2015年01月21日

この百合マンガがすごい! 〜2014年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜

2014年も、素晴らしい百合漫画に出会うことが出来ました!!

これもすべて百合の神様、そして作家の先生、そしてゴーサインを出してくれた出版社、ひたすら買い支えた我々百合中毒者その他もろもろのおかげなんだかなんなんだかということで、すべてに感謝しつつ、その中でも特にわたくしの胸にズギュンときた百合作品を紹介しつつ感想を述べていきたいと思います。みなさんのセレクトの参考にしていただければ幸いです☆

,△量爾縫スと白百合を 作:缶乃(MFコミックス)

とにかく絵が可愛いくて“クセモノの天才”から“めんどくさい系ボーイッシュ”まで多数の登場人物の造形も絶妙で、最高にキュンキュンきます。ドタバタギャグを織り交ぜつつも、展開自体は結構ドラマチックな感じで、普通に読んでいるだけで、少女たちの激しく波打つような恋の瞬間に何度も立ち合えるような幸福感に包まれます(何。ホント、このキラキラした紙面を眺めているだけで心満たされますのよ。
1巻は、努力系優等生の白峰さんが、無気力系天才肌の黒沢さんの歪んだ心をふとしたことから撃ち抜いてしまい、猛烈な好き好きアタックを受けるうちに、戸惑いながらも少しずつ心惹かれていくお話がメインです。イチャイチャや、口論を繰り返すうちに、お互いの内面に触れあうようになって、二人ともちょっとずつ成長していくのが凄くイイのです。
黒沢さんにキスされたり、押し倒されたり、首を舐められたり、ハグを所望されたり散々な目にあいつつも、黒沢さんのことばっかり考えてしまう自分に混乱する白峰さんに、めっちゃ萌えました。他、白峰さんの同室のイトコとその友人の恋の物語なども収録されています。今後はオムニバス形式で多数の百合ップルの物語を楽しむことが出来ると思います!

あの娘にキスと白百合を 1 (MFコミックス アライブシリーズ)


▲灰ュートス 作:コダマナオコ(百合姫コミックス)

裏表なく、愚直なまでにまっすぐ生きる美しい少女を、羨望と妬みの入り混じった複雑な心境で見つめる主人公が、その少女と心を通わせたことにより、喜びと同時にザラつくような後ろめたさを覚えてしまう・・・という表題作にもグッと来たんですが、個人的には2作目の『モラトリアム』という作品がやばいぐらい好きです。
自分に恋愛感情のこもった好意を向ける親友の気持ちに気づかないふりをしながらも、心の奥ではその熱い好意が自分に向けられ続けることを望んでいる・・・という身勝手な少女が主人公なんですが、描き下ろしで、実はその親友自身も、その主人公の身勝手さを見抜いたうえで、主人公がずっと自分を気にかけ続けるように仕向けていた・・・ということがわかるのですよ。
・・・いやあああ、これはホント久々に悶えさせていただきました!!連載の時はうーん・・?って感じだったんですけど、この描き下ろしがあるだけで物凄い印象が変わりました。この二人にとっての幸せはこの形でしか実現できない・・・という、どうしようもない“歪み”が、なんとも素晴らしいです。切実に続きが読みたくなるお話でした。

コキュートス (IDコミックス 百合姫コミックス)


となりのロボット 作:西UKO(秋田書店)

自立型プログラム・プラハシステムを搭載した女子高生型ロボット・ヒロちゃんと、子供の頃にヒロちゃんに出会ってから仲良しになった親友の人間・チカちゃんの“恋”“愛”狎長”の物語。特に物語終盤はSF系百合として至上の展開キタコレのオンパレードで、たまらない気持ちになりました。
チカちゃんは、ヒロちゃんがロボットということを嫌というほど理解しつつも、徐々に恋心を抱いて彼女に接するようになり、ヒロちゃんは“人間は好きな相手のことならなんでも知っておきたいもの”という思考を基にして、チカちゃんのことならどんなことでも記憶し、ロボットとしての出来る範囲でその好意に応えようとします。
ですがプログラムと電気信号によってしか思考できない機械のヒロちゃんと、人間であるチカちゃんは根本的に違うものであることを、彼女に恋し続けるチカちゃんは何度も突きつけられ苦悩していきます。しかし、それでも自分の気持ちに正直に有りたいチカちゃんは、ヒロちゃんの手を取って、とある行動に出るのですが、それは予想外の展開に向かっていくのでした・・・。チカちゃん、輝いてるよチカちゃん・・・。
このマンガがSFの中で革新的なのは、物語の中に“人間の少女”と“少女型ロボット”の『同性愛』というテーマを入れたことにより、人間とロボットの物語にありがちな絶対的主従関係等のきまりごとが吹き飛び、対等な関係にある人間とロボットが心からの“恋愛”することは果たして本当に可能なのかという命題に一心不乱に突き進むことができたことだと思います。

となりのロボット


げ嵎語 原作:吉屋信子 漫画:小沢 真理(集英社)

百合文学の祖・吉屋信子先生の著作を忠実にコミカライズした短編作品集なのですが、もうめっっっちゃ素晴らしかったです。
大正時代を舞台とした“花物語”は、その明るくも不自由な時代に生きていた少女たちの、繊細で密接な心の繋がりを、美しく、そして何よりも尊いものとして描いている小説なんですが、漫画版はその少女独特の鋭い感性で練り上げられた世界観を、純朴なタッチで丁寧に再構成してくれています。
女性の“自由”など、ほんの僅かなものでしかなかった時代、抑圧されながらも心だけは清らかに自由でいたいと思っていた少女たちもたくさんいたのでしょう。そのような世相を反映してか哀しい結末の作品も多かったですが、どの話もただの悲劇モノでは終わらず“少女たちの中には確かに恋心が生まれていて、だからこそ、この選択には意味があったんだ”という、説得力を持たせてくれている展開になっており、読んでいてなんか救われました。
個人的には、電車の中でいつも会う綺麗なお姉さんに、話しかけることもできないけれど、ひたすら憧れを抱き続けていた女学生の話で涙腺爆発でした。ひたむきなまでな純真さと、あたたかな心の触れ合いの余韻・・・そう、これが・・・これこそが“百合”!!

花物語 (愛蔵版コミックス)


ネ由(わけ)もなく悲しくなるの 作:袴田めら (ひらり、コミックス)

クラスのグループから弾かれた主人公の椿は、ひとりでも平気そうなクラスのクールな美少女・菊花とふとしたことから仲良くなる。グループの意地悪に対して、菊花の為に怒る椿と、椿の為に怒る菊花は、心を通い合わせ、本当の友達になるのであった・・・からゆっくり始まる、二人の恋心を眺めているだけで、かなりの萌え萌え天国気分を味わえます。
クールに見えた菊花は、実際は自由で温かい心を持った子で、椿はその可愛さと優しさを知るごとに目が離せなくなっていくのです。このままほんわか系百合で終わるかと思いきや、最終話『ソーダ水のキス』では、菊花もまた、椿の凛とした美しさに恋をしつつムラムラしてしまう自分を自覚するという、百合度MAXな展開になだれこんだりして、めっっちゃテンション上がりました。
椿と菊花にそれぞれ複雑な感情を抱く二人の少女の話を挟みつつ、描き下ろし(*なんと28ページ)の表題作“理由(わけ)もなく悲しくなるの”で、菊花がモデルとしても活躍して、自分以外の人に好意を向けられることにモヤモヤする椿が、遠回りしつつも菊花のために成長しようとするお話も入ってきて、二人の百合パワー急上昇だわ、作品の完成度も急上昇だわで、最高に満足しました!!

理由(わけ)もなく悲しくなるの (ひらり、コミックス)


Δ罎蠅瓩るお仕事 作:海月れおな (チャンピオンREDコミックス)

前作『ゆりめくる日々』からヤバい方向にパワーアップしまくってしまったギャグ百合短編集の2作目。本作では、より子先輩と沙柚理が、様々な仕事に就くというパラレル世界で、新たな百合の扉を開きまくります。天然ピュアが過ぎて、頭のねじがぶっとんでいるお嬢さま・より子先輩と、そんなより子先輩に恋心を寄せ、いかなる時もより子先輩を一途に愛する後輩・沙柚理の百合ん百合んな非・日常を描いた新感覚ギャグ漫画です。
心底アフォとしか言いようがない展開満載ですが、常識を超えた百合アイデアが次から次へと襲ってくることに、徐々に謎の快感が・・・。エレベーターガール、幼稚園の先生、神社の巫女、ゾンビ世界でサバイバルなど・・・もうわけがわかりませんが、いかなるときも先輩を愛おしく思う沙柚理が清々しくて眩しいです。もちろん先輩にとっても、沙柚理がかけがえのない存在ということが随所で理解できます!というか、沙柚理がいなかったら先輩、生きていけんだろ・・・いろんな意味で。今までありそうでなかった、アイデア満載のギャグ百合漫画。おすすめです。

ゆりめくるお仕事 (チャンピオンREDコミックス)


Ы心 作:ユキムラ (ひらり、コミックス)

さほど過激な描写がある訳ではないのに、紙面から漂う艶やかでエロい雰囲気はなんぞ!?!な、百合短編集。大人の恋愛、姫と女騎士、大正っぽい女学生、普通の女子高生と、バリエーションに富んだ百合シチュてんこもりもりで、色んな百合展開を贅沢に味わえます。“刺青”“カメラ”“キツネのお面”などの小道具が肝となり、お話が(時に妖艶に)膨らんでいくのも上手いなあ〜〜と思いました。また、この作者さんの描く女の子は、なんというか柔らかくてエロい曲線美に彩られてて、そういう部分がすごく素敵に感じました。
個人的には、美しいお姫様と、彼女に仕える怖ろしい仮面を付けた女騎士・エミルのお話『Armet(アーメット)』が超お気に入りです。普段は厳めしい鎧を着込んだ騎士が、鎧を脱いだ後、お姫様にベッドで添い寝をしながら守ることを命令され、顔を赤らめ、しなやかな身体を震わせながら寄り添おうとするシーンとか、お姫様にのしかかられて快楽を覚えるシーンとか・・・たった16ページで、萌えすぎて頭ハジけるかと思いました。

傷心 (ひらり、コミックス)


┘轡磧璽蝓次〆遏Э昂(ビームコミックスハルタ)

19世紀っぽい英国で暮らす、一人暮らしの女主人・ベネットと13歳の住込みメイド・シャーリーの穏やかで、たまにドタバタしつつも、日常の中で小さな幸せを見つけ出しながら日々を営む物語。
華やかな外見で、明るくおおらかだが、ややズボラなベネットが、シャーリーの甲斐甲斐しい嫁・・・じゃなかったメイドぶりに、戸惑ったり喜んだり、二人でささいなことに喜んだり悲しんだり、毎日二人で仲良く楽しく暮らしているのを眺めてほっっっこりする作品です。シャーリーの過去は謎ですが、ベネットのことを心から慕って、ヒヨコのように傍に付いて回って、一生懸命お仕事をガンバりながら、その素直で優しい眼差しでベネットを見つめる姿に、本当に心の底から萌えました(待。
・・・は?これは百合じゃない??私にはこの上ない百合としか思えませんでしたけど・・・何か??特に2巻の、蓄音機の音楽に合わせて二人で一晩中クルクル踊るシーンとか、読んでてあまりにも幸せすぎて、私は白昼夢でも見ているのかと思いましたよ。更にその後、シャーリーが見た夢の光景が素晴らしすぎる余り、大悶絶して床を転げまわりましたけど・・・何か?

シャーリー (Beam comix)


オハナホロホロ6巻(完結) 作:鳥野しの (Feelコミックス)

女性同士、男性同士、そして子供。生きることの喜びと哀しみ、そして恋愛感情と、家族の愛は、みんな似ていてみんな違う。主人公たちの選んだ道が遂にひとつに収束する最終巻です。
とにかく、こんな“家族”の形も幸福でいいよなあぁ〜と、読んでて心があたたまりましたね。鬱展開で終わったら吹き飛ぼうと思っていたので、ラストの素晴らしき大団円ぶりには超☆満☆足でした。“マヤちゃんは、このままプラトニックを貫くつもりだろうか・・・”と、悶々と考えてしまうみちるも可愛い。いや、明らかに驚異的な理性で欲望を抑えているのはマヤちゃんですよね。。まあ、マヤちゃんとみちるのカップルについては5巻でちゃんと神成就してたんで、6巻はニコ君の心の決着をつけるためのものだったのかもですね。
その後の、みんなの様子も短編で語られています。落ち着くべきところに落ち着いたように見えるけど、まだまだ道は続く。素敵な二人とその家族達の繋がりの物語でした。

オハナホロホロ 6 (Feelコミックス)


彼女とカメラと彼女の季節5巻(完結) 作:月子(講談社)

クールだが不思議な雰囲気を持つ美しい少女・ユキに心奪われ続ける主人公・あかり、そしてユキの好意を曖昧にとらえつつ、あかりに真摯に恋する少年・凜太郎の、もつれ合いながらも簡単に切り捨てられない“恋”という複雑な感情を描いた青春漫画、ここに完結です。
飄々として掴みどころのなかったユキの本当の気持ちを向けられたあかりは、最後の駄目押しに自分の『好き』だという気持ちを改めてユキに伝えて、なんと一線まで超えます。その後朝になるまでに逃げ出してしまったあかりですが、その後改めて3人で会ったとき、3人は憑き物が落ちたように今までにない形の穏やかな時間を過ごせたのでした。
既刊を読んでいて、ユキの凜太郎への想いは強固過ぎて、あかりと心から結ばれることはないんじゃないかと思っていたのですが、最終巻で、ようやくユキがあかりの方向を向いたぬああああああああああああアアァアア!!!と、確信できたので本当に良かったです。凜太郎も百合作品に出てくる男性としては、大神ソウマさん級に男前で、本当に爽やかでステキでした。百合×青春の鮮やかな季節を刻み付けるような作品だったと思います。

彼女とカメラと彼女の季節(5)<完> (モーニング KC)


<関連>
★この百合マンガがすごい! 〜2012年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜
★この百合マンガがすごい! 〜2013年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜
★この百合マンガがすごい! 〜2014年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜

<ほか、関連>
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その壱〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その弐〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その参〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その四〜

★この百合マンガがすごい!〜個性派百合漫画編〜
★この百合マンガがすごい! 〜4コマ百合漫画編〜
★この百合マンガがすごい!〜ギャグ百合ストーリー漫画編〜
★この百合漫画がすごい!!〜一般漫画に収録されているガチ百合漫画編〜

★この百合ゲームがすごい!!〜おすすめ百合ゲーム四天王編〜
★この百合ゲームがすごい!!〜続*おすすめ百合ゲームコンシューマー編〜

★この百合小説がすごい!〜百合小説読書マラソン〜
★驚異の百合妄想シリーズ

★ろむろむの『この百合〇〇がすごい!』シリーズ

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2014年11月09日

この百合ゲームがすごい!!〜続*おすすめ百合ゲームコンシューマー編〜

前回、おすすめ百合ゲーム四天王(アカイイト・白衣性恋愛症候群・FLOWERS・ソルフェージュ)をご紹介しましたので、今回はそれに続く百合ゲームを六作品おすすめしてみたいと思います!!全年齢対象のゲームのみ紹介してます。あくまで私の価値観におけるランキングなのでそのへんはよろしくお願いします♪

注意*部分的にネタバレしてます。

.▲イシロ(制作:サクセス)2008年発売

アカイイトと世界観を同じとする伝奇系百合ゲーム。剣道部の合宿で南の海へ訪れた主人公が、色んなタイプのヒロインと出会い、仲を深めてゆき、戦ったり守ったり守られたりキスしたりしながら“鬼”に関わる伝承の謎に立ち向かうお話です。攻略可能人数は5人。
年上の凛々しいお姉さんが、とんだヘタレ甘やかし系お姉さんに変貌したり、不思議系美少女に鳥の雛のようにつきまとわれたり、色んな美少女にバンバン唇を奪われたりするゲームですねっ。アオイシロでこんなにサービスするなら、なぜアカイイトにキスシーンを入れてくれなかったのか!!
・・・と、くやしく思うほど、キスシーンは多めです。あとバッドエンド大杉なので、選択肢を間違えると惨殺されたり鬼になったり百合心中したり忙しいです。アカイイト信者として、過剰な期待を抱いて本作をプレイしてしまったので当時はいまいちいい作品に思えなかったんですけど、今思えばこれはこれで良いとこもあったんですよね。
ちなみに私は、陽気な鬼切り役と仲を深める汀(ミギワ)ルートが好きでしたね。後日めっちゃイチャイチャしてきそうな所とか・・・。保美ルートも、中盤からどんどん保美がぶっこんでくるのが良かったです。『ください!梢子先輩をもっとください!』とか普通に叫び出す程度には普通じゃないです。
アオイシロ(通常版)


