2009年10月28日

『オトメロディー』<高橋美佳子>

『オトメロディー』(2005/5/25) インターチャネル

作詞:山田ひろし
作編曲:渡辺チェル
歌:高橋美佳子

アニメ『おねがいマイメロディ』OP主題歌。

改めて聞いてみると・・・ものすごいアイドルソングだったんですね、この曲。
まあ“スキスキスゥ〜!!フワフワフゥ〜!!こんな気持ちメロメロディィ!!”というお花畑爆発な絶叫からはじまる曲が普通でないことは常人なら誰でもわかることですが・・・。

シンプルなメロディラインながら、メロ・サビ・間奏と、どれを取っても隙が無いつくりなのは流石というほか無いです。作曲の渡部チェル氏は、アニソン系の作編曲のほかに、一般アイドル曲(例*とろぴか〜る略)等の編曲などにも携わっている方ですので、このオトメロディーのように、一度聞いただけで脳の奥にこびりついてしまうような中毒曲を生産されるのもしごく納得なのであります。

サビは、“スキスキス〜”からなのか、“と・ど・け、マイメロディ〜”からなのか迷いますが、多分後者でしょうね。でも、どこを取ってもサビに思えてしまうのがまた凄い。

“オトナじゃないオトメです 泣いたりだってしちゃいます 女の子って魔法で 作られたの”

ああああ・・・この歌詞やっぱ最高です。小学生のお嬢さんたちの夢や感性にぴったりと寄り添うような、実に可愛らしい歌詞じゃないですか!!なんかわかんないけど楽しいことが大好きで、泣いたり笑ったりしながら、ふんわりした世界で生きている少女の為にあるような詞ですね。

基本的にこの世界は、マイメロディが不思議な力で『おねがい』を囁けば、様々な問題が強引に解決できるみたいなので、歌詞で何度も繰り返される“お願いね マイメロディ”は、それそのものが言葉の魔法になってるわけなのです。トンチンカンなマイメロと共に、乙女な世界を堪能したければ、あなたも両手を胸元でぎゅっと握って、このフレーズを叫べばよいのです。はい、解決。

おねがいマイメロディは、かわいいツラして毒舌天然腹黒な妖怪・マイメロディと、こいつに居候される羽目になった主人公・夢野歌(ゆめの・うた)が織り成す割りとシュールな子供向けアニメです(待。

いやー、アニメ終盤だったか忘れましたけど、強大な敵が攻めてきたので、仲間と部屋にこもって1年間必殺技の特訓をして、さぁいざ決戦だと部屋のドアを開けたら世界が完全消滅してて、ED主題歌が流れ出したと思ったら、突然あらわれた女王様がEDを強制停止させて本編続行&無理矢理解決してました。ほんと、もうどうしようって感じでしたけど、このテンションとノリが微妙に面白かったりして、文句も言えなかったです。マイメロディきららの最終回とかメタ世界なのか楽屋落ちなのかよくわからんハイパーSFワールドが繰り広げられてましたし、なかなか侮れないアニメだったと思います。




  

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2008年02月03日

『舞-HiME ベストコレクション』

『舞-HiME ベストコレクション』 (2005/12/21) ランティス

舞−HIME系の音楽は今まで散々レビューして参りましたが・・・なんのまだまだアアア!!!俺は一度ハマッたら、そうそう簡単に飽きたりしない難儀な脳を搭載してるぜええ(死。

という訳で、今回はCDシングル購入と無縁だった人にだけ嬉しい『舞−HIME ベストコレクション』のレビューをしたいと思います。まあ、ベストなんてものはコツコツとCD買ってきた人にとってはてんめえええええって類のものなんですけど、そうでない大半の人にとっては“得した!”と思えるものでございますしね。

とはいえ、このベスト版にはサントラからの抜き出しも幾つか入っていて、しかもプロモーション用BGMとかレアっぽい曲も入ってたりして、それなりに満足できました。妖精帝國の曲とか、シングルカットされてませんでしたしね〜。

1. 媛星 作曲:梶浦由記 編曲:梶浦由記
アニメ『舞−HIME』サウンドトラックより。

舞−HIMEのテーマソングといえば、この『媛星』を置いて他にないでしょう。アニメの重要なシーンでは、必ずといって良いほど流れていたBGMでもあります。梶浦先生曰く、女性的なものをイメージして作られた曲だそうです。確かにこの妖しくて優美な旋律とコーラスには、包み込まれるような“母性”を感じ取ることできると思います。

“媛星”をベースにして作られた“目覚め”も印象的なBGMでした。“目覚め”は、ブチ切れた舞衣がカグツチを操り、怒りのおもむくまま、命を殺そうと襲いかかるシーンで使用されていました。舞−HIME屈指のバトルシーン(舞衣vs命vsカグツチvsミロクvs清姫)を飾った、焦燥感に満ちた迫力ある楽曲も、元は“媛星”という曲から生まれた訳です。

媛星には別verがたくさん作られていますし、こういう万能曲が一曲あると、物語を貫くBGMにも統一感みたいなものが出て良いなと思います。

2. Shining☆Days 作詞:栗林みな実 作曲:飯塚昌明 歌:栗林みな実 レビュー
アニメ『舞−HIME』OP主題歌。

明るく元気なだけの曲かと思いきや、メロディはどこか切なげな雰囲気を匂わせていたりして・・・。そういう部分があるからこそ、友情あり愛情あり憎しみありの“舞−HIME”という物語を飾るに相応しい主題歌たりえるのだと思います。ドタバタ学園コメディ(!?)だった物語前半でも、みんなで殺伐バトルロイヤルだった後半でも、違和感なく聴くことができた曲でした。


3. TOMORROW'S TRUE 作詞:畑 亜貴 作曲:mia 歌:美郷あき
舞−HIMEに似つかわしくない(?)軽快なポップス。以前はその部分にひっかかりを覚えて、ちょっと敬遠してたんですが、改めて聴くとそんなに悪い曲でもないかもです。

4. 愛しさの交差点 作詞:rino 作曲:rino 歌:鴇羽舞衣(中原麻衣)
いい具合に肩の力が抜けた曲。ごく普通のポップスという感じで、歌詞も舞衣らしさを感じる部分はさほどございませんでした。“愛しのスイーツカフェで待ち合わせしたい”とか、こんなルンルン歌詞を舞衣が歌うとかすごく無理がある気が・・・。

ゲーム『運命の系統樹』では、舞衣登場シーンなどで頻繁に使われていました。(*水辺の花、ココロの剣も同様で、各キャラのテーマ曲として使用されていました)

5. 水辺の花 作詞:rino 作曲:飯塚昌明  歌:玖我なつき(千葉紗子)
アニメの劇中カラオケ大会にて使用されてました。千葉さん、さすがに歌い慣れてます。それなりに良い曲だとは思いますが、なつきキャラソンといえば『綺麗な夢のその果てに』がズバ抜けて素晴らしかったので、どうしてもそちらと比べてしまいますねえ。。

6. ココロの剣 作詞:rino 作曲:渡邊美佳 歌:美袋 命(清水 愛)
こちらもアニメの劇中カラオケ大会にて使用されていました。舞衣やなつきの上記キャラソンに比べると、清水さんは、かなりキャラクター意識した歌作りをされています。

7. It's only the fairy tale 作詞:Jim Steele、作曲:梶浦由記 歌:アリッサ・シアーズ(宮村優子)
みやむー!!!みやむー!!いやいやいやいや・・・みやむー全盛期、みやむーのラジオを聴き、みやむーのネタか本気かわからない謎歌を何十曲と耳にしてきた身と致しましては、みやむーが歌っているのを聴いただけで、もうなんか懐かしくて仕方がないので御座いますYO。

みやむー演ずるアリッサは、聴くものを圧倒する見事な歌声から『黄金の天使』と呼ばれているのですが・・・って、あああの、このキャラ設定って皮肉とかじゃないですよね?ね!?いやいやいや(落ち着け。

この曲は、楽曲もさることながら、歌詞(訳詩)がすんごくステキでした。

いばらの城に囚われた12人の少女が、恋や夢を叶えられるのは、少女の信じるおとぎ話の中だけ・・・という詞なんですが、舞−HIMEの世界が、美しくも哀しい言葉で綴られている訳なのでありますよ。シアーズという枷に囚われたアリッサが、その望みを果たすことなく静かに幕を閉じた場面でこの曲が流れたときは、何だか少しジーンとしました。

8. 小さな星が降りる時 作詞:栗林みな実 作曲:栗林みな実 歌:栗林みな実 レビュー
HIME戦隊出撃だ!!のシーンでの使用が記憶に焼きついております。栗林さんの曲は、胸のつまるような切ないものが多くて嬉し困ります(何。

最近では“あなたが・・・いない”とかね。小さな星が〜は、切ないだけではなく大切な人の為に何かを掴み取ろうとする“強さ”みたいなものが見えて、そこもまた魅力だと思います。静留ソングとし聴くならば、間違いなく2番!2番の歌詞を読むがよい!!

9. Parade 作詞:rino 作曲:rino  歌:中原麻衣(鴇羽舞衣)、千葉紗子(玖我なつき)、清水 愛(美袋 命)
(舞−HIMEの)どこかで聴いたけど、どこで聴いたか思い出せないです・・・。ラジオ?主役3人が揃い踏みで歌っております。舞−HIMEがただの暢気な学園サイキック物語だったら、ED主題歌とかに使われていたかもねって感じ。


10. last moment 作詞:橘 尭葉 作曲:橘 尭葉 歌:妖精帝國
VS凪戦で使用されていた楽曲(*なつきルートにて)。生きるか死ぬかという絶望的な状況を彩る、激しく鮮やかな楽曲です。電子音打ち込みまくりなのに、出来上がりは濃厚なゴシック調ロックになってるのが不思議です。サビ・メロディー・歌唱共にキャッチーかつ安定していて、妖精帝國初心者さんにも間違いなくお勧めできる一曲です。

とにかくこの曲は、コーラスが非常に印象的で、このコーラスの存在によって楽曲中の“混沌度”“陶酔度”が桁違いにアップしていると思います。
“Be in the grip of Death. Jesus! Mercy killing. Last moment”
・・・あああ、洗脳されそうです。最後の瞬間には、安らかなる死を抱いて・・・みたいな感じですか(意訳。

11. Fortuna 作詞:橘 尭葉、作曲:橘 尭葉 歌:妖精帝國
VSアリッサ戦で使用されていた楽曲(*なつきルート他)。アリッサの強大なチャイルド『メタトロン』と他のHIME数人の混戦バトルシーンで流れていましたね。

歌詞は英語ではなくラテン語なのです。Fortunaは“幸運”という意味でしょうか。囁くように紡がれていた声が、サビ直前から一転、狂気をはらんだ危うい雰囲気を漂わせてくるところが面白いです。

12. 阿修羅姫 作詞:宝野アリカ 作曲:片倉三起也 歌:ALI PROJECT レビュー
運命の系統樹OP主題歌にして、問答無用の静留×なつきソング。愛する人の為に修羅と化し、立ちはだかるすべてを薙ぎ倒す、激しい女性の情念を激しく謳い上げてらっしゃいます。

運命の系統樹・なつきルートにて。

『ああ・・・なつき・・・あんたは、優しい子・・・や・・・な・・・。鬼みたいなうちとは・・・大違いや』
『何を言う!静留は優しい!他の誰が違うと言っても私は言うぞ!静留は優しいと!』


