2010年08月25日

『I SAY YES』<ICHIKO >

『I SAY YES』(2007/7/25) SMD jutaku

作詞:森由里子 作曲:坂部剛
歌:ICHIKO

アニメ『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』OP主題歌。

原作ファンからの反感を買ってしまったせいなのか、微妙に忘れ去れてるっぽいアニメですが、OP主題歌はカッコいい上にインパクト充分な良アニソンでした。曲がサビから始まるだけあって、突き抜けるような疾走感と勢いがラストまで続くのが、聞いていて気持ちよいのです。

“I SAY YES ずっと 君の傍にいるよ どんな未来が僕らを試したって きっと”

作詞をされている森由里子先生は、ドラゴンボールOP 『魔訶不思議アドベンチャー!』や、他もろもろ超多数の作詞を手がけておられるアニソン作詞界(?)の大御所です。主人公である才人ルイズの姿を想像させるような詞を、外すことなく完璧に並べていく様は、見事としか言いようがないです。2番サビの“STAY WITH ME ただ 君を守りたいよ 遠い世界で生まれた二人だけど”とか、ドラマチックな雰囲気の曲調とも相まってマジ惚れもんです。

歌っておられるICHIKOさんという方は、まぶらほのOP等を歌っていた方だと思いますが、詳しいことは不明です。。何者なんでしょうね?!あと、ルイズたんは、(一部で)一世を風靡した萌えキャラだったような記憶もありますが、その後一体どうなったんでしょうか?ところでゼロの使い魔に3期があったなんて、さっき初めて知りました。おお、デカルチャー・・・。



  

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2010年04月13日

『Distance』 <青山操>

『Distance』(2007/4/25) 大都技研

パチスロ『押忍!番長』にて、当たりの時(BIGボーナス中)に流れる曲です。『押忍!番長』に登場するヒロインキャラクター、青山操ちゃんのアーティストデビュー曲(の設定?)。ちなみに、BIGボーナス中は、操ちゃんのコンサートをテーマにした演出が流れていたようです。

歌っている人は、大都技研というパチスロメーカーの社員さんらしいですが、詳しいことはに包まれています。

その歌唱力はなかなかのもので、エイベックスの新人女性歌手か!?とか思っちゃいそうなほどに、異様な魅力があります。ノリノリで飛ばしていく曲調に、どこか切なさを感じさせる歌詞がいいですねえ〜。大切な人との別れを受け入れつつも、いつか、もう一度会えることを信じて前に進もうという真っ直ぐな思いが伝わってきます。

『押忍!番長』は、この曲が出た後、パチスロの検定切れとなり撤去された模様です。ってことは、“これで『押忍!番長』で遊べるのは終わりだよ。さようなら。またどこかで会おうね”という、パチスロファン向けのメッセージという意味もあったのかもですね。

パチスロに流れる音楽のシングルカット曲って、アニソンのカップリング曲級に、マイナーな感じがありますが、アニメよりも桁違いにお金が流れるパチスロですから、一部の人達にはかなりの人気と知名度を誇っていたように思います。パチンコEVAで、EVA人気が再燃したのと同じよーな感じですかね。たまにはこういう“ある意味ヲタクなソング”をチェックしてみるのも面白いかもしれません。



  
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2008年10月01日

『romanesque』<FictionJunction YUUKA>

『romanesque』<FictionJunction YUUKA> (2007/4/18) ビクターエンタテインメント

作詞・作曲・編曲:梶浦由記
歌:FictionJunction YUUKA

アニメ『エル・カザド』ED主題歌。MADLAXに続く真下アニメで、再び梶浦由記先生南里侑香さんタッグを拝むことが出来ました。南里さんの哀愁に富んだ歌声は、ノスタルジックな曲調と相まって、独特の質感を醸し出しています。FJYで切なげな曲というと、暁の車や焔の扉が思い浮かびますけど、この曲はそれらとは若干異なり、より大人びた情熱を感じさせるような雰囲気に満ちているような気がしました。

さて、エル・カザドのBGM等を担当するにあたって、梶浦先生はなんとマジでペルーまで飛んでいったそうです。エル・カザドという物語は、荒野タコスガンマンが登場するロードムービー系百合アニメ(*南米のとある国がモデルらしい)なのですが、その世界観を自分の中に取り入れるために、肌でその感覚を掴みに行ったのでございましょう。。なんという凄まじいプロ根性。

梶浦先生『今回の舞台は、南米のとある国がモチーフになっているということで(中略)笛ものとかケーナとかいった楽器を多く取り入れて、少し南米色を出せるようにしました。ですからパーカッションとかも含めて、今回は生が多めですね』(サントラ製作についてのインタビュー記事より)


そんな訳で、この“romanesque”の切なげに泣くギター渋みの効いたメロディーは、灼熱の太陽に照らされた荒れ果てた地で、土ぼこりをモクモクと上げながら『テルマ&ルイーズ』並にジープでぶっ飛ばすナディとエリスの姿を、いとも簡単にイメージさせてくれはるのでございます。“憧れを繰り返し 何処へも行けなくても 抱きしめたその腕をずっと離さないでいてよ”とかもう聴いた瞬間に、ナディ×エリスの百合歌詞として脳内自動変換されます。“終わらない夏”“散らない花”、そんなものはあるハズ無いけれど、二人のこの瞬間だけはそのようにあって欲しい。明日も昨日もいらない、ただ温もりを繋ぎ止めたい・・・。そして“寄る辺のない恋に消え去ってもいい”と云う程に、お互いを求め、お互いに溺れる訳でありますね(何。



エル・カザドというアニメは、一匹狼の賞金稼ぎ“ナディ”と、異能の力を持つ故に追われる“エリス”がラブラブ逃避行を続ける中でみっちりと絆を深めて夫婦になるまでの過程を描いた作品でしたので(注*ろむろむ的意訳)、常に“二人の関係”に焦点が当てられていました。“romanesque”の詞自体も、お互いに寄りかかりながら生きている二人・・・というものをテーマにしていると思いますので、ナディとエリスを想像しながら聴いても激シックリくるんじゃないでしょうか。

“切なさを焼き尽くし 今生きているのここに 二人で”

劇中ではハッキリ明かされませんでしたが、ナディはどこかの少数民族だったのか、過去に家族や一族をすべて失っているようです。対するエリスは、歪んだ計画の集大成として生を受け、自分の力や大切な人を失った過去に苦しめられていました。自分が辿ってきた人生と、その哀しい記憶を、ほんの僅かでも二人で共有することで、それこそ“涙を分け合って”、少し前に進みながら生きていくことが出来るようになったのでしょう。などということをしみじみと噛み締めることのできる詞が満載なので、アニメを観る傍ら、是非とも歌詞カードなりを眺めていただきたいなあ〜と思います。

ちなみにED映像に出てくる謎の仮面男は、エル・カザドのスタッフの誰からしいです。何故・・・。あとにゃんこスナイパーが超気になるんですけど。。



2、約束

・・・か、隠れた名曲がこんな所にいいい!!!しかし、すごい曲をカップリングに持ってきますなああ!!!1曲目とは異なり、さほど南米をイメージした感じのない、いつものFictionJunction YUUKAの曲という気がしますが、激しく、かつ染み入るようなメロディーに、感傷と憧憬と微かな希望がないまぜになったような“心情”を見事に描いた歌詞など、聴けば聴くほどに心を揺さぶられます。

詞の作りこみようも尋常じゃないですが、その言葉のひとつひとつに込められた様々な感情を浮き立たせ、鮮やかに表現する南里さんの歌唱には、ただただ“圧倒”の一言。大胆&繊細で起伏に富んだメロディの印象は抜群に強いので、後々まで耳の奥で反芻されまくります。。実は最初に聞いたとき、これといって何も感じなかったのですが、この曲は3度目からがヤバイです。3度目で落とされます。騙されたと思って是非に3度目を越えて下さい!



<拍手お返事>
>9月25日×1 ありがとうございます!!
>10月1日 いつも楽しみに・・・これからも〜・・・の方
あああああありがとうございます!!もうその一言をいただけるだけで我がブログの寿命が僅かながらに延びるような気が致します。結構進退窮まってきた感のある今日この頃なんですけど、そのお言葉に応えられるように出来る限り頑張りたいです。空に神無月が昇るまでは必ず!!

  
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2008年08月17日

『クロス*ハート』<CooRie>

『クロス*ハート』CooRie (2007/1/24) ランティス

アニメ『京四郎と永遠の空』OP主題歌。
ボーカルはrinoさん

夢見るような歌詞に、キラキラの楽曲可愛らしくも優しく澄んだ歌声。少女マンガっぽいセンチメンタルなエッセンス全開のこの“クロス*ハート”は、お花畑系主人公が活躍する(?)本作と良い具合にマッチングしていると思います。

rinoさんは元々作詞作曲業で活動していたのですが、なかなかいい歌い手にめぐり合わなかった為、最初は仕方無しに自分で歌ってたらしいです。しかし、イベントなどに出る中で、歌ってお客さんと直に接する醍醐味を知り、シンガーソングライターとして曲を提供したり、Coorieとして曲を発表するようになっていったようです。岡崎律子先生『for フルーツバスケット』に感銘を受けた過去が在るようで、確かに岡崎先生の路線に近い、優しく胸を打つような楽曲をよく手がけられていますね。

“クロス*ハート”はCooRie初の打ち込み曲で、それまでの楽曲とは一線を画すものとなっています。rinoさん曰く『浮遊感と疾走感の中で、メロディがコロコロと遊んでいるような、そういうイメージで作りました』とのこと。歌詞にも強くメッセージ性を込めたようで、それを含めて草花が芽吹く春の草原を駆け抜けるような、なんとも気持ちの良い爽やかな曲に仕上がっています。

“永久に晴れた空のような 君の笑顔が眩しくて ビロードのため息が闇に跳ねた”

サビ直前の歌詞は、永久に晴れた空=白鳥空を、自分に課した使命に縛られている京四郎が眩しそうに見つめている・・・そんな想像が出来ました。

<あらすじ>
夢の中に出てくる素敵な王子様に恋して、王子様に空想お手紙を書きまくる普通の(?)女子高生・白鳥空は、巨大学園都市「アカデミア」で、その王子様に激似な転校生・綾小路京四郎と出会う。しかし彼は「絶対天使」と呼ばれる少女たちとの戦いに明け暮れていた。空は京四郎を追ううちに、その戦いに巻き込まれてゆき・・・。脇役には介錯先生がこれまでに手がけた作品のキャラクターたちが多数登場するなど、スターシステムが採用されている。