Strawberry Panic!ストロベリー・パニック!(制作:メディアワークス)2006年発売

色んな意味ですでに伝説となった百合アニメ・ストロベリーパニックのゲーム。学園中の女の子に総モテの少女主人公が、数多くの女の子の中から本当に好きな子を選び取り落とすためのゲーム。今に残る百合名台詞『キマシタワ―!!』の語源でありながら、アニメでは主人公にフラれるという不遇の親友・玉青ちゃんが完璧に報われるルートも実装済みです。
ゲーム自体は割とヌルめでしたが、主人公3人に対して攻略可能キャラは9人(27通りのカップリング成立)という百合百花繚乱状態なのが実に素晴らしかったです。反面、葛藤とかギスギスとかほとんどない甘々爆発な百合展開ぶりには物足りなさを感じるかもしれないです。
あとキャラデザのせいか、キャラの顔が丸っこすぎるのもちょっと違和感がありました・・・。しかしプレイが長引けば長引くほど、山も落ちもないライトな百合ノベルを延々読まされるような謎の幸福感に満たされていくんですよね(?)。褒めてるのかなんなのかわからなくなってきましたが、百合ゲーム的にはかなりの意欲作だったんじゃないかと思います。
Strawberry Panic!ストロベリー・パニック!  (初回限定版)


リトル・ウイッチ レネット 〜スワンの涙ラプソディ〜(制作:工画堂スタジオ)1999年発売

リトル・ウィッチ・パルフェというゲームのスピンオフゲーム。パルフェの大親友レネット(CV水樹奈々)が、いかにパルフェを愛しているかということをひとつひとつ味わいながら噛みしめるための作品。魔法店を繁盛させながら借金を返していくという、なかなかの作業ゲーですが、これもパルフェとの甘々エンドに行くためだと思えば軽い軽い!! イベントの要所要所でキスシーンを挟んでくるあたり、レネットの執念のようなものを感じますね。
そしてこのゲームの凄まじい所は、まさかの朝チュンが実装されてるとこですかねええええええ!!!いや、夜にパルフェの部屋で2人っきりで話し合って、キスシーンがあって暗転して朝のシーンがきたと思ったら・・・とんでもない会話が繰り広げられるのです。レネットの『おはよう、パルフェ。・・・パルフェ、体の方は大丈夫?』からはじまり、パルフェの『私は昨日のこと、全然後悔なんてしてないよ。・・・ううん、うれしかった☆だから、そんな顔しちゃ、やだよ』に続くという・・・ガチじゃねえか!!
なんだこの会話は!!1999年に生まれたとは思えない・・・時代を先取りしすぎてる百合ゲーっすわ。。ラストは、同棲して行ってきますのキスして出勤みたいなシーンで終わるというとんでもないラブラブENDでした。男キャラのルートもありますが、やってないので内容不明です。

ぅ汽皀鵐淵ぅ函.ラフトソード物語(制作:フライト・プラン)2003年発売

女の子の主人公・プラティを選び、護衛獣に少女型のシュガレットを選んだ瞬間、百合の伝説が幕を上げるッ!!
プラティが主人公の場合、男の子主人公だった場合には無かった“ファーストキス”の洗礼をシュガレットからいただけます。最初からクライマックスってヤツです。その後、『抱きしめて下さい』とか『シュガレットはプラティ様の嫁ですから』とか『大好きです』とかあらゆるLOVEワードがラストまで飛び交うという凄まじいことになります。シュガレットは『男とか女とか関係ない』とまで宣言していますし、そのあからさまな好意に戸惑っているけど、満更でもなさそうな(というか慣れてきてそれが普通になってる)プラティも、なかなかイイ百合主人公してます。男主人公の時とはセリフを細かく変えてきているところにも、製作者の百合執念のようなものを感じます。
プラティに憧れるボーイッシュな少女・ラジィのエピソードも何気に凄い。いつも少年みたいな服装をしてるんですけど、最後にプラティと会う時に可愛らしい少女っぽい服を着て『アネキのこと好きになっちゃって。でも・・・ボクはオトコノコじゃないし・・・』とか言い出します。そんなラジィに、ラジィは、女の子っぽいのも男の子っぽいのも両方楽しんだらいいよ的な言葉をかけてあげるプラティ姉貴マジカコイイ。。
まったく恐ろしい百合主人公ですね。。そしてどんなピンチの時でもプラティを性的に狙いまくることを忘れないシュガレットは偉大な百合護衛獣だと思いました。
サモンナイト クラフトソード物語


ノ蹇噌箸つ魁繊弊作:テクモ)2003年発売

不気味な村に閉じ込められた双子姉妹が、襲いかかってくる幽霊をカメラで倒しながら謎を解いていくアクションホラーゲーム。
姉妹百合!!姉妹百合!!元気で積極的な妹・天倉澪と、大人しく控えめな姉・天倉繭という姉妹がメインでお話が進んでいくのですが、物語の中で幾度となく見られるこの双子姉妹の絆の深さに胸の高鳴りが抑えきれませんでした。
特にこの姉が、しれっとした顔をしてめちゃくちゃ妹に精神的に依存しているというか、妹の存在を過剰に求めているのがヤバいほど良かった。どんなに頑張ってもたどり着いてしまう一周目の衝撃的エンディングと、澪の絶叫と、天野月子さんのEDソングのトリプルコンボは今でも忘れられません。ほかのエンディングも総じて素晴らしい。BADもよし、狂気もよし、ハッピーエンドもよし!そこには必ず姉妹の愛がある!!
零 ~紅い蝶~


Ε蹈蹈覆離▲肇螢 〜アーランドの錬金術士〜(制作:ガスト)2009年発売

錬金術のお店を閉鎖の危機から救うため、やる気ねえ眼鏡師匠の元で、錬金術の腕を磨く主人公・ロロナの物語。
百合度は高原を駆け抜ける爽やかな風程度にうっすらしてますが(ええー!!)、この友情の延長線上に確実に見える深い友愛は一見の価値ありですわ。個人的には、ほんわか系主人公ロロナ×勝気ツンデレなクーデリアのルートを推します。クーデリアを『くーちゃん』と呼んで、なんだかんだとまとわりつくロロナかわいいよロロナ!!ロロナのことを心配しすぎるあまり、思いやりという名の暴走をしてしまうクーデリアもマジたまらん・・・。なんだかんだ言いながらも、ロロナのお仕事からプライベートの予定まで管理把握しようとするクーデリアに愛の深さを感じましたNE。あとはバグさえなければ・・・
ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術師~(通常版)


☆関連☆
この百合ゲームがすごい!!〜おすすめ百合ゲーム四天王編〜
  
Posted by romrom6656 at 23:43Comments(0)TrackBack(0)clip!

2014年09月24日

この百合漫画がすごい!!〜一般漫画に収録されているガチ百合漫画編〜

ごく普通の一般漫画だ〜・・・と思って読んでたら、なんかSUGEEEE百合漫画が収録されてた!!ってことありますよね。もちろん作者先生の百合への造詣や、過去作品のノリを把握していれば、ある程度は予測できます。
でも、たまたま読んだ漫画にそーゆー百合作品が入ってたら、なんかすっごい得した気がします☆

ということで、今回はそういう一般漫画に紛れ込んでいる“百合マンガ”をご紹介してみたいと思います!

☆『鉄道少女漫画』作:中村明日美子

鉄道や駅をテーマに、そこに関わる人々の人生模様を垣間見せる群像劇漫画。
その中の2編(立体交差の駅、青と白のリーム)が大変上質な百合モノでした。野球部投手の高校生少女が、駅で携帯に向かってブチ切れている綺麗な女性に心奪われるお話です。
中村先生の描く少女ってほんとキレイで可愛くて見惚れますね。。気さくな年上のお姉さんが、過去を振り切って少女に向かい合うラストがすんごい印象的で良かったれす。2編目は、二人のその後をちゃんとフォローしてくれていて、LOVE度もしっかり上げてくれていました。カラー口絵もステキでした。
鉄道少女漫画


☆『すきなひと2』作:日坂水柯

“眼鏡の女性”というフェチズム的テーマにこだわった連作集。表題作以外の5作品がガチ百合モノ。ただし、この5作品以外は普通に男女のエロありますので注意。
バリバリキャリアウーマン眼鏡OLと同棲している少女が主人公の“JELLY”が、日常の中でささやかな幸せとエロを見出す感じの作品で、ぼくこういうの大好きです。かなり直接的なエロ描写がありますけど、なんかひとつひとつのシーンに真心的な(?)愛情が感じられるんですよねー。
この作者の人の描く女の子はみんなふんわり柔らかそうで、このファーファ感が読んでるうちにクセになる要素なんだろうなと思います(意味不明。
すきなひと 2 (楽園)


☆『レンズのむこう』作:日坂水柯

元家庭教師の眼鏡女性と同棲している、大人になった元生徒の少女が主人公の“咬まれた女”がバリバリの百合モノ。この2人の連作が全部で4編収録されています。それ以外はすべて男女エロ。
眼鏡女性の元彼に嫉妬してしまって、イチャイチャ中に思わず噛みついてしまった少女のあたふたなお話が一番グッときました。不器用だけど、お互いにいたわりあうような関係っていいよね!!
この作者さんの初めて書いた百合がこのマンガだったみたいですね。私もこれ読んだのはだいぶ前でしたけど、なんか妙に惹きつけられて何回も読んだ記憶があります。ごくごく自然に生活してる百合っぷるの良さが詰め込まれている作品じゃないかなと思います。
レンズのむこう (ジェッツコミックス)


☆『くうのむところにたべるとこ』作:ヤマシタトモコ

“食”をとりまく人たちの日常を描いた群像劇っぽい短編集。同じ女性カップルが主役の短編が4作入っていて、セクシーだったりギャグだったり、少ないページ数の中で濃厚な百合を展開しています。
生まれて初めて付き合った人が何故かエロい美人だったというだけの普通の女性が、ちょっとした日常の出来事の積み重ねの中で、相手の一挙一動にドキッとしたり振り回されたりする感じのお話なんですけど、とにかくこの独特の“雰囲気”と“間”がすごく良かったです。毎回焼き肉に誘うけれど、なかなか好きだということを伝えてこない美人に業を煮やした主人公が、酔いに任せて誘うシーンの勢いが好きですね。百合と関係ない他の収録作品も結構面白かったれす。
くうのむところにたべるとこ (マーガレットコミックス)


☆『三日月の蜜』作:仙石寛子

ストーリー四コマ作品集。表題作(全八話)と、他1編が百合モノです。他の収録作も、巨大青虫と青年の恋愛とか、姉弟とか妖怪とか人魚とか、なんか曲者揃いで面白いです。
ほのかに好意を抱いていた青年パティシェが自分をまったく見てくれないことにイラついたケーキ屋バイトの主人公が、当てつけで告白したお客のお姉さんとマジ恋しちゃうお話“三日月の蜜”に大変萌えさせていただきました。大学生×OLのお姉さんという年の差カップルはやはり熱い(何。自分の気持ちに戸惑いながらも、OLお姉さんの笑顔や明るさに恋していく主人公が・・・マジ可愛いッス。。恥ずかしがり屋で、お姉さんのペースにどんどん乗せられていくのもいいです。表紙ウラのおまけページでは、お姉さんからお医者さんごっこを持ちかけられたりして、ラブラブ感でてます。
三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)


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2014年09月21日

この百合ゲームがすごい!!〜おすすめ百合ゲーム四天王編〜

百合ゲームには夢がある!!!

・・・でも、百合ゲームで一般ゲームって、ほんと少ないよねッ(泣)!!ということで、未来の百合ゲームに希望をつなぐために、今まで管理人がプレイしてきて『これはッ!!』と思った爆推し作品を紹介してみたいと思います。今回は、100%騙しなしの百合ゲーを、まずは4作品ご紹介してみます。秋の夜長に是非プレイしてみて下さい〜!!

.▲イイト(制作:サクセス)
*PS2にて発売。現在はPSストアで買えます。


和風伝奇百合ゲーム。主人公・羽藤桂は、唯一の肉親である母の死後、遺産整理の為に『経観塚(へみづか)』という土地にある屋敷を訪れることにした。その道中で、蝶をまとって現れた不思議な少女の夢を見る。それは、彼女を取り巻く血と縁と運命の輪が動き出した瞬間だった・・・。

明るくて前向きで天然で一生懸命でドジっ子で心優しく落語が好きで、基本的に非力だけど、いざというときの凛々しいまでの心の強さがマジで素敵で、色んな同性に愛されまくるのも超納得な主人公・桂ちゃんのカリスマが、まずすごかった。

そんな、誘うもよし、受けるもよしのオールラウンドプレイヤー・桂ちゃんを操ってゲームをプレイする訳ですが、このゲーム攻略キャラ(ヒロイン)も、またそれぞれに魅力的で心わし掴みにされまくりでした。

*千羽鳥月・・・クールな美人だが冷たいわけではなく、不器用なだけ。時折『桂さん・・・』と呼ぶ声が色っぽ過ぎて色々ヤバい。愛に出逢ってからの時間とかは関係ないタイプ。
*浅間サクヤ・・・面倒見が良い姉御肌の年上女性。年上で余裕ぶってるが、大変純情で、桂ちゃんに惑わされたりする。桂ちゃんへの愛は凄まじく、桂ちゃんの為なら命も惜しくないタイプ。おそらくこの人、このゲームで一番のガチ百合。
*ユメイさん・・・神秘的で控えめなお姉さん。桂ちゃんを見守り、桂ちゃんを優しい瞳で常に見つめているが、桂ちゃんが好きすぎて平然とペロペロしていまうような、ヤバさを併せ持つ。
*若杉葛・・・小学生。賢く疑り深い子どもだが、桂ちゃんの危うさに振り回され、すっかり桂おねーさんに懐きまくる。桂おねーさん大好き。大人になったらもっとワイルドに攻めてきそうなタイプ。
*ノゾミちゃん・・・勝気な子供の鬼。敵としてあらわれるが、初対面からノゾミ“ちゃん”と呼んでくるような、ほわほわ桂ちゃんにペースを乱され、ツンデレ状態に陥ってしまうわかりやすいタイプ。


シナリオも非常に練り込まれていて、どの分岐ルートに入っても破綻はありません。伝奇ものとして、色んな神話や伝承を組み合わせて物語を構築していっており、各キャラクターの背景やそれまでの言動が『まさか、そんなところに!!』という所で伏線として張られていたりして、物語としてもめちゃくちゃ面白かったです。その物語がものすごくきっちり作られてるからこそ、キャラクターたちの造形もどんどん深まっていって、どのキャラクターにも好感が持ててしまうステキ仕様になったんだなーと思います。

キスシーンは無いですが、キス以外の百合っぽいシチュエーションは、様々な場面で炸裂しており、テキストの艶っぽい文章も伴って大変エロい感じに仕上がっております。キャラの絆が深まれば深まるほど、百合度はかなり濃度を増していきます。ハッピーエンドも、バッドエンドも少女同士のつながりを密に匂わせるものが多くて大変最高でした。百合心中完備。

アカイイト


☆参考☆→これまでに管理人が書いた、アカイイトの狂気記事一覧

白衣性恋愛症候群リセラピー(制作:工画堂スタジオ)

パソコン版・PSP版で発売。


看護師の世界を舞台にした、社会人百合ゲーム。ややファンタジーな要素もあり。主人公・沢井かおりは、百合ヶ浜病院に赴任してきた一生懸命な新米看護師。厳しい看護の現場で鍛えられ、人間的に成長しながら、
同僚看護師や入院患者と仕事の隙を見てラブラブになっていくのであった・・・(?)。ちなみに、この世界では同性同士の恋愛もごく“普通”のことです。(*リセラピーは、無印のゲームに追加キャラとエピローグを増やした完全版です)

空まわることも多いけど頑張り屋で、泣き虫だけど立ち直りは早い、そして同性からのモテパワーは超一流の受け受け主人公・沢井は、なかなか好感のもてるキャラなんですけど、このゲーム序盤から中盤にかけて“沢井仕事で失敗→患者に罵られるor先輩に叱責される”のコンボが結構多くて、すごい勢いでプレイヤーのメンタルを削ってきます。ほんま、この地獄を耐えきる沢井はマジすごいと思えます。

しかし中盤までがキツイ分、中盤から後半にかけての怒涛の百合攻撃が素晴らしく引き立ってくるので、やはりその辺は上手いなああと感心してしまいます。ツンしかねーんか、コイツは・・・と思ってたキャラが、信じられないほどのデレを見せてきたり、マジ厳しくて怖かった先輩が、主人公を好きすぎてオロオロしてしまったり・・・と、百合的に美味しいシーンは後半にたっくさん出てくるんですよね〜。ということで、前半で心折れずに頑張れば、百合の桃源郷に至れるという事実をお伝えしておきます。

*大塚はつみ・・・主任さん。仕事に対して厳しいクールな鬼看護師だが、プライベートはかなり駄目なひと。沢井にゾッコンになってからは、拗ねる・甘える・独占欲丸出しのあられもない状態になる。
*山之内やすこ・・・ベテラン看護師。関西弁の姉御肌だが、仕事を割り切っている部分もある。百合漫画を描くのが趣味。ひねくれているので、落ちるまでは手強いが、落ちた後は超グイグイ来る。
*藤沢なぎさ・・・沢井より1歳年上の看護師。基本的になんでも出来るが、心の弱いところもある。高校の頃から沢井を意識していた沢井大好き人間。沢井で頭がいっぱいになって凶行に走ることもある。
*堺さゆり・・・難病の入院患者。序盤は沢井をボロクソに追い詰めるが、デレ以降のかわいさがはんぱない。『かおりさん・・・』とひたすら一途に寄り添ってくる。
*浅田あみ・・・入院患者。割と序盤から、沢井を慕うとても良い子。良い子だが、我慢している部分もある。ラブラブになってからは、積極的に沢井にイチャつきにいく。
*若本まゆき・・・長期入院患者。幼い身体の割に、達者なしゃべり方をする。まゆきルートのエピローグはエロ過ぎて目と耳を疑うレヴェル。


過酷な日々の中で、ぶつかったり、理解しあったりしながら、百合愛が育まれていくという過程を楽しむことの出来るゲーム。ちょっと話にクセはあるが、様々なタイプの百合物語をガッツリ楽しめるという意味で、非常に熱いゲームでした。

キスシーンはありまくり。絶対キスで終わってなさそうな雰囲気のシーンもある気がするけど、直接表現は一切ないので、己の妄想力を極限に高めたら良いと思います。ハッピーエンドの、ラブラブ大爆発ぶりはどれもこれもすごい。ただし、バッドエンドの狂気指数はそれに反比例して酷いです。百合心中完備!!