自らを鬼にたとえ、自分の罪と業を涙ながらに謝罪する静留と、何度もその言葉を否定し、とっくに赦していると繰り返すなつきの台詞の中に、この阿修羅姫の真髄が!!“最期の瞬間に あなたの瞳 みつめられるなら・・・”の歌詞とも極まってマジで死ねます。


13. Silent wing 作詞:畑 亜貴 作曲:宅見将典  歌:美郷あき レビュー
運命の系統樹ED主題歌。私は舞−HIMEシリーズの中で、この曲が一番好きです。愛してます(待。ゲームのどのEND(悲劇or幸せ)でも、しっくり来るED主題歌なんてそうそう無いですぜ。

ゲームでは、静留がなつきの目の前で自殺を図るシーン直前の会話にて、Silentwingのオルゴールバージョンが流れていました。すべてを諦めたように、自分を追い詰めながら、己が隠していた想いをなつきに独白する場面で、この曲は切なさMAXで相当ヤバかったです。

『全部・・・・。始まる前から、終わってたんや』

なつきの為に、なつきの為にと思ってやってきたことが、結局なつきにとって最悪の事態を引き起こしてしまった事実。静留は自分に与えられた力で、ただなつきを護りたかっただけなのです。“何ができたのだろう?”と遠くから問いかけるような歌詞が、哀しみを煽ります。

『うちは、うちのやり方でやらせてもらいますさかいに。なつきのこと救うんは、うちの他にありませんから』

14. 君が空だった 作詞:畑 亜貴 作曲:飯塚昌明 歌:美郷あき レビュー
アニメのED主題歌。美郷さん曰く<大切な人と別れてしまった、でもそれは再出発という部分で、舞−HIMEのストーリーと重なっているんじゃないかと思います>とのこと。別れの歌でありながら、清清しい感じがするのは、そういう理由からだったのですね。

15. 私立風華学園校歌~水晶の守り~ 作詞:畑 亜貴 作曲:伊藤真澄 歌:中原麻衣(鴇羽舞衣)、千葉紗子(玖我なつき)、清水 愛(美袋 命)
校歌っつーか、もう子守唄の勢い。何度聞いても、こう・・・スヤスヤスヤと・・・。いや、本当にフワフワ〜と眠たくなるんですよ。恐ろしい睡眠薬ソングです。

16. 舞-HiMEプロモーション用BGM 作曲:梶浦由記、編曲:梶浦由記
舞−HIMEのDVDおまけ・偽劇場版CMで使用されていた曲といえばピンとくるでしょうか(夢宮ありかが転校してくる・・・という筋書きのアレ)?壮大な物語のはじまりを予感させる、スケールのでかい曲調にわしづかみにされます。しかし、アニメ開始前プロモ時の静留様は妖艶だなあああ(↓)。




<拍手お返事>
1月28日×10と×1と×1
1月30日×1
1月31日×1と×10
ありがとうございます!!
2月2日×4
>魔よけの〜、美勇伝の〜の方
メッセージ有難うございます!!励まされます★★
紫陽花アイ愛物語に静留ソングと見るとは、お見事です。変なダンスと、梨華ちゃんの妖しい腰しか見てなかった私は・・・ちょっと出直してきます。しかし美勇伝解散で、今後の梨華ちゃんが(略。それと、魔よけにも気付いて下さり(気付くよ)、ありがとうございます!今後も静留様萌え萌えでいかせて頂きますので、よろしくお願いいたします!
  
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2007年06月20日

『shining☆days』/『小さな星が降りる時』<栗林みな実>

『shining☆days』(2005/03/24)ランティス
作詞:栗林みな実  作曲:飯塚昌明
歌: 栗林みな実

アニメ『舞−HIME』OP主題歌。
萌え燃え学園異能バトル物語の幕開けを飾るに相応しいだけの、派手さ華やかさを併せ持つ一曲。栗林さんの真夏の太陽のように明るく、伸びやかな歌声が耳に馴染みまくります。

楽曲もメリハリが効いていて、実に良いですね。ジワリと聴かせる部分(*40〜52秒)と、底から押し上げるように盛り上げていく部分(*サビ/1:04〜28)を並べて、“テンションのアゲサゲ”を演出する所なんかは、特に上手いと思います。

歌詞は、恋する『わたし』のストレートな気持ちめいいっぱい“力強く”表現してみた・・・という感じですね。ひたすら天真爛漫に恋するハートを語る『わたし』の勢いがよく出ていると思いますが、曲をサラッと聴いていたときには、恋の歌だとは全く思いませんでした。ま、この青春元気ソングっぽさが、この曲の良いところですけどね。

舞−HIMEの最終回はファンの間では賛否両論でしたが、私はエピローグで『shining☆days』が流れたとき『ああ、大団円ハッピーエンドで本当に良かった』と、心から思うことができました。

敵味方に分かれて戦い続けたキャラたちが、色んな壁を乗り越えて、一緒の空間で楽しそうに過ごしているシーンでBGMが『shining☆days』。輝ける日々が、これから始まること、ずっと続いてゆくことをこの曲で暗示しているのであります。

*静留さんのこんな笑顔が見られるのは大団円ENDだけ!!



・・・というか、最終話の題名も『shining☆days』でしたよね。。

やはりこの曲は、舞−HIME全26話を支えきるほどの強いテーマ性を持った主題歌だったと云えるでしょう。

アニメ主題歌は、アニメ作品にとって欠かすことのできない重要な作品構成要素であり、作品の世界観を支える柱の一つであるべきだと、私は考えています。『shining☆days』は、その基本を最後まで忠実に貫いた、とても良いアニメソングだったと思います。

参考舞−HIMEプロデューサーのインタビューより
<主題歌に関しては、ある種の青春学園ソングにしたいというイメージがあったんです。“学園のイメージを想起させる声であり、とても耳障りの良い、ヒロイン声だなぁ”と言う意識から、栗林さんの起用は決めました>

2、『小さな星が降りる時』

アニメ『舞−HIME』挿入歌
第15話『天駆ける☆女子高生』で、HIME戦隊が出撃(?)する際のBGMに使用されていました。

切なげなメロディーラインに、ショートケーキよりも甘甘な歌詞が乗って乗って乗りまくるこの気持ちよさ。個人的には、shining〜より、小さな星が〜の方に、心惹かれてしまいますねええ〜。

曲開始早々に聴こえてくる栗林さんの狂おしげな声が、甘く切ない世界に私たちを優しく誘い出してくるのです。これはもう、何も考えず素直に導かれるしかないってモンですYO!!

・・・ベタといえば、ベタかもしれませんけど、私は“ロマンチック路線”をこんなにも思いっきり突っ走ってくれる栗林さんがとっても素敵に思えます。

<例え世界が終わるときでも、私はあなたの傍にいてずっと抱きしめているから、怖くないし、寂しくないよ。あなたのすべてに満たされて、私はもう一度生まれ変わることができる・・・>

歌詞を要約するとこんな感じなんですけど、これが栗林さんの手にかかると、まばゆいほどの愛と浪漫を散りばめたキラキラ歌詞になるんですけら、いやもうホントこれは才能ですね。

初期の静留ヲタの間では、全体を流れる切なげな雰囲気と、熱烈な恋愛歌詞っぷりから『静留ソング』としても持て囃された一曲。栗林みな実さん初心者(?)の方にも、おススメできますので『shining☆days』に合わせて是非聴いてみて下さい☆



  
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2007年06月09日

『ビオライト/白と黒』<渋谷有利>

『ビオライト』 (2005/12/7) MPS(LDC)
作詞:只野菜摘 作曲:西岡和哉
歌:渋谷有利(櫻井孝宏)

今日からマ王 キャラクターソングシリーズVOL.1 渋谷有利
そういえば去年にヴォルフラムのキャラソンレビューをしていたので、ついでにマ王陛下のキャラソンの方にも突撃してみたいと思います。

1、ビオライト (means 'be all right')
な、なんですか・・・このSEXYマ王様は・・・。
櫻井さんのムンムンムラムラ色気歌声に終始圧倒されてしまいました。この見事な歌唱力に、この色気・・・・マジで酔えます

主人公の渋谷有利は、基本的にオロオロしてる系のキャラだと思うんですが、このキャラソンではそれとは180度真逆な、自信(と色気)に満ち溢れた有利様が具現化しております。・・・って、その時点で既に有利ではないですよね。

有利のキャラソンと言われてもいまいちピンと来ないかもしれませんが、声優ソングとしては、かなりよく出来たレベルの高い作品であるように思いました。

題名のビオライトは『be all right(*大丈夫&問題ないの意)』を思いきり訛らせた造語(?)みたいなものです。つまり『be(ビ)all(オ)right(ライト)』と読ませている訳ですね。

こうした無理やり造語は、一歩間違えるとすごい勢いでスベっていくものですが、この『ビオライト』は“妙なカッコ良さ&オシャレ感”が出ていて、正直この言葉が曲のすべてをさらっていった・・・という感もあります。

『ビオライト』という言葉は歌詞中では5度しか登場しませんが、曲を聞いた後はしばらく“脳内忘れられないワードNO1”に君臨してしまうほど、その言葉の響きは印象的です。このあたりは作詞者様の絶妙なセンスが発揮されているように思いました。

複雑そうに見えて、案外キャッチーな楽曲の構成もいい味を出していると思います。二度、三度と聞き込んでいっても全く飽きが来ません。それどころか、聞けば聞くほどこの曲にハマりこんでいってしまいます。そして気付けば、身体が勝手にタテ揺れを初め、ノリノリな状態に・・・。

反面、ものすごくイマドキな感じのサウンドなので、さほど曲自体に“深み”ないような気がします。曲の終わり方はヴォルフの『終わらない冒険』の終わり方とクリソツで、こういう部分なんかも意識して作っているのかな〜とか想像したりしました。

歌詞は、どんな無理難題にもいつも前向きに挑み、まず人とのコミュニケーション(?)を大切にする有利の性格がうまく表現されています。『大丈夫×2』とニコニコ笑いながら、目の前の困難を越えていこうとする有利の姿って、結構すんなりと思い浮かべることができませんか?

あと、<もし君が悪い人であっても、自分はきっと君を好きになったと思う>という意味の一節があって、これも非常に有利らしいなと思いました。この部分は、曲も一時的に転調していて非常に耳に残ると思います。

全体的に遠まわしな恋愛を匂わせる内容の歌詞だと思うので、もうこれは好きなカップリングで想像してくださいと云わんばかりです。有利×ヴォル、有利×コンラッド、有利×村田・・・・お任せします。

しかし、櫻井さんは歌でカッコよさを魅せることに長けてますねええ。『いかにカッコいい声で謳い上げるか』ということを相当に意識されているんだろうなあと思います。最カッコいい聴き所としては、1:08〜1:101:19〜1:22部分のセルフ高音低音ハモリでしょうか。機会があれば是非、ご確認ください!



