2008年04月14日

『Get along』<林原めぐみ&奥井雅美>

『Get along』(1995/5/24) キングレコード
作詞:有森聡美 作曲:佐藤英俊 編曲:大平勉
歌:林原めぐみ&奥井雅美

アニメ『スレイヤーズ』OP主題歌。

それまでのキャリアから当時より絶大な人気を博していた声優・林原めぐみさんが、“リナ・インバース”として歌ったはじめての一枚にして、めぐソン黄金時代始まりを告げた作品。林原さんと、奥井雅美さんのデュエット構成になっています。

勿論、林原さんは、この曲が出るまでにアルバム5枚・シングル8枚以上を発売し、に関しても造詣の深かった声優さんなのでありますが、スレイヤーズ系列の歌がすべからく大ヒットしてからは、TVや雑誌への露出など、お茶の間の知名度急上昇しました。という訳で、スレイヤーズ(&その関連楽曲)は、林原さんにとっても、ファンにとっても一大転機となった作品であると思います。*どこかのインタビューで、林原さんもそう語っておられました。

“暴れるモンスターあればとことんブチのめし 輝くお宝あれば無理やり独り占め 大胆不敵電光石火 勝利はあたしのためにある!”

アニメOPのイントロで流れるこの台詞・・・印象的でしたね。スレイヤーズヲタにとっては、竜破斬(ドラグスレイブ)の暗記詠唱と同じぐらい、朝飯前に暗記できる台詞ではないでしょうか??

またこのセリフは、アニメ本編が始まる前から“このアニメの主人公はどういう人間か”ということを視聴者にわかりやすく示しており、初見の方の“掴み”バリバリオッケー!!という、非常に良くできた構成になっていると思います。単純に、リナの無敵感溢れる自己紹介(?)を聴いてるだけで、ファン的テンションMAXに上がりまくる・・・ってのありますけどね☆

で、台詞が終わった瞬間、ズガーン!!と熱い曲が始まるのがまたカッコ良いのでございますよ〜。

緩急に富んだハイテンションな曲調に、歌唱演技力(?)抜群のお二人のエネルギッシュな歌いっぷりに、胸のすくような爽快感・高揚感を味わうことができます。特に林原さんの、声優ならではの感情の込めっぷりがたまりません。

2番の“あれも欲しい これも欲しい 女の子は欲張りよ”という歌詞を歌うときの、ちょっとお茶目小悪魔っぽい声と、その後の“生きることは奇麗ごとじゃ通り抜けられない”の、とんでもない力強い歌声。このギャップを是非に耳を澄ませて聴いていただきたいと思います。

歌詞はこれがもう、超リナ・インバース超スレイヤーズでございます。

“呪文の一つも唱えたなら”“マントをなびかせるの”“悪い奴らターゲットに気晴らし”などなど、まず普通のJ−POPでは聴けないような、これぞアニメソングな単語が踊りまくっており、マジサイコーな仕上がり。悪人に人権はないをモットーに盗賊を倒して荒稼ぎ、ごうつくばりの癖にお人よしで、何の因果か魔族や魔物といつも命がけの勝負に挑んじゃってる、そんなリナの生き様がありのままに浮かんでくるような歌詞になっております。

ラスト歌詞“何時でも独りじゃない 力合わせ、遥か先 未来に向かい、歩き続けて行く”に、一期の一大テーマを見た気が致しました。

『リナ・インバースの痛快な日常を、自信満々に歌うリナ・インバース』

音楽から物語を見て、音楽からキャラクターを探す。このメタを感じられる構造こそ、まさしく私がアニソンに求めるものでございまして、そうした意味でこのスレイヤーズ系列の歌曲は私の心にドストライクなものがいっぱい詰まったものだったと、ご理解していただきたいと思います。

2、『KUJIKENAIKARA!』
作詞:有森聡美 作曲:奥井雅美 編曲:矢吹俊郎

同、エンディング主題歌。EDとはいえ、このアップテンポで元気の良い感じが爽やかで良いです。

林原さんの歌い方も、どちらかというとSPHEREとかEnfleurageなどのアルバム曲に収録されてるバラードの時の感じに良く似ていますね。なんというか、落ち着きのあるお姉さんっぽい雰囲気なのです。これはこれでとっても良いのですけど、これ以降のスレイヤーズ系楽曲では、このような歌い方をされることが少なかったような気がするので、この時点ではまだリナ・インバースの姿を模索中だったのかな?という感じも致します。奥井さんも今よりもだいぶクセの少ない、ストレートな歌い方をされていますね。その辺を意識して聴いてみるのも、面白いかもしれません。

こちらも、(特に2番の)歌詞がリナそのまんまな感じですね。“美しい程の食欲”とか、なかなか凄い詞です。

スレイヤーズシリーズの面白さは、主人公・リナ・インバースの強烈な魅力&サブキャラ達のキャラ立ちの見事さ、そしてRPG的世界観を上手にパロりつつ、(とんでもなく強い少女を主役に据えるという)斬新な切り口ファンタジックな世界観を表現した手法にあると思います。初めて長編(本編)小説を読んだ時、冗談抜きで胸がトキメいたこと・・・初期すぺしゃるを電車の中で読んで、笑いが止まらなくなったこと・・・今でも覚えています。

アニメ一作目は、長編で随所に見られたに関するシビアな部分を、若干抑えつつも、しっかりと描き切り、カタルシスと優しさを感じさせるラストで締めくくるという見事な展開を見せてくれはりました。赤法師レゾ→シャブラニグドゥ→コピーレゾと、一期全26話の中に、実に3度の山場を見せるという飽きの来ないストーリーが楽しめたのも大きかったですね。シリアスなバトルの合間にも、演劇祭に出たり、女装したり、変な幽霊に乗っ取られたりと、バラエティに富んだギャグ週間(?)があったのも楽しかったです。

とりあえずわたくし、ラストバトルで、コピーレゾに一度は敗北しつつ、仲間の必死の踏ん張りで復活したリナの勇姿に痺れまくっておりました。ゼルとアメリアの渾身の魔法に、ガウリィの光の剣の一振り、そしてリナによるトドメの一撃と、どれが欠けても勝てなかった・・・みたいなことを思わせる描写には・・・もう燃え燃えでしたね。。

スレイヤーズ一期は、他シリーズに比べて、仲間と力を合わせて困難を打ち破るというテーマにも重きが置かれていたように感じます。こういうベタなのが大好物な私にとって、一期はまた格別のものでありました。二期も、仲間達の掛け合いなんかは一期より面白かったんですけど、最後のバトルのリナ一人の力に掛かっていた感じがしますし、三期はスケール広げすぎてて、人間・竜族・魔族・異界人などなど入り混じりまくりで、仲間(仲良し四人組)がいたからこそ・・・みたいなイメージは、あまりありませんでしたからね。

ということで、今年放送予定の第4期への期待で夜も眠れない、一介のスレイヤーズヲタ・ろむろむでした。第4期に向けて、スレイヤーズ系バンバンレビューしまくりたいです(未定!!





<拍手お返事>
>4月11日×1  ありがとうございます☆
>4月12日×10 ありがとうございます!!!
>4月14日×1  ありがとうございます〜!


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