☆参考☆→これまでに管理人が書いた、白衣性恋愛症候群関係の狂気記事一覧

工画堂スタジオ 白衣性恋愛症候群 RE:Therapy


FLOWERS(制作:イノセントグレイ)
*パソコン版で発売。今度PSVITAで出るらしい。


高い塀と森に囲まれ、外と隔絶されたミッションスクール・聖アングレカム学院を舞台に、内気な主人公・白羽蘇芳が、様々な人たちとの触れ合いの中で少しずつ成長し、恋愛も育んでいく正当派学園百合物語。(人が死なない)ミステリー要素があり、学園の“不思議な出来事”を紐解いてゆくことで、主人公が周囲と絆を深めていくという仕様になっております。

この学園には“アミティエ”制度という、疑似的な友人を3人一組で強制的に作らせて、寮生活を送らせるという超パンクな規則があります。

普通に考えるとハイパー嫌な制度ですが、人と関わり合うのが苦手だけど何としても友達を作りたいと奮起した蘇芳ちゃんは、あえてその制度にすべてを賭けて入学します。結果的に、友達を作ろうとして恋人を作ってしまう蘇芳ちゃんマジはんぱないって感じなのですが、しかしそれは新たな波乱の幕開けにすぎないのでありました。。。

まあ、とにかく主人公の蘇芳ちゃんがかわいいいいです。内気で自分に自信が無くて、学年で一番可愛いと言われるようなハイスペックな美貌を持っているにもかかわらず、それをまっったく認識しておらず、スキが多くて受け受けしく、先輩や先生や同級生やクセのある少女たちに徐々に一目置かれるようになっても、ちょっとしたことでオロオロしてしまう萌え要素凝縮っぷりの造形たまんねえです。同性の肢体をまじまじと見てドキドキしてしまうような高い百合スペックを持っているのも熱い。

*匂坂マユリ・・・前向きで明るい社交的な同級生。とっつきやすい性格だが、なかなか内面を見せない。心を開いた後は、情熱的に主人公の心を求めてくる。
*花菱立花・・・責任感が強くしっかり者の同級生。当初から、かなり主人公に好感を持っているので、好意を示せば更にゾッコン度(とヤキモチ度)を上げてくる。

とりあえずこの一作目は、主人公の攻略できるキャラは2名のみです。個人的には立花推しなんですけど、なんか少数派の予感・・・。群像劇風のゲームなので、白衣性〜のような主人公無双ではないです。今後、他のキャラは(主人公とは別の)他のキャラでそれぞれの百合愛をはぐくんでいきそうな予感がします。

このゲームは、日常風景や、恋心の微妙な機微などもすんごく丁寧に描写されているので、読んでてなんか心が春の小川のごとく清らかになっていきます(何)。清らかな中にも、性的なドキドキ感を所々ぶちこんでいって下さるので、なんかたまにイケナイ気持ちになります(キモい)。でも、そのバランス具合も見事だと思います。続きの期待度インフィニティな名作百合ゲーです!

FLOWERS 初回限定版


☆参考☆→これまでに管理人が書いた、FLOWERSの紹介記事

ぅ愁襯侫А璽献紂船蕁Ε侫ナーレ〜(制作:工画堂スタジオ)
*パソコン版で発売。


天性の才能を持たなければ演奏できないという架空の謎楽器・フォルテールの奏者である主人公・宮藤かぐらが、名門女子高で繰り広げる青春百合物語。物語の展開上、音ゲーという名のミニゲームを必ずこなさなければならないですが、スキップしまくって、百合に専念することもできます。(ラ・フィナーレが、ゲームとしての完全版です)

プレイしたのが前過ぎてやや記憶が曖昧なんですけど、主人公の性格がちょっとクセがあってウザめなのが勿体なかったかもです。まあ、ウザ可愛い程度のレベルです。学園の音楽コンクール(2人1組ルール)の奏者に選ばれてしまった主人公が、自分の“本当の”パートナーを探すため、周りの協力を得ながら成長していく青春物語になっております。

*高屋すくね・・・通称すくね様。美しく優雅なパイセンであり、主人公の憧れの人である。トンデモ設定の持ち主。両想い後のチュッチュ度が異常(爆)。
*幸村ちほ・・・主人公の親友。手のかかる主人公をいつも温かく見守り、励ましてくれる頼れる人物。主人公への献身的な愛情は山より高く海より深いので、たまに病む。
*天野まり・・・ツンデレ先輩枠。当初は意地悪な先輩だが、一旦ルートに入るとその不器用可愛さが猛爆裂する。ツンが激しい分、デレの破壊力がすごい良い例。
*二条院琴美・・・同級生。ほんわかした雰囲気だが、かなりのガチ百合力を秘めている。ルート後は、主人公への好意をドストレートに示してくる。
*二波織歌 & 上月未羽・・・主人公に憧れる後輩2人組。このルートに入った場合、主人公は自動的に、一度に二人を愛する超先輩へと進化する。



私の推しは、ちほちゃんルートです。まさに神親友。親友でありながらも、めっっちゃ昔から、主人公に猛烈な恋心を抱き、それを隠し続けてきたというところに・・・もうすべての萌えが・・・。

ちほちゃんといい感じに絆を深めつつ『すくね様〜♪』とかミーハー気分をエンジョイしていると、ちほちゃんは普通に病みます。しかし、その嫉妬の刃を決して主人公に向けずに、自分の中に抑えこもうとする健気さっ・・・感動や・・・。和解した後、オフトゥンの上でイチャイチャする絵なども完備されています。

音ゲーム自体はかなりダルイですが、スキップできるのでまだマシですね。テキストは恋愛モードに入るまでの割とどうでもいい学園生活が、やや長くて疲れますが、一度ルートに入ってしまえば存分にイチャイチャできる仕様になっていると思います。あと、この世界における同性愛はごくごく自然のことです。

ソルフェージュ 〜La finale〜


想像以上に長いレビューになってしまった・・・。百合ゲーは、この4作品以外にもまだまだヒッソリと存在しているので、今後もまたちょいちょい紹介していきたいと思いまする〜。

☆続編レビューできました→この百合ゲームがすごい!!〜続*おすすめ百合ゲームコンシューマー編〜  
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2014年03月27日

この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その四〜

百合はいいね・・・心が洗われるね・・・。
ということで、さあみんな、今日も元気にキュンキュンしよか(何)!!!今回も『こ・・・これはっ!!』って感じの良き百合漫画をバンバン紹介してみたいと思います。

 悒屮薀奪ヤギ―と劇薬まどれーぬ』作:大沢やよい(百合姫コミックス)
不器用さと歯がゆさと初々しい恋の煌めきを様々な角度から描写した百合短編集。絵は若干荒々しい部分もありますが、その分激しい感情の動きや勢いが感じられて、結果的にとても良い感じに仕上がっています。内気だけど、覆面ネットアイドル(?)として活躍している主人公が、憧れの美少女ネットアイドルと知り合えて舞い上がったり戸惑ったりする表題作が可愛くてイイ!!この後日談の描き下ろしも控えめにラブラブ度あげてて良いぞな〜です。

控えめそうな美少女が野獣系だったりするお話や、とっても共依存な大学生のお話なども、なかなか読み応えがありました。続きを妄想したくなる作品がいっぱいな割にキワドイ描写は少なく、健全にドキドキしたい方にお勧めな作品かなと思います。
ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ (IDコミックス 百合姫コミックス)


『コキュートス』作:コダマナオコ(百合姫コミックス)
裏表なく、愚直なまでにまっすぐ生きる美しい少女を、羨望と妬みの入り混じった複雑な心境で見つめる主人公が、その少女と心を通わせたことにより、喜びと同時にザラつくような後ろめたさを覚えてしまう・・・という表題作にもグッと来たんですが、個人的には2作目の『モラトリアム』という作品がめちゃ気に入りました。

自分に好意を向ける親友の気持ちに見ないふりをしているくせに、その熱い好意が自分に向けられ続けることを望むという身勝手な少女が主人公なんですが、描き下ろしで、実はその親友自身も、その主人公の身勝手さを見抜いたうえで、主人公がずっと自分を気にかけ続けるように仕向けていた・・・ということがわかります。・・・いやあああ、これは久々に悶えさせていただきましたYO!!連載の時はうーん・・?って感じだったんですけど、この描き下ろしがあるだけで物凄い印象が変わりました。この二人にとっての幸せはこの形でしか実現できない・・・という、どうしようもない“歪み”が、なんとも素晴らしいなと思いました。切実に続きが読みてえよお・・。
コキュートス (IDコミックス 百合姫コミックス)


『ミズイロ ソライロ』作:慎結(百合姫コミックス)
たった一人のひとを切実に求める少女たちの恋愛模様を描いた7編の短編集。お話のバリエーションは豊富ですが、山あり谷ありしつつも、最後は温かく想いを通じ合わせるお話が多く、純粋な百合漫画に飢えている方に特におすすめしたいれす。

個人的には、孤独から夜の街をさまよう自暴自棄な少女が“私ならあなたの神様になれるよ”と、声をかけてきた謎めいた少女とある取引をして、徐々に心を開いていく『神様を待ってる』という作品があまりに凄過ぎて、頭が真ッ白になりました。哀しい結末なんだけど、それだけでは終わらない・・・主人公と少女が見つけた希望に私もすがりたくなりました。あとは言葉の不自由な帰国子女と必死に交流する子の話や、悪意に溺れそうになる少女を助けようと奮闘する先生の話なども、面白かったですし、イイ雰囲気のハッピーエンドを楽しめるのが良かったですね〜。
ミズイロ、ソライロ (IDコミックス 百合姫コミックス)


『マテリアルキャンディ』作:黒霧操(百合姫コミックス)
思春期の少女達が持つ、純粋で複雑な心模様(と百合世界)を思う存分堪能できる短編集。中盤まで不穏な雰囲気でも、ラストはハッピーエンドだったり、なんだかんだ全体的に明るい感じがある作品集で、私はかなり好きです。切ない作品も1作ありますが、暗くないですし、逆に煌めきすら感じますわ(何。
クラスで浮かないように自分でマニュアルを作ってまで、自らの個性を抑え込んでいる主人公が、あっけらかんと告白してきた少女に振り回される中で、本当の自分を取り戻していく一作目の『インモールドガール』が可愛いわいい話だわで、いきなりほんわか&萌え萌えな気持ちにさせてくれます。描き下ろしもこの二人のお話で、更にラブラブ度が増しててGOODでした。大人になることに違和感を覚える少女と下着のお話『メタモルノイズ』も、少女をテーマにした作品ならでは・・・って感じで、これを百合に絡めていくのが流石だなあああと感嘆しました。
マテリアルキャンディ (IDコミックス 百合姫コミックス)


『くちびるに透けたオレンジ』作:ロクロイチ(百合姫コミックス)
平凡な女子高生の主人公が、美しい都会からの転校生を一目見た瞬間、心を奪われて深みにはまっていく物語。自分とは違う世界にいるような転校生に焦がれた主人公は、彼女の服や持ち物をコッソリ真似しては、ささやかな幸せを手に入れていたが、ある日ふとしたことから、自分が抱いている感情が、ただの憧れとは全く異なる種類のものだと気づく。彼女を意識しすぎて混乱する主人公だが、そんな時ふたりで過ごす機会が出来て・・・。このあと脳がスパークするような大変素晴らしい展開が続きますううう!!!

ロクロイチさんの艶やかでしっとりとしたキス描写や、お互いを抱きしめるシーンの肌の柔らかそうな感じとか、まあとにかくあらゆるシーンで、そこはかとなくエロい雰囲気が漂っているのがステキで、最高に酔えます。ちょっとエロいけど、しっかり王道を抑えている、良いね萌えるね悶えるねの3拍子揃った作品だと思います。
くちびるに透けたオレンジ (IDコミックス 百合姫コミックス)


【関連】
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その壱〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その弐〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その参〜

★この百合マンガがすごい!〜個性派百合漫画編〜
★この百合マンガがすごい! 〜4コマ百合漫画編〜
★この百合マンガがすごい!〜ギャグ百合ストーリー漫画編〜

★この百合マンガがすごい! 〜2012年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜
★この百合マンガがすごい! 〜2013年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜

★この百合小説がすごい!〜百合小説読書マラソン〜
★驚異の百合妄想シリーズ

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2013年12月18日

この百合マンガがすごい! 〜2013年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜

どもどもー!!いやー、思い返せば今年も色んな素晴らしい百合漫画に巡り合うことが出来ましたね〜。おかげでろむろむの百合魂にも、たくさんの燃料が投入されて燃えたぎっています。こんなにたくさんの作品に出会えるなんて、一昔前なら想像もできなかったですよ。なんとも幸せなことです。

ということで、今年出版されたたくさんの百合漫画の中でも特に、よくないコレ? コレよくない?よくないなくなくなくなくない?というおすすめ作品を紹介してみたいと思います。*今年の『このマンガがすごい!』というムック本の中では、百合というジャンルがほとんどスルーされていたので、その怒りのパワーをここでついでに発散してみます。

\弔げ(8)完結 作:志村貴子(Fx COMICS)
遂にかの有名な長編百合漫画がグランドフィナーレ!!驚くほどあっさり終わったな〜という感もある最終巻ですが、百合的にはこれ以上なく軽快で爽やかな着地を決めてくれはりました。主人公のあーちゃんが、一人の女の子を心の底から好きになるまでの長い物語がこの上ない幸福な情感をもって終わりを迎えたことに、今まで追いかけてきた一読者として本当に報われた感じがします。
ただ、やっぱりあーちゃん百合魂に目覚めるのおっそいわあああ遅すぎるわァアアという感じが否めないのもまた事実かと思います。ラスト3話で両想い爆発って、ううう、やっぱなんか勿体ないYO!!ふみちゃんのハイパー忍耐力(*呪いのような告白の返事2年待ち)がなかったら、大変な泥沼になってましたよ。二人が両想いになってからの後日談もちょっと見たかったかもですね。ゆったりと流れる時間と、少しずつ変化していく心情、美しい景色と優しい雰囲気に包まれ育まれた、稀有な青春百合物語。忘れられない名作になりました。
青い花(8)(完) (Fx COMICS)


∪雲邏篋損傭目(3)完結 作:玄鉄絢 (まんがタイムKRコミックス)
教師と小学生という、保護者・被保護者的立場+危うい感情+αから始まった物語でしたが、小学生が中学生となり更に大人になり、最終的には先生と対等な立場になり、一緒に未来を掴みとることを選ぶという、完全無欠のハッピーエンドにまで到達いたしました。ああ、良かった!!ホントすんごくいい終わり方ですわよこれエエエ!!
ここに至るまでの山あり谷ありな展開も、すべてはこの終わりに至るまでに必要な過程であり、だからこそ女性二人が支え合って生きていく未来に説得力を持たせてくれているんだろうなと思います。掲載誌つぼみ休刊の余波のせいか、最終巻はちょっと巻き気味でしたけど、それでも今まで積み上げてきた二人の揺らぐことない絆を、真剣な同性同士の恋愛物語にまで昇華してくれた作者様の気迫には、もはや鬼気迫るものを感じます。エロい雰囲気も満点でした!!
星川銀座四丁目 3巻 (まんがタイムKRコミックス)


citrus(シトラス) 作:サブロウタ (百合姫コミックス)
親の再婚で義理の妹が出来た主人公・柚子が、すごい勢いで義妹・芽衣の誘惑に振り回されたり、芽衣を助ける為に体を張って頑張るお話。外面が良く、完全無欠を崩さない芽衣が、何故か柚子にだけは冷たかったり、荒々しかったり、エロく迫ってきたりと、めちゃくちゃな一面を見せて、柚子をドギマギさせる・・・という、なんとなく少女マンガっぽい展開が逆に新鮮で面白いです。
絵も大変綺麗で、主人公が興奮している(&させられている)表情のエロさは超一級です。もちろん主人公だけに見せる芽衣の艶っぽい言動もたまんねーです。なかなかのジェットコースター展開で、重い要素や伏線もあるのですが、主人公の一生懸命さと超行動力が、ダークサイドに堕ちがちな妹をいつも救い上げてる感じなので、安心して読み進めることができます。描き下ろしも、芽衣の不器用な可愛さが感じられて、超良かったです。なんだかんだ義姉を気にしているのもまた美味しい。今後、この姉妹の関係がどんなふうに変わっていくのか続きがめちゃめちゃ気になります。
citrus: 2 (百合姫コミックス)