2、白と黒
ビオライトが櫻井色全開だったのに対し、こちらは結構有利っぽい雰囲気が出ています(*声が有利に近い)。

若干、伴奏が前に出過ぎな気がしますね。そのせいか、ちょっと煩い感じも致します。。歌自体も、あまり抑揚をつけず、言葉を連打(連呼?)していく感じのものになっています。

白→通常有利黒→上様有利と考えればいいんでしょうかね。間違った世界を『白』と『黒』の力で壊して、その力で救いあげたいという有利の信念のようなものを感じ取れます。

ビオライトの華やかさの前では、どうしても地味な感じが目立つところですが、ビオライトとはまた違った雰囲気のキャラソンを楽しむことができるという意味では、なかなか良いカップリングなんでないかと思います。

せっかくなのでCD表面



  
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2007年04月20日

『BLEACH BEAT COLLECTION-ICHIGO KUROSAKI-』<黒崎一護(森田成一)>

『BLEACH BEAT COLLECTION-ICHIGO KUROSAKI-』黒崎一護 (森田成一)(2005/6/22) ソニーミュージックエンタテインメント

1、『MY BLADE, AS MY PRIDE』

こ・・・これは・・・何と言ったらいいのでしょうか。
何というか・・・ものすごいミュージカル調な歌いっぷりなんですよね。バックの音楽もかなり単調で、これは森田さんの声を立たせる為に、その邪魔にならないような曲を目指して作った・・・という気がします。

サウンドプロデュースデーモン小暮閣下。小暮閣下は3曲全ての楽曲を提供されたみたいです。作詞の方は3曲とも小暮閣下作者であり最強のポエマーである久保帯人氏カオスなコラボレーションによって生み出されております。

とりあえず、この曲をジーッと聴いていると、スモークがモクモク焚かれた薄暗い舞台の上で、青いスポットライトに照らされて、でっかい刀を煌かせながら、高らかと闘いのテーマを歌い上げている黒崎一護さんの姿がハッキリと想像できました(何。

このミュージカルなテイストが、私の感覚的には結構キツかったんですけど、アニメ系のミュージカルなどに特に抵抗が無い方ならば、この雰囲気を普通に楽しみながら聞くことができると思います。

歌詞には、闘いに没頭し、更なる強さを発現していく毎に、どんどん自分を失っていく(内なる虚に侵食されていく)一護の様子が描かれています。自分(白一護)VS自分(黒一護=虚)の話は、漫画でも現在進行形で続いているネタですよね。

自分自身の中にいる、最強の敵。剣を取れば取るほど、その敵の力は強くなる。しかし、自分の信じるもの・大切なものを護る為、あえてその諸刃の剣を振るうことを選ぶ一護。題名である『MY BLADE, AS MY PRIDE』は、その一護のまっすぐな信念を反映しているように思いました。

個人的には、初期のカラッとした明るさが最近のブリーチからはすっかりなくなってしまったのが、なんだか寂しいな〜なんて感じたりしています。。この鬱々葛藤ホロウ編は、いつまで続くんでしょうかね・・・。

2、『TATTOOS ON THE SKY』

相変わらずミュージカルな雰囲気ですが、やたらハードでロック調です。声にも電子な加工が施されていますね。歌詞も勢い任せでレッツゴーな感じで、ど、どうしようって感じなんですけど、まあ、この無意味な熱さは少年漫画っぽくていいかもしれません。

あと、3分8秒から18秒の間に2回入る『タトゥーオンザスカアアアアアアアイイイイイイィ!!!!』という絶叫に、0.5秒ほど腰が抜けました。ちょ・・・ちょっと唐突すぎますよ・・・。

3、『MEMORIES IN THE RAIN』

いきなり明るいテクノが始まって、多少の違和感を感じましたけど、三曲中で一番すんなり聴ける感じの曲であるような気がします。森田さんの声も、なんだか“スウィートさ”を意識してるような感じで、終始甘めです。

この曲では、ルキア(折笠さん)が歌詞の一部を歌っているんですけど、緩急のない曲調の中で、良いアクセントになっていたと思います。小粒ながらもピカリと光る感じですね。

一応、サビの部分はイチルキ2人が歌ってるみたいなんですけど、ルキアの声が全然聞こえません。音量を大きくしたら、微かに聞こえますけど・・・これって、どうなんでしょうか。。せっかく2人で歌っている(というコンセプト)なんだから、もう少しルキアの声を大きめにして、ハモリなりデュオなりをしているという雰囲気を出させたほうが良かったんじゃないかと思います。

キャラクターソングということもありますし、何より曲のアクが強いので、万人におススメできるCDではないかもしれませんが、ブリーチをより広く楽しむ為の、ひとつのアイテムとして聴いてみる・・・というのも悪くないんじゃないかと思います。

―以下妄言

あー、あと、マジでどうでもいいことですけど、ブリーチにおけるわたくしの嗜好は〔觝姚一ルキF雛です(ええー。たつき×織姫はどう考えてもこの先進展が無さそうなので、だいぶ前に泣く泣く諦めました。夜砕はアニメで激優遇されてる(ような気がする)ので、それだけで私はシアワセです。。夜砕のアニメオリジナル過去エピソードは本当に最高でした。

私、アンソロ本とか滅多に買わないんですけど、『雅〜花鳥風月』というブリーチの女の子キャラキャッキャウフフする内容の本はスマッシュに表紙買いしました(*表紙は夜砕)。なかなか質の良い総百合本だったので、ブリーチ好きで百合好きという特異な方には爆おススメです。とりあえず何でもいいんで、夜砕の素敵な主従デュエットキャラソンとか、四の五の言わずにはよ出して下さい。



<拍手お礼>
ここ最近、拍手をコンスタントに叩いてくださってる方、どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます。あなたのおかげで、明日への活力パワー充填です!!感謝感謝でございます〜!!  
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2007年04月03日

『阿修羅姫』<ALI PROJECT>

『阿修羅姫』ALI PROJECT (2005/6/8) メロウヘッド

作詞:宝野アリカ 作曲:片倉三起也 歌:ALI PROJECT

〜阿修羅道とは〜

強い闘争心と猜疑、嫉妬、執着の心をいう。
地獄、餓鬼、畜生、人間、天上と並んで六道のひとつとされる修羅道の世界。(四字熟語データバンクより)

六道の一。阿修羅の住む世界。我慢強く猜忌の盛んなものが行く世界。
悪鬼の世界で、阿修羅王が梵帝釈天と権を争い、常に闘争が絶えない。(広辞苑より)


PS2用ゲーム『舞−HIME運命の系統樹』OP主題歌。阿修羅姫こと藤乃静留さんが進まれた血まみれの『阿修羅道』を、宝野アリカ様が激壮絶に歌い上げて下さっております。

『運命の系統樹』はPS2版の後に『運命の系統樹〜修羅〜』と名付けられたパソコン版が発売されており、この修羅版では、静留ルートなるものが追加されております。静留ルートとは、なつきルートを静留視点で追いかけたもので、なつきルートを知っている人ならよくおわかりだと思いますが、静留さんの愛と絶望と破滅を一気丸ごとに堪能できる、悪夢のようなルートで御座います。

ゲーム版・静留の悲壮感&悲哀感は本当にハンパ無いです。そして、ゲーム版・なつきの、ワンランク上を行くスカタンぶりといったら(千葉さんの超投げやりな演技が今も気になります)。

この事からも、ここで云う“阿修羅姫”とは“静留”のことを意味していると、納得して頂けるかと思います。まあ、静留オタの間では、阿修羅姫=公式静留ソングということは、基本中の基本であるような気もしますけどNE。

というか、もう、歌詞のどの部分を読んでも全部“静留”のことを云っているとしか思えなくて、なんか恐ろしくなってきます。・・・私だけかな。。40秒〜53秒の歌詞なんかも、なつき(静留)ルートのラストシーンを激ストレートに揶揄していますよね。

では楽曲解説。

歌詞中に出てくる何気ない単語ひとつ取っても、異様に静留指数が高いです。例えば『コクリコ』という言葉。

コクリコとは、ひなげしのことです。ひなげしは、別名を虞美人草(ぐびじんそう)と云います。三国志の時代、絶世の美女と歌われた項羽の妻『虞妃(ぐき)』は、敵(劉邦軍)に囲まれ、最後の宴で項羽の歌に合わせて舞った後、自らの命を絶ちます。彼女の葬られた墓からは、赤く美しいひなげしの花が咲いたといい、それ以来ひなげしは虞美人草と呼ばれるようになりました。

・・・愛する人の為だけに、独り舞い踊って、そして愛する人の為に、命を・・・命をををををを!!!!あああ・・・『コクリコ』の意味を思い出しただけで、思わず取り乱してしまいそうになりますが、こんな処で力尽きていてはまだまだ静留さんの阿修羅道には追いつけません。

また、小倉百人一首下の句7字を歌詞に取り入れている部分もこの歌の面白い部分です。もちろん、こうした言葉は字数や語呂がいいからという理由で引用されただけかもしれません。しかし、百人一首の引用などは、そうそう思いつくものでもありませんし、そうしたものをセンス良く楽曲に取り込んでいけるのがアリプロの凄みであると思います。

静留ヲタとしては、そうした部分を深く考察しては、いちいち静留さんの影を見る・・・という楽しみ方もできますしね。じゃあ、歌詞で引用された百人一首から静留×なつき妄想(ゲームVer)でもやってみますか(死。

『あふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をもうらみざらまし』

→(意訳)この世に愛なんてものがなかったら、冷たいあなたの仕打ちを恨んだり、ふがいない自分を嘆いたりもしないのに

→(妄想)ずっと一緒に居たにも関わらず、先生が登場した途端にあっさり鞍替えした尻軽なつき。そのなつきに追い縋りたいと心の底から思いながらも、『好きだ』とはどうしても言い出せない静留。なつきを影で守るため、オーファンを倒し続けるだけの自分の“情けなさ”に悔い入る静留さんの苦痛に満ち満ちた気持ち。

『来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ』

→(意訳)約束をしても来ないあなたをずっと待ち続ける私の身は、松帆の海岸で夕凪時に焼いている藻塩のように焼き(想い)焦がれています

→(妄想)いつかなつきは先生を捨てて自分のところに戻ってきてくれる。いつかなつきは自分を好きになってくれる。先生にべったりのなつきを遠くから見つめながら、微かな夢に縋り、崩れ落ちそうな自分を必死で繋ぎとめる静留さんの気持ち。

アリカ様の切なげで狂おしい歌いっぷりも聴き応え満点。アリカ様曰く、阿修羅姫は『和ゴス』の世界を表現した作品だそうです(by声優アニメディア)。ゴスの持つ“絢爛&退廃”の趣と、匂い立つような“和”の趣の融合が、この曲の中では、密やかに挑戦されているのであります。

肝心の楽曲も、壮大なのに妙に禍々しい感じで異様なオーラを放っております。特に前奏や間奏などは、なんというか地獄のマグマが噴出しそうなほどのすさまじい勢いに溢れていると思います。この息つく間もない焦燥感とスピード感には、もう何も云わずに酔いしれるしかないですね。

愛に狂い、愛に堕ち、愛を求めるが故に、地獄を彷徨いながら戦い続ける“阿修羅姫”。彼女はたった一人の愛する“あなた”を手に入れるため、目の前の全てを薙ぎ払い、肉体が滅び潰えるその瞬間まで“あなた”を想い続けるのです。



2、君がため、惜しからざりし命さえ

藤原義孝の詠『君がため、惜しからざりし命さへ 長くもがなと思いけるかな』よりタイトル引用。(意訳)あなたに会うためなら命さえ惜しいとも思わなかったものですが、こうして会えた今は、この幸せの中で末永く生きてゆきたいと思っています

何とも心優しい詠ですが、アリカ様の手にかかれば、もはやそうした元来の意味はどこかに吹き飛んでしまうのでございましょう。いやあ、もう、ひたすらに憂鬱でダウナーな一曲です。聴けば聴くほど、身体がドロドロに溶けそうになります。麻薬でバッドに飛んでしまって、ぐにょぐにょ世界でのたうちまわるみたいな・・・そんな感じの曲ですNE(何。

しかし、歌詞は単体で見ると、阿修羅姫に続く『悲壮な恋愛』を謳っており、なかなかに読み応えがあります。静留ソング・・・として見てみても、悪くないと思います。


ところで、ゲーム版OPの阿修羅姫は何故にこんな微妙な(つーか酷い)音質なんで御座いましょうか。CD版は再録と考えると、プロトタイプかなんかをゲームOPにあてがったんでしょうか??謎ですね。

あと、ゲーム版で最ウザイ妹キャラに『天河朔夜』(cv松来未佑)というのがいるんですけど『〜お兄ちゃん』が入る寸前でクリック(○ボタン)を押せば、アカイイトの桂ちゃんに聞こえなくもないです。名前もサクヤですし(何この楽しみ方。

だいぶ前になりますが『阿修羅姫』は、静留ソング候補として拍手コメントをいただいたものでした。あの時、コメントを飛ばして下さった方、ありがとうございました!

