2008年10月07日

『奇跡の海』<坂本真綾>

『奇跡の海』<坂本真綾>(1998/4/22)ビクターエンタテインメント

1、奇跡の海
作詞:岩里祐穂 作編曲:菅野よう子
歌:坂本真綾

アニメ『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』OP主題歌。
坂本真綾さん3枚目のシングルにして、その名を広く知らしめた代表曲。売上6.6万枚。菅野よう子さん秘蔵っ子として、その歌の才能を花開かせ始めた頃の曲ですね。懐かしい・・・という以上に、今においても圧倒的破壊力を持つ曲であることを再認識させられます。

<ロードス島戦記激簡単あらすじ>
ロードス島の覇権を争う戦争『英雄戦争』後、再びマーモ帝国によるロードス島の支配を夢見た帝国の黒衣の騎士アシュラムは、マーモ神殿で宿敵カシューや自由騎士パーンと争う(1部)。その後、盗まれた宝物を探す旅に出た騎士見習いのスパークが主人公となり、ロードス島の平和の為の戦いが繰り広げられることとなる(2部)。

清澄神秘的なハーモニー、静けさ祈りを喚起させる明瞭な歌声。“ロードス島”の神話の代より積み重なってきた果て無き歴史、そして魔法や剣や竜や人ならぬもの達が織り成す壮大な物語のはじまりを告げるに相応しい作品となっています。また、異国風アレンジが際立つ間奏や、メロディのバックで流れている重層的なコーラスも、この荘厳な雰囲気をさらに守り立てているように感じます。

ここでの真綾たんは神の宣託を歌を通して下々の者に伝える巫女様みたいな感じですかねえええ(何。

いや、でもマジで、この曲の坂本さんにはイタコの如く何かが降りてきてるような、そんな錯覚を覚えてしまいます。真冬の冷気を思わせる澄んだ美しい歌声は、従来の坂本さんの持ち味である親しみのある暖かい歌い方とは異なったもので、この透き通るような声を聴いていると、自らが溜め込んできた魂の汚れ(?)でさえもみるみるうちに洗い流されるような気が致します。

“風よ 私は立ち向かう 行こう 苦しみの海へと”
“嵐は愛に気づくために 吹いてる”


苦しみの海を越えた先にしか“奇跡の海”へ辿り付く事は出来ません。しかし、その苦しみと困難こそが“愛”という“奇跡”を知る為に必要不可欠なものでしょう。果てない波の向こうへ、今まさに旅立とうとする“私”の誓いが、歌詞の中に込められているように感じました。冒険のはじまり、そして旅立ちの歌として、ロードス島戦記という作品の主題歌に、このうえなく相応しいアニメソングだと思います。

曲に合わせたOP映像も秀逸で、一体どんな壮大な物語が出てくるんだろうとドキドキしたものですが、アニメは何がつまらないのかも忘れてしまうぐらい、本当につまらなかったですね。今までさんざん言われてきたことなので、改めて云う必要も無いかもですが。主題歌の素晴らしさが飛びぬけて印象的だっただけに・・・意外でした。。



2、Active heart

真綾たんが得意とする、爽やかで浮き上がるようなポップさが魅力の一曲。羽が生えたような軽快なリズムに、真綾たんのみずみずしい歌声によって奏でられるメロディには、もう萌え倒されますわ。

“ねえ 夢はどこにある?愛はどこにある?そして僕が今僕を突き抜けてゆく”

夢や愛のありかを優しく尋ねながら、波の上を駆け抜け、風を肌に受け、どこまでも自由に跳ねてゆく“僕”。周りを気にしすぎる必要も無い、靴が邪魔なら脱げばいい。真綾たんの伸び伸びとした歌声は、私達を心地よい空の向こうまでグングン引っぱりあげていってくれるのであります。



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