2006年10月26日

明日のプリズム<平野綾>

『明日のプリズム』
(2006/9/6)ランティス

歌:平野綾 作詞:こだまさおり 作曲:前澤寛之


なんか箱付きCDでした。初回なのかな?箱の表面に写ってる平野綾さんの表情に吹き出しをつけるなら『にゃはー』って感じでしょうか。

『にゃはー』

・・・・・・・おそらくこの表情に、何かツッコミを入れたくなる衝動を覚えた人は私だけではないハズ・・・。箱の裏面の写真(目を伏せているver)の方がフツーに可愛いと思います。

歌は兎にも角にも元気全開。
この若さ溢れるボーカルに、一番元気だった頃の奥井雅美を少し重ねてしまいました。。平野さんって、一応声優なんですよね?声優とは思えないほどの、堂々とした歌いっぷりに、ろむろむも驚き桃の木です。

特に印象的なのは語尾のアクセントに独特の強弱をつけて歌っていることですね。

(例)あ→『あぁぁ<』 に→『にぃぃ<』

サウンドも歌に負けずガンガン来てます。
ろむろむとしましては、2分17秒らへんの『にょにょにょにょにょにょにょにょ』って音が何故か異様に耳に残ってるんですが(意味不明。3分12秒あたりにももう一度出てきます(3分23秒にも)。盛り上がる寸前の音だからかな?

歌詞はなんかもう眩しすぎて、汚れちまったろむろむには直視も叶わない勢い。毎日が楽しくて仕方なくて、明日が来ることにウキウキして、輝く未来にむかって大ジャンプって感じでしょうか。こういう歌詞を嫌味なく歌えるのは、なかなかにすごいことではないかと思います。

ろむろむの正直な感想としましては、曲全体に満ち溢れる底なしの元気っぷりに押しつぶされて、聞いていて若干の疲れを覚えてしまいました。
まあ、身も心もエネルギッシュな方が聞くと、更に大増量で元気を貰えるかもしれません。そういう意味では、大変よい『リポビタンソング』であると思います(謎。

カップリングは『ヨロコビの歌』
明日のプリズムとはうって変わって、彼女の声をしっかり聞かせてくれるような落ち着いた曲に仕上がっています。落ち着いているだけではなく、曲の節目節目に盛り上がりもあります。あー、ろむろむにはこれぐらいの曲が丁度いいですわ。

今までの過去を全部受け止めて、受け入れよう。無意味だと思って切り捨ててきたもの、見落としてきたものをもう一度拾い上げてみよう。そして、一歩ずつ進もう・・・という感じの歌詞ですね。
「歌を通して、みんなに何かを伝えたい」というニュアンスの歌詞もあるので、平野綾さん自身の気持ちもじんわりと伝わってくるようです。

という訳で、また資料探し・・・。
『ニュータイプ2006年10月号 p200』より『明日のプリズム』発売に関するインタビュー

『今までのシングルはタイアップ曲だったので、若干作品の世界観に寄せた感じで歌っていました。(中略)。でも、今回新たに加わったスタッフも含めた、私の音楽をつくってくださる「チーム綾」全員の中で“平野綾がめざすべき音楽はこれなんじゃないか”という目標が固まって・・・いろんなものがひとつにまとまった感じですね』

声優さんが歌を志すのは、素晴らしいことだと思いますが、ろむろむとしては、あくまでも『声優兼歌手』のスタンスだけは忘れないでいて欲しいなと考えます。そうでないと椎名へき(略。

また、平野さんはアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌がきっかけで、歌い方を変えたらしいです。ろむろむには、ハルヒの面白さが今もよくわからないですが、平野さんにとっては大きな転換点となるアニメだった訳ですね。実際、劇中歌がCD化されたりもしてましたしね。

これからも、どうか道を踏み外さないように頑張っていって欲しいと思います。

『にゃはー』



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