『片恋艶花』に次ぐ公式静留ソング『阿修羅姫』
4月4日発売のアリプロベストアルバムにも収録予定とのことですので、まだ未聴の方は是非この機会に聴いてみて下さい!



  
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2007年02月18日

舞−HIMEキャラクターボーカルアルバム『初恋方程式 第一楽章』 

舞−HIMEキャラクターボーカルアルバム『初恋方程式 第一楽章』 (2005/2/23)ランティス

アニメソングと同等ぐらい、声優ソングが大大大好きなろむろむにとっては、もうウヘウへアハハなグレートキャラソン集。『舞HIME好きで、キャラクターにも思い入れあります』って人になら、間違いなくお勧めできます。南里侑香さんや、千葉紗子さんが畑亜貴さん作詞で歌ってるうううう!!!というマニアックな部分に反応できる(私のようなアレな)人にもお勧めです。

しかしながら、台詞(1、5、9トラック)を抜いたら、このアルバムには実質7曲しか収録されてないってことになりますので、その辺の覚悟を持って買った方がいいです。云ってもキャラソン集ですしね。

1、舞衣の小さな想い

舞衣からの一言セリフ。一応、ハピネスの歌詞の一部みたいな位置づけらしいですね。

2、ハピネス 歌:鴇羽舞衣(中原麻衣)

可愛らしい、普通の女の子ソング。舞衣が持つ女の子らしい部分のみを最大限に引き出した歌詞・・・なのかな。それにしては、あまり舞衣らしくないような気もします。。

3、進め!愕天王 歌:杉浦碧(田村ゆかり)

杉浦碧ちゃんが、自らのチャイルド『愕天王』と共に正義を貫いてゆこうとする意思を歌い上げております。碧ちゃんは、舞HIMEキャラ達の中でも屈指の真っ直ぐ&熱血漢キャラです。ということで題名も歌詞も曲調も、一昔前の熱血少年ロボットアニメみたいなノリで埋め尽くされております。というか、作曲が影山ヒロノブ氏ってトコからも、プロデューサーの意気込みが伝わってくるようです。

しかし、残念ながら田村ゆかりさんが、全編に渡って歌い方を抑え過ぎているように思えてなりませんでした。歌に挿入されている台詞は気合充分なんですが、肝心の歌自体に迫力が全くありません。これは熱い熱い熱い熱血闘魂な碧ちゃんの叫びのような歌なんですから、もっとここは突き抜けないと!!

まあ、田村さんが超絶ノリノリの毛細血管切れまくりで歌う・・・ということ自体に若干無理があるのかもしれません。やっぱり向き・不向きってあると思いますしね。もちろんこういう曲が向いていると思うのは、ろむろむ的には間違いなく宮村優子さんでございます。

4、イノセント 歌:結城奈緒(南里侑香) 作詞:畑亜貴 作曲:太田雅友

来た来た来た来た!!激しくろむろむ好みのヤバイ曲が来ました!!!寂しがり屋で、捻くれ者で、舞−HIMEでは他人を傷つけたり、それ以上に傷つけられたりしていた奈緒(主に静留先生等に)。それは、自身の不幸な生い立ちであったり、中学生らしい浅はかさや繊細さに因る処でもありました。

そんな荒涼とした世界の中で一人ぼっちの苦痛に苛まれている奈緒の心を、南里侑香さんが見事に歌い上げて下さってます。

イノセントでの南里さんの歌声は、tiarawayやFJYの時とは少し異なり、『ありのまま』&『素直』な感じが全面に押し出されているような気がします。それは歌詞自体にも、奈緒が決して外に出すことのない “本当の気持ち”が実に明確に綴られているのに加え、南里さんが『奈緒という少女の儚さ』を最大限に引き出して歌に臨んでいるからだと思います。

苛立ちと自己嫌悪に苛まれ、その痛みが何処から来るのかわからず苦しむ自分を、誰かに見つけて欲しいと、声にならない声で叫び続ける奈緒。『イノセント』は、ある意味、誰よりも無垢で純粋(イノセント)である彼女だけに捧げられたお見事なキャラクターソングであると思います。



個人的に『畑亜貴さんの歌詞で南里さんの歌声』は激しく念じていた組み合わせであるので、もうそれだけで役満48000点って感じの大喜び大会です(意味不明。

事務所や声優さんやレコード会社等の様々な垣根を超えた組み合わせは、こういうキャラソンのコンピレーションアルバムでないと不可能な場合が多いので、これからもキャラクターソングというものはドンドン出して欲しいなと、ささやかに思います。

5、命のしあわせ

命からの一言セリフ。食欲よりも睡眠欲に負けた記念の瞬間。

6、ぽかぽかぺこぺこ 歌:美袋命(清水愛)

終始ほのぼのとした感じで、なんかあったかい雰囲気のある曲だと思います。最初は命っぽい感じなんですけど、サビらへんになってくると『いつもの清水愛さん』節が出てきてますね。

歌詞は、舞衣を子犬(猫)のように慕う命って感じで、これはこれでモエモエしますねええ。アニメでは本当に色々あった、舞衣と命ですが、結局のところ命は何があっても舞衣が大大大好きなのです。それだけは一貫して変わらないのです。パラレル作品の舞乙では、二人はもう一心同体みたいな状態になってるんで、ホント心から『良かった×2』と思えます。



7、そよ風ダイアリー 歌:日暮あかね(岩男潤子)

岩男潤子さんの歌声えええええ、なんか久しぶりに聞いた気がしますううう!!こういう静かで優しくて、どこか胸にギュっとくるような曲を歌う時の岩男さんの凄さは、昔から変わっておりませんね(感涙。この曲の作曲は、あの奥井雅美さん。奥井さんで、こういうしっとり系って結構珍しいんじゃないかと思います。舞−HIMEではものすごく最初に、ものすごく可哀想な脱落の仕方をしたあかねちゃん(その後最終回直前まで廃人に・・・)。この曲を聴くともう『あかねちゃん、カズ君と幸せになってね(むしろなって下さい)・・・』としか云えなくなると思います。キュンキュンしちゃう純情ソングをあなたに。

8、ラブロケ☆パイロット 歌:宗像志帆(野川さくら)

セリフの電波度はアルバム一です。しかし何でしょう、この妙に耳に馴染む曲っぷりは・・・何故・・・。思わず、歌詞カードに再度目を通す・・・って、出たアアアアア!!!編曲:渡部チェルさん!!!!ヒョホー!!えー、この時点で私が何を云いたいかわかった人は、今日から私と友達にならなくてはなりません。そうです、ハロープロジェクトで幾つもの編曲(ex.恋しちゃ、ミニハムず、トロピカ〜ルetc)を担当なさっていたあの方です!!

とりあえず『ラブロケ』をちょっと聞いただけで、すぐにハロプロのアイドルソングを連想できた自分の耳をちょっとだけ褒めてあげたい気分(何。

ってな訳で、ものすごく最近の(ハロプロ)アイドルっぽさ全開のこの曲。(詩帆の猛烈な恋愛電波を抽出して並べたかのような)歌詞は、普通に読むと激しく背筋に寒いものが走りますが、歌として聴くと全く不自然さを感じないから不思議です。野川さんのルンルンな歌いっぷりもすごくハマッてますね。野川さんって、どっちかというとアイドル声優さん・・・ですよね?んもう、バッチリじゃないですか(落ち着け!!舞−HIMEでハロプロを感じることが出来る稀有な一曲であります。

9、なつきのこころ
なつきからの一言セリフ。『恋と友情は合わせ鏡』みたいなことを云ってます。なんですって!!これって、思いっきり静留さんと自分のことを指してますよね(いきなり興奮!!!大切な人を守りたいという願いの為に、前に進もうとするなつきの強い意志が感じられるセリフです。

10、綺麗な夢のその果てに 歌:玖我なつき(千葉妙子) 作詞:畑亜貴 作曲:黒須克彦

5本の指に入る最強のなつき×静留ソングとの(妄想)認定のもと、こちらで既に紹介済みの一曲。私の贔屓目を抜いて聴いてみても、これものすごい名曲アニソンだと思うんですけど、どうでございましょうか!?

<千葉さんコメント/舞−HIMEベストコレクション歌詞カードより>
『綺麗な夢のその果てに』では、物語が進むにつれて成長したなつきの気持ちを歌ったので(略)とても楽しかったです

やはり千葉さんも、最初は自分のことだけで手一杯であり、他人を気にかける余裕も無く突っ張っていたなつきが、舞衣たちとの共闘や、静留との戦いを経て徐々に変化していったことを念頭において歌っておられたんですね。



あなた(静留)の傷も痛みも全てをわたし(なつき)が受け入れる。そして、あなたを脅かす全てから、あなたを守り続ける。長い遠回りをしてやっと気付いた“最も大切な人”に誓う言葉。ええもう、むしろ愛の言葉ですよ、これは!!なつきから静留への真摯な愛の言葉が4分3秒の中に詰めて詰めて詰め込まれているのです(そうとしか聞こえませぬ)。

歌詞の中に、『好き』とか『愛してる』という言葉は一切出てこないんですけど、そんな言葉なんてなくっても、あたたかい気持ちというものは自然と滲み出てくるのであります。ってか、そういう処も、すごく“なつきっぽい歌”だなと思いませんか?