このアニメって一体何だったのでしょうか・・・。ろむろむとしましては、神無月の巫女の主人公・姫子千歌音ちゃん異世界別次元における愛とロマンの物語って位置付けてるんですけど・・・もうそれでいっか(違。だって、全話通して観賞して、主人公のゆんゆんっぷりと、せつなさんの健気可哀想っぷりと、京四郎てんめえええって感想しか出てきませんでしたもん。戦闘シーンはちょっと面白かったけど。。とにかく脇役サイドストーリーで出てくるカオンちゃん(千歌音ちゃんそっくりの絶対天使)と、ヒミコ(姫子そっくりの敵の側女)のエピソードだけを心の支えにして観てたって感じです。

ということで、カオンちゃんとヒミコですよオオオ!!これもう最高でしたね。神無月の巫女から、ずっと念じていた続編(もしくはそれに類する何か)が、形になったと云うのは大きな幸せでありました。



『凛として澄んでいて、まるで お月様から下界を見守る女王様みたいです』(by白鳥空*カオンちゃんを見たときの感想)

空・・・その洞察力だけは尊敬に値するぜヒャッホウ。そう、介錯的リボルバー世界を越えて、千歌音ちゃんは月からご帰還されたのです(何それ。そして千歌音ちゃんよりも、若干諦めの早いカオンちゃんを、(ミカ様の気持ちを受け止めつつ)奮起して救いに行くヒミコは、姫子と同じぐらい芯の強い優しい子だったと思います。

そしてもう、前世から続くふたりの相思相愛ぶりには、ソウマだろうがジン様だろうがミカ様だろうか、外野が入り込むスキマが一切ございません。『だって、髪も、スタイルも、なにもかもとてもとても綺麗で。女の子の私まで、ぼーっとなっちゃうくらいで。お嬢様って言うか、お姫様って言うか、その、まるで天使様みたいにキラキラしてて』(byヒミコ*小説版にてカオンちゃんを始めて見たときの感想)。で、カオンちゃんがヒミコを始めて見たときの感想ですが、超濃密、超ベタ惚れでここでは書ききれない位でしたので、小説版を読むことをおススメします。

そういえば、ミカ様は千歌音ちゃんと結ばれなかった場合のダークサイドに堕ちた姫子の姿・・・という設定らしいですね。ええー、姫子って千歌音ちゃんと巡りあわなかったら、こんな風にサディスティックグレるのか〜とか、少しばかりショックもありました。しかし、小さい頃に自分を助けてくれた看護婦さんの面影をずっとずっとひたすらに追い続ける、そのひたむきさは、確かに姫子の想いの強さに通じるものがありますね。ミカ様はNOIRで云うところのクロエでしょうか。『私だったのに!!私のはずだった・・・』みたいな。まあ、ミカ様はちょっと支配欲の強い姫子・・・って考えたら、それはそれでちょっと美味しいかもです。。



あと、カオンちゃんは千歌音ちゃんよりキレやすい所が可愛いですね〜。せつなの『それ(ヒミコ)、取るよ?』という簡単な挑発に怒天突きまくったりとか、ドラマCDでのヒミコに意地悪するヤツはマジで殺すよみたいな態度とか、めっぽー好戦的なカオンちゃんだったりします。しかし、決して変わらないのはヒミコ(姫子)に対する恋慕の情です!!

自分の肖像画を真剣な眼差しで描き続けるヒミコを見て、嬉しそうに微笑むカオンちゃんとか、相変わらず小さなエピソードにめいいっぱいの胸キュンを詰め込む技法は見事ですね〜。神無月の巫女で姫子が千歌音ちゃんの写真をよく撮っていたのは、“いつか運命によって全て失われる”ことが姫子の無意識下にあるかららしいのですが、そういうものも多少はリンクしているのでしょうか?でも、京四郎〜のヒミコとカオンは冗談も言えちゃうような仲睦まじいラストを迎えていたので、あんまり配はなさそうですね。

神無月の巫女に燃えた方なら、多少苦しくても、異次元姫千歌の行く末を最後まで見届けねばなりますまい。さあ、みんなでレンタル屋にレッツゴー!!特に映像特典の“逢瀬”はマジで素晴らしいぞよ〜!!



  
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2008年06月10日

『幻想事変』<岸田教団 & The 明星ロケッツ>

『幻想事変』<岸田教団 & The 明星ロケッツ>

つ・・・遂にこの領域に足を踏み込んでしまった・・・。
ってな訳で、本日は、レッツゴー!東方アレンジの巻!!

いやー、こういう(同人)ジャンルって、知ってる人は超知ってるけど、知らない人はマジ知らないって感じな世界だと思うので、若干迷う部分はあったんですけど、熱烈なコメントも頂いたことですし、ここは期待に応えたいな〜!っと、思いまして、拙い知識しか持ってませんが、自分なりにレヌーしてみたいと思います☆☆☆

先日、ZUN氏の音楽アルバム『蓬莱人形』を紹介致しましたが、今回紹介するのは、そのZUN氏が作ったゲームソングアマチュアの人たちがカヴァーして、新しい音楽作品を作る・・・という行為、通称“東方アレンジ”と呼ばれるものに当たります。

ZUN氏の作る楽曲は、基本的にオール打ち込み電子音によって構成されております。打ち込みというのは、超簡単に云えば、専用のマシンを使って、データ化された音楽(MIDIデータ)作ることです。デジタルの世界でデータ化された音楽は、作った後に細かく編集・修正することが可能になり、また、記録した音楽データを重ね合わせることで、あたかも複数の人間が演奏しているかのような重層な楽曲を作ることも可能になります(多分。

*ちなみに、こーゆー機械等を操って作ります。

さて、こうしたZUN氏の打ち込み楽曲を元ネタとして、自分なりに編曲したり、演奏したり、歌詞を付けて歌ってみたり、更に自分で打ち込み直してみたりするような、カヴァー行為(=東方アレンジ)は、現在一部で大変な熱狂を持って受け入れられています。私の友人にも『ゲームも漫画も同人誌もまっったく知らないけれど、なんとなく買った。でも何がおススメなのかとか、まっったくわからないので、店で流れてる曲をてきとーに買ったりしてる』という人がいます。まー、こんなんは極端な例でしょうが、東方わからんけど、当方アレンジは買っちゃった・・・みたいな人は結構いるようでございますね。

こういった感じの同人CDは、少し前まではほんとにヒッソリした、知る人ぞ知る系のジャンルだったと思います。ハードなヲタクの方や、アニメ系アマチュアバンドに情熱を燃やす方以外は、まず絶対的に耳にする機会が少なかったことでしょう。同人イベントや、同人専門店でしか買えないし、目に付かない、というのもありますし、チョサク権の関係上、大っぴらに展開できない・・・という問題も有りました。10年前〜少し前迄の(アニソン・ゲーソン系)同人カバーで目立ってたのは、どちらかというとアダルティーなゲームの主題歌やBGMをアレンジしたものでした。。ええ・・・どう考えても敷居が高すぎますね。私も基本スルーしていました。

しかし、昨今のインターネット上の動画投稿・配信サイトの充実により、ライトなヲタク層(?)の耳にも、そうしたものが簡単に入ってくるようになりました。いいのか悪いのかよくわかりませんけど、それによってこうした同人音楽のジャンルも敷居が下がり、多くの人が流入する結果となりました。これには、東方が、アダルティー要素の皆無っぽい物語ということも多少関係しているかもしれませんね。また、東方アレンジは同人音楽界隈では“花形”って感じで、当たれば間違いなく“売れる”というのも、アレンジ流行の要因にあるのかな〜とも思います。

と、いうことで、東方アレンジの成り立ちについて簡単に説明してみましたが、いかがでしたでしょうか?

さて、ここで、ろむろむが東方アレンジについて求めているものについて、一言断っておきます。つーか、今更云うまでもないことですけどそりゃーもちろん“百合”ですよ、“百合”!!無いのは無いので構わないんですけど、でもどうせならベタベタの百合歌詞が聞きたいんにゃああああって欲望がある訳ですよ!まあ、つまるところ、百合目当てで東方に入ったクチなんで、その辺理解していただければ。

・・・って、いきなり百合全開でいくのもアレなんで、それは次の機会にレビューするとして。。今日は東方アレンジの中でも、ロックなアレンジが評判の“岸田教団”というグループのCDを紹介したいと思います!

岸田教団は、アマチュアのバンドグループで、ロック(&メタル)調の演奏が主であり、今回のアルバムでは女性ボーカル・Ichigoさんが全曲を一人で歌い上げております。アルバム『幻想事変』は、“岸田教団 & The 明星ロケッツ”名義での4thアルバムになるようですね。ギターとドラムを響かせる、本格ロック志向のバンドのようです。

“幻想事変”という名前を見てピンと来る人は来るかもしれませんが、続く収録曲に“歌舞伎町の魔女”というタイトルのものがあるとくれば・・・。そう、東京事変ですね!実際ボーカルさんは、椎名林檎姫にダイレクトに影響受けてるっぽい歌い方をされています。巻き舌とまではいきませんが、高音部での声の出し方なんかは良く似ていますね。・・・実は、ろむろむには林檎姫の超追っかけであるという秘密の一面(?)が在るので、林檎姫をリスペクトしてるような方には、結構好感が持てます。私事ですが。。

Ichigoさんは、若干声が細いかな〜?という印象は受けましたが、高音・低音ともに安定した歌唱をされていて、声に独特の“華”があるように感じました。バンドの演奏もどっちかというと荒削りだなぁとは思うんですけど、Ichigoさんの声が入るとすごくしっくりくるというか、イイ雰囲気が出来上がるのが不思議ですね。

1曲目、2曲目のインパクトは凄いと思いますが、全曲同じような調子なのは、メリハリ的にちょっと残念だったかもです。

01.明星ロケット
読み方は、アケボシロケット。多分、このアルバムの看板ソングかと思います。ひたすらに疾走しまくるナンバー。歌詞は、東方に登場するキャラクター、天狗であり幻想郷の新聞記者である、射命丸文をモチーフにしたものだと思われます。風を操る程度の能力を持ち、ネタ探しの為、幻想郷中を超高速で飛び回る人物。という設定を頭に入れて歌詞を読んでみると、“1000分の一秒で 駆け抜けろ”“真実は唯一つだけ ただ誰よりも速く飛べばいい”・・・などといった歌詞に散りばめられた遊び心が感じられると思います。

