作詞:梶谷美由紀、サエキけんぞう 作曲:朝本浩文
歌:梶谷美由紀
アニメ『赤ちゃんと僕』後期ED主題歌。シングル『絶体絶命』カップリング。
90年代珠玉のアニソンにして、魂が震えるような百合ソング。パッと聴いただけではわからないかもしれませんが、もう歌詞が凄まじいまでの百合。こんな濃密で過激な世界を、砂糖菓子のように甘い声で紡いでいく梶谷さんには、マジで惚れますね。
スローなテンポで進む曲ながら、決して単調ではなく、サビのコードには心を奪われるほど。曲の最初・間奏・後奏を流れる“allo, allo, Toi Toi”のコーラスも印象的です。
この曲、歌詞自体に直接的な表現がある訳ではないんですが、詞を深く深く読んでいくと、そのエロティックさに悶絶する瞬間が必ずやってきます。あなたに人並みの想像力と百合力(?)が備わっていれば、ええこりゃもうたまりませんことですわよ(何。
アニメのEDとして使用された時は、大部分の歌詞がはしょられており、(*歌詞の流れとしては若干破綻していましたが)小さなお子様や、その保護者様が耳にしても、特に問題の無い曲に仕上がっておりました。とはいえ、このED用の歌詞は“ルージュになりたい”という歌の根底に流れている“猛烈な独占欲”が上手い具合に抽出されていて、アニメの主要キャラである“みのる”の、幼児独特の極端な愛情と独占欲が表現されているように感じることができました。
では、百合ソングとして、この曲を楽しむために、まず歌詞の考察から始めてみると致しましょう。
“好きだよ あなたのルージュになりたい”
ルージュというのは、おわかりの通り、女性の唇を彩る『口紅』のことでございます。となると、普通に考えると歌詞中の“あなた”は“女性”であることがわかります。
あなたを独り占めにしたい、いっそルージュになれたなら、あなたの唇を自分だけの色で独占できるのに・・・。“あなた”を見つめ、たぎる様な劣情を噛み締めている“私”の姿が最も端的に表れている箇所であります。
そして、重要なのが2番のメロ部分!!
“私の知らない昔のGirl friend なぜかきになって朝焼けに眠れない どんなひと好きだった? きっとわたしとは ちがうでしょう”
つまり“あなた”には、昔おそらく“彼女”が居て、“私”はそのことにどうしようもなく嫉妬してしまっているっつー訳です。ああああ、なんと潔い歌詞でしょう。つーことで、ろむろむの脳内では百合方程式が美しく完成致しました。
【連立百合方程式】
あなた→ルージュをつける人→“女”
昔のガールフレンド→わたしとは違うガールフレンド→“私=女”
A...『ルージュになりたい』は素晴らしき百合ソン。
・・・まあ、こんな感じですかね(待。
ま、私の耳にはこう聴こえた。私の脳にはこう届いた。と、いうことで納得していただければ。。しかし、読めば読むほど凄い歌詞だなああ・・・と感心してしまいます。
自分のキステクニック(!?)の未熟さを悔やんだり、あなたの血液になって全身くまなく巡りたい☆とか狂気っぽく願ってみたり。かと思ったら、突然不安に苛まれたり、相手の一挙一動に心がゆらめいたり、“乾くくちびるひとりじめするの”とか駄々っ子になったり。・・・・・あ、あかん、この“私”、可愛すぎるううう!!!。なんとなく誘い受けっぽいとことか特に(略。
梶谷さんの声は暖かいミルクのような感じがして、本当に心に染みます。この染み入る声で、このハードな歌詞を気負わずに歌いきってしまうアンビバレンツな部分も、梶谷さんの魅力でありますね〜。
梶谷さんは、大ヒット曲に恵まれたわけではありませんでしたが、90年代のアニソン的ガールズポップにこの方が居たことは、大変大きなことだったと思います。是非一度、ご試聴下さい。
<拍手お返事>
>3月17日×4 ありがとうございます!
>3月19日×10 ありがとうございます☆



ありがとうございます。これからも、自分の百合妄想アンテナを信じて頑張っていきたいと思います☆☆☆