なつきの優しさが溢れ出してこぼれそうな一曲。この曲を聴くだけでも、私はこのアルバム大いに買う価値ありだと思います。


<拍手お礼>
2月17日(神無月の巫女に対する〜&秘密ドールズに〜)
本気でありがとうございます!!神無月企画のあまりの反応の無さに『しまった私しくじったんだああああ恥ずかしい恥ずかしいやるんじゃなかったこの際一時閉鎖ぐらいして反省しなきゃああ』とか思いつめていたので、本当にこのコメントに救われました。コメント下さった方、心からありがとうございました(泣。わたくしの神無月魂(?)も感じてくださったようで、それだけでもありがとうを100回以上モノでございます。秘密ドールズの考察は、自分の脳内でまとめたものを書いたものなので不安がありましたが、納得をいただけてすごく嬉しいです。これからもどうかこんな駄目な私を励ましてやって下さい(←なんという〆)。

2月14日
拍手を押して下さった方、本当にありがとうございます。お気持ち、いただきました。
  
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2007年02月04日

『ETERNAL BLAZE』<水樹奈々>

『ETERNAL BLAZE』 (2005/10/19) キングレコード
作詞:水樹奈々 作曲:上松範康
歌:水樹奈々

アニメ『魔法少女リリカルなのはA's』主題歌。

2005〜6年にかけてバカスカ売れまくった純粋なアニソン(*一般のメジャー歌手等を除く/当ブログ比)、それが水樹奈々さんが歌うこの『ETERNAL BLAZE』です。

水樹さんのアルバム『ALIVE&KICKING』が、ろむろむが初めてきちんと聴いた水樹さんの音楽だったんですが、それがどこかで聴いたような懐かしい曲のオンパレードアルバムで、『これは一体何の既見感だろう?』と悩んだりしました。そこで、『ハッ』と思い出したのが『奥井雅美』さんの曲でした。

よく見たら、作曲者に矢吹俊郎さんがいたりして、しかも所属はキングレコードで、大いに納得。という訳で、それ以来ろむろむの中での水樹奈々さんは、奥井雅美さんの後継者的な位置づけにありました。

ま、この時点(*『ALIVE&KICKING』の時点)では、水樹さん自身、まだ奥井さんを意識した歌作り(歌い方&表現など)をしていたように思います。

おそらく、キングレコードにおける水樹さんのプロデュース方針がそんな感じだったからじゃなかろーかとは思いますけど。

キングは、林原・奥井・堀江の三強以来、どーにも後が続かず、結構詰まってた感があるので、その状況を打破する21世紀系のアニソン歌手の誕生を目論でいたんではないでしょうか。で、そこで水樹さんという逸材を見つけ出したキングが、まず奥井路線で(手堅く)売り出して行こうとした・・・んじゃないかと思います。*ここまで全て想像

そんなこんなで、キングの目論見は大当たりし、水樹さんはそれなりの知名度と実績を上げることが出来ました。その上で『ここらで奥井路線を外し、水樹独自路線を開拓しよう!』と、一歩踏み出した曲こそがこの『ETERNAL BLAZE』だったのではないでしょうか。

結果的に『ETERNAL BLAZE』は、水樹奈々さんの代表曲にして最ヒット曲となったのでありますが、この曲は、それも大いに納得できる、完成度の高いアニソンであると思います。

最初から最後まで、一分の緩みもなく、ハイテンションなスピードで突き抜ける曲調。朝の目覚めのようなゆるやかな歌い出しから一転、歌(メロ)が始まる寸前までの前奏(15〜27秒迄)などは、まるで空母から戦闘機が飛び立つような激しい加速度を感じさせます。前奏でコレなんですから、もうその後のメロやサビがどれほど勢いに満ちたものであるかは、想像に難くないでしょう。

水樹さんの歌い方は、非常に安定感があり、大きなブレ等は一切ないんですけど、『とても上手』以外にあまり感じるものがなかったりします。なんか一本調子というか・・・。それはそれで良いとは思うんですけど、うーむ。。勿論この『ETERNAL BLAZE』においては、水樹さん以外にはそうそう歌えなさそうな、申し分無いマッチっぷりであります。

歌詞は、ものすごくアニメちっくというか漫画チックですね。
女神と書いて『てんし』と読む!!とか、希望と書いて『ゆめ』と読む!!・・・とか、若干無茶があるような気もしますが、これ位のコテコテワードを並べられた方が(アニオタ的には)逆に嬉しくもあったり。

歌詞は全編『僕』視点。『君』の優しさと暖かさに触れて、生まれ変わることができた『僕』自身の誓い・・・みたいな感じでしょうか。どんな辛い試練が『君』を襲っても、いつだって傍に居て君を守り続ける。と心に誓う『僕』の歌です。

さて、ここでいう『君』が主人公の『なのは』であるとして、『僕』とは一体誰なのか。①フェイト②ユーノ③クロノ④視聴者・・・はい、では四択で(何。

ろむろむは、無印なのはから継続された『フェイト&なのは』二人のイメージで書かれてるのかな〜とか、思いましたけど。ま、この辺りはみなさんの感覚にお任せってことで良いでしょう。

またこの曲はアニソンとしては、意外に硬派な作りをしていると思います。ベクトルは全く違いますが、曲の構成自体は林原さんの『Give a reason』に近いものがあるようにも感じました。二つの曲をフルで聴いてみると、歌の起承転結の付け方、盛り上げ方、打ち込みっぷり等に相似点が見受けられます。

古きを知って新しきを知る。アニソンの古き良き文法を踏まえた上で作られた、新しいアニソン。『ETERNAL BLAZE』は、そうした立ち位置にある曲であると思います。

今後、妙に音楽性とかにこだわりを持ち出し過ぎないことを軽く願っておきます。声優さんが『音楽性云々』を言い出すと、何だか雲行きが怪しくなって、ああああ・・・となってしまうのがこの世界の常なので。。。

ろむろむは、『リリカルなのは』『魔法少女リリカルなのはA's』の両方を全部見ました。そんだけ見といて何ですけど、今ひとつ、主役のなのはとフェイトの二人にハマることができませんでした(物語にも。

一期は、なのはとフェイトのロミジュリ的友情活劇がメインで、百合的にもなかなか良かったかもしれませんが、なんでかろむろむにとっての『萌え』カテゴリーには入らなかったのです。。・・・が、その代わりに『なのはA's』の影の主人公、八神はやてとヴォルケンリッター(ズ)は、結構好感を持てました。

心のどこかに寂しさを持つ人たちが寄り添って、擬似家族を作る・・・という展開は激しく好みでして・・・。はやてとヴォルケンリッターたちの儚くも思いやりに満ち溢れた共同生活エピソードは、本当に良いものだったと思います。実際、両足の不自由なはやてをお姫様抱っこして、語り合うシグナムや、車椅子で移動するはやての後ろを嬉しそうに付いていくヴィータなど、はやてwith擬似家族ーズの日常風景描写は、異様に気合が入っていたように感じました。

ってな訳で、今でもたまに見直すのは『それは小さな願いなの・後編(6話)』『クリスマス・イブ(9話)』ぐらいです。どちらもはやてとヴォルケンが超メインの物語になってます。

何やら、アニメ第三期がもうすぐ始まるようで。このアニメの局地的大人気っぷりは本当に凄いと思います。メガミマガジンとかにもよくキャラのグラビアとか特集が載ってますけど、思いっきり『性(男性向けの)』を意識させた感じの絵が多くもあり・・・。うーん、どーも私は、そーゆーのが何か苦手なのかもしれないですね。『うわー・・・なのはにこんな格好させるとるー(引』みたいに思ってしまうというか。普段、『ガールズラブウハウハ』云ってる奴が何をほざくって感じですが(死。





*私信:2月1日に拍手飛ばしてくれた方、ありがとうございました!今まで何も書いてない拍手について、ここで取り上げたこと無かったですが、いつも本当にありがたく思っております。感謝感謝!!
  
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2006年12月24日

あしあとリズム<霜月はるか>

あしあとリズム ~Haruka Shimotsuki works best~
(2005/9/22) メロウヘッド

歌:霜月はるか


ローゼンメイデンED主題歌や、アカイイトOP主題歌などで、目覚しい活躍をなさっているアーティスト『霜月はるか』さん。
その霜月さんが、2005年までに担当した商用作品の音楽のうち、特に気に入っている曲に新曲を加えてリリースしたのが、この『あしあとリズム』です。

実はろむろむは、このアルバムに収録されている曲はすべて、初めて聴いたものばかりです。流石に18歳未満お断りゲームの主題歌までは把握しきれませんし。あー、キノの旅のゲームとかは、普通のPS2用ゲームでしたけど。

という訳で今回は、まずアルバム曲を先入観なしで聴いてからレビューを行い、その後、ゲームサイト等であらすじを把握してから、補足レビューを行います。補足レビューには☆印をつけておきます。ゲームをやらない以上、大したことは書けないと思いますが一応よろしくです。

1、白夜幻想譚
壮大な民俗音楽っぽい一品。『あしあとリズム』というアルバムの物語が、今まさに始まろうとしている!!そんなワクワク感を感じさせてくれるオープニングナンバーです。ちょっと歌い方がクドいですが、普段と少し違う感じの霜月さんの歌声が拝めます。

2、夏の羽音
少女の淡い想い、ささやかな願い。信じていれば願いは届くのか。願いを信じるが故に、夏の日から、動けずにいる少女の歌。・・・という感じでしょうか。いや〜、これはもう歌詞が可愛くてどうしましょう状態に陥りましたね。ろむろむは、歌の主人公(?)の少女がすごく『健気っ子』に思えました。健気はええね、健気は(何。

☆あらすじを見たところ、ほのぼの→殺人モノ悲劇18禁ゲームのようです。意外。

3、SilentFlame
1曲目に続き、民族音楽っぽい第二弾。これがなんだか不思議と癖になる一曲。よくあるファンタジックな歌かと思いきや、『あなた』『世界の悪』であっても『世界の敵』であっても愛し続けてみせる。というような、壮絶な愛の歌でした。サビの歌詞が凄すぎ。でも、こういう前提(設定)って、ろむろむはちょっと好きですよ。逆境はええね、逆境は(何。

『あなた』がどうあっても、どんなカタチをとろうとも、『わたし』だけは変わらずに『あなた』と共にありたい。こういう愛し方は、すごく難しいものだと思いますけど、こういう風に愛し愛されたら幸せだろうなあ・・・と思いました。まぁろむろむのファンタジー脳は、この曲を聴いた瞬間、真っ先に破壊神シヴァパールヴァティーとかを思い浮かべましたけれども。

☆気弱な青年が、伝説の凶悪な魔王の転生体ということが発覚。魔王の記憶も何も無い青年は、ただ魔王の力だけを戦いの中で蘇らせていく。みたいなお話。おおー、世界観にピッタリっぽいですね。

4、恋獄
天国と地獄の狭間、魂の浄化を行う場所を『煉獄(れんごく)』と云いますけれど、こちらは煉を恋に変えて『恋獄(れんごく)』。もうこれだけで、すんごくヤバ気な感じが出てますねえ。。案の定、歌詞は大変なことに・・・。苦痛と欲望と流血と堕落と残酷と破滅。

あああ・・・ろむろむの頭に様々な黒いワードが踊り込んできたきたきましたああああ!!曲調は荘厳で美しく、霜月さんの高音もかなり極まって透き通らんばかりなのに、この真っ黒な狂気歌詞。この絶妙なコンビネーションを、是非にご堪能下さい。

☆タイトルの『カルタグラ』とは、中世の悪魔学者が『煉獄』の代わりに使用した言葉で『魂の苦悩』の意味(ゲームスタイルより)。らしいです。昭和初期の東京を舞台にした、猟奇的な物語?

5、ふたりの未来
ここでホッと小休止。目を閉じて安らぎましょう。スヤスヤ・・・。ごめんなさい、余りに優しい曲のせいか、逆にあまり印象に残りませんでした。ただ、霜月さんの染み入るような声だけが耳に残り続けました。最後に1分ぐらい後奏が続くんですけど、何故かろむろむはそこが一番好きです。

☆どういう話かすらわかりませんでしたが。萌えけものびとタクティカルSRPG ??

6、希望の羽
俗世に汚れたろむろむには、眩しいまでに純粋すぎる歌詞。とりあえず汚れちまってる自覚がある方は、行水でもして身を清めてから聴きなさいよ(えー。

7、空夢
今まで自分を支えてくれた『あなた』。『あなた』のおかげで変わることが出来た『自分』。『あなた』から貰ったたくさんの優しい想いを、これからは『あなた』に返していきたい。そして、これからは二人で想いを紡ぎ合いたい。ポップな曲調に、ハートをくすぐられる様な歌詞が映えます。全体的に静かな曲なんですけど、3:25辺りの転調は密かに盛りあがりました。

☆過疎化が進む町『夢見ヶ丘』。廃校・合併と変化が進む町で過ごす最後の夏休みが舞台の物語?