原曲は“レトロスペクティブ京都”。一見すると派手なアレンジに思えますが、実際は原曲の曲調に、非常に忠実に作られています。

02.SuperSonicSpeedStar

03.歌舞伎町の魔女
イントロ(前奏・間奏・後奏)はモロに歌舞伎町の女王。原曲は“恋色マスタースパーク”。こういうことができるのが、同人音楽の楽しいところなんだろうな〜とは思いましたが、曲としていいかというと聞かれると、難しいところですね。。でも、面白い試みだと思います。

04.夢は時空を越えて
05.LotusLove

06.YU-MU
アルバム中、最も哀愁を漂わせた楽曲・・・であるように感じました。幻想郷最強?の妖怪にして、花を操る程度の能力を持つ、風見幽香をテーマにした歌詞。普段は、自然に咲く花の中生活している妖怪という設定があり、歌詞中にも、花や土に関する言葉がワンサと盛り込まれています。“幽雅に咲き誇る 向日葵の色は何を見た?”“土に還る命に ためらい一つもない”。旧作で、寝てる所を叩き起こされて戦闘に巻き込まれた(?)というエピソードがあったようなので、“眠り”に関する詞も若干見られます。孤高の強さと、残酷さを兼ね備えた幽香に相応しくありつつ、一抹のさびしさを感じさせるような歌詞は必聴かと。演奏もノリノリです。

07.ネクロファンタジア
08.Ancienttemple


<原曲・レトロスペクティブ京都>



<東方アレンジ・明星ロケット>




<拍手お返事>
>6月8日
こちらこそ、どうもはじめまして☆☆神無月レビューで当ブログを知ってくださったようで、本当にありがたいことでございます!!さて、東方ですが、原曲のレビューはしてみたけど、アレンジもやっていいんかな〜とか、私自身丁度思っていたところ、貴方の拍手コメントを頂き、『もうこれはやるしかないな!』と、思った次第であります!私の呟きのような雑記にも目を通して下さっているようで、重ね重ね、ありがとうございます。アレンジとかも、よくお聞きになるようですね。私は、基本的に“歌詞の中の百合”を見つけるのが好きなので、東方アレンジでもそんなとこばっかり着目してます。

>そして何よりキャラクターを拝借した二次創作も豊富ですし、もちろんそのほとんどが百合百合しい内容ですから、ぜひ東方世界にどっぷりハマっていってくださると嬉しいです。

確かに、東方同人界隈の百合充実ぶりは、もう選り取り見取り掴み取りな勢いで、眩暈がしそうなほどです。とりあえず、アリマリとか霊アリとかに異様なハマり方している今日この頃。どうも、アリスが好きなようです・・・総受け総受け(待。そちらの嗜好もコッソリ教えていただきたいです〜(ええー!

ではでは、今後ともよろしくお願いいたします!!

>6月10日
×1ありがとうございました!
×1ありがとうございます!!
  
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2008年06月03日

『1/2』<石川智晶>

『1/2』 (2007/11/21) JVCエンタテインメント
作詞・作曲・歌:石川智晶 編曲:西田マサラ

アニメ『逮捕しちゃうぞフルスロットル』ED主題歌。1/2と書いて、“はんぶん”と読みます。圧倒的な歌唱力を以って、圧倒的なイノセンスを表現する・・・そんな石田さんにろむろむ瞬殺ノックアウトの巻。

石田さんの名前を爆発的に広めた代表曲に“アンインストール”という作品がありましたが、あの曲が一度聴いたら忘れられないような異様なまでのインパクトで勝負してきたタイプのものであったに対して、この“1/2”は、初聴きでピンと来なくても、何度か繰り返して聴けば聴くほどに、その深みにどっぷりと嵌りこんでしまう・・・そんなジワジワッと来るタイプの作品だと思います。

主人公二人組み、“夏実”“美幸”関係を、詩的な『たとえ』に当てはめながら書き出したような歌詞が、グッと胸に迫ります。

相手の寂しさ辛さを、すべて受け止めることができなくても、そのはんぶんだけでも優しく抱きとめてあげられたら、どんなに素敵なことでしょう。二人のはんぶんを合わせても、きれいな“1”にはならないかもしれないけれど、それでも二人で寄り添っていられれば、互いの欠けたものを補っていけるに違いないのです。

“ふたつの横顔 向こう見ずな片割れは 寂しい時ほど はしゃいで見せるけど”
“心の1/2 涙で濡れたときは 差し出す傘の中 素直に入ってね”


上記は2番のサビなんですけど、ここでは曲のテーマである“1/2(はんぶん)”相合傘にたとえている訳なのですね。涙の雨に濡れたときは、自分の傘に入ったらいいと。自分も半分、あなたも半分濡れてしまうかもしれないけれど、それでいいんだと、そう云っているのだと思います。・・・オイオイ、優しすぎるだろ、コレ。最高。

このあたりの歌詞を読んで、この曲って“美幸から夏実へ・・・”な歌なのかな?とか感じたりしましたけど、解釈によってはどちらとも取れますね。向こう見ずで云ったら、二人とも似たような感じですし。

“ふたつの背中が静かに並んだ時 初めてひとりの人間になれるようで”

1番とラストのサビにあるこのフレーズが好きすぎてヤバイです。ふたりでいることには、確かな意味があるんだ、ということを、素直に感じさせる例えだと思います。控えめで断定はしないけれど、お互いの心の中には、すべてを預けられるような相手への強い信頼があるんだろう・・・という印象を受けました。主人公ペアーは、考え方や性格の違いでちょくちょく喧嘩もやっちゃってますが、最後にはいつも、お互いがいないと駄目だという結論に達してるような気がしますし、そういう部分も歌詞の中に込められてるのではないでしょうか。

さて、この曲が使われたフルスロットルのEDですが、初めて見たとき私の百合琴線激震が走りました。というか、画面の向こうで何が行われているのか把握するのに、相当の時間を要しました。絶対に本編に出ることはないであろうSUGEEEEE百合表現が、怨念のように込められていたのですから。。

いやー、確かにキャラデザの中嶋敦子さんは、原作をぶっちぎった過度なBL表現満載のイメージイラストを描く人だなあ〜とは常々思ってましたけど(例・兄弟ラブラブトリブラ、半裸ピスメ)、まさか百合の面でもその法則を発動してくださるとは・・・。ありがたいことです。

これを見たとき、オイオイ遂に『逮捕しちゃうぞ 百合スロットル』が出ちゃうのか!?とかあらぬ期待を0.05%ぐらいかけてしまいましたが、勿論本編にそーゆーことは微塵もなかったっぽいので悪しからず・・・。

まーまー、それでもこの猛烈に妄想しまくれるイラストの連打は、百合ヲタとして避けて通ることはできませんことよ。



ピンチの美幸を助けに来たのかと思いきや、彼女の身体を抱きとめ、何かを囁いているかのように見える夏実。嬉しそうに微笑みかける美幸に対し、どこか困ったような寂しそうな笑みを浮かべる夏実。そして、どこまでも真っ直ぐな目をしている美幸と対照的に、狂気に満ちた歪んだ笑みを浮かべる夏実のカットが入り、燃えるような夕焼けをバックにしたフィナーレへと。。



・・・ってか、夏実、何があったのん!?!美幸への渦巻く劣情を、同僚だ友人だと抑え付けてきた夏実だったが、鈍感すぎる美幸にもはや我慢の限界。狂った独占欲に突き動かされた夏実は、その身を焦がす欲望の赴くままNI(以下略)・・・とか、すっげえありがちな妄想が気球のようにふくらみまくりんぐなろむろむなんですけど、みなさんはこのエンディングを観て、どのような妄想をお持ちになりましたか(死?

“ふたつの背中が〜”の歌詞に、超イメージ通りなイラストを用意してくるところもニクいですねええ〜。曲と絵が表裏一体になっている、素晴らしい百合EDでございました。





<拍手お返事>
>5月28日×1  ありがとうございます!
>5月29日×2  ありがとうございます☆
  
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2008年01月27日

『Sakura addiction』<雲雀恭弥 vs 六道骸>

『Sakura addiction』(2007/11/7) ポニーキャニオン
歌:雲雀恭弥&六道骸

アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』ED主題歌。

『Sakura addiction』はSPLAYというバンドがインディーズ時代に発表した曲を、リボーンのキャラクター2人が歌詞・アレンジ一部変更の上でカバーした一種のキャラソンであり、アニメ本編のEDも飾った作品です。リボーンのアニソンやキャラソンは、カウントダウンTVのランキングとかにもよく食い込んでいるのを拝見していたので、ミーハーろむろむと致しましては、これは一度は取り上げてみないと!と思った次第であります。


デュエット形式でキャラクターソングを発表するシリーズの一つで、本作は雲雀恭弥(黒髪の方)と六道骸のツインボーカル作品であり、CDジャケットも、二人のイラストが描かれています。カップリング曲とジャケット絵違いで2種類のCD(雲雀編と骸編)が発売されています。

お二人とも、ごくフツーの声優さんみたいですし、歌い慣れてないっぽい雰囲気も曲のアチコチから感じ取れるのですが、この歌唱の不安定さは、堂々とした勢いのあるバンド演奏がしっかりとカバーしていると思います。

正直に云うとあんまり上手い歌ではないのですが、多くの人がキャラクターソングに求めるのは、上手い下手ではなく、“そのキャラが・そのキャラの声優さんが歌っているという歴然とした事実”だと思うので、さして問題はないでしょう。

まあ、ろむろむ自身『舞−HIMEのあのキャラが歌ってRU〜!』という事実があれば、たとえそれが狂気に満ちた演歌であろうとも、3食抜く勢いで購入に走ることができましたので(?)、キャラソンに熱くなる方たちの気持ちはよくわかります。好きなキャラクターが歌っているというだけで、理性がプッツン飛ぶ人種は、あなたが考えているよりもたくさん存在しているはずです(待。

さて、この作品の曲と歌詞について。addiction=中毒・依存症という意味ですが、題名にもある“桜”というキーワードが示しているのは、雲雀VS骸の最初のバトルに絡む因縁に他ならないでしょう。

【桜と雲雀&骸の因縁】(*アニメ版)
Drシャマルのトライデントモスキート(毒を持つ蚊)に、ドサクサに紛れて刺された雲雀は、桜に囲まれると立っていられなくなってしまう病気、『サクラクラ病』に感染してしまう。その後、雲雀は骸との初戦闘時に桜の幻覚を見せられて敗北を喫す。敗北後、解毒剤によって回復するが、それ以来桜を見るとやる気を無くすような“桜ギライ”になる。。

・・・えーと、『何ッ?』って感じの、微妙な因縁エピソードなんですけど、とりあえずこの二人には“桜”に関する深い繋がりがあるのであり、この因縁話を知っていればファン的には冒頭の“桜咲く 舞い落ちる”だけでも、素晴らしく美味しい歌詞として受け入れられるものだと思います。

とはいえ、歌詞自体は普通の“青春爽やか恋心系”で、雲雀と骸のイメージとは億光年ほどかけ離れている気がするのですが・・・・まあいいか。

2、クフフのフ〜僕と契約〜
六道骸編のカップリング曲。人気のありそうな悪キャラに、こんなパイナップル電波サンバを歌わせるとは色んな意味で呆れます(いや、むしろチャレンジャーか?)。ファン的にはどうなんでしょ、これ。題名を見て凄く嫌な予感がして、実際聞いてみると、やっぱり死亡って感じでしょうか?

