(2004/11/25)メロウヘッド
歌/清水愛 作詞/畑亜貴 作曲/片倉三起也
清水愛さんって歌も歌ってたんですね。あまり知らないのでちょっと悩んでたのですが、音楽製作・ALI PROJECT(片倉三起也)の表示を見た瞬間、購入を決定。
宝野アリカさんじゃない人が、片倉さんの曲を歌ったらどうなるのかな?という興味に押されました。
ジャケットは清水愛さんが可愛らしく座り込んでいる図。
よーく見ると、蜂とか蟻とかの絵がジャケットの至る所に混じりこんでいて、(清水愛によく似合う)フシギ世界系な雰囲気が、ほどよく醸し出されております。
あ、歌詞カードの中にも何匹か飛んでますね。
背表紙のカードの裏にツノの生えた清水さんの写真が入ってました。チクショウ・・・可愛いじゃねえか。
そして、曲の中身をじっくり堪能。しばらくして、ろむろむから一人ガッツポーズが飛び出しました(何。
いやー。これはまた、かなりの掘り出し物をゲットできたという感じです。
曲の出だしから、清水さんの歌が入るまでは、アリプロな曲調100%全開な感じで、もしかしたらこのまま宝野さんの歌が始まるんじゃないだろうか・・・などと思ってしまったのですが、これは杞憂でした。
清水さんは、清水さん自身の歌い方を大切にし、清水さんなりの解釈で片倉さんの曲を自分のモノにしていました。
すごく前のことですが、椎名林檎さんがともさかりえさんに『少女ロボット』という曲を提供したことがあります。しかし、ともさかさんの歌は椎名さんを意識し過ぎていて、椎名さんの歌を真似た新人さんみたいな感じになってしまっていました。その時『これなら椎名さんに歌って欲しいなあ』と何度も思ったことを覚えています。
もしも、清水さんが宝野さんを意識し過ぎていたなら、きっとろむろむはまた『これなら宝野さんに歌って欲しいなあ』とか云ってしまっていたでしょう。
ですが、清水さんは片倉さんの幻想的な曲の上で、清水さんにしか作れないような無垢で儚げな少女像を見事に体現していたように思います。
更に、この歌詞にも魅了されまくりのろむろむ・・・。
常々思うんですが、この作詞家さん(畑亜貴さん)が表現する『少女性』の幅はどれだけ広いんでしょう。可愛いさ、美しさ、儚さ、脆さ、力強さ、危うさ・・・。畑さんの作詞作品には、子供と大人の境目をゆらめく少女の心情をテーマとしたしたものが多くあります。それらはどれも素晴らしいものばかりで、ろむろむの心をガッチリ捉えて離しません。
たまに理解の範疇を超えた歌詞もありますが、それにも感嘆してしまうほど、ろむろむは畑亜貴さんのファンになってしまっているみたいです。ぬはー。
畑さん作品はこれから多めにレビューしていく可能性大かも。
カップリング『天に降る雨』
編曲は『透明シェルター』で霜月はるかさんと組んでいたrefioさんです。
作曲も同じく『透明シェルター』を作曲されたmyuさんという方です。
透明シェルターを知っている人なら、この夢見るような旋律の雰囲気が何となく伝わるかと思います。ああー、遠い世界に身体が持っていかれ・・・スヤスヤ(安眠)・・・。
・・・で、定価1800円でなんか高いなとレジで思ってたら、なんとDVD付いてました(確かめろよ。
DVD内容→『螺旋のプロローグ』のPV。全身パンツ一枚で体中を真っ白に塗った野郎どもがクネクネ踊る真ん中で、眼球一つ動かさず、人形のように固まって歌う清水愛。三角座りのまま水の中(CG?)を高速移動する清水愛。マネキンの顔の部分に、自身の顔を映写される清水愛。野郎ども乱舞のまま映像終了。
・・・・・・・・・。
ちょっとこのPV作った人出てきてくださーい。。
いや、清水さんはものすごく可愛く撮れてると思いますよ(っていうか清水さんの無表情って可愛い。
じゃなくて、白い男が気持ち悪すぎて仕方がないんですけど!!周りがキモい分、清水さんの可愛さは引き立つかもしれないですけど、いいんですか?これ??
好きで好きで触りたくて手を伸ばすけど、絶対触らずに(触れずに)、崇拝対象の周りをくるくる廻る人たち。周りに何かが蠢いていることに気が付いているけど、アウトオブ眼中。完全シカトの崇拝対象。
・・・こ、これってもしやアイドルオタクとアイドルの関係を表現してるとか?ま、まさか??『清水愛=崇拝対象=アイドル』『清水愛オタ=白ずくめの男=アイドルオタク』の式が成立しているのかしら!?!
いやー、元ハロプロオタとしても身につまされる話ですね(死。
上記全てろむろむの妄想解釈ですけど、正直それが一番しっくりくるような気もします。
ほんと、もうちょっとなんとかならんかったのでしょうかね。このPV。。
*追伸・・・清水さんのインタビューを読んだら、あの白塗り軍団は監督曰く『白い精霊が誘惑してきてる』イメージだそうです。わかんねええええ!!!