ドラマっつーより、本家公式二次創作・・・と考えたほうが適当かもしれません。。舞乙シリーズ構成、吉野弘幸氏の(人道を大いに踏み外した)悪ノリが大いに楽しめます。もー、ここまでやってもらったら何も云うことないです。
エロ&下品はちょっとやり過ぎの感もありますが、ナツキ&シズルを信奉する方なら買っても全く後悔なしかと思います。ナツキ&ナオ推しの想像力を喚起させてくれるような美味しい作品も御座います。ってな感じで、相変わらずネタばれ全開でよろ!
第一話 シマシマ最強伝説
ガルデローべのある休日。アリカとニナは、怪我をしたエルスに下着を買ってあげるため、ナオに例のバイト繋がりの下着店へ連れて行ってもらう。悪巧みの為に後をつけてきたトモエだったが・・・!?ナオの“いい姉御っぷり(悪)”と、トモエの“三下っぷり(悪)”の対比がお見事です。しかしナオはドSですねええええ。いいですねえええ。言葉責め&羞恥プレイSUGEEEEE!!!
第二話 失われた流れ
アスワド頭領のミドリが幼かった頃を回想するお話。ミドリとヨウコは、やっぱりレイトが好きだったんですね。ミドリとヨウコの水浴びを爽やかに覗くレイトさん・・・。ほのぼの話かと思いきや超深刻ドシリアス話でした。『機械の身体』に対するミドリとヨウコの激しい意見の相違。譲ることのできないそれぞれの想いが、のちに二人が道を違える原因となったのでした。
そしてラストで唐突にナオ直伝の『マット洗い』をミドリに試そうと張り切るアリカ・・・。やめてアリカ!!頭領が目覚めちゃうYO(死!!
第三話 おねえさまへ・・・
『ゆうべは・・その・・素敵・・・でしたわ』
『んふふ・・・かいらしかったわねー、トモエさん。あないに大声出さはって』
いきなり成層圏までブチ抜けるような会話からスタートする愉快なお話。それはもう爽やかな迄に全編エロトークで彩られています。いいのか!?ここだけ深夜ラジオなのか!?!
『なんやこのあたりで、新しい趣向が欲しいとこどすなぁ(変態)』
等等ノーマルな愛の交わし方(苦しい表現)に飽きちゃったとぬかすシズルの為に、トモエが知恵を振り絞ります。
『あんなこととか、そんなこととか、あまつさえそーんなこととか、うそっ、まさかここまでェ・・・みたいなのがええどすなあ』
(↑)この台詞を滅茶苦茶嬉しそうにほざくシズルさんって・・・。CV進藤さんのノリノリ演技に注目!!
ヨウコ先生を脅し、派手で凄い『大人な玩具』を特注させるトモエ。しかし、こんなとこに本編のあの重要なシーンに繋がる伏線が隠れていたとは・・・。まあ、ろむろむが一番ドキッとしたのはシズルの『痛いのはいやどす』って台詞なんですけど。なんか良くないですか(誰に言っとる)??
しかし、シズルさんは(敵を叩きのめす時も)からかう時も、いっぺんの容赦もなさらないんですねえ。つくづく敵に回したくないお人です。これでナツキにだけはベタ甘なのが、シズルのシズルたる所以ですけどNE。
また、裏の三下主役トモエの七色化学変化がじっくり堪能できるの本作の特徴ですので、田中理恵ボイスファンの方にも鬼おススメです☆その後、シズルお姉さまの『カウンセリング』によって覚醒したトモエがとった行動とは・・・、続きは本編でお楽しみ下さい(ほとんどバラしてますが)。
第四話 乙女の悪戯
アルタイに下ったニナと、やっぱり小悪党のトモエ。またトモエかYO!!セルゲイのお見舞いに、雑誌『乙女の悪戯パート22』を差し入れたトモエ。この乙女の悪戯は、ニナがナオに初めて手伝わされた仕事に関係があるアレな雑誌だった。なんとか取り返そうとするニナだったが・・・。小さい頃からニナはお父様一筋だったことが伺える意外と可愛いエピソードでした。
第五話 大統領の陰謀
ナオ×ナツキ!!ナオ×ナツキ!!ヒッチハイク(というか強制連行)によって、何とかエアリーズに着いたナオとナツキ。あられもない写真をハルカに笑われ憮然とするナツキだったが、その裏ではもっと黒い何かが進行していて・・・。というお話。
ナツキのいるシャワールームに突然ナオが進入。猫なで声を出してナツキに迫ります。
『わあああ、馬鹿やめろ!!そういうのはシズルだけで間に合ってる!!』
ナツキの慌てふためきっぷりにピンと来たナオは、押したり引いたりでますますナツキに攻め入るのですが。。いやもう、悪乗りしてるナオほど楽しそうな人はいませんね。服をシュルシュル言わせながら脱ぎだすナオはエロです。効果音って素敵だな。
『シズルお姉さまがいるなら、それでもいいわ!!でもそうじゃないなら・・・あたし・・・あたしいいい!!!』
(↑)の台詞とかを聞くと、もしかしたらナオもまんざらじゃなかったり〜とか思っちゃったりしません?ナオ×ナツキ派にも勇気をくれる一作です(何。
第六話 アリカより愛をこめて
マイがお母さん以外の何者でもない一作。黒い谷でのアリカたちの修行風景など。
アリカを巡って、ミユとマシロが対立。本編で、オトメとマスターの『痛覚共有』が、あったりなかったりしていた理由もちゃんと説明されていました。アリカが大切すぎてアホになってるミユ。マシロとの好き好き対決の行方は・・・。
第七話 星が奏でる物語
アルタイVSガルデローべ最終決戦前夜の物語。
このCDドラマ中、最も真面目で、最もアニメに準拠していると思います。アリカ・マシロ・ニナ、それぞれの想いが交錯する夜。細やかな心理描写がなされていますねえ。ニナとセルゲイの一夜の顛末も。
第EX話 シズル・ヴィオーラ回顧録
よっしゃあああああ、来たあああああああ!!!シズルさんの一人称でガンガン進む、甘酸っぱいナツキとの思い出。若き日のシズルさんは、太宰ばりに厭世的で、その場の享楽を適当に楽しむ捻くれた学生さんだったのでした。お部屋係志願にやってきたナツキにいきなりキス→平手打ちのシズルさん。
『みんながうちに望むんはそれだけやろ?綺麗で優しいお姉さま。せやからうちは、それに答えとるだけどす』
ひゃー。いいですねえいいですねえ、この全てを鼻先で笑うような、斜に構えた感じ!!逆に新鮮です。ところが、言い合ううちに泣き出して走って逃げてしまったナツキを、シズルはその日からずっと忘れられなくなってしまいます。そんなシズルを見て、イライラが収まらないハルカは、ある一計を案じます。ハルカちゃんの体育会系な思いやりがイイ味出してますね。
一方、拗ねるナツキをなぐさめ、なだめるマイマイ。しかしマイはなんて大人で、思慮深く、友達想いの良い子なんでしょう(嗚呼、舞HIMEの時もこうだったなら・・・)。そして感動のフィナーレ・・・。ナツキの真っ直ぐな口説き文句に当てられ、すっかり恋に落ちてしまったシズルさんなのでした。
エピローグ
ミス・マリアが大変なことに・・・っていうかこれ何!?