ちなみに『クフフ』とは、骸独特の笑い声です。歌詞を読むと、骸が話しかけている相手は、骸の催眠術に操られて酷い目にあったランチアさんっぽい感じもしますし、骸の手を取ったクロームのことを揶揄しているようにも・・・見えなくないですが、よくわかりません。

とりあえず、ラストの“純粋で美しい世界になれば あやつられた君は僕と永遠のサンバ”で、完璧に脱力できます。



<拍手お返事>
1月18日×1
1月24日×1
1月26日×1
ありがとうございます!!
  
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2007年12月24日

『奈落の花』<島みやえい子>

『奈落の花』(2007/8/22)フロンティアワークス
作詞:島みやえい子 作曲:中沢伴行
歌:島みやえい子

アニメ『ひぐらしのなく頃に 解』OP主題歌。先日アニメ二期も無事完結したということで、改めてレビューしてみたいと思います。

『奈落の花』は、Aメロサビのみで構成されている割とシンプルな曲です。それだけに、優しく諭されるように、でも少し不気味に進行する静かなAメロから、強く何かを追い求めるような熱さを持った怒涛のサビへシフトする瞬間などは、非常にメリハリが効いていて聞き応えがあります。

しかし、曲の要所要所に入る独特のアレンジや効果音(ノイズ)ちょっとやりすぎな気がしなくもないです。。ここを一番強調したいのだ!!という製作者の気概は感じられますが、ちょっと自己主張が強すぎる気が致しました。

前作同様、間奏などで聴こえる“何を歌っているのかさっぱり不明なコーラス”(例*イィーエーガナィヤイヤイ・・・みたいなアレ)は、よく分からないフレーズを適当に入れてそのまま歌った・・・らしいですね。とはいえ(さほど意味はなくとも)この変なコーラスによって、どことなくザラッとした異質な雰囲気が曲中に生まれたのもまた事実でしょう。

さて、前作『ひぐらしのなく頃に』は得体の知れない“恐怖”を美しく冷酷に謳ったものでありましたが、本作『奈落の花』は、恐怖からのエクソダス&レッツゴー輪廻打破を目指す雛見沢キャラ全員に向けた応援歌のように感じました。

島みやさんもインタビューで、
『この歌では、奈落に咲く花に向かって向こう側の世界から叫んでるのが私なんです』
『思い切ってサビの部分で「こっちにおいで、そっちじゃないよ」という叫びが感じられるイメージで書いたんです』

と述べています。

ぽっかりと大きく口を空けた真っ暗な奈落に向かって花を咲かせ、花を散らす間際になってそこが奈落であると気付き、次こそは地の上で天に向かって花を咲かせたいと願う儚い草花。それは梨花ちゃんであり、羽入であり、詩音であり圭一でありレナであり、雛見沢に囚われたすべての人間でありました。

彼らは、次こそは必ず・・・と願いをかけながらも、また同じ奈落に向かって種を落とし、同じように芽を出すということを繰り返してきました。しかし、何度も失敗を重ねていく中でも決してあきらめない二度と奈落に落ちたくないというすべての人の強い意思が、最後にはその奈落の連鎖断ち切り、本当に相応しい場所で美しい花を咲かせることに成功するのです。

花や種に例えましたが、これは“ひぐらしのなく頃に解”のすべてだと思います。

己の背負う『カルマ=業』を認め、それらを背負って生きていく覚悟を持った上で、その先の陽の差す未来へ飛び出していくこと。鬼隠し編から祭囃し編までに至る、すべてのキャラとすべてのストーリーをひっくるめて、その底に流れる一つの“想い”を、島みやさんなりの解釈で練り上げ、表現したものがこの『奈落の花』という作品なのだと思います。

2、FLOW

島みやさんの曲の中でも、かなり軽快明るい部類に入る曲ではないでしょうか?ポップな曲調ながら、柔らかな風のような、心地よい暖かさに包まれた作品だと思います。夢の世界でフワフワ飛んでいくような爽快な感じが致します。前作のc/wが、喪失の悲しみを歌っていたことを踏まえて、島みやさん的には『ちょっと希望を入れたかった』らしいですね。その目論見は大成功していると思います。


で、アニメ第二期でしたが、なんでしょうか・・・この微妙に薄っぺろりんな感じは・・・。第一期も最後らへん惰性で見ていたろむろむでしたが、二期もちょっと苦しい視聴でした。最も興味を持って見れたのは、厄醒し編等、オリジナル展開した部分だったかなと思います。

とはいえ先日、アニメ第三期&映画化が決定したということで、相変わらずメディアミックス大爆発の快進撃に変わりは無い模様です。

しかし映画の監督が『富江』の監督とか、あんだけ面白くない怖くないホラー作った人が和風ホラー作るとか、しかもひぐらしに興味なさそうとか、富江で覚えてるのは菅野美穂と主人公の女のkissシーンだけとか、しかし菅野美穂ならレナの完璧な演技が可能な気がする(待て)とか、色んな妄想がろむろむの脳内を駆け巡ったりしたんですけど、ま、楽しみに待ちたいと思います。



<拍手お返事>
>12月20日×2 勉強になります・・・の方
ありがとうございます!!勉強になるとか、あああ勿体無い勿体無いお言葉!!私もまだまだ勉強不足の感は否めませんが、これからも頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
>12月21日×1
ありがとうございます!
>12月22日×1
ありがとうございます!


<ひぐらし関連レビュー>
*ひぐらしのなく頃に(島みやえい子)
*かけらむすび(片霧烈火、他)
*嘆きノ森(彩音)
*Thanks / you(M.Graveyard(*dai))
*対象a(anNina)  
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2007年12月19日

『ゆめおぼろ』<犬飼真琴(喜多村英梨)With守東桃香(伊瀬茉莉也)&川壁桃花(早見沙織)>

『ゆめおぼろ』(2007/6/20) エイベックス
作詞:望月智充
作・編曲:多田彰文
歌:犬飼真琴(喜多村英梨)With守東桃香(伊瀬茉莉也)&川壁桃花(早見沙織)

アニメ『桃華月憚』OP主題歌。

1話目が“最終話”であり、そこから1話ずつ巻き戻って最終回に本当の“第1話”が訪れるという逆再生アニメ

というアニメにしてはモノ珍しい手法を取った設定の為、1話目こそ話題になりましたが、その後あまりの意味不明さ脱落者が続出(*私含む)し、最終回を迎えるころには、話題にする人もいなくなっていた(ような気がする)作品です。

絵は艶やかで美しかったですが、主人公達が何やってんのか常にわけわかめな上に、結局のところ謎もハッキリ明かされておらず、途中で声優が書いた変な脚本とかも入ったり・・・新しいことをやりたいのはわかりますが、内輪で盛り上がんのも大概に(略。

・・・と、それはともかく、このOP主題歌である『ゆめおぼろ』は、2007年に発表されたアニソンの中でもずば抜けたインパクトを持った作品だったと思います。

曲が始まってすぐに、哀愁漂う美しい弦の音が聴こえてきますが、これはなんと“大正琴”の音色だそうです。和楽器である大正琴の演奏は、曲に“優美さ”“邦楽の趣”を乗せることに成功しており、『桃華月憚』の舞台である(古代不思議日本?)“上津未原”の空気感を余すところ無く表現していると思います。

メインボーカルである喜多村さんの艶やかな歌声は、和と洋が絶妙にミックスされた奇抜な楽曲に、しっとりとした質感色香を与えており、聴く者の心を妖しく惑わせます。。喜多村さんは歌唱時の“アクセント”に独特の特徴がありますが、かなりハイレベルな歌唱力を持っている方だと思います。

ぴちぴちピッチOPの時は、今のアニソン界隈でよく耳にするような、割とスタンダードな歌い方をされていたのですが、この『ゆめおぼろ』ではそれとは全く異なる、ためいきの漏れる様な妖艶さが全面に押し出された歌いっぷりになっております。

犬飼真琴というキャラは『桃華月憚』ではヒロインを慕う百合後輩みたいな役柄だったと思いますが、主役二人を差し置いて主題歌を歌うということに何か重要な意味があったのでしょうか?作詞者インタビューを読むと、“真琴”の内なる本当の姿が重要だから抜擢・・・みたいに読めたんですが、実際はどうなんでしょうね。

あと、この曲は歌詞中に『枕詞(まくらことば)』を使用するという面白い試みを行っています。百人一首などで知っている人も多いと思いますが、和歌などで特定の言葉を引き出す為などに使われる五文字の修飾語のことを云います。

『ゆめおぼろ』では、“あかねさす”“うちなびく”“ひさかたの”“たまかぎる”・・・などなど、様々な枕詞が歌詞の中に入りこんでいるのです。

例えば“あかねさす”という枕詞は『日・昼・紫・君』などを修飾するきまりがあります。このことを知っていれば、最初の歌詞『茜さす 君の移ろひゆく影を求め・・・』が、この文法上のきまりを完璧に守ったものであることがわかると思います。

いやあ・・・ホントに、物凄いこだわりっぷりですねええ・・・(感嘆。
大正琴を取り入れた楽曲を作ったり、枕詞を上手く使った和歌のような歌詞を作ったり。。『ゆめおぼろ』は、稀に見るチャレンジ精神によって生み出されたアニメソングだと思います。その割に何故か知名度が低い気がするのですが『斬新なアニソンが聴きてえええ!!』という方などには爆裂おススメですので、是非にどうぞです。

2、断章

3、小さき死のように
歌:鬼梗(山県さとみ)

『ものみな眠れ 静けきときを 生きとし生けるもの 眠りを眠れ』

これは人々を優しく眠りに誘う“子守唄”です。ただし、眠ったら二度と目覚めないような気がする“子守唄”ですが・・・。束の間の眠り『小さき死』と表現するところに、ちょっと背すじが寒くなったりするんですが、楽曲自体はなかなかのものだと思います。カラオケVerなんかは、すごく耳馴染みがよくって、癒されます。。

山県さとみさんの歌声は、際立って上手いというものでもないですが、このちょっぴりタドタドしい感じがなんか可愛いです(ところで山県さんて誰?)。



<拍手お返事>
>12月9日×1
ありがとうございます!!

