、心惹かれてしまいますねええ〜。
曲開始早々に聴こえてくる栗林さんの狂おしげな声が、甘く切ない世界に私たちを優しく誘い出してくるのです。これはもう、何も考えず素直に導かれるしかないってモンですYO!!
・・・ベタといえば、ベタかもしれませんけど、私は“ロマンチック路線”をこんなにも思いっきり突っ走ってくれる栗林さんがとっても素敵に思えます。
<例え世界が終わるときでも、私はあなたの傍にいてずっと抱きしめているから、怖くないし、寂しくないよ。あなたのすべてに満たされて、私はもう一度生まれ変わることができる・・・>
歌詞を要約するとこんな感じなんですけど、これが栗林さんの手にかかると、まばゆいほどの愛と浪漫を散りばめたキラキラ歌詞になるんですけら、いやもうホントこれは才能ですね。
初期の静留ヲタの間では、全体を流れる切なげな雰囲気と、熱烈な恋愛歌詞っぷりから『静留ソング』としても持て囃された一曲。栗林みな実さん初心者(?)の方にも、おススメできますので『shining☆days』に合わせて是非聴いてみて下さい☆