2014年09月20日

百合雑誌『ひらり』休刊ッ!!最終巻掲載作品レビュー!

こんばんは。夏の暑さにちょっと油断している間に、百合雑誌の良心こと“ひらり”がその短い生涯の幕を閉じました。哀しいことです。

・・・・って、嘘オオオオオオオ!!!!!

こんなにっ・・・こんなに“ひらり”の発売を心待ちにして生きてきたというのに、あんまりやろおおおおお!!!!!というくらい、あっけなく終わってしまったんですけど、百合系の雑誌って、こういうことがホントに多くて心苦しいです。


最終巻は加瀬さんの笑顔がまぶしい表紙です・・・。

でも一定の層(ライト〜狂信的な百合ヲタ含む)に確実に需要はあると思うんですけどね。。BLに比べてやや地味なのは否めない・・・かもしれませんけど。。雑誌休刊&廃刊の裏には、連載中断となってしまう作品が多々あるということで。。それでもいつか・・・いつかどこかで続きが読めるはず・・・と、全国の百合オタは心の中にモヤモヤを抱えたまま、枕を涙で濡らす日々を送るわけです。ひらりも、是非連載途中の作品を、完結させてコミック化してほしいなと思うんですけど、その後のアナウンスがあんまり聞こえてこないのが辛いです。

しかし“ひらり”の最終巻は、百合クオリティがとてつもない作品ばっかりで、マジで名作の百合花畑牧場と化していましたよ。1〜2号前と合わせて読んでいただきたい物語ばっかりでした。作者の先生も、短編の名手揃いで、今を時めく漫画家さんばっかりなのです。せっかくなので、ひらり最終巻掲載のの見どころ漫画を紹介してみたいとおもいます。

☆今村陽子先生『ほんとのかのじょ』

無自覚ドSだけど、純粋で常識人な主人公ゆーかと、ド変態ドMだけど、真っ直ぐで可愛いもえの、絶妙な関係を描いた作品。
今回でキリの良い終わり方はしてるけど、まだまだ続きそうな雰囲気だっただけに、これを読めなくなるのがホントに悲しい。今までSMっぽい関係を描いた漫画って苦手だったんですけど、この『ほんとのかのじょ』は、特殊性癖と純な恋心のバランスが見事で、めっちゃお気に入りでした。こんな百合SMをずっと待っていた・・・・のに・・。

☆四ツ原フリコ先生『王子様もかぼちゃの馬車も』

四ツ原先生、なんか百合漫画描くたびに超絶進化しておられますよね。。
腹違いの姉妹の恋愛(もしくは執着)をテーマにした作品なんですけど、さらっと読めるのに、読後にドスンと食らわしてくるような・・・・うまく言えないんですけど、とりあえず、すごく良い。前回は、腹違いの姉の視点で物語が進み、今号では妹の視点で物語が展開されています。
この妹は、前号でも、姉に対して激しい独占欲の片鱗を見せていたんですけど、今後はその理由が語られます。この妹の獰猛なまでの執着と、妹からの好意に戸惑いながらも満更でもない、ツンデレで単純な姉のトンチンカンなやり取りが、超見どころです。萌えます。

☆芥文江先生『わたしの好きなあの子のこと』

美麗で繊細な絵・・・健在でございます・・・。前号からの続き物で、このお話で完結ですね。
前回は、親友が突然紹介してきた“彼女”に、激しく反発する主人公の暗黒面爆発のお話。今回は“彼女”を紹介した親友の視点の、こっちもモヤモヤ爆発なお話。しかし、読者の想像を裏切り、最後は怒涛のハッピーエンドになだれこむワッショイワッショイ!!

☆袴田めら『ソーダ水のキス』

ひらり最終巻で、ラストに猛烈なガチ百合展開をぶちかましてくださいました。
今までは、友情以上百合未満ぐらいの関係の二人の青春模様を、にやにやしながら眺める感じのお話だったんですけど、まさか最後にここまで追い上げてくるとは・・・。これ、もちろん単行本化してくれるんですよねっ?ねっ!?

☆伊藤ハチ先生『神様の棲む森』

偏屈先生と、先生に何としても恩返しがしたい健気っ子のファンタジーなお話。伊藤先生は、マジで絵が可愛くて萌えます。
百合ヲタの心をくすぐる可愛い絵と、夢あふれるお話がたまんねえ!!伊藤先生の百合同人誌も、何冊か持ってますけど、それを読むにつけても、これからの百合漫画界を担っていくであろうスゲー可能性を感じます。

☆磯谷友紀先生『桜の実の熟する日』
バツイチ(高校生の)子持ちのヤンママ?と、女子高生の危ういけど純な百合の後編。女子高生に流されて、曖昧な関係を続けていたヤンママの嫉妬の炎めちゃ美味しいです
なんかいつまでも仲良しでいそうなラブラブ夫婦感のある余韻も良かった!設定ぶっとんでるけど、直球で百合なところにロマン感じます。

☆雨隠ギド先生『私馬鹿』
社会人百合キマシタワ!!焦らす系LOVEにハラハラさせられます。雨隠先生の百合作品は次はどこで読めるんだろう。BLもノーマルもなんでも描けるオールマイティ先生ですから・・・すぐには難しいんかなあ・・・。


ああ・・・こうしてみてみると、本当に、惜しい百合雑誌をなくしてしまった・・・って感じがしますね。。。
ありがとう『ひらり』・・・。さようなら『ひらり』・・・。あとはどうか単行本化を・・・。

ピュア百合アンソロジー ひらり、 vol.14


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