>12月11日×3 ×1(21時)
>酸欠静留ファン様
こんばんはです!!魔よけなのか魔寄せなのかわかりませんが、何だかわからない猛烈な鬼百合パワーがブログ全体にみなぎってきたような気がします。
>芸事・学業のお守りになりそう
SOREDA!!静留様のご利益、いただきますます☆☆

>12月13日×1
>12月18日×1(17時) ×1(21時)
どうもありがとうございます!
  
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2007年12月03日

『光の行方』<savage genius>

『光の行方』(2007/5/16) ビクターエンタテイメント
作詞:ああ 作曲:タクミ 編曲:梶浦由記
歌:savage genius

アニメ『エル・カザド』OP主題歌。今回も、百合妄想爆発の上、レビューをお届けしたいと思います★

のっけから、梶浦由記先生はマジで編曲の鬼・・・という真実を再確認することができます。美しいコーラスと鮮やかなバイオリンの音色が奏でる幕開けに、激しいドラムの応酬。梶浦サウンドの強烈なインパクトに、おそらく原曲は完璧に飲み込まれてしまったのではないでしょうか?

照りつける太陽、果てしなく続く荒れた土地、吹きあがる砂埃・・・。エル・カザドの舞台である中南米(?)の乾いた風が、曲のすみずみにまで吹きすさびまくっております。眼を閉じれば、ああ、見えます、見えます・・・紺碧の空の下、車をぶっ飛ばしながらイチャイチャしまくっているナディとエリスが(待。

ああさんのインタビューでは、光の行方の“光”とは、“僕たち&私たち”を例えたものであり、それぞれの人生や心、将来、未来へのエールを込めたものであるそうです。ってことは、この“光”“ナディ&エリス”に置き換えることも可能って訳なのですね!!

更に、この曲の歌詞から、ナディ×エリス妄想を引き出すとすれば、開始後33〜44秒の“生まれた歓びさえ曇り出す世界で 出会えた奇跡だけは忘れないで”という部分がジャストでしょう。

ナディもエリスも、傍から見れば決して幸せでない生い立ち、苦痛とも呼べる経験を経て、生きてきました。特にエリスは、博士とほにゃららな別れをしてからナディに出会うまで、幸せも不幸せも感じない無機質な世界を、感情を抑えながらやり過ごしていたのではないかと思います。

しかし、エリスはナディに出会いました。同じ時間を過ごし、ナディの優しさに触れ、喜びや悲しみ、幸せや温もりを受け取ったエリスは、やがて鮮やかな世界の前でナディに幸せな笑顔を返すのです。“出会い”が生み出した“奇跡”。これは真下三部作に共通したテーマであるような気も致します。

1番ラストの〆に“穏やかな日を夢見て 道なき旅路は続く”という歌詞があります。最終回を見終えた後では、額面通りにこの詞の意味を取ると『あれっ?』と、違和感を感じるかもしれません。しかし、ここでいう“穏やか”とは“平穏無事”の意味ではなく、命の応酬といった殺伐とした日々から脱出した状態のことを云うのではないでしょうか?最終回でナディとエリスが選んだ道を思えば、この歌詞にも納得できると思います。

savage geniusは、割とスタンダードで、ちょっと個性が弱いかな〜と思える歌が多かったのですが、今回は鬼編曲パワーも関係しているのか、それなりに印象的な楽曲に仕上がっているかと思います。それでもまだ“普通”な感じがすることは否めませんが、既に私の耳にはエル・カザド大好き補正がかかっているので、もうこれはこれで大いにアリな主題歌なんでないかと思います。・・・あとは、もうちょっと思い切った歌い方をされたほうが、聴き手にインパクトを与えられるような気が致します。。

2、Beautiful world 〜人魚の涙〜

ああさんの高音域を活かしたバラード曲。物語風に進む歌詞の構成が上手いのです。『人魚の涙』というタイトルの意味が、ラスト一節の歌詞を聞いた瞬間にすごい勢いで浮き上がってきました。


以下、エル・カザド妄想百合解説

<簡単あらすじ>
主人公は賞金稼ぎの一匹狼ガンマン、ナディ。彼女はひょんなことから賞金首として狙っていたはずの金髪美少女、エリスと共に、旅をすることになってしまう。襲い来る賞金稼ぎたちを打ち破り、東へ西へと旅を続ける二人は徐々にそのを深めていくが、エリスの失った過去を探していくうちに、エリスに関する謎の計画が明らかになってゆき・・・。。作品としては、「ノワール」「マドラックス」に続く真下アニメ3部作の最終作という位置づけ。

まー、一言で云うなら“ラブラブロードムービー系百合活劇アニメ”って感じですかねえええ。ええもうめっっっっちゃ好きなアニメでございますとも!!最初あんまり期待してなかっただけに、ハマり方も猛烈。。とりあえず、この2007年に、こんな品のある百合アニメに出会えたことを天に感謝したい気持ちでいっぱいなのです。

最初から最後まで変わらぬテンションで進む、割と淡々としたアニメなんですが、各話にナディ×エリスのラヴラヴなエピソードが散らばっていて、もう見れば見るほど二人の虜になってしまうという恐ろしい百合寸法をもって作られている物語なのです(謎。

微笑みあったり、喧嘩したり、うっすらと頬を染めたり、離れようとするのを逃がさないようにしたり、気付けば心の距離どころか体の距離まで密接になっちゃったり・・・話数を重ねるごとに徐々に親密になっていくナディとエリスを(萌え転がりながら)見守り、堪能するのが、このアニメを観るごく一般的な作法でありましょう。


というか、ここ数年でここまで性格の良い主人公っていたかしら?という位、ナディが優しすぎて、マジヤバだったりします。あっけらかんとしてるように見えて、繊細で情が深くて、基本的に誰にでも優しいけれど、エリスに対する優しさは格別だったり・・・。なんつーか、エリスを見るときのナディの慈しむような瞳だけでご飯三杯いけますな。

エリスもエリスで、ナディとリカルドのオヤジが親しげに話してるだけで嫉妬MAXになったり、その後身体をすり寄せて甘えたり、自分に想いを寄せている男の前でナディを抱きしめて、貴様に入る余地ゼロです状態を激しくアピールしたり・・・。天然かつ、ちょっと子悪魔なところが猛烈に可愛いっつーかなんつーか・・・ゆ、百合ップル万歳イイィ!!!(誰か止めて。

ということで、この『エル・カザド』。
困難を乗り越えるたびに徐々に変わってゆく主人公達の関係性や、微妙にうつろい揺れ動く心情の描写などは、『Noel』から着実に継承されているんだなあ〜と、妙に感慨深かったり致します。。しかし、Noelが、深い暗闇の中を彷徨いながら、二人で見つけた一筋の光に希望を託そうとするアニメだったとすれば、エル・カザドは、明るい日差しの中で、自分達から伸びる影を認め、その上で更に強く輝く光を探し出そうとするアニメだったのではないでしょうか?

ノワールが好きだった人なら、ハマれる確率80パー越え。ほのぼの百合好きにも全力でおススメします。百合スイッチが格段に入るのは13話以降、18・19・20・21話のコンボも凄い。何故に関東一局&AT-?のみの放送だったのか?あああ勿体無い×2。。

ナディとエリス、愛の逃避行のすべてがここに!!是非ご鑑賞ください★




<拍手お返事>
>11月28日×1
ありがとうございます!!
>11月29日×10
感謝感激でございます!
  
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2007年08月22日

『対象a』<anNina>

『対象a』(2007/8/22) フロンティアワークス
作詞:interface 作編曲:inazawa
歌:anNina

アニメ『ひぐらしのなく頃に解』ED主題歌。題名の読み方は『タイショウ・アー』。anNinaは、inazawaさんとAnnabelさんの二人組みユニット。Ann(abel)+ina(zawa)が由来らしいです。

“あなたの亡骸(なきがら)に土をかける それが禁じられていたとしても”歌い出しの歌詞がコレです。しょっぱなから、強烈なインパクトで飛ばしてきますねえ。。歌詞は総じて純文学風で、耽美な犯罪小説を読んでいるような錯覚を覚えます。

また、ボーカル・Annabelさんの淡々とした歌声は、蝋燭の炎のように時折不安定に揺らめいて、独特の妖しさを放っております。無表情な声に紡がれる曲の向こうには、果てしない暗闇が拡がっているようで、聴けば聴くほどに、胸の辺りがザワザワと騒ぎ出します。

に対する焦がれや、美しい“終わり”に対する憧れ・・・というのは、ちょっと内向きに物を考える人ならば、誰でも一度くらいは持つものではないでしょうか。思春期の頃はよく感じていた、自分の中の残酷で暗い部分を、再び呼び起こされるような、そんな歌だと思います。

anNinaインタビューを読むと、『ひぐらしのなく頃に』の世界観を壊さないように、少しでも物語とシンクロするように、大変苦心されて歌作りをされたことが、伺えます。

・ひぐらし第一期ED主題歌『why,or why not』の雰囲気を意識したこと
・曲を構成する3/4拍子は、輪廻転生のイメージであること
・ボーカル(作曲者も?)は、原作を全プレイ済みであること