ぅ好坤薀鷦蠶 〆遏Д織ハシマコ(百合姫コミックス)
短編百合漫画の名手による(6年ぶりの)神作品集。“幸福”な百合や“辛辣”な百合が、独特の繊細かつ可愛いらしい絵によって、僅かなページ数の中で余すことなく表現され尽くされているのがスゴイ。
お話は練りに練られており、キャラの感情表現も遠回しなため、一度さらっと読んだだけでは、作品の深いテーマを見落としてしまう可能性もあります。とりあえず三回はしっかり読め!!な!ラヴラヴハッピーエンドだけが百合じゃねえ!!コーヒーの如きビターな苦みがあってこそ、真の百合魂がチョコのように引き立ってくるんよ!!ということを教えてくれる作品が、山もり詰め込まれています。
どうしても叶うことのない恋、結ばれることなく散った想いのお話もやや多く見えますが、これからものすごく始まりそうな予感の胸がポカポカする系のお話もごく自然に混ぜ込まれており、そこらへんの按配も完璧です。個人的には、心の中に無人島を作って周囲と距離を置いていた女の子が、その無人島に悪意なく入り込んできた少女に戸惑い、嬉し恥ずかしあばばばば状態になる『無人島へもっていくなら』が好きです。
スズラン手帖 (IDコミックス 百合姫コミックス)


シ遒氾ァ〆遏大北紘子(百合姫コミックス)
青春学園ものから国家規模テロリストものまで、幅広いテーマで百合の可能性に挑む大北先生の百合短編集。自分たちの心や身体をやすやすと傷つける、どうしようもなく醜悪で薄昏い世界に逆らうために、大切な人と共に手に手を取って逃走する少女を主題とした表題作『月と泥』の切れ味の鋭さに早々に心を切り裂かれます。ラストページの主人公の言葉に煮えたぎるような希望(?)を感じました。
あと、とある国の伝統芸能である優雅な“踊り”を学ぶ少女たちの物語『鎖の斬手』が、すごく素敵な世界観で大好きなんですけど、このお話の描き下ろし漫画『初恋』を読んで、初見でろむろむゴオオオっと泣きました。先生は主人公に、自分が昔あこがれていた先輩の顛末をひどい言葉で罵って嘲笑するんですけど、おそらくその言葉は自分を責めるためのホラ話で、ヒドイ冗談を云って笑ってやったというのも大嘘で、実際は泣いてすがっていたんじゃないかと思いました。ハッキリ明示してる訳ではないので、まあ今のは全部想像なんですけど、そこまで勝手に想像して泣けました(何。ってな感じで読み手の想像力を限界まで高めてくれる百合作品が猛烈に揃っております。おすすめです。
月と泥 (百合姫コミックス)


Γ達蕋鬘顳e Arachne −サーク・アラクニ− 作:再田ニカ(百合姫コミックス)
異国のサーカス団を舞台に繰り広げられる恋愛物語。こういう華やかで幻想的な雰囲気って、“百合”と、ものすごく親和性があって、読んでるとなんかもう心の中がキラキラしたもので満たされていきます。
努力家でクールなロッテと、様々な曲芸団を渡り歩いてきた、自由で天才肌のテティが、ペアを組んで空中サーカスに挑んだりする中で、お互いの中に美しいものを見つけていき徐々に惹かれあっていく訳ですが、テティを好きになればなるほど、ロッテの表情が豊かになっていき、サーカスの演技もどんどん煌めいていくのですよ。そのあたりの表現が超丁寧で、なんかこの初々しい恋模様にドキドキニヤニヤさせられます。想いが通じ合ってからの、自分に正直すぎるロッテがものすごく積極的で、テティは完全に押し切られてます(*そのシーンの艶めかしさもスゴイ!)。あと、本作に関係ない短編も1篇収録されており、マニアックな設定のうえにウハウハで、なかなか見応えがありました。
Cirque Arachneーサーク・アラクニー (IDコミックス 百合姫コミックス)


Ь臓暗闇、夜の森 作:さかもと麻乃(百合姫コミックス)
ギャグ、シリアス、サイコ、ラブラブ・・・果てなき百合の深みへと我々を引きずりこんでくださる百合短編集。
表題作『魔少女』がまず凄いです。奔放で妖艶な少女に恋してしまった教師が、教師をやめてでも少女を愛し傍で支え続けたものの、教師の愛によって善良な人間となってしまった少女を見て、彼女を愛してはいても、もう彼女に恋することが出来なくなっている自分に気づいてしまう・・・という、この残酷さと罪深さがたまんないです。それでも二人の愛は変わらず続いていく感じで、ある意味ハッピーエンドな結末なのも苦くて良い!!
死者としか上手くしゃべることが出来ない少女が同級生の死を願う話や、どストレートな部活少女の喧嘩からラブラブに至るまでの話も実に面白く読めました。絵も可愛くて、特にキャラの表情がステキです。さかもと先生は、“百合”という単純な枠に収まりきらないような“百合の歪み”を時折チラッと見せるのがすごく上手で美味しいんですよね〜。。描き下ろしのギャグもぶっ飛び過ぎててなんか笑えました。
沼、暗闇、夜の森 (百合姫コミックス)


┰電にはかえします 作: 雨隠ギド(ひらり、コミックス)
王道から変化球まで、あったらいいなこんな百合シチュエーション・・・が炸裂する珠玉の百合短編集。
幽霊の少女と、彼女の存在をハッキリ見ることができる少女の不思議な関係を描いた『永遠に少女』というお話が、私的に超ストライクでした。大人になる前に死んでしまった少女と、どんどん大人になっていく少女の埋めることの出来ない差が徐々に明らかになり、ものすごくハラハラするのですが、最後はこれぞふたりの“幸せ”という超納得の〆っぷりを見せ付けてくれはりました。
この作品集はとにかく“幸せな結末”の色んな可能性を優しく見せてくれるのが良いです。どうしても絡まらない三角関係の解決法も、夢はあるわ爽やかだわでエクセレントでした。やっぱ百合には“夢”があってこそですよNE!あと、キャラの“泣き顔”が、どれもすごくインパクトがあって、ここ一番の感情溢れるシーンで使われているのが印象的なのです。電車で出会った不良っぽい雰囲気の純情少女と、ゆっくり恋をしていく表題作もロマン爆発で、これぞ百合!と激しく膝を打ちました。
終電にはかえします (ひらり、コミックス)


ライカ、パブロフ、ポチハチ公 作:四ツ原フリコ(ひらり、コミックス)
恋が始まるまでの緊張感、ドキドキ感をじんわりと味わえる青春モノががっつり詰まった百合短編集。
ツンケンとした主人公が、自分に憧れて犬のように慕う少女を意地悪にからかっていたものの、自分の孤独を自覚したあとに、その少女の気持ちを試そうとする表題作でまずガツンと食らわされます。特に少女にすがりつくように抱きつくシーンとか、謎の熱気を感じましたわ。
この作品集には、相手が好きすぎてやや暴走気味になっているキャラがちょいちょい出てくるんですが、みんな純粋というかひたむきで好感が持てるんですよねー。好き好き言い過ぎて、ちっとも本気に受け取ってもらえない少女の超逆転劇『口先女と鉄壁の処女』もすごく良かったです。想いが通じ合った瞬間の『えっ』っという空白の一瞬にときめきました。恋を自覚するまで、恋に落ちるまでのギリギリの雰囲気を魅せてくれる正統派百合漫画だと思います!
ライカ、パブロフ、ポチハチ公 (ひらり、コミックス)


マリッジ・バトル! 作:ミズタマ(まんがタイムKRコミックス)
幼児体型のOLを巡って、女子高生二人が熱い恋の火花を散らす三角関係ギャグ百合マンガ。主人公に結婚を迫る、自称婚約者の美少女・イナバのハイテンションな暴走ぶりが可愛らしくて面白いです。主人公のことを好きすぎるが故に、奇行に走るイナバですが、根がいい子なので恋のライバルにも普通に優しくしてしまう・・・という性格に好感が持てます。主人公も口ではイナバをたしなめつつも、満更でもない感じで、イナバが主人公と間違って別の少女に迫ったときにはヤキモチを焼いたりと、既に激しく脈ありなフラグが立っております。
抱き着き・ハグ・告白合戦・ガチキスまで投入しつつ、未だ両想いには至っていないという絶妙のさじ加減がGOOD!!周囲のキャラも百合フラグガンガン立ててきてますし、とにかく続きが早く読みたいです。
マリッジ・バトル! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)


いかがだったでしょうか?あなたのベスト作品も入っていましたか?
この他にもまだまだ語り足りない物件がごろごろしていますので、そのへんは改めてご紹介したいと思います!

<関連>
★この百合マンガがすごい! 〜2012年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜
★この百合マンガがすごい! 〜2013年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜
★この百合マンガがすごい! 〜2014年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜

<ほか、関連>
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その壱〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その弐〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その参〜
★この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その四〜

★この百合マンガがすごい!〜個性派百合漫画編〜
★この百合マンガがすごい! 〜4コマ百合漫画編〜
★この百合マンガがすごい!〜ギャグ百合ストーリー漫画編〜
★この百合漫画がすごい!!〜一般漫画に収録されているガチ百合漫画編〜

★この百合ゲームがすごい!!〜おすすめ百合ゲーム四天王編〜
★この百合ゲームがすごい!!〜続*おすすめ百合ゲームコンシューマー編〜

★この百合小説がすごい!〜百合小説読書マラソン〜
★驚異の百合妄想シリーズ

★ろむろむの『この百合〇〇がすごい!』シリーズ

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2013年10月22日

この百合マンガがすごい!〜ギャグ百合ストーリー漫画編〜

百合とギャグ(コメディ)って、相性いいようで案外難しい素材かなーって気がします。。

4コマ漫画なら結構よく見かける感じですけど、百合+ギャグでストーリー漫画というとグッと減ってきますからね〜。今回はそんな中から、作者の気迫充分なギャグ百合漫画を紹介してみたいと思いまする。

『ストロベリーシェイクSweet』作:林家志弦

主人公でアイドルの樹里亜は、事務所の社長に頼まれ、しぶしぶ新人のアイドル候補の少女を付き人にすることにするが、初めてその少女・蘭を見た瞬間から、彼女のことが気になって気になって仕方なくなってしまい・・・。蘭が好きすぎて空まわってしまう樹里亜と、振り回される突込み役のマネージャーと、そんな樹里亜を頑張り屋の素敵な先輩と憧れる蘭のハイテンションなドタバタっぷりが実に楽しいです。

2巻からは、お互いに好きになってるのに、そうと気づかずまた空まわってしまうという、相互片思いモードにも突入し、百合度も更に上昇します。へたれで一途で猪突猛進ながら、蘭の為にどこまでも行動力を見せる樹理亜が可愛いのです。初期百合姫(百合姉妹)を支えた歴史的(?)作品だと思います。
ストロベリーシェイクSweet 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)


『まんがの作り方』作:平尾アウリ

自分の漫画のネタの為に、自分を好きだと言う後輩の少女で人気漫画家の森下と付き合うことにした、再デビュー中の漫画家・川口さん。不純な動機で付き合いだした川口さんだが、一心に自分を好いてくれる森下にどんどん気持ちが揺れていく・・・。そんな二人を中心とするまったり日常系漫画家グラフィティ。

美形キャラ達が繰り広げる、独特の会話、謎展開、まったりした時間、そして百合。読んでると不思議な世界にドンドン引きずりこまれていきます。なんつーかもう、こんな雰囲気のギャグ百合漫画、見たことなくって、個人的にすんごく好きです。森下に一目ぼれした編集者や、森下と川口の間で色々悶々とするアシスタントの女子高生なども乱入してきて、最近ますます混乱の極みで面白いです。未だデコチューレベルの交際しかしてない二人ですが、なんか雰囲気がいちいち濃厚なので、今後もすごく楽しみです。
まんがの作り方 (1) (リュウコミックス)


『ゆるゆり』作:なもり

常識系主人公・あかりと、明朗快活かつ破天荒な京子、その行動を常に見守り突っ込みまくるクールな由衣、由衣が大好きな後輩・ちなつによって構成されている謎のクラブ“ごらく部”を中心とした、個性的な少女達による日常系ドタバタ百合漫画。ボケ&ノリ&ツッコミの連打に、ほのかな百合テイストを盛り込んだゆるい雰囲気になんか癒されます。

基本的に百合度は薄めですが、京子に明らかに恋しながらも素直になれないツンデレ生徒会副会長の綾乃と、過剰な百合妄想を常に展開しているその親友の千歳が全体の百合度の底上げに貢献しているので問題ナッシングです(何。巻を追うごとに、キャラの百合的関係が進展する・・・訳でも特にないのですが、様々な角度からの微百合なイベントがギャグを挟みつつちょいちょい入ってくるので、なかなかに妄想力を刺激されます。
ゆるゆり 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)


『総合タワーリシチ』作:あらた 伊里

超努力家で突込み役の主人公・神奈が、成績優秀だけど超マイペースな悠にリズムを崩されつつ、クセありすぎるメンツ勢揃いの高校で奮闘(?)する物語。8割ギャグですが、真剣な百合シーンの描写は超一級でマジ素晴らしかったです。特に第三巻後半は、シリアスも混ぜ込みつつ直球大ホームランな百合を決めており、見どころ満載です。

神奈が全方位にツンツンしながらも、悠だけには構ってしまうというのも美味しいのですが、その周りのキャラたちもすべからく百合百合していて、一大群像劇みたいな感じになっています。
それぞれに色々葛藤とかも抱きつつ、前向きに明るく進んでいくってのが爽快でいいのですよ。でもやっぱり個人的には神奈と悠の二人が一番好きかもーです。押されると照れて気弱になる神奈と、それを見て一瞬ムラッとなる悠とかオイオイ最高やないか。掲載紙“つぼみ”が休刊となり連載も終わってしまったのが、本当に残念でなりません。
総合タワーリシチ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)


『カオス・ウィザードと悪魔のしもべ』作:山本アリフレッド

落ちこぼれ魔法使い・神無と、そのセクシー使い魔・エルによるカオスな学園生活。ギャグは若干低年齢向けっぽい雰囲気で、好き嫌いが別れそうですが百合に関してはエロ系ギャグが多く、なかなか楽しめます。

神無限定でセクハラにいそしむエルと、色々されまくりつつも満更でもない感じの神無の謎の信頼関係が物語の軸にあり、百合をただの要素にまで落としてはいないので、安心して読めました。
特に2巻終盤の、エルを取り戻すために死ぬほど努力する神無と、そんな神無を見て苦しむエルの、想いのぶつけ合い(というか痴話喧嘩)がスゲー良かったですわ。途方もなく強いけど、駄目主人公が好きすぎて仕方がないというエルの性格も美味しかったです。
カオス・ウィザードと悪魔のしもべ(1) (少年マガジンコミックス)


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2013年08月05日

この百合マンガがすごい!〜4コマ百合漫画編〜

今日は、百合漫画の中でも、“4コマ”の世界で繰り広げられる百合物語に焦点を当てて、おすすめの物件をご紹介してみたいと思います。なんかまだまだある気がしますけど、とりあえずはこんな感じで〜!!

