2006年11月21日

『ローゼンメイデン・トロイメント』オリジナルドラマCD

『ローゼンメイデン・トロイメント』オリジナルドラマCD
(2006/2/22) メロウヘッド


(ローゼンメイデン超簡単あらすじ)
伝説の人形師ローゼンが完璧な少女『アリス』を目指し、作り上げた生き人形『ローゼンメイデン』。ローゼンメイデンたちの魂の欠片が一つになった時、アリスは誕生するという。父を愛し、アリスを目指すが故に引き起こされる戦い『アリスゲーム』に身を投じながらも、迷い戸惑う薔薇姉妹の辿りつく場所とは!?!

アニメ・ローゼンメイデントロイメントでお馴染みのジュンと薔薇姉妹たちの、とある平和な一日を追ったドラマCDです。ローゼンメイデンはお話はもちろん、人形達のビジュアルが素晴らしく魅力的なので、こういうドラマCDを聞くと、どうしても彼女たちの動いている姿を見たくなってしまいますねえ。贅沢な話ですが。。

では以下、ネタバレ85%でよろしくです!

1、オープニング
『聖少女領域(TV size)』

2、『病』前編
ジュンが風邪を引いて、ローゼンメイデン大騒動な一日。
世話をしてあげたいのに、ジュンにそっけなくされてブチ切れな翠星石。ジュンに乱暴に当り散らします。しかしジュンが眩暈で倒れた瞬間、『しっかりするですぅ!』といつもの如く素早く豹変。雛苺も『ジュンが死んじゃう〜』と泣いたり、笑ったり、何かと世話を焼きたい模様。収拾がつかないので、蒼星石の提案で、交代でジュンの面倒を見ることになるのですが。。。
まあ、とにかく雛苺の必死さと可愛さ、翠星石のツンデレの応酬が見所ですね。でも二人とも声が高いのでちょっとキンキン声が耳に痛かったです。この声に毎日耐えるジュンは大物。

3、『病』後編
名探偵クンクン(*アニメに出てくる人形劇番組の主役ぬいぐるみ犬)が健在かどうかをジュンに確かめる為、華麗に水銀燈登場!!しかし、クンクンが好き過ぎる水銀燈って、『可愛い』というよりなんかちょっと『怖い』ですよね。。めぐが貰い物の『くんくん人形』を捨てようとするのを必死で阻止したり、『ぅ・・わ・・私が・・捨ててきてあげる』と言いつつゲットして狂喜乱舞の水銀燈の姿が拝めます。

水銀燈『でもつまんない感じィ〜人間ってほんとに弱い生き物なのね、みんな病気ばっかり・・・』

ジュンに投げかけた、独り言のような水銀灯の言葉に、水銀灯のめぐを想う気持ちが読み取れます。アニメでも、めぐのことを何かと想いやる描写が多かったので、こういうのはちょっと嬉しいですね。

その後、突然始まる薔薇水晶VS真紅・雛・蒼・翠・金のバトル。弱ったミーディアムのため、力をセーブしつつ戦うローゼンズでしたが、なんとか辛勝。最後に真紅が美味しいところをかっさらってTHE・END。

4、エンディング
『光の螺旋律(TV size)』

〜以下ボーナストラック(番外編ドラマ)〜

5、翠星石、はじめてのお使い
一人で手紙を出しに行く翠。とりあえずダメダメな翠を堪能できます。もちろん、手紙を届けたかった相手は。。

6、くんくん対ラプラスの魔
題名の通り、くんくん×ラプラスの魔。くんくんとラプラスの褒め合い合戦から、謎の告白タイムがスタート。『私は、もっとあなたを知りたい。あなたのすべてを独り占めにしたい衝動にかられています』『んえっ・・何をッ・・』『怖がらないで・・これは儀式です。他人と言う越えがたい障壁を飛び越えた時二人は熱く固い絆で(略』くんくんとラプラスは同じ声優さんが一人二役やっているので、もうノリノリです。

というか、くんくん×ラプラスの何処に需要が!?!こんなんするぐらいなら、翠×蒼の方が絶対もっと聴きたい人いるって(ろむろむとか)!!

最後の落ちですけど、ごめんなさい、こーゆーのろむろむ好きじゃないです。別に男×男ネタは何とも思わないんですけど、男が男と愛を交わしたら、交わされた男はオカマになるって・・・ちょっと時代錯誤なんではないですかね?あれ、こんな違和感ろむろむだけ??

7、薔薇水晶改造計画
薔薇水晶の個性の無さを憂いた白崎が、薔薇水晶改造計画を打ちたて、薔薇水晶に様々な挑戦をさせるお話。語尾に『にゃー』を付けさせることから、委員長・女王様・妹まで愉快なイメージプレイが延々と続きます。ちなみにエンジュお父様は薔薇水晶に『若奥様』を求めていることが判明。変態ですね☆


☆キャラクターたちの出番の多さ⇒翠星石>>その他>>蒼星石
ジュン×翠星石がドラマのテーマとしか思えないほど、(ツンデレ)翠星石が激プッシュされてます。その代わり、蒼星石の出番があまりにも少なすぎるような気がしました。双子の妹なのに影薄うううう。。。

先ほどチラッと触れましたが、ろむろむは翠星石×蒼星石押しです。蒼星石のやや歪んだ姉への複雑な想いと、どんな時も蒼が何よりも大切な翠の姉妹愛がたまりませんな!!トロイメント9話『戒』で、口では拒絶を叫びながらも翠を断ち切ることが出来なかった蒼の気持ちと、漫画の25・6話で、二人の過去を鏡で覗きながらひとり涙を流す翠の気持ちとか、もう切な過ぎて(ろむろむが)危険です。翠⇒ジュンのくだりをスルーする訳ではありませんが、それとは別次元で二人の姉妹愛には素晴らしいものがあると思います。

さて、ラジオドラマとしてですが・・・。
全体的にボリューム不足の感が否めません。話もいたってシンプルですし、ツンデレ翠星石のファンの方なら間違いなく買いだとは思いますが、真紅や蒼星石のファンはちょっと悲しい思いをしてしまうかもしれないです。シリアスとギャグを両立させるならば、もっと一本のお話の焦点を絞った方が良いのになぁと・・・少し勿体無く思いました。

アニメは中盤から転がるようにシリアスになっていったので、アニメを見て、もっとホノボノ分を補給したかったと感じた人には是非オススメしたい一枚です。



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