8、追憶の破片
曲の優美さに惚れました。サビに上り詰めるまでの持って行き方とか、こだわりを感じます。サビまでを少し抑え気味にしているせいか、サビでの(霜月さんの)感情の発露っぷりが際立ってます。ただひたすら、切なさや悲しみを心の最奥に閉じ込めていこうとする少女がこの曲の主人公です。それでもどうしても痛みと愛しさだけが漏れ出してしまう。少女の気持ちにシンクロしてみましょう。

☆誰かを殺した気がするけど、誰を殺したかわからない主人公が、過去にトリップできる麻薬を使って、心の深みに潜る物語らしいです。

9、光の地図
青空晴れ渡る、未来に向かって走り出しそうな爽やか青春系の一曲。こういう感じのカラッとした歌い方も新鮮で良いですねえ。

10、遠い伝承歌
1・3曲目を遥かに超える民族系伝承歌です。架空の伝承歌とはいえ、何か神秘的なものを感じます。雰囲気としては、伝奇系RPGによく出てきそうな感じでしょうか。(以下貧困な妄想↓)
村の長老『フガフガ・・・わしの孫がこの村に伝わる伝承歌の唯一の継承者ですじゃ・・・ほれ・・・勇者様に歌ってあげなされ』
赤い服の娘『はい、おじじ様。では勇者様、この曲こそが一子相伝の(以下略』


11、あしあとリズム
アルバムの紛いも無き主題歌。霜月さんから、このアルバムを聴いてくれたすべての人に贈られた曲のような気が致しました。また、霜月さんが今まで歩んできた道をちょっと振り返り、様々な出来事を思い出しているような姿も思い浮かびました。

最初にも書きましたが、霜月さんのこれ以前の(同人を含めた)音楽活動というものを、ろむろむはほとんど知りません。でもこの『あしあとリズム』の歌詞を読んでみると、霜月さんが今まで どんな気持ちで歌を歌い続けてきたのか、どんなスタンスで聴き手(ファン)のことを想ってきたのか、そしてこれからどんな風に歌って行きたいのかが、少しだけわかるような気がしました。

霜月さんの歌やファンに対する誠実さがしっかりと刻み込まれている表題歌だと想います。

12、セカイハカガヤク
ゲーム版キノの旅、主題歌。歌詞らしい歌詞はないです、ほとんどが英語(っぽい)コーラスで構成されています。どこまでも広がる美しく、汚く、美しい世界の果てしなさを感じることができます。お手元にキノの旅の小説があるなら、何気なくページを捲りながら聴いてみて欲しいと思いました。キノの旅をとっくに買ってない&長く読んでないろむろむが云うのも凄くナンですけど。


『あしあとリズム』は、これまでの霜月さんの活動を辿っていくという点でも、私のような何も知らない人間が初めて手にしてもスッと抵抗無く聴くことが出来るという点でも、よく出来た、楽しめるアルバムになっていると思います。

ですが、ろむろむはこのアルバムで、霜月はるかさんが作詞したほとんどの曲に感情移入することができませんでした(*11曲目はちょっとだけ出来ましたが)。

霜月さんの歌詞は、とても優しくて暖かみのある作品ばかりです。なのに、歌詞が入ってきませんでした。それは霜月さんの歌詞が、あまりにも純粋で、あまりにも真っ直ぐだったからだと思います。色んな意味で歪んでしまったろむろむには、何か遠い世界の話のような気がして、どこか霜月さんの歌詞に距離のようなものを感じてしまいました。

勿論のことですが、これはろむろむの個人的な感性の話であって、他の方はおそらく違う感想を抱くことでしょう。他の方の感想も聴いてみたいです。

  
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2006年12月20日

創聖のアクエリオン<AKINO>

『創聖のアクエリオン』 (2005/4/27) ビクターエンタテインメント
歌:AKINO 作詞:岩里祐穂 作・編曲:菅野よう子


アニメ『創聖のアクエリオン』OP主題歌。
とりあえずスケールが1万年と2千年規模の超壮大な恋愛歌で御座います。

タイリッシュで軽快な音楽は、天下の菅野よう子さんが作・編曲を担当。ボーカルはAKINOさん(当時15歳)という方です。bless4というアメリカ育ちの謎の4兄弟歌手グループの次女らしいです。っていうか、15歳でこの見事な歌い上げっぷり。誰か知らないですけど、よく見つけて来たなぁ・・・と、ちょっと感嘆しました。

ドラマチックな歌詞は、アクエリオンワールドの魅力を余すところなく表現しており、特にサビ部分の歌詞のインパクトは半端ないものがあります。冷静に歌詞を読むと、すんごくなんですけど、そのおかしさが逆に曲へ力を与えているような気も致します。

【創聖のアクエリオン あらすじ】
人類総ての敵『堕天翅(だてんし)』が、1万2千年の封印を破って復活。人類は、ずば抜けた知性と、強大な力を持つ堕天翅に対抗すべく、かつて堕天翅の封印に成功した伝説の機械天使(ロボ)『アクエリオン』を発掘する。主人公アポロは、アクエリオンを以って、堕天翅との戦いに挑もうとする組織『地球再生機構ディーバ』に拾われ、『アクエリオン』のパイロットとして、他の仲間たちと共に戦うようになるが、徐々に自分の前世とその因果が、現在のこの世界、ひいては堕天翅たちと大きく関係していることに気付く・・・。

パイロットは基本的に3人1組で、精神を同調させながら戦い、その同調が極限まで来ると、満たされるような快感がパイロットの身体を走り回るらしく、パイロットは『合体って、気持ちいい〜』『ああああ〜』などの叫び(喘ぎ)声を放ちまくります。冷静に考えると、割と変態なアニメかもしれないです。お話の展開とバトルが結構ワンパターンなので、ろむろむは、中盤あたりでちょっと飽きました。

以下70%ぐらいネタばれあり。

堕天翅の総大将トーマは、1万2千年間、元許婚で自分達一族を裏切ったアポロニアスを憎み、愛し続けてきました。とりあえず1万2千年間ほど眠り続けていたんですけど、1万年と2千年前から愛し続けるというのは並大抵の根性では成し遂げられません。アポロニアスが転生した後も、執拗に追い詰め『花も頬を染めるぐらい愛し合ったではないか』みたいなことをウットリしながら口にしちゃったりします。トーマは恋する乙女です。男ですけど。

という訳で、ろむろむはこの曲、アニメの終盤までずっと『アポロニアス×トーマ』の歌だと思ってました。ってか、普通そう思いませんか!?

アニメ雑誌でも『つかず離れず、月は太陽を追い求める』とかいうフレーズで、トーマがアポロを抱きしめる絵がデカデカと掲載されてましたしね(*上)。・・・ぬおお、終盤になってやっと『創聖のアクエリオン』の曲は、実は違うカップルのテーマ曲でした☆みたいに匂わせてくるとは・・・騙されました。実に見事なイメージ戦略です。

いうなれば、この『創聖のアクエリオン』という曲は、ひとつの神話をあらわしたようなものでしょう。もちろんテーマは尽きせぬ恋心。1万2千年前に何があったのか、人間と天翅の長きに渡る戦いの謎、すべてのはじまり。アニメの物語内容の伏線から核心が、すべて余すところ無く、この歌詞の中に込められているように思います。この曲を聴いた時、ろむろむは久しぶりにアニメ主題歌のお手本らしいものに出会えた気がしました。

ブッ飛んだ歌詞ですけど、所々にハッとするような言葉が落ちてあって、なかなか油断なりません。3回ぐらい続けて聴くと、曲の激しさのせいかちょっとイラッとしてしまいましたので、ちょっと間隔をあけて聴いたほうがいいと思います。わたくしごとですが。AKINOさんの独特な発声と、張りのある歌声も実に良いです。音程も文句なし完璧です。


2、『プライド〜嘆きの旅』

カップリングは、ノスタルジックかつ落ち着いた雰囲気。メインとは対照的です。冒頭からパポポーと、コンドルが飛んでいくような笛の音が聞こえてきます。ああ、こういうの音に弱いんです私。

2:58あたりから、AKINOさんの声が重なり合っていくんですけど、キレイなハモリをなさってます。歌詞は、結構ファンタジーっぽく、愛の為戦いに挑むような内容なんですけど、全くクサい感じがしないのはセンスによるところが大きいんでしょうね。


3、『創聖のアクエリオン(little mix)』
よくわかりませんでしたが、1分ぐらいの短い主題歌アレンジってところでしょうか。
エコーのかかったサビが繰り返されてます。




拍手&メルフォお返事

>もんが様
はやブレCDに興味を持っていただいたようで!欲しくなりましたか!?!私のレヌーで興味を持っていただけたなら、凄く嬉しいです☆ドラマCDは、会長×静久は割と多いほうだったと思いますよ。全体の割合的には会長>静久ですが。

そして今回もタレこみサンクスです!!!シュバリエですが、確かに顔と雰囲気は似てますよね。公式トップの紫のドレスとか、薄くて茶色の髪の毛とか。ここらへんもちゃんと押さえているとは流石もんが様!!薔薇獄〜は、まだ買ってませんが、購入予定アリアリなので楽しみにさせていただきます。タレこみ&メルフォ、ありがとうございました!!というかホントこんなブログ読んでて下さって、本当にいつもありがとうございますううう。

>静留ソング〜
おほおおお!!タレこみありがとうございますううううううう!!!
ソッコーでダウンロードに走りました。・・・ナイス!!ナイスですよ!!ダウンロードなんでちょっと短めでしたが、イキフン(*雰囲気)は超絶感じました。こちらの世界にもこういう曲が存在しているとは・・・なかなか侮れないですねえ。タレこみ感謝感謝でございます!!拍手、ありがとうございました!!!

>私的静留ソングは、アニソンじゃないけど〜
こちらも全力で走りこませていただきました。
このアーティストさんの名前は知っていましたが、ちゃんと歌を聴いたことはありませんでした。って、うはああああッ!!切ない!!これは切ない!!ちょっとヤバイぐらいイイじゃないですか!これで何回目?ってぐらい聞き込んじゃってますYO。美味しいタレこみ&拍手、ありがとうございますうう!!
  