『3年2組の呪い屋さん』作:柚木 涼太(全1巻)
“呪い”が得意な美少女・ローザちゃんに、好意を持ってアタックしていた主人公・小春が、ちょっとした誤解から“呪いの師匠”とあがめられ、いちゃいちゃラブラブしたり、泣いたり笑ったり日常を過ごした挙げ句、ものすごい殺し文句でガチ百合フィナーレを決めるまでの物語。

おいおい、この小学生たち・・・小3にしてものすごい百合指数高いよ。。最初は、小春の方がローザにアタックしていて、でもローザは小春に冷たくて無関心って感じだったんですが、誤解発生後は、信じられないぐらい小春にデレ崇拝しまくるのが、超美味しいのです。ギャグな感じで終わるかと思いきや、ラストはド真剣な百合〆っぷりで、大大大満足な結末でございました。一巻完結ですが、絵柄も可愛くて続きがすごく読みたくなりましたよ。
3年2組の呪い屋さん (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)


『三日月の蜜』作:仙石 寛子(全1巻)
短編集が収録されているのですが、表題作『三日月の蜜』が大学生×社会人で百合です。他に1本ほど百合話。他は普通の4コマ。
片想いのバイト先の先輩(男)の想い人(女)を羨んだ主人公(女)が、先輩へのあてつけで『私なら(先輩の想い人の女性と)付き合えますよ』と勢いで言ってしまったことにより、本当に想い人(女)の方と交際する羽目になってしまう・・・という、成り行きから始まる恋愛を描いています。冗談のような交際の始まりに戸惑う主人公の佐倉さんですが、自分に本当に真面目に好意をもって接してくれる桃子さんを目の当たりにして、心がドンドン揺らいでいくのであります。

まあ、とりあえず、このモジモジした感じの佐倉さんがカワユくて良い!!ラストもしっかり押さえてくれてるし、更に百合分を補給したい場合は、カバー裏を眺めるのが良いです。桃子さんがいかに佐倉さんを好きでいるのかがよおおおっくわかるので!!背景はやや白くて、絵もあっさり系でやや同人誌っぽい雰囲気もあるのですが、何故か何度も読み返したくなってしまう不思議な魔力を持つ漫画だと思います。
三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)


『彼女×彼女』作:大沢あまね(全1巻)
少女たちの甘酸っぱく、純粋で、時に少し生々しい瞬間を追った、百合4コマ作品集。
幽霊から女子高生、看護師など、色んなシチュエーションの中で起こるドラマを次々と垣間見ることが出来ます。普通の百合もすごくイイんですけど、孤独なゴスロリ“少女”に初めての友達ができるまでを描いた話とかすごく心に残りましたし、主人公を好きなあまり、主人公のすべてを異常なまでに欲しがる恋人の話とかも、歪んでいるのにグッときました。

結構クセのあるお話が多くて、更に女性ならではのザラッとした感覚が、チラホラ見られるのが、逆に面白いなと思います。特に飾らない年上の女性に恋した女子高生の話が、私は超お気に入りです。
彼女×彼女(カノカノ) (ひらり、コミックス)


『スズナリ』(全2巻)作:石見翔子(全2巻)
突然現れた、自分とソックリの“妹(猫耳付)”に、死ぬほど慕われる“姉”の戸惑いの日々。
お姉ちゃんが大好きで仕方ない、天真爛漫な自称妹(?)鈴に、最初は混乱していた姉の楓が、鈴の純真さや自分に向けられる素直な好意を受け取り、本当の姉妹以上の関係になっていく過程が、ギャグ込み込みながら丁寧に描かれているのが良いです。
姉大好きが行動理念の鈴が巻き起こす騒動に、冷静な楓が振り回されたり、突っ込みを入れたりする展開が基本なんですが、後半でかなりシリアスな話が入ってきて、何故鈴がそこまで楓を慕うのかがわかる話では、色んな伏線が回収されていてオオっとなりました。果たせなかった古い約束を、違う形であっても無事に成就させたラストがすごく良かったです。ツンツン気味だった楓が、完全に自分の気持ちに正直に振る舞うガチエンド最高でした。
スズナリ! (1) (まんがタイムKRコミックス)


『スマイル・スタイル』作:筋肉☆太郎(1巻発売)
何故かものすごい勢いで、周囲の女子の心を奪いまくってしまう主人公・百合ちゃんの受難の学生生活を描いた、日常系ギャグ百合マンガ。基本は4コマです。百合ちゃんの匂いを嗅いで、軽く昇天する友人はもとより、生足を見て鼻血を出す同級生、服に顔を埋めて悦に入る教師など、フェチなド変態がこれでもかというぐらい登場します。

百合ちゃんの謎の百合フェロモンによって、ほとんどの女子が性的に狂っていく様子が、可愛い絵柄で丹念に描かれております(待て。周囲の変態度と、主人公の普通の女の子度のギャップがなんともいえず面白くて、いいっすね〜!!2巻からは百合ちゃんの妹も登場し、(変態)百合度もやや上昇しているような気がします。
スマイル・スタイル (2) (まんがタイムKRコミックス)


『プアプアLIPS』作:後藤羽矢子(全4巻)
超貧乏で純粋で根性のある主人公ナコと、不器用で同性愛者で超お嬢様のレンさんが、お互いを理解し、愛し合うようになるまでの日々を追ったギャグ&シリアス混合の物語。ナコに対して、素直に感情を表現できないレンさんの可愛さもさることながら、レンさんがナコのことを想って身を引いた後に、ナコがレンさんのことを求めて泣くシーンの、ナコの健気さと言ったらもおおおおお!!おちゃらけで終わらせなかったラストも最高でした。
プアプアLIPS 1 (バンブー・コミックス)


『姫のためなら死ねる』作:くずしろ(1〜3巻発売、以下続刊)
時は、平安時代。中宮定子に仕える清少納言は、寝ても覚めても定子のことを考え、愛し、妄想し、そのすべてを日記に書きとめるかなりヤバい女官であった・・・。定子が可愛過ぎて人格崩壊気味の清少納言と、清少納言にほのかなときめきを持って接する定子と、それを焦りながら見守る周囲の、にぎやかな日常が描かれています。

とりあえず定子様のキャラが可愛くて実に萌えます。他の女官や、紫式部と仲良く(?)する清少納言に、あからさまに嫉妬する定子様マジ天使。このまま突っ走って行って欲しい作品です。
姫のためなら死ねる (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)


『ちょっとかわいいアイアンメイデン』 作:深見真&α・アルフライラ(1〜2巻発売)
入学早々、謎の美人先輩・碧生によって“拷問部”に半強制入部させられた主人公結月が、正義の拷問を研究・実践するため、色っぽくてド変態の先輩や仲間と共に己(の拷問力)を磨いていく物語。

ガチな拷問ネタの合間に、結月が碧生にドキドキしたり、させられたりな話もあってそういう部分は意外と百合やってる感じはします。
ただ、拷問の実践がマジすぎて、正直私はこの漫画・・・ドン引きつーか苦手でした。スミマセン。これSMつーか拷問ですし・・・。まあ、合う人には合うかと思います。
ちょっとかわいいアイアンメイデン (1) (カドカワコミックス・エースエクストラ)


『桜Trick』作:タチ(1〜2巻発売)
高校生の春香と優のラブラブ生活を中心とした、学園日常系百合4コマ。それまでは親友だったけど、新しい生活と独占欲でいっぱいいっぱいになっている春香のために、キスを許したことで、二人の距離はドンドン縮まっていくのでした。まあとにかくチュッチュとしか言いようのない作品ですね。色んな場所の色んなシチュエーションで、いかに主人公たちがキスしまくるかが見所かと思います。

この漫画・・・まあまあ好きなんですけど、そこまでピンときませんでした。もっと山あり谷ありしてほしいかなーなんて、勝手に思ったり・・・。ハンパない甘々度なのは間違いないんで、百合かつそういう激甘い雰囲気を求める人にはたまらない作品だと思います。直接的に見えて、心理描写はけっこう丁寧な感じなのがいいですね。
桜Trick (1) (まんがタイムKRコミックス)


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2013年08月04日

この百合マンガがすごい!〜個性派百合漫画編〜

どもどもー!!世の中にはいろんな百合漫画がありますが、今回は絵柄やお話のクセはめっちゃ強いけど、それだけ百合インパクトもハンパないという“個性派”の百合作品を紹介してみたいと思います★

『Dystopia』作:桂木 すずし(全1巻)
吸血鬼の真祖ながら、陽気に振る舞う主人公アンジェラと、偶然他の吸血鬼から助けた人形(元人間で変化した存在)キリエの絶望的な愛と絆の物語。明るい性格だが、どこか寂しそうなアンジェラを、甲斐甲斐しく支え、心から慕うキリエがいいんです・・・すごく・・。

絵柄は尖ってる(?)し、基本はバトル&バイオレンスな感じなんですけど、二人が一緒に過ごした束の間の日常の描写に、かなりグッときました。
“私はマスターと共に生きることを約束した者!あなたと闘ってマスターをお守りします!”とか、セリフ回しもカッコよくて、印象的な(百合)名言がたくさん散りばめられてるのもポイント高いです。特に、キリエが・・・最後までほんとに健気でヤバいです。結末はやや辛い感じなんですけど、最後に収録されている読みきり版(プロトタイプ?)のアンジェラとキリエの物語では、ちゃっかりハッピーエンドをもぎ取っているので、それを読んで癒されることをお勧めします。*百合度上級。

Dystopia (Gum comics)


『蝋燭姫』作:鈴木 健也 (全2巻)
政争で国を追われ、修道院送りになった蝋燭姫・スクワと、彼女に付き従う侍女であり剣士のフルゥが、生活を共にしたり、追い立てられ逃亡する中でお互いへの信頼と理解を育んでいくまでの、かなり骨太な物語。
とにかく姫様大好きなフルゥと、それを応援する修道院の仲間達、冷たく見えるけど実は結構熱い感情を持っている姫様など、キャラクターも生き生きしていて好感が持てます。

絵は細かいところまで書き込まれていて、かなり硬派で個性的ですが、スクワとフルゥの感情の細かい動きの表現などは、本当に目を見張るものがあると思います。特にスクワが、フルゥに自分の想っていたことを吐露するシーンの、あのコマの勢いの凄さったらないですよ。
後半の怒涛の展開はゾクゾクしましたし、最終話とか、もうよくぞここまで・・・って感じの百合度の高さでした。ラストの解釈は人によってかなり変わるかと思いますが、私の中では100%ハッピーエンドです。ラストを読んだ後に、表紙を取り外して広げたら、よーく眺めてみてください。絶対に確信が持てると思うので!*百合度上級。

蝋燭姫 1巻 (BEAM COMIX)


『ゆりキャン』作:原田重光, 瀬口たかひろ(全5巻)
没落お嬢様の主人公・ゆりかが、何故か生まれつき持っている“ありとあらゆる同性をオトしてしまうスケコマシの才能”を武器に、日々の食事や住む場所、世話してくれる同居人をゲットして、本当の幸せ(?)を探す物語。

自分の前に立ちはだかる様々な問題を、女を(性的に)オトしながら、いかに上手く解決するか・・・というのが、お話の主軸なんですけど、まさかそんな解決法がッ!!と思わせるほどに、神がかかったスケコマシ技を次々と披露していくゆりかが面白すぎます。
毎回百合かつエロいシーンがバンバン入ってくるんですけど、展開がぶっとび過ぎてるせいか、あんまりいやらしさを感じないのが不思議です。。繰り返しギャグで終わるのかと思いつつ、最後の最後に、一番真剣に自分を想ってくれていたキャラに対するゆりかがある答えを出すんですけど、それはなんか謎の感動がありましたね。ええ・・・謎なんですけど・・・。*百合度上級。
ゆりキャン 1 (ジェッツコミックス)


『ミカるんX』作:高遠るい(全8巻)
宇宙から飛来した巨大宇宙人と戦うため、謎の力で合体して敵に挑む、“ミカさん”と“るんな”の女子高生パートナーの愛と闘いの物語。ギャグとシリアスとSFと百合と怪獣と地球防衛と謎の黒幕と、とにかく色々詰め込まれている作品で、上手く説明できないんですけど、このテンション、私は大好きでした。かなりハマりました。

ミカさんの一方通行な感じの恋が1〜7巻で進み、最終巻の8巻でそれまでのすべてが集約して、ようやくるんなと想いが重なる大団円までの焦らしがたまらんかったです。シビアな展開とギャグ展開が入り乱れるカオスなお話の中に、シモから純愛まで色んな百合ネタを散りばめてくれているのが更にGOODでした。SFと百合って、想像以上にいい組み合わせなのかもしんないです。*百合度中級。
<備考>漫画『ミカるんX』を全巻読んだらたいそう感動した件
ミカるんX 1 (チャンピオンREDコミックス)


『ストレイリトルデビル』作:森 小太郎(全5巻)
悪魔のパムと天使のリンファちゃんが、異世界で繰り広げる愛と戦いの記録。普通の仲良し少女が二人異世界に飛ばされて、気づいたら自分たちは悪魔と天使になっていて、しかもリンファちゃんの方は主人公のパムのことを、忘れていて更には嫌っているようなのでした。。異世界独特のルールによって、二人の距離はなかなか縮まることがないのですが、一途にリンファちゃんを想い続けるパムは、そのルールを否定してでも、リンファちゃんの為に命を張って闘いまくるのでした。

ちょっと話の細かい設定が分かり辛くて、最後の方も何がどうなったのかよく分からなかったんですが(爆)、とりあえず、パムとリンファちゃんがラブラブENDを迎えたということに間違いはないのですべてOKだと思います。*百合度初級。
もっとこんな感じのシーン(↓)も本編に欲しかったのですが、本編は至って健全でした。

ストレイリトルデビル 1 (電撃コミックス)


『失楽園』作:尚村 透 (全6巻)
男尊女卑がまかり通っているエリート学園に入学することになった主人公・緋本ソラが、持ち前の正義感と騎士道精神で、男子の横暴から女子を守るため、謎の対戦ゲームに身を投じてゆく物語。ソラに助けられ、その純粋な心に惹かれた少女たちが、ソラを信頼し、ほのかな好意を寄せながら、日々を過ごす・・・という、百合ハーレムっぷりがなかなか美味しいです。

本誌掲載のラストが、全百合オタを敵に回しかねない程のゆゆしき終わり方だったのですが、コミック用のその後の描き下ろしエピローグが、ソラと、とあるキャラの百合度MAXな真エンドを迎えていており、超超超満足したので良いとしました。1巻からかなりソラへの愛を見せ付けてくれてたコハルは、おまけ4コマにあるように重婚でもすれば丸く収まると思いますです。

男尊女卑シーンの暴力描写とかが結構えげつないんですけど、百合要素は溢れるほどあるんで、広い心で読んでみるのが◎かと。絵はめちゃ綺麗で上手いです。女の子もセクシーでエロくてGJでした。*百合度中〜上級。
失楽園 1 (ガンガンコミックスJOKER)


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2013年06月04日

この百合小説がすごい!〜おすすめ百合小説読書マラソン〜

世に出回る百合漫画よりも、さらに探し当てるのが困難なもの・・・それが、百合小説でっすうううう!!!

一昔前よりは確実に増えていますけど、このジャンルはまだまだ少ないっすよー。砂漠に落とした真珠を見つけるような気持ちで、ろむろむはいつも百合小説を探す旅に出ております。ということで、百合小説の存在を知らしめ、総読者数を増やすため、私が今まで読んできたものを色々と紹介してみたいと思いまする。何か気になる小説がありましたら、直観の赴くまま手に取るがよろしかろです。

〜以下、ろむろむ的百合小説四天王〜
文句なしのガチ百合120%で、安心してお読みいただけます。

1、偽りの姫は騎士と踊る 作・渡海菜穂
気位の高い亡国の我儘姫君ディアナと、姫に付き従うたった一人の忠誠の女騎士エフィの流浪の物語。
かと思いきや、お話が進むにつれて、姫がひた隠しにしてきた秘密や真心が見えてきたり、クールな女騎士の忠誠を超えた姫への激情が見えてきたり、次々とピンチが襲ってきたりと、もう面白いわ萌えるわでページをめくる手が一向に止まりません!!ラストもエピローグも、もはや至上の域を超えてきてます。
これ以上のハッピーエンドがあろうか、いや無い。ってヤツですよおおおおお!!初めて読んだとき、凄過ぎて腰が抜けました。あとキス描写の丹念さに頭はじけました。
★過去の軽いレビューは→コチラ
偽りの姫は騎士と踊る―ダブル・エンゲージ (一迅社文庫アイリス)


2、あまいゆびさき 作・宮木あや子
幼い頃に強烈に惹かれあい、そして離れ離れになった少女二人が、再び運命的に出会い、苦痛な現実に抗いながらも未来を切り開こうとする物語。
美しく静謐な文体に時折混じる、少女たちの背徳的で甘く柔らかな触れ合いの描写の素晴らしさといったら・・・もう・・・悶絶級です。親の暴力やネグレクト、周囲からの孤立などで、過酷に追い詰められる二人が、それでも自分たちの味方でいてくれる友達の力を借りつつ、想いを貫き、二人で強く生きていくために必要な最善の方法を探していくってのが、スゲー地に足ついてて逆に熱かったです。
ちなみにエロス描写は波動砲級(当社比)です。
★詳細レビューは→コチラ
あまいゆびさき (Yuri‐Hime Novel)


3、幽霊列車とこんぺい糖〜メモリーオブリガヤ〜 作・木ノ歌 詠
自殺願望持ちの主人公・海幸が、廃線の上で出会ったのは明るくて芸術の才能溢れる少女・リガヤだった。その少女と結んだ“ある約束”は、二人の運命を大きく変えることになる・・・。
ええ、一時期、私この小説ばっかり繰り返し読んでましたけど何か・・・?これは二人のキャラが立っててすごくいいんですよ。海幸ちゃんがリガヤの為に、ドンドン強くなってカッコよくなっていくのに痺れました。終盤の『ちょ・・・これ・・・マジでどうなっちゃうの?!』という暗黒展開を突き抜けた後の、あの爽やかなラストのインパクトが半端なかったです。予想外のキス描写で伏線回収するのもSUGEEEE!!



