2012年11月21日

bloodシリーズにおける百合な雰囲気の考察&妄想

アニメや漫画などのメディアミックス展開で有名な“BLOOD”シリーズと呼ばれる一連の作品があります。

『BLOOD THE LAST VAMPIRE』というアニメ映画で初めて世の中に出て、その後『BLOOD+』『BLOOD-C』というアニメシリーズが制作されました。同じ名前を冠にしているとはいえ、その内容や世界観はまったく異なったものであり、それぞれ完全な別モノの作品となっております。ただ、『学生服に身を包んだ“小夜”という名の人外の少女が、手にした日本刀をふるって吸血鬼や化け物もろもろをバッサバッサとなぎ倒す』というきまりごとが、いずれの作品にも共通の設定として存在しています。

まあ、そんな感じの基本的にグロ満載のバイオレンスアニメな訳ですが、相変わらず私の百合電波はこんな作品にまでよく反応してしまうようで、ここはひとつ、妄想を交えながらBLOODシリーズにそこはかとなく流れる百合の空気をチェックしていきたいと思います。まあ、ブラッドシリーズを観て、百合を感じる人なんてそーそーいないとは思うんですけどね(爆。

しかし私はどこまで節操ないんだろうか・・・。

BLOOD+(桂明日香版漫画)

小夜とディーヴァという双子の少女の運命的な物語。アニメ版とは展開からキャラまでかなり違います。まあ、漫画版のディーヴァの小夜大好きっぷりといったら・・・マジはんぱないことですわよ。
名前も与えられず生まれてからずっと塔に監禁されていたディーヴァにとって、自分に名前を与え、優しくおしゃべりしてくれた小夜が、どんなに尊く大切な存在だったかということがディーヴァの言葉から何度も語られます。というか、ディーヴァの行動原理も、すべて小夜と一緒にいたい。一緒に遊びたい。名前を呼んでほしい。という、超一途な想いから生まれてますからねええええ。化け物だらけの世界にすれば、お姉さまとずっと二人で仲良くいられると、マジで信じてるのもある意味可愛いです。
漫画版はアニメ版とは比にならないほどディーヴァが純粋な子供のようで、アニメ版と違い、小夜が本気で自分を殺そうと思うなんて夢にも思わないほど、盲目的に慕っているのが更にたまらん感じです。(*漫画版では子供も作ってない)しまいには『お姉さまだけが、私のおひさま・・・』という神発言まで飛び出す始末ですよ。小夜も、すべての惨劇の元凶ということでディーヴァを殺そうと追いかけ続けてたんですけど、ディーヴァが心の底から自分のことを愛していたことを最後に理解し、一人では死なせないと、刺し違えようとする場面もありました。最後まで読むと、やっぱりこの姉妹は本当にお互いを想いあってたんだな〜みたいなことが改めてよくわかって、幸せな気持ちになりましたです(何。


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ナニコレ珍映画としか言いようのない、昭和異空間JAPANを舞台に繰り広げられるダークなアクション活劇。っておおおおおお、ここにも巻き込まれ型ヒロインキタワアアアア!!!!もう、私の目には百合映画にしか見えませんでしたね。だって主人公・サヤと、ヒロイン・アリスが、最初から最後までずーっと二人で友愛極めてましたからねええええ!!!
チョイ高飛車な外人少女・アリスが、黒髪にセーラー服の不思議な雰囲気の転校生・サヤと出会い、その転校生が人間に化けた怪物をぶっ殺しているところを目撃したことから、その後化け物がらみの血生臭い事件に巻き込まれていきます。まー、このアリスが化け物に襲われるわ攫われるわでピンチになりまくるんですけど、とにかくサヤが助けて助けて助けまくるのがカッコよくてマジ惚れ。アリスの手を握りながら、バッタンバッタン化け物を狩りまくるサヤさん素敵です。
最初はビビるだけだったアリスも、サヤが人知れず悩んでいることを知り、“鬼は思いやりを持てない。だから、それが持てるサヤは人間よ”みたいなことを言って励まし、時に協力して敵を倒し、ダメージを受けたサヤには、自分の血まであげて元気にしてあげようとする献身ぶりまで見せ付けてくれはります。
ラスボスバトルの時も、サヤの為に非力なアリスが身体を張って助けようとするし、ほんまこのふたり最高やでええええ!!って感じになりました。最後に思わせぶりに微笑むアリスは、世界でただ一人のサヤの理解者って感じで、これもまたGJGJ!!百合界隈でまったくこの映画の話題が出てこないんですけど、ぜひ百合ヲタにもみて欲しい物件ですね(珍映画だけど)!!


BLOOD−C(劇場版)

周りの人間全員に壮大なレベルで騙され、復讐の鬼になった主人公・小夜の割とヤケクソな物語。アニメ版とは監督が違います。もう誰も信じない状態の小夜に、偶然助けられ、不思議と惹かれていってしまう電脳女子高生・真菜ちゃんが実にいい味出しとるんですわあああ。小夜も最初は軽く無視とかしてるんですけど、子犬のように懐いてまとわりついてくる眼鏡美少女に悪い気はしないのか(?)、その閉じていた心を少しずつ開いて打ち解けていくのであります。ほんま、真菜ちゃんの献身ぶりは凄いですよおおお。最初に助けられた瞬間から、もう小夜に視線が完全ロックオンですからねえええ。
夜中に手を重ねてふたりで語り合うシーンとか、劇場で私だけ悶えてました。完全に ふ た り の 世 界 。その翌日のスッキリした顔の真菜ちゃんと、穏やかな様子を見せる小夜・・・という、“昨日絶対なんかあったやろこの二人”と思わせるシーンは一体なんだったのか、DVD化された暁には、必ず確認したいと思いますね(死)。あと映画ラストで、文人をぬっ殺したあと、行方をくらましてしまった小夜に、もう一度会いたい。むしろ“絶対に会えるから”と、生来の電脳ストーキングパワーでその後ずっと探し続ける真奈ちゃん(の文人級の執着っぷりが)もすごく良かったですわ。⇒劇場版レビュー