などなど。。かなり気合が入っています。ひぐらしワールドにどっぷりと浸かり込み、客観性よりも主体性に重きを置いて、この楽曲を作り上げたのでしょう。

“ひぐらし”らしさは、2番目の歌詞の方がより強く感じられると思います。私は、2番歌詞=梨花ちゃんの心情をイメージしたのではないかなと感じました。罪と罰が何故あるのか・・・、その問いに梨花ちゃんが、すべてを振り返りながら答えているようです。

1番目の歌詞は抽象的で何が何だか??という方でも、2番まで聞けば、『対象a』が示すひぐらしワールドというものを、すんなりと理解することができると思います。



ちなみに、題名の『対象a』は精神分析家ラカンが唱えた概念の一つで、“欲望の対象”という意味があります。この曲自体も、ラカンネタが満載の模様。“あなたの亡骸に土を・・・”の歌詞も、ギリシア神話のアンティゴネーのエピソードから引用しているみたいですしね(*アンディゴネーの話はラカンも引用)。

*アンティゴネー→ギリシア神話に登場。オイディプス王の娘。反逆者として埋葬を禁じられ、野ざらしにされていた兄の死体に堂々と土をかけ、仮の葬儀を行う。その後、王命を破った狂女として王に極刑を言い渡され、自らの命を絶つ。

現実の世界(社会)には、ルール(法)というものがありますけど、それは絶対的に正しいものではありません。あくまでも、その時代・その社会・そのコミュニティの中で、上手く生きていくために、みんなが共有しなければならないものというだけのことです。しかし、そのルールとは別の、自分だけの(自分の信じる)ルールで行動しようとするとき、それは現実のルールから見れば“罪”であることがあり、“罰”せられることがあるのです。罪とは何か。罰とは何か。アンディゴネーのエピソードは、それを痛切に突きつけます。



考えてみるとこれは、物語に隠された様々なルール見破るゲームである(?)『ひぐらしのなく頃に』にピッタリなお話であるかもしれませんね。

あと、ラカンは昔ちょっと勉強したんですけど、当時でさえチンプンカンプンだったので、あまり大きなことは言えません。。なんか間違ってる予感も(死。

2、ロートシルト Rh-
作詞:interface 作編曲:inazawa

割と普通の大人しい曲だと思いますが、不気味な編曲っぷりがミョーに不安を煽ります。対象aの雰囲気と似た感じなので、CDとしての統一感もありますね。
歌詞は救いようのない暗さに溢れていますが、反面Annabelさんの歌声には柔らかな明るさがあって、そのギャップが、ちょっと不可思議で面白く感じました。





*拍手お返事*
・8月15日の拍手×1の方、ありがとうございます!
・8月16日の拍手×10の方、ありがとうございますです!
・8月20日の拍手×1の方、ありがとうございます!
みなさまのお陰で、なんとか今でも続けられてます。これからもよろしくお願いします!


<ひぐらし関連レビュー>
*ひぐらしのなく頃に(島みやえい子)
*かけらむすび(片霧烈火、他)
*嘆きノ森(彩音)
*Thanks / you(M.Graveyard(*dai))  
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2007年07月27日

『Thanks / you』<M.Graveyard>

『Thanks / you』 M.Graveyard(dai)

パソコンゲーム『ひぐらしのなく頃に 解』で、BGMなどを提供されたdaiさんによる個人(同人)CD。ひぐらし解収録曲7曲+オリジナル13曲で構成されています。ある意味公式CD。

パソコン版『ひぐらしのなく頃に』の、同人CDのレビューって、何ですかそれ?という方も大勢いると思いますが、たまにはこう、趣味に突っ走りたい瞬間もあるのですよ。需要は、私にさえあればよいのです(何。ということで、ネタばれをギリギリ押しとどめたレビューになりますので、未プレイの方はご注意ください。

1、Thanks

『目明し編』のオープニング主題歌。ふわりとした穏やかな優しさに包まれた曲。落ち着きのある、静かな作品ですが、曲調は一貫して明るいです。

『この先の未来にどんな素敵な出来事が待っているのか?』
宿舎を抜け出した詩音が膨らむ期待と若干の不安を抱えながら、興宮に向かう車の中で眠りに落ちる・・・という最初のシーンには、ピッタリの選曲でございますねえ。

“淡い夢”から始まり、“醒めない夢”で終わる『目明し編』という物語、すべてを象徴するような主題歌であると思います。

“Thanks”がなければ、confessionもyouも生まれなかったということで、この曲はひぐらしの音楽史(?)においては重要な意味を持つ一曲なのではないでしょうか。


2、Iru

例えば、親しい誰かとなんでもない会話を楽しむ瞬間とか、密かに好感を持ってる人とさりげなく過ごす時間とか・・・そんな何気ない日常の中にある、どこか心地よさのある“空気”をじんわりと味わわせてくれる曲です。

3、陰

一人ぼっちの寂しさ・・・それに似たものを感じさせる曲です。
信頼できる相手に、正直な自分の気持ちを伝えたいけれど、それがどうしても上手くできない自分のもどかしさ・・・。そんな何とも言葉に出来ないような、弱弱しさや孤独を表現した曲であるように思いました。

4、Soul scour

某キャラが事件の真相に一歩近づいたシーンにて使用(祭囃子編)。
某キャラが事件の真相から思いっきり遠のいたシーンにて使用(目明し編)。
某キャラが事件の真相から何億光年も遠のいたシーンにて使用(罪滅し編)。
鋭さと緊迫感が同居した一曲です。

5、you (M.Box風)

TIPSを参照する時に流れるyouのアレンジ版。鉄琴を叩くような冷たく固い音色に、初期は特にビビらされました。

6、Confession

詩音の見た、現実の終わり夢の続き
ラストのモノローグにて流れるこの曲に、魂を持っていかれた犠牲者は大量に存在すると思われます。1分19秒辺りから、徐々に“you"の曲に変化していくところとか上手すぎて死ねますね。

あと『目明し編』で最激痛シーン(2度目)の最後にもこの曲が流れてました。恐怖に屈せぬ強さを持ち続けた“彼女”と、その強さの前に敗れ去った“彼女”の対比を思い浮かべながら、この曲を聞くと、また味わいもひとしお違います。

強くあり、哀しくあり、脆くある。振り子のように不安定に揺れ動いては、簡単に誰かを傷つけ、同じように簡単に傷ついてしまう。そんな人の“心”の、うつろいゆくあり様が、Confessionという曲の向こう側には存在しているように思います。


7、you

『目明し編』エンディング主題歌。Confession→youという、この凶悪な流れに魂を持って(以下略。しかし、“you”の万能曲ぶりには、改めて感嘆いたします。

“you”は余計な飾りをすべてそぎ落とし、その旋律のみをもって、ひぐらしの大きな世界観を表現しようとした曲であるように思います。

そのような、いわばすっぴん状態に近いシンプルな曲であるからこそ、聴き手(ゲームのプレイヤー)は、ゲームを通して抱いた、物語やキャラに対する様々な感情を、“you"という作品に思うように投影することが出来るのではないでしょうか。

そしてまた、素顔が美しければ美しいほど、さらに素敵な化粧施したくなるのも世の必定ってものであります。

youは、作者であるdaiさん自身が、アレンジを加えたバージョンも存在していますが、それ以上に多くのファンの手によって、色々な姿に変身させられている作品でもあります。daiさん自身が悪意のないアレンジならOKと明言しているからという理由もありますが、こうしたアレンジVerの隆盛は原曲(の魔力)魅せられた人がたくさんいるということの証でございましょう。

歌詞カードの、daiさんによる楽曲解説によると、このyouは『「切なさと優しさ、希望と絶望、強さと弱さ」湧き上がる情感すべてをたたきつけた』作品らしいです。

“あなた”に贈るのは“感謝”なのか、それとも“赦し”なのか。daiさんが込めた渾身の想いと共に、じっくりと耳を傾けてみて下さい☆

8、空夢

月明かりに照らされた屋上での決着シーンが、記憶をよぎります。人が背負う罪、償いと後悔の気持ち。それらをすべてひっくるめて、優しく包み込むような一曲です。

9、そらのむこう

『祭囃子編』のEDロールでは、この“そらのむこう”がボーカルつきで歌われていました。緩やかに空を流れる雲のようなのんびりとした、それでいて温かみのある楽曲には、部活に興じる彼等の楽しそうな日常場面を思い起こさせます。今まで傍観者の側にいた“彼女”が、仲間達に本当の意味で受け入れられるシーンでも効果的に使用されていました。

10、競争

おもちゃ売り場とかで流れてそうな能天気曲。こういうのを聞くと、脊髄反射で沙都子を思い出してしまいますね。

11、月影 (arrange)

純和風な風雅さを感じさせます。

12、夢想

静かに盛り上がり、静かに終わる、線香花火のような曲。

13、夢想(arrange)

daiさんのアレンジ力の凄まじさを肌で感じられる一曲。12曲目の“夢想”を地味な普通の曲だなあとか思ったりしたら、このアレンジverで度肝抜かれること受け合いなのですよ。にぱー☆

いやしかし、歌詞カードでdaiさんが、「アレンジはどちらかというと苦手・・・」ということを匂わせていたので、とても信じられない!!って感じです。このdaiさんらしい、ドラマチックさがたまりません。

14、feel

1分14秒あたりから“Birth and Death”の曲に接続。本編でも使われていましたが、あまり印象には残ってなかったり。。

15、月影

純和風な(略。アレンジVerよりも、祭りっぽいギミックというか、効果音が多用されています。祭囃子編をイメージしたのかな?とか妄想。

16、久遠

まどろみの世界に引き込まれる様な・・・。

17、Birth and Death

もう、ひぐらし解のレナと云ったら、イコールこの曲って感じが致します。レナ手ばなしで慟哭するシーンでこの曲とかマジでヤバ過ぎでしたよ!!