4、ワイルドブーケ〜想いを綴る花の名は〜 作・駒尾真子
誇り高く高貴なお姫様と、お姫様の美しさに焦がれて憧れるいち侍女の出会いから始まる、ファンタジック百合ロマン小説。
恋を知らず、人とも距離を置こうとするお姫様の強烈なツンツンを溶かすことができるのは、ひたむきな侍女の一途な献身だけですNEEEEEEE!!!!手に手を取り合って、少しずつ恋をはじめよていこうとする流れは、まさに“正統派”というにふさわしいと思います。続編の2作目“ワイルドブーケ〜花の咲かないこの世界で〜”は、この1巻ではまだ少し抑え気味だった恋愛描写が超パワーアップしているので、合わせて読むことをお勧めします。
ワイルドブーケ 想いを綴る花の名は (一迅社文庫 アイリス こ 2-2)


〜以下、もはや伝説〜

5、マリア様がみてる 作・今野緒雪
私立リリアン女学園高等部を舞台とした青春と百合と、麗しい薔薇様たちと過ごす夢のような日々・・・。たぶんこの小説がなかったら、現在の“百合”という一大ジャンルは、もっと細々としたものとなっていたかもしれないです・・・。有名すぎますし今更紹介する必要もないかと思いますが、新規百合参入者は、伝説を知るという意味でも、改めて手に取って読んでみてもよろしくってよ。
マリア様がみてる (マリア様がみてるシリーズ) (コバルト文庫)


〜以下、新進気鋭の百合小説〜

6、安達としまむら 作・入間人間
一緒に授業をさぼってダラダラ楽しく過ごす安達としまむらはタイプは違うが仲良しの友達。そんな二人の関係がちょびっとずつ(百合な方向に)変わっていく様子を、ほんわかしながら見守る系の物語(?)。
ちょい不良っぽい安達と、ちょい真面目系のしまむらの、二人の視点が章ごとに交代しながらお話が進むので、どっちかというと“そんなそぶり”を見せてない方が、実はものすごくドキドキしながら相手のことを見ていたんだな〜。ということが、視点が変わった瞬間、どんどん明らかになってきたりするのが面白いです。自称宇宙人の美少女と友達になったりする謎展開もありますが、とりあえず、しまむらの可愛さにウキウキしつつ、安達の更なる百合パワー覚醒に期待しつつ、続刊の刊行を楽しみにしたい作品ですね!
安達としまむら (電撃文庫)


7、安達としまむら(2) 作:入間人間
ということで、友達以上の曖昧な線を行ったり来たりしているふたりのゆるい日常の続きが出ました!!
今回は、偶然安達の母親とジムで出会ったしまむらが、安達の為にその母親と口論するとゆう熱い展開がありました。しかし、その抗議のおかげで安達と母親の関係が、ほんのり改善したことを知って、ホッとしたせいか安達のひざまくらを堪能するしまむらの行動マジ意味わかんねー!!更に安達の太ももに顔を埋めて“安達の匂いがする・・・”とかましたり、母親と違って桃色に染まる肌が艶やかだ・・・と思ったりと、しまむらの百合ポテンシャルと、天然誘い受けパワーが、しょっぱなから1巻の3倍ぐらいアップしてんのもスゴイ!!。
ラストも、しまむらが肉体的に安達を意識し始めて、オイオイオイどこまでいっちゃうんですかこれイヤイヤもっとやってー!!と無意味に大興奮しました(キモい。この調子だと、100%次巻もありそうなんで、今から死ぬほど楽しみです。はい。
★詳細レビューは→コチラ
安達としまむら (2) (電撃文庫)


8、人形遣い 作・賽目和七
人狼に追われて死にかけていた妖魔の少女・鈴音を、なんとなく成り行きで助けた、化け物退治一族の“天才人形遣い”かつナルシス系主人公・坂上神楽。鈴音を巡る人・妖魔・吸血鬼が混戦する激しい戦いと陰謀に巻き込まれてしまった神楽は、持ち前の天才的戦闘センスを駆使しつつ、己の秘められし百合スキルを開眼させてゆくのであった。
超能力系の激しいバトル描写と、ふたりがお互いを理解し、丁寧に絆を積み上げてゆくまでの百合描写が共存共栄している・・・ある意味スゴイ作品です。まったく他人で、ともすれば敵同士にもなりえる二人が、どんどん惹かれあっていく様子が、すごく自然に書かれているのが素敵です。バトルの合間のデートシーンのキャッキャぶりに萌え転がるがよい・・・。かなりのガチ百合作品でした。
★詳細レビューは→コチラ
人形遣い (ガガガ文庫)


9、ニーナとうさぎと魔法の戦車 作・兎月竜之介
暴走する野良戦車から人々を救う私立戦車隊のメンバーの活躍を描いたファンタジー物語。このシリーズ、普通に面白くてモリモリ読めるんですけど、主要登場人物が女の子だらけというのが非常にポイント高し。
明るく元気にイチャつくのは勿論のこと、励ましあったり、喧嘩したり、じゃれあったり・・・などなど、個性豊かな少女たちが織り成す世界を眺めるのがすっごく楽しいです。少女たちの絆と友情と希望の為の戦い・・・そこに仄かな百合な雰囲気が混じり合えば、もはや言うことなしではないですか!!主人公ニーナとアリスの純情カップルぶりとか、エルザとクーのケンカップルぶりが可愛くて美味しいです。基本は友情百合ですが、今後の展開(と百合度上昇)に、期待をもてる物件であります。
ニーナとうさぎと魔法の戦車 (集英社スーパーダッシュ文庫)


10、ノートより安い恋 作・森田季節
百合姫連載の短編百合小説集。描き下ろし有り。
SF、日常、伝奇系と、色んな形の百合物語を楽しめるので、これは!!と思うお気に入り作品を見つけることもできるかもです。ただ、ちょびっと難解で読みにくい部分もあります。私は“相思相愛のこわしたかた”という作品がめっちゃ好きですね。竜神様(♀)とその嫁となった少女の試練のお話で、一番スラスラ読めて、起承転結が明確かつ怒涛の百合エンドを迎えるので、満足度が高いです。装丁もスタイリッシュでカッコイイです。
ノートより安い恋 (Yuri‐Hime Novel)


11、ニートな君主の竜退治〜グランクレスト・リプレイ 作:重信康
百合でTRPGって新鮮!!普通のラノベとは体裁が異なりますが、ハラハラした冒険譚を楽しめる上に、登場人物も全員美少女で、百合キャラもぶっこんでいる大満足な作品でした。
出来るだけ働きたくない&自分の魔法の才能を捨てたいと思っている若干あかん子な主人公ニーナが、メイドのスティア、ガチ百合肉食獣のプロテア、クールな戦士のインクという美少女達と共に、なんだかんだ言いながらも、人々を救う為に、強大な竜に立ち向かうという王道冒険モノです。野営の度に、スティアを落とそうと意気込むプロテアさんと、満更でもないスティアがいちいちアホかつエロくて良かったです。しかしプロテアさん、スティアをからかいながらも、ニーナに惹かれてたりするし・・・。続刊ありそうな感じなので、今後どんな百合三角関係が築かれ、ついでに冒険の世界が広がっていくのかとても楽しみです。
グランクレスト・リプレイ ライブ・ファクトリー ニートな君主の竜退治 (ドラゴンブック)


12、鹿乃江さんの左手 作:青谷真未 

“この学校には魔女が棲んでいて、どんな願いごとも一つだけ叶えてくれる”という噂を巡って繰り広げられる、3つの不思議な物語。新進気鋭の作家による青春系ミステリ小説。って、ウオオオオオオオオ!!!久々に読んでて百合魂が熱く震えましたわ!!特に三作目の『薄墨桜』がマジでガチ百合小説です。一作目、二作目は友情というか、女の子同士の心の繋がりとか、不器用な関係を楽しむ感じなんですけど、この三作目は超直球でしたね。
『薄墨桜』→眼鏡クールな女子学生・冴木さんに突然告白されて激しく戸惑う女性保険医が主人公です。そこに例の“魔女”の噂も絡んできて、主人公は知らず知らず不思議な世界に巻き込まれていきます。もうこのお話は全然先が読めなくて、でも張られた伏線は綺麗に回収されていくし、冴木さんは真っ直ぐでカッコいいし、先生はなんかちょっと駄目なとこが可愛いし、色んな意味で読んでてすごいドキドキしました。ラストの冴木さんの台詞とかあまりに素敵すぎて、これ先生じゃなくてもときめくと思います。冴木さんもいいけど、この先生の告白されてからの悩みぬきっぷりも凄い良かったですね〜。冴木さんに惹かれている自分を、必死に否定しようと右往左往するところがまた美味しくてカワイかったです。おすすめ!

鹿乃江さんの左手 (ポプラ文庫 日本文学)


13、スキュラ&カリュブディス〜死の口吻〜 作:相沢沙呼

人形のように美しいが、その圧倒的な存在感のため周囲から怖がられている少女・此花ねむり明るく思いやりもあるが、複雑な家庭環境のせいで、内心孤独感を抱えながら過ごしている少女・鈴原楓。居場所を求めて、夜の街を彷徨っていた楓は、偶然出会った同級生のねむりに拾われ、ねむりの一人暮らしのアパートに招かれる。共に過ごしていく中で友人となり、お互いに強く惹かれあっていく二人だが、時を同じくして彼女たちの暮らす街では猟奇的な事件が頻発していた・・・。
これは・・・とてつもない現代伝奇百合ホラー&ミステリー小説でしたわ!!大胆で予想を裏切る展開の物語にドキドキしますが、それ以上に、ねむりと楓がお互いを心から信頼し『一緒にいたい』『助けたい』『守りたい』と、はっきり自覚していく過程の心理描写がたまんなかったです。ガチキスシーンなどがある訳ではないですが、官能的で美しい百合描写の数々は必見でございます。

スキュラ&カリュブディス: 死の口吻 (新潮文庫)


〜以下、読者の懐の広さを試される個性派百合小説〜
しかし百合度の高さは実証済み

14、どろぼうの名人 作・中里十
敬愛する姉に“しばらくの間、自分の知人の妹になって欲しい”と頼まれ、わけもわからないまま、その知人・川合愛と暮らすことになった主人公・初雪(15歳)。なんというか、全体的に不思議な雰囲気漂う作品なんですよね。“考えるな、感じろ”的な・・・。しかも川合愛はバツイチで向こうに引き取られた子供有りという百合小説とは思えぬ意外な設定なのです。読み進めるごとに、どういうことなの、これ?という疑問が泡のように湧いてくるのですが、ラスト7行の締めくくり方が文句なし級だったので、すごい力技で“ま、いっか”とねじ伏せられました。
どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1)


15、ストロベリーパニック 作・公野櫻子
聖ミアトル女学園を舞台に繰り広げられる乙女たちの秘密の物語。主人公・蒼井渚砂と、麗しのお姉さま花園静馬を中心に、様々な少女たちの恋が入り乱れる群像百合小説。とにかく文章の電波ゆりんゆりんレベルが高いので、読む前に心身のコンディションを整えておくべきかと思います。会話文の文末にハートマークが乱舞しているのは仕様です。
ストロベリー・パニック!〈1〉 (電撃文庫)


16、乙女は花に恋をする 作・沢城利穂
私立カトレア学園を舞台に繰り広げられる乙女たちのスイート・ラブ祭りの物語。天然系主人公と学園の王子様的先輩の織りなす初恋模様を覗き見る感じです。あとは主人公のひなちゃんが、道に迷っただけで『ふえぇ』と泣き出すレベルの幼い性格かつアフォなのを受け入れられるかどうかにすべてがかかっています。
私立カトレア学園 乙女は花に恋をする (一迅社文庫アイリス)


17、バニラA sweet partner 作・アサウラ
百合でバイオレンスで逃避行。どこにも逃げ道を見つけられなかった二人の少女が、銃を手に取って、自由を求めて逃げ出す・・・。というコンセプトは凄く熱いです。
人殺しの敷居の低さに若干唖然としますが、百合的な心情描写は丁寧で非常に良いです。お互いを激しく想い合い、互いの幸せを祈る為に最後に交わす“約束”のシーンも、非常にジーンときました。
ありきたりの結末を許さず、まっとうなやりかたで罪を贖うことを良しとする終わり方にも好感を持てました。ただ途中の逃避行シーンや銃の詳しい話は正直『?』でしたが・・・。。
バニラ A sweet partner (スーパーダッシュ文庫)


18、君が僕を 作・中里十
商売繁盛の現人神?っぽい女子中学生“恵まれさん”の真名と、そんな謎の彼女が気になって仕方がない主人公・淳子の哲学的風百合。全4巻読みましたけど、正直話の意味は今もよくわかってません。
二人は単なる興味からはじまり、いつしか真剣に想いを交わしあい、誰も入ることの出来ないような強固な絆を結んだあと、結局永遠に離別して・・・いや、本当か?本当にそうなのか??とまあ、読み手の解釈や想像力に最後までゆだねているので、本当にどういう話だったのかと聞かれても、答えにくいんですよ。百合であることに間違いはないんですけどね。。
君が僕を~どうして空は青いの?~ (ガガガ文庫)


19、みすてぃっく・あい 作:一柳凪
冬期休暇中の森に囲まれた寮には、主人公を含め4人の少女が残っていた。閉ざされた寮の中で過ごすうち、主人公はふと不思議な感覚を覚えるのだが・・・。
こ・・・これは・・・SF+哲学+ミステリー&百合という、新境地に挑んだ意欲作な感じですかね。まがいもなく、登場人物たちの関係(感情)は百合にカテゴライズされるのですが、可愛いタイトルに反して内容が超 難 解 。でも、SFの知識が多少ある人ならすんなりこの世界に入り込めると思います。伏線も山盛り張られていて、それがどんどん回収されるラストの展開には、なんるほどー!!と、感心させられました。あと、登場人物達の行動原理に“猛烈な百合感情”が絡んでいるのはマジ間違いないのですが、それが終盤に突然巻き起こるので、少々感情移入しづらくなっており、なんかもったいないなーという気はしました。
みすてぃっく・あい(ガガガ文庫 い 3-1)


20、紫色のクオリア 作:うえお久光
あらゆる人間がロボットに見えてしまう少女・毬井ゆかりと、その親友・波濤学(通称*ガクちゃん)を中心とした壮大な“愛”とSFの物語。
ゆかりに訪れる残酷な未来を改変するために、ガクちゃんが頑張って頑張って頑張りまくるんですけど、その尋常じゃない頑張り方(*時空超越レベル)が本作の百合的見どころですね。そう・・・ガクちゃんは、ゆかりを救う為なら、手を汚すことも、自らを鍛えぬくことも、残酷に在ることも、孤独であることもよしとする、とんでもない超親友だったのです。。SFとしても非常に面白いのですが、この二人のたどり着く先が気になりすぎて、ページをめくる手が止まりませんでした。ゆかりとガクちゃんは親友同士という設定なので、物語中に明確なゆりゆり恋愛描写がある訳ではないのですが、百合読解力を持つ人が読めば、ふたりの熱すぎる絆やお互いを思いやる言葉の数々に超悶絶すること間違いなしです。漫画版3巻に4ページですが、ゆかり視点の補完描き下ろし小説が掲載されているので、そちらもおすすめです。
紫色のクオリア (電撃文庫)

★詳細レビューは→コチラ

〜以下、原作を知らないとハードルの高い百合小説〜

21、京四郎と永遠の空−前奏曲− 作・植竹須美男
とある電波アニメのノベライズ版。神無月の巫女マニアなら“京四郎〜の世界”における、千歌音ちゃん(仮)と姫子(仮)の出会いや、ふたりで暮らしていた頃のキャッキャウフフな様子を読むためだけに買うべき物件です。出会った瞬間から姫子(仮)にマジ惚れMAXの千歌音ちゃん(仮)の濃厚な心理描写パネエです。短編小説集なので、全部が百合ってる訳ではないので、そこだけはご注意ください。
京四郎と永遠の空―前奏曲 (富士見ファンタジア文庫)


22、刹那〜そのとき彼女が願ったこと〜 作・山下卓
BLOODLINKというライトノベルのスピンオフ作品。
悲劇展開突入寸前まで、すごくゆっくりと少女同士のほのかな友情と恋の間で揺れる日々が綴られていて、読みやすいし、描写はきれいだし、百合小説としてはものすごくレベル高いです。
ただ本編を読んでいないと、何故そんな少女たちの幸福な日々が突然こんな形で終わってしまうのか、まったく理解できないのでその辺がなかなか難しい所かと。。それでも二人は最期の瞬間まで幸せだったんだと思わせてくれる結末はとても素敵だなと思いました。
刹那―そのとき彼女が願ったこと days of Broken Blood (ファミ通文庫)