BLOOD―The last vampire 2000 (玉置勉強版漫画)

人間に飼われ、言われるままに化け物を殺し続ける少女・小夜と、彼女を狙う同じ顔の少女・摩夜の薄暗い物語。まあこの敵役のマヤとかいうのが、その辺の女の子とやたらとエロく絡みまくります。餌?にするのも、お楽しみも女の子ばっかりという徹底ぶり。
もちろんマヤは自分への好意を利用しようとしてるだけなんですが、マヤが好きすぎて精神崩壊してしまう女の子とかもいて実にかわいそうでした。そんなマヤの願いは、もう一度小夜と“ひとつ”の存在に戻りたいということなのでした。人間に従属することのない、最初の純粋種として生まれ変わろうと呼びかけ、小夜を強く抱きしめるマヤの嬉しそうな、哀しそうな表情が印象的でした。


BLOOD+(アニメ版)

漫画版が、お姉さまLOVE一色だったのに対して、こちらはどちらかというと家族愛(姉妹愛)的要素が強かったですね。ディーヴァの“お姉さまが大好きで、大〜っ嫌い”という姉への複雑に歪みきった愛情が全編通して貫かれていました。こちらのディーヴァは化け物度も残虐度もかなりものですが、その心の奥底にあったのはやはり“愛”の渇望だったのかなーみたいな気もしました。


BLOOD−C(小説版)著*藤咲淳一

劇場版より、より細かな感情の機微が描かれており、妄想百合3倍増しです。相変わらず全開小夜×真菜な上に、映画より萌え会話が多くて簡単にはわわ状態になれる凄い小説です
(例)“なにを見ている”“あの、えっと、小夜って綺麗だなって”“興味がない”“でも綺麗だもの”“そうは思わない”とか、なんなんだこの会話は・・・。
真奈がトロトロしてたら、待っててくれたり、真菜が警察に絡まれたら、シバいた上で手を握って逃げてくれたり・・・などなど美味しいシーンも満載です。私の中で最高に盛り上がったのは、学校でのバトルの後ダメージを負った小夜が、真菜が怪我で流した血を我慢できずに舐めとる場面でした。“艶めかしく湿り気を帯びた肉が真菜の腕を這っていた。小夜の舌だった”・・・って、なにこれ・・・すごくエロい・・。我に返って謝罪すると、どうしてあやまるの?と、キョトンと返す真菜に、完全に毒気を抜かれてしまう小夜がイイっすわあああ。


という訳で、BLOODシリーズには、なにげに少女同士の絆があれやこれやと描かれておるんやあああああということが、なんとなくわかっていただけたかと思います。次にBLOODのシリーズを観るときは、このようなヨコシマま視点で観ていただければ、更に美味しく楽しめると思います(ホントか)!!

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この記事へのコメント
どもですろむろむさん。
BLOODシリーズに漂う百合風味はとても美味ですね。しかし、実写版BLOODを百合視点で考察なさった方は、後にも先にもろむろむさんだけです(笑)。
実写版はドコココ異次元ジャパニーズに困惑した記憶の方が根強いですが、最初は助けられてばっかりだったアリスが小夜の為に行動的になる後半は中々良かったです(珍映画だけど)。
漫画版のBLOOD―The last vampireは立ち読みして、映画版と内容全然違う上妙に艶かしくてビックリしたのを覚えています(笑)


BLOOD-C…映画館で悶えた結果DVDまで買ったクチです。ノベライズ版と合わせて楽しんでいる自分は血Cの世界覧にメロメロになってしまったようです。小夜が真奈を体張って助ける所と押し倒される所はリピートしまくりです。もう橋本愛の演技とか文人とかこの際まあいいやってなりました。
Posted by ナベ at 2014年03月13日 22:44
こんばんはナベ様!!って、やっぱナベ様もかなりDEEPな百合愛好者でいらっしゃる!!BLOODにおける百合にピンときて記事を書いたものの、特に誰からの反応もなくガッカリしていたので、ナベ様という理解者を得て、舞い上がりました。

たしかにこの、電波映画に百合を見出した人は私以外にいなさそう・・・(爆。女の子二人の血まみれロードムービーというノリで見ているという時点で頭逝ってます。

The last vampireは劇画ですけど、激しい肉体関係の描写とかもあって、私もエエェーっとなりました。あの精神崩壊した少女にまったく救いがなさそうなのがちょっとつらかったかもです。

そして、BLOOD-C!!もうね、アニメとあまりにも違うテイスト・・・そして百合に私も大興奮しました!!ナベ様と同じく、映画館でひとりで悶絶してました。真奈の献身が、小夜の閉じられてた心をガンガン開いていくってのが・・・もう・・最高でしたわ。押し倒したり、手、手がーとか、抱きとめたりと、身体的接触が妙に多いのも萌えましたよね★★

真奈がワタヌキの店にのこのこ入っていけたというのも、すごく深い意味がありそうですよね。ラストはなんかさみしい感じでしたが、真奈は、いつか必ず小夜と会えると思っています。つづき・・・つづきみたいよ・・・。
Posted by ろむろむ at 2014年03月14日 20:15