あと圭一がずっと忘れていたことを『思い出し』『悔いる』あのシーンでも使われていましたが、もうこっちは、文章の上手さもあって涙腺爆発かっつーぐらいの破壊力で御座いました。

あと皆殺し編のラストとかも凄まじくキマってましたね。

『生と死』という、ひぐらしの核心に迫るテーマが、この曲には詰めこめられていると思います。40秒〜盛り上げ方とか、もう、感情を揺さぶられまくり。ろむろむ的には、youに次ぐ、深ーく思い入れのある作品です。


18、想い

爽やかな風に頬を撫でられるような、大らかな優しさをたたえた曲です。1分29秒から、youの旋律が徐々に入ってきます。

19、you(vocal)

youのアレンジ+ボーカル版。ボーカルは、癒月(ゆづき)さんという方です。自身が作詞もされたということで、癒月さんの詩音への思い入れが結晶化した作品であると云えるでしょう。

癒月さんの場合はyouを、詩音のテーマソングだと解釈したのでしょうね。(*つーか、一般的にはyou=詩音な風潮なのかしらん?)詞を聞くと、言葉の一つ一つに詩音の気持ちが丁寧に刻まれているのがよく伝わりました。

音の綺麗さで云えば、やはりかけらむすび収録の『you-Visionen im Spiegel』が文句なしに上だと思いますが、この若干音が篭った、ソボクな感じも捨てがたい(?)ですね。

私は、『you』=『詩音の曲』だという認識は今でもそんなにありません。どっちかというと、ひぐらしキャラみんなを表した曲なんじゃないかと、今でも思っていたり。・・・あんまり詩音好きじゃないせいかなぁ(えー。

20、想い(vocal)

こちらも癒月さんのボーカル付きverでございます。“想い”の詞では、『you』=『ひぐらしキャラの曲』という感じが致しますね。

ようやく辿りついた、最後の場所。光に満ち溢れた世界への感謝、すべての人たちへの感謝をこめて、最後に『ありがとう』という言葉を入れているのが素敵です。

21〔data Track〕

*サンプル試聴『Thanks / you』→ココ(daiさん公式HPより)



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2007年06月03日

『いにしえの運命/覚悟決めや!』<関羽&張飛>

『いにしえの運命』 (2007/5/30) メディアファクトリー
作詞:有森聡美 作曲&編曲:川口進
歌:関羽雲長(生天目仁美)

一騎当千キャラクターソング守護神Ver。1曲目は関羽雲長。2曲目は張飛益徳が歌います。

という訳で、公式『関さん→劉備LOVE×2ソング』がバラードソングとなって、満を持して登場!!劉備絶対至上主義の関さんに、劉備を語らせたらどれだけ凄いかということがよおおおおおくわかる作品に仕上がっております。

劉備へ寄せる想い(忠誠心&恋心)が、劉備を護るための無敵の力になる。劉備がいるから、自分はどこまでも強くなれる。つまり、関さんの劉備への気持ちは、永遠に回り続ける愛の大車輪!!どんな法則も運命もブチ破れるだけのエネルギーを持つ恋愛永久機関ってことですNE(壊!!

・・・と、思わず暴走してしまうぐらい、“関×劉”派にとって、激美味し過ぎる歌詞が満載でございました!

あなたの傍で、あなたと二人で生きていきたい。1800年前から続く絆を“いにしえの運命”と捉え、その運命を命がけで守ることを天に誓う関さんの気高さに惚れます。ガールズラブは『一緒に死んで、身も心も永遠』ってのもいいですけど、『一緒に生きて、心は永遠』の方がもっと素敵だな〜と思います。個人的に。



作詞は(いにしえ〜&覚悟〜ともに)スレイヤーズシリーズでも有名なベテランの有森聡美氏。有森さんは、歌詞だけを見るとイマイチに感じるのに、楽曲と歌が入った瞬間にすごい勢いでが吹き込まれていく・・・そんな不思議な魅力を持つ歌詞を作られる方だと思います。今までの有森作品を見てみても、作品やキャラの個性汲み取った歌詞を作ることに長けている方。という印象があります。

関羽役・生天目さんのこの曲に関するインタビューもグッジョブでした。

『関羽自身は自分の想いを表に出して言う人じゃないけど、心はこんなに熱いんだなぁ!という感じ』
『本当に劉備しか見てないんですよ。こんなに想っているのに、でも劉備にはあまり気付いてもらってない・・・(泣)。こんなに好きなんだぜ!と想いながら力強く歌いました。』


生天目さん・・・流石、流石・・・よくわかっていらっしゃる!!普段口に出さない分、心の中では様々な(恋愛)感情が煮えたぎり渦巻いている関さんのストレートな気持ちを、生天目さんもしっかり理解されていたのでございますね。

確かに鈍感劉備さんにはあまり関さんの想いは伝わってないですけど、アニメの11話でコーキンから関さんの告白(?)を又聞きした劉備は頬を赤く染めながら感涙していたので、ちょっとは関さんの気持ちも伝わったかもしれません。

ということで、聞く人が聞けば、関さんの超ラブソングっぷりにハートがウォーミングなこと請け合いなこの曲を、全国の百合ヲタにそ〜っとおススメしていきたいと思います。この前紹介した『硝子の花』も、『いにしえの運命』級に見事な関羽×劉備ソングでしたので合わせて聞いて欲しいです!

<余談>
一騎当千10巻で、覚醒して暴走する劉備を抱きしめて、張飛に自分の背中から(気功みたいな)大技を打つように叫ぶ関さんに電気ウナギ級に痺れました。ピンチにおいてこの表情!!これぞ劉備愛之真髄也!!!



11巻より、巻末4コマでモエモエ関さん発見。劉備にあなたの煩悩は何ですか?と聞かれ、そんなもんはないといいつつ、『本当は死ぬほど劉備LOVE(はぁと)』注釈される関さん。作者様万歳!!



*関さんのGL・・・じゃなくて、大活躍を見るなら7巻8巻から買うのがおススメ。こないだまでほとんど漫画読んでなかったのに、すごい勢いで購入読破してしまったろむろむでした。


『覚悟決めや!』
作詞:有森聡美 作曲:前澤寛之
歌:張飛益徳(茅原実里)

どうしよう・・・。このキャラソン、すっごく面白いんですけど。大阪弁元気キャラの張飛をそのまんま歌にしたらこうなった・・・という感じです。とにかく、すっごくノリノリ楽しそうに歌う茅原さんが、なんか突き抜けてていいですねえ。

『覚悟決めやぁぁぁぁ!!』『命無いでぇぇぇぇ!!』といった、サビラストフレーズの歌い上げっぷりも爽快。高音も低音も、感情を込めまくったイイ声で歌われているので、聞いていてスカッとします。

『劉備をイジメてええのはこの張飛様だけや』と言いながら、劉備を護るために、自分より強い相手にもいつも果敢に挑んでいく張さん。その張さんの溢れんばかりの漢気がギンギン伝わってきます。特に、熱く美しい張さんの心を“咲く花・散る花”に例えている2番目のサビ歌詞がグレイツです。

関さんとはまた違った形で劉備を思いやり、守り支える張さんの頼もしさが伝わる一品でございます。



*関連:一騎当千DD主題歌『HEART&SOUL』&『硝子の花』→レビュー  
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2007年05月24日

『硝子の花』<衣織>/『HEART&SOUL』<雁行真依>

『硝子の花』 (2007/4/25) メディアファクトリー

作詞:稲葉エミ 作編曲:前澤寛之
歌:衣織

一騎当千Dragon Destiny、ED主題歌。
久々にものすっっごい百合パッションを感じられる歌が来ましたよ!!!
単体の曲としても非常に完成度の高い作品でありますが、これが『一騎当千』に登場する、あるキャラの気持ちを代弁した歌だと気付いた瞬間、私の中の名曲百合ソングの階段を3段飛ばしで駆け上がっていきました(何。

この曲が使用されたEDロールの映像を見ていただければ一目瞭然ですが、『硝子の花』は、関羽雲長(通称関さん)の劉備玄徳に対する一途な愛大爆発した歌なのです。主君として守り抜きたいと思う以上に、劉備という存在を誰よりも愛しく、大切に想い続ける関さん・・・。関さんは劉備オンリー受け(待。

アニメ中で、関さんが語っていた印象的な台詞に、こんなのがあります。

『私は玄徳が好きだ。玄徳とともに生きること、同じ時代に生まれて出会えた事を喜びに思う。たとえそれが、遠い過去に定められた運命だったとしても・・・』

関さんんんんん!!!!!!関さん、あんたマジ最高ですよ。。アニメを観てて何度も思いましたが、劉備のことを考えてたり、語ったりするときの、関さんの瞳の優しいこと×2!!



歌詞の2番目には、この台詞に激対応している部分だってあるのです。というか、むしろ1番の歌詞も2番の歌詞も、この関さんの台詞をベースにしてるように感じてしまいます。もう、すべてが“関羽→劉備”一色で染め上げられた、素晴らしき歌詞であると思います。

ま、関さんの君主ラブっぷりには流石の孔明も『この孔明など、足元にも及ばぬ』って敗北を認めてたぐらいですからね(えー。

自らの恋慕の情を隠し通すだけの覚悟を持ちながらも“いつも、いつまでも劉備の傍に居て、彼女を守り続けたい”という決意だけは揺らがせない。でも心のどこかでは、その想いが劉備と重なることを仄かに望んでいたりする・・・。『硝子の花』とは、そんな関さんの、劉備への切ない想いのカタチなのかな?とか、想像してみました。



しなやか艶っぽい衣織さんの歌声も、優しさと激しさが混じりあう楽曲と見事に融和しております。メロディは月明かりに照らされた夜の海のように、静かで美しく。サビは荒れ狂い、全てを呑み込もうとする嵐のように、猛々しく勇壮に。それは劉備の為なら、どこまでも優しく、そして強くなれる関さん自身の姿を映しているかのようです。

*衣織さんは、総勢11人の謎ユニット「ODORI縁者」のメンバーとしてデビューした後、ソロ活動に入られ、現在は北海道を中心に活動されているそうです。気になるなあ・・・「ODORI縁者」・・・。

ああ、しかし某神無月といい、某静留といい・・・私、ホントこういうのに激弱ですね。でも、でもやっぱり大好き!!!とりあえずアニメでは、劉備が関さんの大切さを思い知るシーンが何度も入れられていて、ちょっと嬉しかったです。でも、まだまだ劉備は思い知っていくべきだと思いますけどね。関さんガンバ(何!!
 