23、白衣性恋愛症候群Summary 作・円まどか
看護婦になってあらゆる女子を落としまくる神ゲームの、短編小説集。本編はあんなにイチャラブしまくってるのに、何故この短編集はこんなにストイックなのかしら・・・。百合度は極薄ですが、主人公をめぐって、先輩と後輩がホワイトデーのお返しを競いあったり・・・まあ、ゲームをやった人ならそれなりに楽しめるお話が入っています。ただ、このゲームのファンは、もっと激しく過激な百合SSを求めていたと思いますけど・・・。★詳細レビューは→コチラ
白衣性恋愛症候群 小説短篇集 Summary (まるち文庫 11)


24、BLOOD-C THE LAST DARK 作:藤咲淳一
これ読んで“百合KITA!!!”と思える人は多分私だけかもしれない・・・。微百合もいいとこ。ですが、真奈の小夜に対する想いは、絶対に友情を超えていたという謎の確信があるので、とりあえず推しておきます(何。真奈の血をエロく舐めた後で申し訳なさそうに謝る小夜と、なんで謝るかわからずにきょとんとする真奈のシーンとか、とても好きです。ええ、とても。
BLOOD‐CThe Last Dark (角川ホラー文庫)


〜以下、純愛とエロの両立に挑んだ百合小説〜

25、384,403km―あなたを月にさらったら 作:向坂氷緒
主人公・美由紀は、幼稚園の頃に出会った少女・理緒に(勝手に)片想いをし続けていた。理緒と違う小学校・中学校に通っていたことを、地球から月ぐらいの距離に例えては、色々絶望していた美由紀だが、猛烈な勉学の末、遂に理緒と高校で再会することに成功する。しかし、怪しい先輩の謎のサークルに引き込まれ、その日から理緒を巡る激しい駆け引きがはじまるのであった・・・・。
実は昔読んだとき、後半の怒涛のエロ描写にちょっと引いてしまって、そこから放置してたんですけど、今読んだらエロかったのは挿絵で、文章自体は普通のライトエロスでした(爆。とにかく理緒のことが好きで好きで好きで好きで好きで好きでどうしようもない、若干アフォの子・美由紀の一途さが良い。すごく良いです!!美由紀のこの無駄な勢いは、無事想いが通じ合った後、こいつがキスだけ終わるわけがNEEEEという強い説得力に繋がっているとも思います。エロに惑わされますけど、テーマは純愛ガチ百合を描いた作品だと思います。
384,403km―あなたを月にさらったら (ティアラ文庫)


〜以下、なんとなく百合なノリがある小説〜

26、パーフェクトフレンド 作:野崎まど
浮世離れした天才数学少女“さなか”と、気が強いけどお人よしな“理桜ちゃん”を中心にした“友達とは何か”という命題をめぐる、ある意味スペクタクルなお話。独特のノリや明るさと静謐さが入り混じった不思議な雰囲気が、管理人はかなり気に入りました。
世話焼きな理桜ちゃんに、不思議系のさなかが徐々に心を開いていく話かと思いきや、中盤の怒涛の展開で、想定外の方向にお話が流れていき、そこにSFやミステリーや数学的思考も入ってきて・・・・いやー、ドキドキしました。ほんと、中盤のあの展開のおかげで、私の心臓がマジでやばかったですよ。。う、嘘や・・・嘘やああああんん!!!!・・・みたいな。これは、実際に読んで体感していただきたいですです。テンポのいい掛け合いや、個性的な友人たちのとやりとりもすごく面白かったです。友情百合をめいいっぱい堪能したい方におすすめ。

パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)


27、夜姫と亡国の六騎士 作:舞阪洸
勇猛果敢な戦争の天才・バイオレッタ姫は、優秀な六人の姫士(きし)を従え、祖国復興の為に戦い続けていた。ものすごい女好きでもある姫は、六姫士や侍女などとウフフしながらも、敵を次々と打ち破っていたのだが、予想外の展開が姫たちを待ち受けていたのであった・・・。今まで、こういう系のファンタジー作品で、百合設定をガツンと入れてきた作品をあまり見たことがなかったので、その心意気に、何やら熱いもの(?)を感じましたNE!!とりあえず姫が勇ましすぎて、あんまり少女って感じがしないのと、あまりにも肉欲系過ぎて、繊細な百合描写を期待することはまったくできないので、そこらへんはご注意ください。全体的に男性向けなのかな・・・?
夜姫と亡国の六姫士I (ファミ通文庫)


・・・はあはあ・・・ちょ、ちょっと頑張りすぎたかな・・・。
まだ紹介しきれてないものもあるので、また頑張ってそのうちレビューしたいと思います(希望。

<追記>
*2013*
*8/7『人形遣い』を追加しました
*10/13『安達としまむら(2)』を追加しました
*10/13『みすてぃっくあい』を追加しました
*10/14『384,403km―あなたを月にさらったら』を追加しました
*10/17『夜姫と亡国の六騎士』を追加しました
*2014*
*1/22『紫色のクオリア』を追加しました
*1/22『パーフェクトフレンド』を追加しました
*3/6『ニートな君主の竜退治』を追加しました
*3/14『鹿乃江さんの左手』を追加しました
*10/21『スキュラ&カリュブディス〜死の口吻〜』を追加しました


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2013年04月21日

この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その参〜

どもどもどもー!!会社しんどい☆今日も百合の未来の為に、なんか紹介してみますです。・・・って、よく見たら猗狃の世界”以外、全部絶版になってんじゃねえかコラアアアアア!!!うーん、古すぎるのか・・。でも大丈夫!まだ僕らには中古と電子書籍がある。あきらめないで探してみてください。。

『瑠璃色の夢』森島明子(百合姫コミックス)

森島先生は、女の子の“柔らかそうな感じ”を描くのが激ウマですよNE!!ということで、そんな柔らかそうな女の子たちのシリアスと甘さが絶妙に配合された百合短編集になっております。
夢見がちな雰囲気の漫画かと思いきや、同性愛を貫く覚悟を決めるOLの話や、過去や現実と折り合いながらも二人で過ごす日常を選びとる年の差カップルの話など、根底は意外にガッチリしていて、お話に説得力があります。

特に好きなのは、酔った勢いで関係を持ってしまった先輩との関係にドギマギしながらも惹かれていく主人公が、実は心の底で自分とのことを諦めていた先輩を知って逆上し、ド直球な告白をかましてハッピーエンドに流れ込む表題作“瑠璃色の夢”と、ある大切な人と一緒にいた幸せな記憶と、その人を失った哀しみの記憶を共有する二人の恋の行方が綴られる“追憶〜ノスタルジー〜”ですね。“追憶〜”の主人公の葛藤と一途さとか大変美味しいです。森島先生の漫画は、作品によってはリアル過ぎてちょっと苦手なものもあるんですけど、この本はかなりスラスラといけましたです。



『CANDY BOY』峠比呂 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

(百合界では)伝説の百合オリジナルアニメ“CANDY BOY”の公式コミカライズ作品。主人公・櫻井奏と、双子の姉・雪乃による百合で姉妹な青春学園モノです。奏達は進学の為に二人部屋で寮生活をしていて、ごく自然に一緒に寝たり起きたり手をつないだり、ことあるごとに甘えてくる雪乃に奏が動揺したり、奏の姉想いの行動に雪乃が舞い上がったりと、最初からクライマックスな暮らしを謳歌している訳ですが、そこに奏を猛烈に慕う美少女後輩の咲夜やその友人たちも絡んできたりして・・・。

全体的に明るい感じで、キャラもみんな好感が持てますし、あの手この手でお互いに萌え萌えしまくる双子を眺めるだけでもチョー楽しめます。特に誘い受け小悪魔な雪乃がイイ!!進学の話から、姉妹がちょっとこじれちゃうシリアスな展開になるのもわくわくでしたし、その後の結末も実にご褒美満点でございました。2巻の後半から、後輩咲夜とその友人たちによるスピンオフ話が収録されており、こちらもなかなか真剣に百合と友情やってていい感じになっております。

“これはれっきとした姉妹愛だ。私は断じて変態ではない・・・と思う。”



『彼女の世界』袴田めら(リュウコミックス)

“心奪われる何かに出会いたい”と切望するクラスの人気者・夏樹は、クールで誰とも打ち解けない同級生・左が密かに書いていた淫らな小説の一部を読んでしまい不思議な衝動を覚える。その衝動のおもむくまま、誰にも言わないから続きをすべて読ませろと彼女を脅迫したことから、二人だけの秘密の日々がはじまるのであった・・・。
うおおおおお!!!袴田先生のドシリアス百合来たわアアアアア!!!ほんわか系で和まして下さる百合作品を多く書かれている袴田先生が、ギャグとか笑かしを完全排除して、静謐さと艶めかしさ溢れる物語を白日の下に解き放ってくださいました。

左の小説に没頭する夏樹が、左がその作品を本当は誰に向けて書いていたのかに気付き、左の小説の登場人物のように歪んだ気持ちに徐々に支配されていく一連のシーンとか、昏いのに妙に心地良い雰囲気なんですよね。。
更に物語後半に、夏樹の歪みの中に隠されていた自分への想いに対して、左が自らの答えを伝える場面があるのですが、その描写(伝え方)がもう上手いわ萌えるわでどうしようかと思うレベルでした!!“彼女の世界”をめちゃくちゃにしようとした自分が、逆に“彼女の世界”を変えていき、囚われる。ラストの先の未来がどうなるか気になってしかたないです・・・。



『熱帯少女』吉富昭仁(百合姫コミックス)

夏の少女は健康的に爽やかにエロス!!いやー、これは傑作百合短編集ですよ。もう各話の密度が濃すぎて、紙面から真夏のような熱気が漂ってこんばかりですわよ。
エネルギッシュさ、焦がすような日差し、素肌から滴る汗のイメージ・・・そんな“夏”という季節を舞台に、様々な関係の様々な少女たちが、ひと夏の思い出以上の恋に踏み出していくお話が、てんこ盛りに詰め込まれています。自覚のない感情や秘めた気持ちが、鮮やかな想いに変化する瞬間を眺めるのはサイッコーですわね。

更に、想像力を掻き立てられまくる“見えそうで見えないエロス”が至るシーンに仕掛けられているのも、良かったですよおおー。スイカを丸ごと一個食べたら願いが叶うという謎の願掛けに挑む少女の話とか、蟻になりきって砂糖水のように甘い?先輩に迫る後輩少女の話とか、ぶっ飛んだ設定の話も実に面白く読めました。恋の始まりとか、そういうのをいっぱい読みてええええ!!という人に俄然お勧めの作品集です。



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2013年04月06日

この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その弐〜

よっしゃあああー!!今回もろむろむの個人的殿堂入り百合漫画をキモ熱く紹介してみますわよ!!

『ガールフレンズ』森永みるく(アクションコミックス)

百合漫画の金字塔とも呼ぶべき名作です。百合初心者は、まずこれを読んで百合ポテンシャルを鍛えるべき(何。ちょっとした同級生的仲良しから始まった友情が、未来を見据えるほどの真剣な恋愛にまで昇華されていく様子が、軽快なタッチで鮮やかに描かれていて、軽く読んでるだけでも胸キュン連続大爆発で正気を失いそうになります。
主人公・まりから一途に向けられていた恋愛感情に気づいた親友・あっこが、最初は戸惑いつつも、そこからまりを特別に意識するようになって、どんどん惹かれていくんですけど、そこらへんのスレ違い含めた一連の流れが、もう最高に焦らしまくってくれるんですよね。。そして、焦らされまくった後には、神がかったラブラブ両想いシーンがこれでもかという程に堪能できるというご褒美が待っているのです・・・。

森永先生は、ちょっとした仕草の描写や表情の変化に最高の萌えを叩き込んでくるんですけど、たとえば“ちょっとしたことでヤキモチを焼いて、あっこの背中をソッと抱きしめるマリ”とか、もう萌えすぎて死ぬかと思いました。ただ、むやみに甘いだけではなく、ちょっと苦い部分やもどかしいエピソードも入っていて、最後までまったく飽きずに読めると思います。そして読めば読むほど、まりとあっこの可愛さに精神がジワジワやられていくんですよね。。本当に大好きな作品です。



『ささめきこと』いけだたかし(MFコミックス)

“可愛い女の子が大好きな親友・風間”を好きになってしまった、あんまり可愛くない主人公・村雨純夏の恋と青春と成長の物語。
風間は女の子しか好きになれない人間で、その性別のハードルはクリアしているのに、風間の目には純夏は“親友”にしか映らないというこのジレンマから物語がスタートするのですが、やー、この掴みはほんとに凄かったと思います。1話のラストで純夏が“私の恋は孤島の花、咲いて実りのあるじゃなし”と心の中で呟いて涙するシーンがあって、もうこれを見た瞬間、何としても続きが読みてエエエエエエエエっと、悶絶しました。

基本的には個性的でちょっと変わった友達キャラが色々出てくギャグベース時々シリアス有りな青春漫画で、中盤若干中だるみもするんですが、大テーマである純夏の恋の行方が物語の軸という事が、どの巻でも一切ブレなかったのが良かったですね。
基本的にはゆったり日常系〜って感じなんですけど、たまにすごい迫力のある表現を仕掛けてくるのがあなどれません。純夏の想いに気付かない風間が、自分とギクシャクする純夏を見て、モヤモヤを募らせて“どうして私の傍にいてくれないの!?!”と、自分の部屋で滅茶苦茶に暴れるシーンとか、めっちゃ好きなんですけど・・・私・・。風間にとっての純夏は、もはや親友以上の存在になっていたんだなああ〜と、強く思わされた場面だったと思います。その後も、純夏と風間の前には色んな困難がドカドカ出てくるんですけど、周囲の助けを受けつつ、それをゆっくり乗り越えて成長していく二人がすんごくいい感じに見えてくるんですよね〜。。百合満開な告白シーンや、ラストの熱い〆っぷりも申し分なしで、大満足だったです。



*『青い花』志村貴子(エフコミック)

子供の頃に引っ越した幼馴染との偶然の再開から始まる少女たちの青春物語。
主人公・あーちゃんと、その幼馴染・ふみちゃんのラブの話がここから始まるんだな・・・という安易な予想は物凄い勢いで裏切られます。
1巻時点のふみちゃんにとってのあーちゃんは“大切な友達”を超えるものではなく、それよりもボーイッシュな先輩に本気の恋をして、あーちゃんに相談するような始末だったりします。あーちゃんは、ふみちゃんがそういう指向を持っていることを知った上で受け入れ、ごく自然にふみちゃんを励ましたり、元気づけたりする友達であり続けます。その先輩との恋が終わってから、やっと二人がお互いを少しずつ意識するようになり、二人の恋がようやくゆっくりと幕を開けていく訳で・・・(*ここまで連載1年以上)
まったく、爽やかな作風に似合わず、焦らしプレイは超一流ですよ(待。アニメは、ふみちゃんと先輩の恋の終わりで〆られてたんですけど、ちょっと待て大事なのはここからやろ!!ここからァアア!!・・・と、一人で悶絶してました。

まあ、そんな感じで、登場人物や周りのキャラの心情描写はめっちゃ丁寧ですし、鎌倉というステキな舞台で繰り広げられる青春のあれやこれやは、眺めているだけでも楽しいです。現時点(2013.4)でも、絶賛連載中であり、最新刊ではふみちゃんにトキメくけど、まだ自分の気持ちを把握し切れてないあーちゃんが、ふみちゃんと距離を置こうとして、ふみちゃんマジ落涙な状況になってて、オイオイこの先どうなっちゃうんよおおお!!という感じなんですけど、百合的にまったく心配はしておりません。先の読めない二人の恋愛を私たちもゆったり堪能しようではないですか!!