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2006年12月03日

甲賀忍法帖

『甲賀忍法帖』(2005/4/27)キングレコード

歌:陰陽座 作詞・作曲:瞬火


アニメ『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』OP主題歌

【甲賀忍法帖あらすじ】
徳川家の治世が始まり、戦乱の世からは遠ざかりつつあった時代。
かつてはいがみ合っていた伊賀と甲賀の忍者一族も徐々にではあるが歩み寄りを進めていた。しかし、徳川家の3代目を決めるにあたり、内輪もめからの内部崩壊を恐れた大御所・家康は、甲賀伊賀の忍者の忍術合戦(双方が7人の精鋭忍者を選出し、最後の一人になるまで殺し合いを行う)で、3代目の選定を行うことを提案する。最後に伊賀が残れば愚鈍の兄・家光、甲賀の忍者が残れば、聡明な弟・忠長が将軍となる。こうして、血で血を洗う因縁の戦いが幕を開けた・・・。

とまあ、こんな感じの激しい忍術バトル漫画が原作です。
主人公は伊賀の跡取り娘『朧(おぼろ)』と甲賀の跡取り息子『弦之介(げんのすけ)』の二人です。この二人は婚儀間近の恋人同士だったのですが、徳川の絶対的な命令・一族の誇り・仲間たちへの想いの為に、無残にも引き裂かれて行く訳なのです。山田風太郎の作品は奇怪な戦いっぷりと、人間同士の情愛と悲劇の物語が混在しているものが多いので、実にもどかしくも楽しませてくれます。

アニメは『ファンド』?とかいうもので微妙に話題になっていましたが、とにかく物凄く気合が入った作画っぷりでした。ろむろむ自身はアニメ最終回(と一話前)に感動しました。漫画にも小説にもなかったあのほんの少しだけ救われた終わり方。甲賀と伊賀の忍者たちがやってきた戦いは無駄ではなかった。ちゃんと後に続いてゆくものがあったんだ・・・と思えました。

あとね、アニメでは、お幻ばばさまが甲賀弾正じいさまに久しぶりに会えるからって、気合入れて髪を結って、それを夜叉丸たちがみんなで珍しそうに覗き見るホノボノ描写とかが挿入されたりしたんですよ。後の悲劇を考えると死ぬほど切ないんですけど、なんかこのコマ見れただけで嬉しくなれました。アニメの演出は大変ナイスです。

山田風太郎の原作小説→(更に愛憎エッセンス倍増)→せがわまさき版漫画→(+僅かながらの救い)→アニメ
*アアッ!!仲間由紀恵たん主演の映画版見るの忘れてたアアア!!

という訳で、同名のOP主題歌『甲賀忍法帖』のレビューに入りたいと思います。

『甲賀忍法帖』
しょっぱなからバリバリの陰陽座がブッ飛ばしてくれます。しっかし甲賀忍法帖と陰陽座とは、水と牛乳の如き融合っぷりで御座いますなあ。
笛の音から始まる和風ロック。甲賀弦之介笛を嗜む設定でしたので、もう弦之介が切なく吹いているとしか思えなくなってしまいます。そしてボーカルの黒猫さんの激しく心を打ち付ける声がたまりません。綺麗な声なのに空を翔るように伸びやかで、なんだか不思議な感じがしました。
歌詞も完璧に甲賀忍法帖を理解し尽くした出来になってます。朧と弦之介は共に『瞳』を使った幻術・忍法を使うのですが、歌詞にもそれが暗喩的に登場しています。同時に、戦い合うことを運命付けられた愛し合う二人の悲しみと結末が見事に表現されています。

『卍』
カップリング曲ですが・・・。男女ツインボーカルでライブハウスでシャウトしそうな一曲になっております(何。あまり大衆受けはしなさそうな気がしますが、好きな人は好きかもしれません。男性の声よりもやっぱり黒猫さんの声の方がいいなあ〜とか思ってしまいました。

CDジャケットは、祈りに目を閉じる朧の後ろに、幻術発動中の怖い弦之助の顔のアップ絵になってます。でもよく見ると弦之助は涙を流してます。ほんと怖すぎる顔なんで気づかないかもしれないですけど、細かいな〜とちょっと感心しました。

陰陽座は同じような調子の曲が多いと聞きますが、実際はどうなのでしょうね。とにかく、この『甲賀忍法帖』は聴き応えのある一曲であると思いマス。



  
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2006年11月14日

D-tecnoLife<UVERworld>

『D-tecnoLife』(2005/7/6) ソニーミュージックエンタテイメント
歌:UVERworld 作詞作曲:TAKUYA∞


アニメ『BLEACH』OP主題歌。

ウーバーワールドさんと云えば、今やメジャーなバンドさんたちであります。デビューシングルはこの『D-tecnoLife』で、ブリーチOP主題歌を華々しく飾りました。この曲からはじまるブリーチのOPはシリーズ中でも屈指のカッコ良さだったと思います。

OP映像を見れば一目瞭然ですが、ルキア奪還の為に一護たちがソウル・ソサイエティに潜入するあたりで流れていた主題歌です。OPでは日番谷冬獅郎と石田の激しいバトルや、副隊長ズの攻撃をたった一人で防御する織姫や、茶度に刃を煌かせて襲いかかる砕蜂と、その砕蜂の刃を黒猫姿で素早く折って咥える夜一さんなど、原作ではまずあり得ない様な組み合わせがガンガン戦っており、ナイスなパラレルワールドが展開されていました。

しかしとにかくこのOP映像は曲のスピード感と素晴らしく融合しており、見た当時とても感心したことを覚えています。一護と恋次のバトルシーン等も本気で見入ってしまいました。ろむろむはこのOPを見た次点でCDの購入を即決定!D-tecnoLifeは、アニメとのタイアップ大成功の良き例だと思います。

もちろん、ろむろむは砕蜂×夜一の組み合わせがOPで拝めただけで大大満足。っていうか、OPで砕蜂が『夜一ぃ!!』って叫んでる(ような気がした)だけでもう昇天可能なんですけど。コミックス18巻と19巻とアニメの第57回は問答無用で永久保存です(*アニメの砕×夜話はろむろむの中で伝説化済み)。夜一様に100年間放置されても一途にその影を追い続け、最後はやっぱり夜一様大大大好きな砕蜂は可愛すぎますね。

歌詞内容は、全てを諦めようとしている『ルキア』を何と言われようが絶対に救い出す!と決意を固める『一護』の気持ちがダイレクトに表現されているように思います。・・・って、そう見ると一護がルキアを好き過ぎて大変な歌詞に見えてきますね。でも様々な重責にがんじがらめになって、すっかりピーチ姫化してしまったルキアを取り戻すために、傷だらけのボロボロになっても戦い続けた一護は男気溢れまくっててステキでした。この曲を聴きながらブリーチ18巻を読むと感動もひとしおってもんです。

ウーバーワールドさんは、一応ブリーチ読んでますみたいなことをインタビューで言ってたような気もします。それがホントかウソかはともかく、歌詞内容や曲調はBLEACHの世界観と中々にマッチしていたと思います。また、ウーバーさんは意外とがっつり系のバンドなので、音作りにも結構気合が入ってます。OP映像にある、一護一行が更木剣八に襲われる直前の『タメ』の部分の音とかは、上手い煽り方だな〜と思いました。あと、D-tecnoLifeのPVも見ましたが、ボーカルが鎖に繋がれてたり、カーテンが燃えたり、打ちっぱなしのコンクリ部屋で激しくロックしてたりと、低予算っぽくも勢いは伝わるものでした。

2曲目『mixed−up』
ラップぽい曲ですが、丸ごとラップという訳でもないフシギな曲。

3曲目『ai ta 心』
女性みたいな優しい声でボーカルさんが歌っているのにびっくりびっくり。こういう声でも歌われるんですね。幅広く色んな歌が歌える方だと思いました。

これから先、この人たちがまたアニソンの主題歌を歌うことがあるのかは果てしなく謎ですが、機会があればまたブリーチの主題歌を張って欲しいなあ〜と思った次第であります。



  
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2006年11月02日

Silent wing<美郷あき>

『Silent wing』(2005/7/6)ランティス

歌:美郷あき 作詞:畑亜貴 作曲:宅見将典


PS2ゲーム『舞-HiME〜運命の系統樹〜』ED主題歌。

まず、『Silent wing』は<喪失><赦し>をテーマにした歌だと感じました。

基本的に『Silent wing』は、『運命の系統樹』のキャラクター達それぞれの結末を歌っているように思います。主人公が選ぶことで幸せを掴んだキャラクター、その影で涙を呑んだキャラクター。主人公が選んだために、ある結末へ突き進むしかなかったキャラクター・・・。自分が一番良いと思い、突き進んだ選択が、後に時に取り返しの付かない悲劇を呼ぶ。様々なキャラクターの生き様が浮かんでは消え、浮かんでは消えます。

人は、両方の手に持てない物は、結局いつかは手放してしまうものです。ですが、一番大切なものだけを両手に持って守り抜くことも、決して簡単なことではありません。たとえ大切なものを失ってしまっても、何かを自分の手で選びとらなければならない時があります。その時、片手に何を残し、何を手放すのか。

結果として、永遠に失われてしまった大切だったものを追憶し、その時、その選択を選ぶしかなかった自分自身を赦す

美郷あきさんの熱情に満ちた歌声によって届けられる、この『Silent wing』のメッセージに、ろむろむは激しく胸を打ち抜かれ、同時にグサリと突き刺さるような痛みも感じました。

ああ、そういえばあの時、あの友達を大切にしたくて、あの友達の手を離しちゃったな・・・とか、どう考えてももう取り戻せないことだけど、一緒に居てすごく楽しかったときもあったなぁ・・・とか、今更ながら昔を思い出してしまったりしてしまいました。

『Silent wing』の歌詞は、ろむろむ大ファンの『畑亜貴』さんが担当、楽曲は宅見将典さんが提供しています。お二人ともいい仕事し過ぎです。畑亜貴さんの詩はろむろむの心を絡めとリ、宅見さんの切ない曲調はろむろむの脳髄をををを(略。お二人は奇跡のコンビネーションと云っても過言ではなかろうです。

カップリング『Goal to NEW WORLD』
『Silent wing』とは似ても似つかない元気で明るい曲。玉置成実が踊り出しそうな曲とでもいいましょうか。『Silent wing』を信奉しているろむろむとしては、よいオマケみたいな感じです。

<以下、激しく歪んだレビュー他>

アニメの舞-HiME(というか藤乃静留)にハマりにハマり、そのノリでゲームも購入。

主人公が転任してきた高校教師(♂)、義妹のような他人有り(オリジナルキャラ)という設定に一抹の不安を抱きつつ、ゲーム開始・・・(中略)・・・ゲーム終了。

ああ、ひどかった(爽やかな笑顔で)!!

このゲームは、舞-HiMEの基本設定と、キャラクター設定を借りた全く別種の『同人』みたいなもんです。それでどーやったらここまでダルいゲームにできるのか誰か教えて下さい(日常パートとか特にヤバ過ぎ)。

というか、藤乃静留に命かけてるろむろむとしましては、静留の絶叫・悲劇・悲痛・絶望が本当に可哀相で可哀相で、もうとても直視できない勢い。。静留役・進藤尚美さんの鬼気迫る熱演は大変素晴らしいものでしたが。(*進藤さんも、このアフレコの時感情が入りすぎて泣いてしまったとおっしゃってました)

しかしながら、その静留が心の底から愛する玖我なつきが異常なツンデレ(バカ)で、憤死。基本はへタレながら、決める時はこれ以上ないぐらいかっこよく決めるアニメ版なつきは何処に行ったのかしら。

また、アニメ・舞-HiMEの世界では、戦いに負けると、自分の一番大切な人が緑色の光になって消滅するんですけど、ゲーム版では消えたりしません。そのまんまの状態で死体がゴローンと放置されます。『なつきルート』の最後らへんでは、その設定が最悪な形で活かされていました。。

静留ヲタとしましては『命ルート』が一番マシでした。命ルートでは、ゲーム版の静留が『ある意味』両想いを迎え、『ある意味』幸せな結末を迎えられたと思います。

まあ、救いなんてどこにもないんですけど。

こんな感じで、どう楽しんだらいいのかさっぱりよくわからんゲームなのですが、オープニング主題歌、挿入歌、サントラ、エンディング主題歌だけは、もうエクセレントミラクルパーフェクトな仕上がりになっております。

オープニング主題歌は、ALI PLOJECT『阿修羅姫』。挿入歌・サウンドトラックは、『妖精帝国』。そしてエンディング主題歌が、今回のレビュー対象である美郷あきさんの『Silent wing』。

どれも個性的で、魅力に満ち溢れています。というか、ろむろむはこの『Silent wing』と出会えたことで、このゲームの非道さを全て許すことができました。この曲を生み出す土壌を作ってくれて、本当にありがとう系統樹!!