とりあえずこの『硝子の花』は、百合ソンとしてもアニソンとしても聴きごたえたっぷりの素晴らしい曲であると思います。買うでも借りるでもいいんで、とにかく一度フルで聴いてみて欲しいです!!そしてこの凄まじい百合音楽(?)っぷりについて私と語り合おうではありませんか(ええー。



『HEART&SOUL』

作詞:稲葉エミ 作編曲:ヒロイズム&坪広志
歌:雁行真依

一騎当千Dragon Destiny、OP主題歌。
ここまで“生命力”をみなぎらせてるアニソンも久しぶりな気がします。バトル物の主題歌に相応しいだけのハイテンションさで、最初から最後まで突っ走りまくり。歌詞・楽曲共に、主人公孫策バトル大好き&馬鹿一直線な性格が一瞬でイメージできる仕様になっております。

一見、今時オシャレ系ミュージックかと見せかけて、歌詞は血と汗と土にまみれた感じの暑苦しいワードがテンコ盛りなので、この変なギャップも面白いです。

サビでの爆発的な盛り上がりを導くために、これでもかというぐらい曲調をアゲてアゲてアゲまくる極端さもグレイツ!・・・まあ、何度も繰り返し聞いてると、この曲の“うるささ”“暴れっぷり”が徐々に耳に痛くなってきて、ちょっと偏頭痛が起こってくるんですけど・・・それもまた良し!!

雁行真依さんは、東京を拠点にライブ活動を行っている方で、この『HEART&SOUL』でメジャーデビューされたみたいです。デモテープの仮歌が上手だったので、そのまま歌手に抜擢されたとのこと。際立って個性的な声という訳ではありませんが、このエネルギッシュな歌いっぷりはなかなかのものだと思いました。

あと、小さいことですけど、OPで『孫呉』の旗をはためかせた騎馬が走るシーンで流れている、ギター前奏も印象的でした。

<一騎当千あらすじ>
現代高校生版『三国志』(?。三国時代の武将の魂を宿した高校生達が、巡る歴史の宿命の命じるままに、あるいはそれに抵抗しながら闘い続ける物語。主人公は、南陽学園の女子高生闘士・孫策伯符。彼女の中には、三国時代に江東の小覇王と呼ばれた孫策のが宿っていた。日々強敵とのバトルに興じる彼女に、天下統一を狙う闘士たちの魔の手が迫る。

<一騎当千DDあらすじ>
孫策、劉備、曹操が率いる3つの勢力による、策謀とバトルの日々に焦点が当てられた続編。覇権を狙い、徐々に戦いの手を伸ばす曹操に対し、平和主義を続ける劉備も、相変わらずの孫策も、決断の時を迫られていた。今回の物語の重要なポイントとなるのは、孫策たちの中に眠る“龍”の存在。龍の覚醒は、破壊と破滅の呼び水に過ぎないのか?それとも、それは新たな世界を切り開く鍵となり得るものなのか?新たな戦乱の幕が上がる・・・。


『一騎当千』(*第一期)は、露骨なエロとか下品表現が多くてあんまり好きじゃなかったんですけど、『一騎当千DD』(*第二期)は、エロ分も減り、物語も骨太な感じで、面白く観ることができました。心なしか、キャラクターも可愛くなってたような気がしますし。

しかし、やっぱり何と言っても成都学園のメンバーが魅力的で御座いましたね!!劉備はあの真っ当さに好感が持てるし、張飛は快活で苦労性のいいキャラしてるしし・・・関さんは、関さんはすべてが超エクセレントだし!!

EDの映像は地上波で放送されている、光で肝心な部分が見えなくなってるよバージョンのほうが好きです。何でと云われても困るんですけど、大きい胸が異様に揺れまくるとか、胸の先に何かが見えてるとか・・・映像でそーゆー露骨なエロ表現を見せられるのって、苦手なんです。私。うるし原智志氏の原画による、一糸纏わぬ関さんの裸体絵には、えもいわれぬ美しさを感じたんですけどね。。

とりあえず私、原作の漫画の方をまだロクに読んでおりませんので、これからちょこちょこ手を出していこうかな〜とか思っています。アニメ以上にキワドイというか、危険そうな予感もしないではないですけれど。

最後に、しつこいですけど 『硝子の花』はマジ名曲なので一度聴いてみてください。キャラ(関さん)のバックボーンを知れば、更に楽曲へ感情移入しまくれることうけあい。おススメです!!

  
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2007年05月19日

『嘆きノ森』<彩音>

『嘆きノ森』 (2007/2/22) ジェネオン・エンタテイメント
作詞・作曲:志倉千代丸
歌:彩音

プレイステーション2版『ひぐらしのなく頃に〜祭〜』OP主題歌。

氷のような冷ややかさを感じさせる声が、繊細で危うげなメロディと絡まり合い、何とも言いようのない不安感を煽ります。薄暗い森の中で道を失い、ひとりぼっちで彷徨い歩くような心細さ。聴けば聴くほど、深い暗闇にゆらゆらと落とされていくような錯覚を覚える歌ですが、それでいて妙に耳障りが良く、何度も何度も聞き返してしまいます。さすが『ひぐらしのなく頃に』の血脈を受け継ぐ曲だけあって“怖気(おぞけ)をふるう美しさ”の表現には力がこめられていますね。

またこの作品は、以前に島みやえいこさんが歌ったアニメ版主題歌を、良い意味で意識して作った作品であるようにも感じられました。島みやえい子さんの歌った『ひぐらしのなく頃に』(レビュー)において、私はこの楽曲と歌詞の世界を『異界』『異界+現実』『現実』の3つに分けることができると、考察しました。それと全く同じことが、この『嘆きノ森』にも云えるのではないかと思ったわけです。

<嘆きの森.Ver>
^朿Βオープニング〜1:03
現実→1:04〜1:18
0朿Α現実=狂気→1:19〜2:05(サビ)

くぐもった声が突如クリアに聴こえる部分や、重なり合うコーラスによるミステリアスな雰囲気など、何気なく聴いた感じでも微妙に通じている部分があるような気がしませんか?双方とも、“こっちの世界”“あっちの世界”を行き来するような狂気的イメージ(*ひぐらしイメージ)を持つ楽曲ですから、そうしたものが呼び合ってるのかもしれませんね。

歌詞も和製ホラーっぽさが滲み出ていて実にいいです。特に、日本人の心性の奥をくすぐる様なキーワードに注目です。

昔話や民間伝承を読むとよく書かれていることですけど、日本人は昔から“山”を畏れ、山には神様が住むと考えてきました。神様は普段は山に住んでいて、お祭りの日だけ山から降りてきて人々と交じり合い、お祭りが終わるとまた山に帰っていく・・・。山に囲まれた村落などでは、こうした風習や信仰が長く続けられていると聞きます。

神様と人間が楽しく交歓出来る、唯一の非日常空間『祭』です。祭りの日は多少の羽目を外しても、酒に酔って酩酊しても、踊り狂ったとしても、何にも問題はありません。ですが、祭り以外の日にそんな奇異な行動を取ると、それは狂気の沙汰として受け取られてしまいます。

そして結局、“祭りの日”から逃げられなくなった狂人は、共同体の空間で生きていくことが困難になり、物の怪の類に取り付かれた人として周りに受け入れてもらうか、神様を追って山へ入るしか道がなくなってしまうのです。

こうした日本古来の風習と重ねて、『嘆きノ森』の歌詞を見てみましょう。

・ひぐらしのなく深い(嘆きの)森とは、神の住む山=非日常の異界
英字の部分は、その異界から二度と(日常に)戻れないという意味か。
・子供が消える=“神隠し”も、山と関わる逸話が多い。
・詞の所々に出てくる『祭』は、ゲームの副題ともかけていると思われるが、非日常世界への誘いとも考えられる。
・祭りの後で消える炎→祭りの後で現実世界に戻れなかった『誰か』のこと。もしくは、その誰かの命の炎

もちろん志倉さんが勢いで書いただけの歌詞という可能性も捨て切れませんが、ま、それはそれとして。歌詞の面から、新しいひぐらし世界を探求してみるのも、面白いんじゃないでしょうか!?

2、『コンプレックス・イマージュ』

『ひぐらしのなく頃に』澪尽くし編OP主題歌。

『嘆きの森』のテイストとは正反対のハードで、力強さに満ち溢れたナンバー。歌詞の一つに“オヤシロ様に最後の祈りを捧げ、光の向こうへ赴く”みたいなことを書いている部分があるんですけど、ここにノックアウト。あえて意識して入れたとは思いますが、素晴らしくナイス歌詞。

全ての力を合わせ、全ての迷いを断ち切り、大切なものを守る為に最後の戦いに赴く部活メンバーの為にあるような歌ですね!!オールフォーワンワンフォーオール!!!みんなはひとりのためにひとりはみんなのために(落ち着け!!すんません。なんかこの曲聴いてると、すごくテンション上がりますんで。ホントに。

結局私はパソコン版しかゲームやってないんで『澪尽くし編』がどーゆー話なのかわからないんですけど、祭り囃子編に近いものと思っていいんでしょうかね?とりあえず、私の中で『コンプレックスイマージュ』は祭り囃子編主題歌ぐらいの勢いになってます。ああー、また上がってきたあああ!!!


ところで、この曲を歌っている彩音さんって何者なのでしょうか?
これまではメモオフ作品やプレステゲーム作品の主題歌などを担当されていて、最近ではファーストアルバムも発売されていましたけど、あまり詳しい情報は見かけませんねぇ。『嘆きノ森』のCD表紙はちょっとギャル系のお姉さん(?)って感じがしますけど、他の写真とかを見ると、案外普通の可愛らしい女の子っぽいです。ブログもほんと普通でした。

これからの活躍に期待です!



『ひぐらしのなく頃に〜祭〜』OP<嘆きの森>

*普通のOP映像なのに何もかもがネタばれに見えるミステリー注意



<拍手レス>
・『5月8日に拍手させて・・・』
こんばんは!!いえいえ、もう拍手をいただいた上に、暖かいコメントまでいただけるなんて、本当に感謝感謝でございます!!お褒めの言葉、ありがたく受け取らせていただきます。私の頬もむっちゃ緩みまくってますYO!!こんな謎サイトですが、ちょっとでも楽しんでいただけたら、これ以上嬉しいことは御座いません(^▽^)。トロい更新ですが、これからもよろしくお願い致します☆


<ひぐらし関連レビュー>
*ひぐらしのなく頃に(島みやえい子)
*かけらむすび(片霧烈火、他)
*Thanks / you(M.Graveyard(*dai))
*対象a(anNina)  
Posted by romrom6656 at 20:50Comments(4)TrackBack(0)clip!