*『オクターブ』秋山はる(アフタヌーンKC)

元・売れないアイドルで、鬱屈した日々を送る主人公・雪乃と、駆け出し作曲家・節子の、胸にザクザク来る感じの恋愛物語。
不器用な二人の不器用な恋愛・・・というか、むしろ“擦れ違い→ぶつかり合い→歩み寄り→ラブ→擦れ違い・・・”という展開の波状攻撃を楽しめる、百合中級者向けの作品かと思います。
たとえ好きな人でも、お互いの心をわかりあうことは簡単な事ではない。相手のことを想うがゆえに行ったことが、予期せぬ形で相手を傷つけることになってしまう・・・という、そういう人間誰しもが抱えるような“痛み”を、いかにしてやり過ごしたり、乗り越えていくかが物語の焦点になっているような気がします。息するような自然さで、身体を交わしている描写がちょいちょい入ってくるのですが、あんまやらしい感じはないですね。というか、これもまた二人のありふれた日常って感じでイイんですよね。

序盤で、節子が雪乃を思いやって言った言葉を“節子さんにとっては自分なんてどーでもいいんだ!”と解釈して傷ついた雪乃が、ヤケクソになって顔見知り程度の男に抱かれてしまい、それを知った節子“そんなつもりで言ったんじゃないよ!!”大号泣している様子を見て、ようやく自分が節子にとって特別な存在であると理解するシーンがあるんですが、このエピソードとか、ほんとに忘れられないぐらいパンチが効いてますよ・・・。最初はクールな雰囲気で、雪乃をリードして翻弄する側だった節子が、どんどん雪乃を好きになって心の支えにしていくのも熱いです。
読んでて心削られる部分も多いですが、ちょっと心弱くてウジウジタイプだった雪乃が、節子と対等に向き合って、二人で前に進んでいけるようになる、成長物語の要素も入っていたりして、そういうところも楽しんで読めるんじゃないかなーと思います。



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2013年02月26日

この百合マンガがすごい! 〜私的殿堂入り級おすすめ百合漫画その壱〜

百合マンガもまだまだ発展途上とはいえ、一昔前に比べて信じられないぐらい刊行されるようになってきましたね。すんばらしい・・・・実にすんばらしい事です・・・。

私も一昔前は“お布施や、これはお布施や!!ワイが買わんかったら誰が買うんやこの本は!!ワイが買うて次に繋げんとあかんのや!!”ってな感じで、謎の使命感を持ちながら、微百合だろうが何だろうが、あらゆる百合漫画を躍起になって買い集めてました。。しかし、最近は数が増えてきたこともあって、そこそこ気に入った本や気になる本を“選んで買う”というステージに上がることができました。“選ぶ”なんて、なんて贅沢なことなんだろう!ありがとう百合文化!百合雑誌!百合編集者!百合漫画家さん!百合作家さん!百合に寛容なJAPAN(何)!!

・・・まあ、そんなこんなで最近百合に目覚めた人・目覚めつつある人も徐々に増えてきたと思いますので、今回は、百合を養分にして生きてる管理人こと、ろむろむが、猛烈な回数読み倒してきた百合漫画を紹介してみたいと思いまする。

かつて、どこかの百合伝道師は私に言いました。



まー、あくまで私がドッカンドッカンきた作品って感じなので、適当に参考にしてみてくらはい。

*『かわいいあなた』作:乙ひより(百合姫コミックス)
日常のさりげない場面から生まれた、そよ風のような小さな“きっかけ”が、ふと気づけばハリケーン級の“百合”に変化していた件。これですよ・・・これなんですよ!!

おっ、ここで気持ちがゆらめいたんだな・・・と、ごく自然に読者に悟らせるような恋愛描写の上手さといったら、乙先生は群を抜いてますことよ。短編6編が収録されてますが、特に押せ押せな美少女にアタックされまくって戸惑っていたら、いつの間にか恋に落とされてしまう女子大生のお話“maple love”が、私は一等好きですね〜。田舎の自転車通学高校生のじれったいけどスゲー純情なお話“星空サイクリング”とかもチョーかわいくて、なんか心が洗われましたわ。



*『エビスさんとホテイさん』 作:きづきあきら サトウナンキ(つぼみシリーズ)
リアリティの伴うOL百合物語。なんか常に必死感が漂う主人公のホテイさんと、クールなのに不器用なキャリアウーマン・エビスさんのキャラ設定が良いんですよね。
とりあえず、常に流されがちだった主人公が、震える拳をにぎりしめて、ドカンと一発決めた告白シーンのインパクトが凄過ぎます(てゆーか、もはやプロポーズ)。お話の作りがかなりしっかりしてるせいか、主人公たちの言葉や行動がすごく真に迫ってて、なんかすごい説得力のある百合を至る所で垣間見れます。

本編に派手な百合描写はあんまりないんですけど、描き下ろし漫画の小さな一コマに、二人のラブラブっぷりは明白なものになっている証拠があるのでご安心ください(?)。ええ、あのソファーの上で、エビスさんがホテイさんの髪を触って二人でクスクス笑い合ってるシーンですよ。あれは、なんかほんとにグッときました。



*『少女薄命 猫目堂ココロ譚 』 東雲 水生(百合姫コミックス)
猫目堂シリーズは3冊とも全部すんごおおおおく好きで、3冊に優劣をつけられないほど、どれも素晴らしいです。真っ直ぐな恋愛物語はもちろんのこと、SFチックなものや、ややダークな後味のものもあったりして、とにかく飽きません。登場人物が総じて可愛いのも熱いですわー。

少女少女薄命に収録の第六話“縛る赤”は、年上のお姉さんに子供の頃から焦がれていた少女が、葛藤の末、遂にお姉さんの心を優しく狡猾に縛り付けることに成功する・・・という、お話なんですが、これがものすんごくツボに入りました。お姉さんを見つめる少女の酷薄なのに熱っぽい瞳がたまらん!!描き下ろしページでその後の二人が書かれていて、更に大☆興☆奮させていただきました。第七話の“ステラ・マリス”の、主人公の絶望描写もかなり痺れましたです。



*『いばらの泪』作:リカチ(百合姫コミックス)
“空色ガールフレンド”という作品のスピンオフで、空色〜の主人公に木端微塵にフラれた少女・真希のその後の生き方が綴られています。空色〜において、わずか5ページでフラれてその後1ページも出てこなかった真希が、超不憫だったんですけど、その後の大学生活でやっと・・・やっと幸せになれましたぞよおおおお!!

このいばらの泪においても、真希の突き落とされっぷりは相変わらずなかなかのモンでしたが、そんな真希を心から大切に想って常に見守り続けてくれた親友・りりあが、彼女を丸ごと救い上げて下さいました。主人公がりりあの大切さに気付いた瞬間、各シーンの心情描写で象徴的に描かれていた“鋭い茨のツタ”に、一斉に薔薇が咲くという場面が現れるんですけど、この表現とか何気に凄くて、なんか謎の感動がありました。。“空色〜”も、この本と同じぐらい好きなんですけど、主人公たちはこっちのほうが好感が持てるような人が多いかもです。私は、空色〜の小悪魔ヒロイン・樹里も、かなーり好きですけどね。



*『純水アドレッセンス』作:かずまこを(百合姫コミックス)
保健医と女子高生の純愛。ド直球の百合純愛がピュア眩しすぎて、3回ぐらい浄化されました。素直に自分の想いをはばからず伝える主人公・ななおを、大人の余裕を見せて対応していた保険医の松本だったが、気づけば松本の方がイッパイイッパイになって弱さを見せたりしてしまうという、この逆転現象が実にイイんですわー。

ラスト近くの告白シーンの直球ぶりもマジで勢い有りすぎて、読んでて軽く吹き飛びました。ななおに密かに恋をしていた友人の告白する前に終わってしまった失恋のお話も良かった。描き下ろしは、最初暗い話にするつもりだったらしいですが、編集者さんの推しでイチャラブになったみたいです。編集者さんGJGJ!!これでラストに暗い話に叩き込まれたら、なんか三日ぐらい寝込みそうになります。清涼飲料水のように渇きを潤してくれる、そんな百合マンガれす。



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Posted by romrom6656 at 00:22Comments(0)TrackBack(0)clip!

2013年01月12日

この百合マンガがすごい! 〜2012年管理人悶絶ベストオブおすすめ百合漫画〜

もう年もあけて久しく、早くも会社が辛いろむろむですが、みなさま如何お過ごしでしょうか。今更ですが、2012年に私の脳を溶かして沸かせていただいた、多くの百合作品の中から、“いやー、これには心底狂わされたわ〜!!”と思えたものを10個ほど、ご紹介してみましょうかね。百合漫画を見る目には正直自信がございます。年が明けてる以上“この百合マンガがすごかった”の方が正しい気もしますけど、まあいいや!ではどうぞ〜!!

 悒僖い鬚△欧泙靴隋△△覆燭縫僖い鬚諭拑遏Г気もと麻乃(百合姫コミックス)
バリエーション豊富なお話を楽しめる百合短編集です。
・・・ってか、どわああああ、すんげええええこりゃすんげええええええ!!!!女の子は可愛いわ、お話は上手すぎるわ・・・さかもと先生は、百合姫連載陣の中でも異様な完成度を誇る最強エースに相違ないですよ(何。
ハッピーエンドもビターエンドもゆるいエンドも、どれも自然で胸にスッと入ってくるんです!!!特に『マイユニークデイ』は驚きました。柔らかで流れるようなお話と、キャラのわずかな表情の変化が、繊細な心の動きを表現してるとことか、まさにこれぞ超お手本級の“百合漫画”ですよ。四作目の『もう好きなんて言わないから』も凄い。冒頭のモノローグが、まさかラストのモノローグにこんな風に繋がるなんて想像もできませんでした。 “本当はいつまでも・・・”の後の言葉が名言すぎて頭から離れません。でも、一番好きで、一番読んだのはやはり表題作の『パイをあげましょ〜 』ですね。なんか心情がリアルに感じられるというか、まあユキちゃんみたいな一途なキャラが、ぐっと堪えた時に浮かべる涙は最高ですな!!とにかく読むしかない漫画っすわ!!


◆惱蚓構造式』作:天野しゅにんた(百合姫コミックス)
同級生から社会人、年の差カップルまで幅広く網羅した百合短編集。
どのキャラも生き生きしてて可愛い上に、萌えシチュエーションがたくさんあって、百合の新たな可能性を発見できるナイスな漫画です。特に、無邪気で一途なチビちゃんが、色々あって大人になってから大好きなお姉さんを迎えに来るお話に一番萌えましたわ・・・。ギャグテイストですけど、なんか好きなんですよね〜♪ギャグもシリアスも入り混じった作風なのもまた良しなのです。


『花と星(2)』作: 鈴菌カリオ(つぼみシリーズ)
一巻の百合度がやや低かった為に敬遠された人もいたかもしれませんが、あの1巻はすべて2巻の怒涛の百合展開に至るための長い助走であり、真の百合好きの感性を磨くための試金石だったっつーことですよ(意味不明。
まあ、とにかく絶妙に食い違っていた二人の気持ちが、ちょっとしたことをきっかけにグッと縮まり、想いが通じ合った後は、今まで上手くいかなかった関係を埋めていくようにどんどんラブラブになっていく訳で・・・、まあその描き方が明るくて爽やかでとっても素敵なのでございますよ。唐突にハイテンションなギャグが出てくるのもまた良し!主人公たちの幸せそうな笑顔が印象的な作品でした。2巻完結なので、とにかく1巻、2巻を一気に読むことをお勧めいたします。


ぁ悒廛▲廛■味稗丕咫複粥法拑遏 後藤 羽矢子(バンブーコミックス)
完結巻。お金持ちと超貧乏の凸凹ペアの日常を描いていた4コマギャグ漫画でしたが、無敵の百合フィーバーENDを迎え、わたくし感無量でございます。
1〜3巻において、レンさんの優しさや寂しさがナコの心を動かし、そこから長〜い“相互片思い期間”が続いていたのですが、ついに完璧な両想いになりまして、登場人物みんなを巻き込んだ大団円に繋がっていったのには、正直ほんとに感動しました。レンさんとナコがゆっくりとお互いのことを知って、好きになって、周りの人ともいろんな言葉を交わす中で“理解”を積み重ねていったからこそ、こういう終わり方がごく自然にできたんでしょうね。ナコも天然可愛いけど、それ以上に不器用お金持ちのレンさんのキャラがめちゃ良かったように思います。


ァ慷臑のキメラ』作:大北紘子(百合姫コミックス)
ファンタジーから現代ものまで幅広い設定と、お話の中にうっすらと流れるダークさが魅力の、百合短編集です。
自分達を取り巻く醜悪な世界の中で、“相手を想う心”をいかにして貫き通すかというのが、テーマになってるような気がしました。表題作“裸足のキメラ”のラストで、主人公だけが本当のことを知らないまま、大好きなメイドとの楽しい未来が来ることを信じているという、あの残酷さとか・・・もう・・・たまりませんです!!!更におまけページで、メイドの服を抱きしめて無表情で座り込んでいる主人公のイラストとか、完全にトドメさされましたわ。他の、“はんぶんこ”や“名もなき草の花の野に”も、読んだ後にものすごい妄想&想像が膨らみまくりでヤバかったです。すっごい読みごたえがあるので是非とも!


Α悗ちびるためいきさくらいろ(1)(2)』作: 森永みるく (アクションコミックス)
未完の名作、ついに完結!!百合姫連載が途中で休止されてから、日の目を見ることのなかった作品が、ようやく完全無敵状態で爆誕しました。何組かのカップルのオムニバスが詰まっていて、その中でも(森永先生的)鉄板カップル2人組の紆余曲折は連作形式で描かれています。
9年越しの出版ということで“GIRL FRIENDS”連載前と連載後の作品が楽しめるわけで、なんかもう・・・色々と感慨深いです。。百合漫画界に名を馳せる名手の、鮮やかな百合さばきを楽しむにはうってつけの本ですな!!とりあえず瞳と奈々の結末がちゃんと読めて、本気で嬉しかったれす。


АCollectors(1)』作:西UKO(白泉社)
社会人主人公2人の百合の4コマ&ちょいストーリ漫画。私、この作品ってまっったく知らなかったんですけど・・・ホント、知らなかった自分をシバキ倒してやりたいぜええ!!ってなりましたね。それほどまでに、なんかクセになるんですよこの絵柄とキャラとお話があああ!!
大人っぽい絵柄で、大人の二人が主役なので、ややビアンな感じになってるのかな〜と思ってましたけど、特にそーゆー訳でもなく、ごく自然な大人の百合恋愛模様をギャグ込みで楽しむ様な作品でした。それよりも、本が大好きすぎでヤバい本マニアと、オシャレが大好き買い物マニアという、何もかも正反対な二人が、物凄くお互いに惹かれあって、なんだかんだラブラブという設定が熱いですな!!“相手のことをどれだけ好きか”というアピールも普通とだいぶズレてる感じなのも面白いです。続きが爆気になります。


─愾躪腑織錙璽螢轡(1)』作:あらた伊里(つぼみシリーズ)
ハイテンションギャグが7割を占める(ややおかしな)日常系百合漫画。努力型優等生が、天然の天才(と、その愉快な仲間たち)に振り回されまくる学園日常モノです。主人公をはじめ、テンション高くて頭ぶっ飛んでるキャラだらけで、基本的にはホンワカ百合な感じでお話は進行します。しかし、すごく絶妙のタイミングで超絶萌える百合シーンを挟み込んでくるので、まったく油断がなりません。
名前を呼ぶとか、手を繋ぐとか、そうしたよくある行動を、ここまでドキドキ魅せてくれる漫画もそうそうないですよ!!同人誌の時代から、モリモリ買わせてもらってますけど、この作者様が本気で直球百合描いたらほんっっとーに凄いんです。今後のご活躍にも期待ですね!


『姫のためなら死ねる(2)』作:くずしろ(バンブーコミックス)
清少納言×中宮定子という、悠久の歴史を感じさせる珍カップルを中心とした、ギャグ百合4コマもようやく2巻が発売。1巻で遺憾なく発揮されていた、清少納言の中宮定子様への“愛”が、弁官や周囲のキャラを巻き込みつつ、更にパワーアップして暴走しまくっており、読んでて実に楽しいです。ピュアでやや天然な中宮定子も、清少納言の慕いまくりっぷりに満更でもない様子で、この巻では更に仲良くなりたいとあれこれ行動するのが可愛いんすよ〜。しかも枕草子のネタをきっちり絡めてくるのも凄い。
漫画の中で定子が『少納言のことを一番に想おうかどうか考えてるの。もし、一番じゃないって言ったらどうする?』と、試すように問いかけるシーンがあるんですけど、これは枕草子の中で『第一の人に、また一に思はれむとこそ思はめ』という、フレーズの出てくるあのお話じゃないですかあああ!!と、興奮してしまいました(待。まー、とにかく清少納言が熱いわ、定子様萌えるわな面白い作品なんで是非おすすめしたいです。WEB漫画でだいぶ先の続きも読めます。


『あさがおと加瀬さん』高嶋 ひろみ(ひらり、コミックス)
スポーツ万能でカッコいい加瀬さんと、控えめだけど心の優しい園芸部員・山田の甘酸っぱい恋の進展をゆっくりと描いた作品です。さりげない日常のイベントが、どんどん特別な思い出になって、二人の間に積もっていく様子が、見てて非常に心地よいのです。
若干ギャグテイストですが、なんかもう色んなキラキラしたものが紙面から溢れてくるんですよね。この爽やかで明るいノリに、なんか気持ちがウキウキします。あと時々、加瀬さんがとてもエロい視線で山田の唇や太ももをロックオンしているのも、とても良かったです(何。



まだまだあるんですけど、とりあえずろむろむが2012年に物凄くドキドキしながら読んだ上位10作品を上げてみました。どれもこれも良すぎて、正直順位とかつけれない勢いですけど、『パイをあげましょ、あなたにパイをね』だけは、私の中で間違いなくダントツ1位だったということをお伝えしておきたいと思います。ほんとにおすすめですよ!ってか、2012年は百合マンガ大豊作でした。今年もすんごく楽しみです!!

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