ろむろむの超妄想によると、この『Silent wing(特に2番目の歌詞)』は、なつきルート終了後数ヶ月経って正気に戻ったなつきの気持ちを歌った曲かな〜とかなんとか思っちゃったり。げにもすさまじきは、畑亜貴神の歌詞哉。





☆メールフォームお返事☆

もんが様 
おおおおおお、コメントありがとうございますううう!!!
私にしか書けないものを書いていきたい!というのは大きな夢でありますので、着眼点について言っていただけて物凄ーく嬉しいです!!嬉しくて飛んで行きそうです(何。静留ソング特集は是非にでもやりたいですね〜。その企画美味しくいただきます☆こんな偏りアニソンブログを読んでいただき、本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。

あね様
コメントありがとうございまっすうう!
あね様には公私共に、常々お世話になっております。知ってる曲があんまりないYO!とのご意見ナイスです。改めてみると、たしかにマイナー突っ走ってますよね。もっともっと幅広く、有名曲・マイナー曲を集め、玉石混合のレビューブログにしていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いいたしまするー。
  
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2006年10月23日

Tears in snow<佐藤ひろ美>

『Tears in snow』
(2005/12/23) ビーフェアリーレコード

歌/佐藤ひろ美 作詞/tororo 作曲・編曲/上松範康

1. Tears in snow
2. MELODY〜メロディ〜
3. Tears in snow *karaoke
4. MELODY〜メロディ〜 *karaoke

Windows専用ゲーム『true tears』OP主題歌。
ろむろむは、このゲームをまだやっていません。今のところやる予定も無いので、公式ホームページ等であらすじを把握することにしました。→(公式)http://lacryma.info/

・・・公式を見ても、いまいちゲームの内容が???なのですが。。とりあえず、ヒロイン達はそれぞれ心の傷や闇を持っており、主人公は彼女達と心を通わせることで、少しずつその傷を開放してあげなければならない。そして最後には、彼女達に本当の涙を流させてあげよう。というのがこのゲームのテーマみたいです。涙で浄化、涙で開放というのは、ちょっと物珍しくて興味が持てました。

CDの表面のイラストがいかにも美少女ゲームな女の子の泣き顔だったので、購入に5分ほど躊躇。しかもこの子・・・獣耳が付いてるよオオォ!!と、長い間信じてたのですが、よく見てみるとただの髪でした。紛らわしいよ(何!!

CD裏は佐藤さんの写真なんですが、口元笑ってるのに目が全く笑ってません。何故・・・。

で、聞いてみたらこれが結構イイ曲でびっくり。『Tears in snow 』なのですが、なんというか、全体的に品があるといいますか、サビなどは結構力強いのに曲調はすごく優しいのです。バイオリンとかも入っちゃってるみたいで、これは素敵ですね。

歌詞は、もちろんテーマである『涙』を盛り込みつつ、赤面爆発なナイス恋愛モノに仕上がっています。特に英語歌詞の部分とか、ちょ、直球過ぎるよ!!

佐藤さんの声は可愛らしいですね。歌も伸びやかで上手いです。

ただ、歌詞に感情を込め過ぎていて、ちょっと聞き苦しい部分がありました。なんというか、佐藤さんの歌い方は『キューン』という感じなのです(*ときめいている訳ではナイ)。感情が爆発する寸前(サビ寸前)の部分などで苦しいぐらい声を絞っているように思えました。そうした声を聞くと、ろむろむ自身もなんだか息苦しくなってくるのです。『苦しげ』な表現と『切なげ』な表現は似ているといえば似ているのですが。うーむ。。

それにしても印象的な声です。佐藤ひろ美さんの名前は、ろむろむの脳内にしっかりと認識されました。

『MELODY〜メロディ〜』
歌/佐藤ひろ美 作詞/tororo 作曲・編曲/藤間仁

決して悪い曲ではないと思うのですが、いかんせん『ごく普通』な感じが漂っている気がしました。おそらく『Tears in snow』の印象が強すぎたせいだと思います。

『true tears』のゲームをやり終えた後だと、OPもEDも、また違う印象で聞こえるのかもしれませんが、とりあえず、今出来る範囲でレビューしてみました。

  
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2006年10月19日

終わらない冒険/太陽を見つめている<ヴォルフラム>

『終わらない冒険』/『太陽を見つめている』
(2005/12/21) MPS

歌/斎賀みつき(フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム)
作詞/只野奈摘
作曲/西脇和也


アニメ『今日からマ王』、キャラクターソングシリーズの第三弾。ヴォルフラム(貴族/男)は、主人公、渋谷有利(主人公/眞王/男)の婚約者なのです。って、・・・・あああっ、ここで引かないで!!ここで引くのはちょっと勿体無いかも!

ヴォルフラムと有利は、なんというか、微笑ましい感じの二人なのですよ。そもそもは、有利の無知(誤解)からはじまった婚約関係・・・。(*この世界では、相手の左頬を平手打ちすることは、古式ゆかしい方法で婚約を申し込むことなのだ)



そんな関係に始めは猛烈に反発していたヴォルフラムが段々と有利の言動に惹かれるようになり、有利もそんなヴォルフラムを信頼していくようになるのです。徐々に有利色に染まっていくヴォルフラム可愛い!ナイス男ツンデレ!!

『この浮気者!!僕という婚約者がありながら!!』

こんな風に自分の『好き』という気持ちを包み隠さない所が実に清清しいですね。

些細なことで有利に嫉妬したり、嬉しがったり、素直になれない自分に苛立ったり、弱る有利に噛み付いたり・・・。まあ、ヴォルフラムの猛烈なアタックに心底困っても、決して突き放したり、嫌がったりしない有利の煮え切らなさとかも、かなり美味しいトコロではありますが。



前置きが長くなったのですが、こうした二人の関係性ヴォルフラムの性格を踏まえて聴くと、この曲はメイン・カップリング共に、非の打ち所のない見事な『キャラクターソング』であると思えます。

まず、メインの『終わらない冒険』

有利の語る『言葉』『理想』に、見果てぬ希望を感じ、いつかその理想が実現する時には、有利の隣に自分が居たい。だから、どこまでも彼を守り、理想の未来まで支えていきたい・・・。

歌詞を読めば読むほど、単なる愛情だけじゃない、友愛・親愛・尊敬の情がヴォルフラムの中に宿っていることを感じ取れます。だからこそ、この曲は全体的に『少年らしさ』に彩られており、ただの『甘甘恋愛ソング』とは一線を画しているのでしょう。なんつーか、もう『スッキリ爽やか』とでもいいますか、少年らしい一途な感情が満開してます。

斎賀みつきさんの歌というのを、私はこの曲ではじめて聞いたのですが、かなり上手いのですね。しかも、どこからどう聞いてもアニメの『ヴォルフラム声』で、超安心。いや、たまにあるんですよ。キャラクターソングなのに、キャラクターと完璧かけ離れた声で歌う人とか。しかしこれ、多分知らない人が聞いたら少年が歌っているように思うでしょうね。斉賀さんは女性なのですが、ホントに完璧な少年声です。これはすごい。。

後、はじめに聞いた時、言葉の語尾のアクセントの付け方が独特でちょっと気になったんですが、これも斎賀さんの味の一つでしょう。。


次にカップリングの『太陽を見つめている』
ヴォルフラムっぽさ(?)で言えば、OPの方が上かなと思います。
そうですねえ、メインが少年・ヴォルなら、これは青年・ヴォルみたいな感じでしょうか(謎)。愛情より忠誠心メインの歌詞だからかも知れません。。もちろん『太陽』とは、イコール『有利』のことです。完璧間違いなく。ためしに歌詞の中の『太陽』を全部『有利』にして読んでみてください。

これはもう えらいことに。



  
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2006年10月17日

月の呪縛(カース)/みちゆき<翁鈴佳・引田香織>

『月の呪縛(カース)/みちゆき』翁鈴佳・引田香織
(2005/5/25)フロンティアワークス

『月の呪縛』 歌/翁鈴佳  作詞/梶浦由記   作曲/梶浦由記
『みちゆき』 歌/引田香織 作詞/梶浦由記   作曲/梶浦由記

アニメ『LOVELESS』のOP・ED主題歌。OPとEDが一枚に収まっているという、仏のようにありがたいCD。両方ともSee-Sowの梶浦由記さんが作詞・作曲をしています。

CDジャケットは、ドSっぽい美青年が、猫耳付きのいたいけな少年の首に鎖を巻いて喜んでいるみたいな感じですが、LOVELESSの内容的には、むしろ美青年の方が精神的ドMです。いや、時と場合によってコロコロ逆転しまくるので一概には言い切れないのですが(何。

OP『月の呪縛』は疾走感と、追い立てられるような焦燥感に彩られており、翁鈴佳さんのややクセのある、それでいて切なげな声が胸に迫ります。翁鈴佳さんは、九州で活動しているシンガーソングライターらしいですね。

『月の呪縛』は『LOVELESS』を知る人が見れば、にやーりとできるようなキーワードが満載で、これだけでアニメ主題歌としての合格点を軽く飛び越えていると思います。

『月』→『ななつの月』
『言葉』→『スペルによる戦闘』
『傷』→『立夏』
『痛み』→『立夏であり草灯でありLOVELESSの世界そのもの』


少し歌詞を眺めただけでも、ありありとLOVELESSの世界が浮かび上がってくるようです。しかもそれが、全然ワザとらしく聞こえないのは、梶浦さんならの手腕が見事に冴え渡っているからなのでしょう。

ED『みちゆき』は、OPとは対照的で、寂しさと漠然とした孤独を表しているかのようです。引田香織さんの澄んだ声がこれまたいいのですよ。なんだか優しく諭されている子供の気分になれます。

OPが、ああこれはきっと『草灯と立夏』の歌なんだろうなあ、と漠然と感じるのに対して、EDはLOVELESSの登場人物たち、もっと言えばスペルで結ばれた『戦闘機』と『サクリファイス』の歌なんじゃないかと感じました。『江夜と倭』『瑤二と奈津生』などを思い浮かべるのも良し。『清明と・・・』は、なんか違うような気もしますが。*ちなみに私は江夜と倭が滅茶苦茶好きです。

生きていくためには、お互いの存在が絶対的に必要不可欠で、そのことを嫌というぐらい理解している二人なのに、どうしようもない“何か”によってバラバラにされるかもしれないという不安をいつも抱いている。。LOVELESSには、こうした性質を持ったキャラクターが多いのですが、それを踏まえた上で考えると、このEDは彼らの不安定な心を写す鏡のようにも見えます。

OP・ED共に、噛めば噛むほどに味の出る、良質のアニメソングだと思います。

*アニメのオープニング映像も、繊細でアーティスティックで、かと思えば鮮烈なイメージも入っていてりして、これまた一見の価値アリです。ろむろむとしましては、清明と立夏が線から描き出される部分と、サビ(鉄塔?のシーン)から最後までのくだりがお気に入りです。



  
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