アニメ『遥かなる時空の中で〜八葉抄〜』OP主題歌&ED主題歌。OPはまぁともかく、このEDですよ!!地味にいい曲発見しちゃった!って感じで、初めて聴いたときは嬉しくなってしまいました。ええ、ろむろむ的には断然『OP<ED』です。
『flowin'〜浮雲〜』
作詞:山口寛雄・加奈弓 作・編曲:山口寛雄
歌:セフル(浅川悠)・ラン(桑島法子)
『flowin'〜浮雲〜』は、浅川悠さんと桑島法子さんのツインボーカルが主軸になっています。
って桑島法子さんんんんん!?!なんかムッチャ久しぶり感があるんですが。気のせいでしょうか?まあ『私らしく(byミスマルユリカ)』以来、キャラソンはあれどCD単発リリース等は少なかったですからね。
それはともかく、桑島さんの余計な力を全て削ぎ落としたような透明感のある声と、浅川さんの気合充分の力強いボーカルは、想像以上に上手く融合しており、この曲を実に味わい深い歌に仕上げていると思います。
『遥か〜』の世界を意識したと思われる、ちょっと和風な曲調(前奏・間奏)もなかなか乙なものです。メロからサビに向かう曲の盛り上げ方も、聴きやすく、耳に馴染みやすい感じで好感が持てますね。
アニメの『遥か〜』において、浅川さんは『セフル』という悪役少年キャラの声、桑島さんは『ラン』という(時と場合により)敵だったり味方だったりする少女キャラの声を当てております。
セフルとランは二人とも若干性格悪い・・・というか、捻くれ者ズ(?)っぽかったです。二人の性格を把握した上で歌詞を読んでみると、この曲はセフルとランのイメージソングではない・・・ように思えました。それよりは、『遥かなる時空の中で』の世界を主人公(元宮あかね)の視点で追っている風に感じました。
どんなに離れていても、想い合う気持ちがあれば、いつかまた必ず巡り合う瞬間が来る。心に閉じ込めてしまった想いがあっても、その本当の気持ちに気付くことが出来たなら、もう一度心を繋ぎ合うことだって出来る。足踏みしていた過去の自分を脱ぎ捨て、一歩前へ進むその輝く瞬間の気持ちが、歌詞に込められているように思いました。
今ひとつ知名度のないアニメソングとは思いますが、『flowin'〜浮雲〜』は超おススメです。
さて、次はOP主題歌『遙か、君のもとへ…』について。
『遙か、君のもとへ…』
作詞:尾崎雪絵 作曲:a-bee
歌:森村天真(関智一)・イノリ(高橋直純)・流山詩紋(宮田幸季)
サイバーな打ち込みに、ノリノリの曲調。三人の声優さんが一曲をローテーションで歌いまわしています。
声優さんたちはキャラクターになりきった声で歌っているようなので、ソロパートは良いんですけど、3人でハモる部分などには、違和感のようなものを感じてしまいました。。各々の声の個性が、お互いをけん制し合っているようで、散漫な印象を与えているというか・・・。。仕方の無いことかもしれませんけどね。
歌詞は、八葉キャラの、主人公へのラブラブ愛ラブパワーが爆発しております。お前ら、どんだけあかねが好きやねん!?って感じで、聴いてるほうが赤面しそうになります。こんなラブパワー×8人に晒されたら、流石のあかねも身がもたないと思います(何。
サビの歌詞なんかはもう、『遥かなる時空の中で』以外何者でもないわかりやすいワードが散りばめられまくっております。もう、この歌詞を読むだけで『遥かなる〜』がどういう作品なのかは一目瞭然だと思いますね。
最初から最後まで結構テンションが高い曲なので、イベントとかで歌うと会場が凄い勢いで盛り上がりそうだなと感じました。
【遥かなる時空の中で・簡単あらすじ】
プレステの恋愛シュミレーションが原作。平安時代風の異界に飛ばされた主人公(♀)が、龍神の巫女になり、巫女を守る8人のイケメンと恋に落ちたり、世救いをする話。KOEI版ふしぎ遊戯。
肝心のアニメですけど、正直全然おもしろくなかったです。。キャラのエピソードが中途半端、話の流れが不自然、迫力の無いバトルシーン、無理のある心理描写。などなど。いやー、駄目でしょ、これは。
ということを、遥かヲタの友人に訴えると『アニメは忘れてゲームやれ。そして劇場版を見れ』とアドバイスされました。何やら劇場版は見事な出来らしく、古参のファンが『やっぱり一期の遥か〜は最高やね』と原点回帰するほどらしいです。ゲームはしないと思いますが、劇場版はそのうち見てみたいですね。