2008年02月03日

『舞-HiME ベストコレクション』

『舞-HiME ベストコレクション』 (2005/12/21) ランティス

舞−HIME系の音楽は今まで散々レビューして参りましたが・・・なんのまだまだアアア!!!俺は一度ハマッたら、そうそう簡単に飽きたりしない難儀な脳を搭載してるぜええ(死。

という訳で、今回はCDシングル購入と無縁だった人にだけ嬉しい『舞−HIME ベストコレクション』のレビューをしたいと思います。まあ、ベストなんてものはコツコツとCD買ってきた人にとってはてんめえええええって類のものなんですけど、そうでない大半の人にとっては“得した!”と思えるものでございますしね。

とはいえ、このベスト版にはサントラからの抜き出しも幾つか入っていて、しかもプロモーション用BGMとかレアっぽい曲も入ってたりして、それなりに満足できました。妖精帝國の曲とか、シングルカットされてませんでしたしね〜。

1. 媛星 作曲:梶浦由記 編曲:梶浦由記
アニメ『舞−HIME』サウンドトラックより。

舞−HIMEのテーマソングといえば、この『媛星』を置いて他にないでしょう。アニメの重要なシーンでは、必ずといって良いほど流れていたBGMでもあります。梶浦先生曰く、女性的なものをイメージして作られた曲だそうです。確かにこの妖しくて優美な旋律とコーラスには、包み込まれるような“母性”を感じ取ることできると思います。

“媛星”をベースにして作られた“目覚め”も印象的なBGMでした。“目覚め”は、ブチ切れた舞衣がカグツチを操り、怒りのおもむくまま、命を殺そうと襲いかかるシーンで使用されていました。舞−HIME屈指のバトルシーン(舞衣vs命vsカグツチvsミロクvs清姫)を飾った、焦燥感に満ちた迫力ある楽曲も、元は“媛星”という曲から生まれた訳です。

媛星には別verがたくさん作られていますし、こういう万能曲が一曲あると、物語を貫くBGMにも統一感みたいなものが出て良いなと思います。

2. Shining☆Days 作詞:栗林みな実 作曲:飯塚昌明 歌:栗林みな実 レビュー
アニメ『舞−HIME』OP主題歌。

明るく元気なだけの曲かと思いきや、メロディはどこか切なげな雰囲気を匂わせていたりして・・・。そういう部分があるからこそ、友情あり愛情あり憎しみありの“舞−HIME”という物語を飾るに相応しい主題歌たりえるのだと思います。ドタバタ学園コメディ(!?)だった物語前半でも、みんなで殺伐バトルロイヤルだった後半でも、違和感なく聴くことができた曲でした。


3. TOMORROW'S TRUE 作詞:畑 亜貴 作曲:mia 歌:美郷あき
舞−HIMEに似つかわしくない(?)軽快なポップス。以前はその部分にひっかかりを覚えて、ちょっと敬遠してたんですが、改めて聴くとそんなに悪い曲でもないかもです。

4. 愛しさの交差点 作詞:rino 作曲:rino 歌:鴇羽舞衣(中原麻衣)
いい具合に肩の力が抜けた曲。ごく普通のポップスという感じで、歌詞も舞衣らしさを感じる部分はさほどございませんでした。“愛しのスイーツカフェで待ち合わせしたい”とか、こんなルンルン歌詞を舞衣が歌うとかすごく無理がある気が・・・。

ゲーム『運命の系統樹』では、舞衣登場シーンなどで頻繁に使われていました。(*水辺の花、ココロの剣も同様で、各キャラのテーマ曲として使用されていました)

5. 水辺の花 作詞:rino 作曲:飯塚昌明  歌:玖我なつき(千葉紗子)
アニメの劇中カラオケ大会にて使用されてました。千葉さん、さすがに歌い慣れてます。それなりに良い曲だとは思いますが、なつきキャラソンといえば『綺麗な夢のその果てに』がズバ抜けて素晴らしかったので、どうしてもそちらと比べてしまいますねえ。。

6. ココロの剣 作詞:rino 作曲:渡邊美佳 歌:美袋 命(清水 愛)
こちらもアニメの劇中カラオケ大会にて使用されていました。舞衣やなつきの上記キャラソンに比べると、清水さんは、かなりキャラクター意識した歌作りをされています。

7. It's only the fairy tale 作詞:Jim Steele、作曲:梶浦由記 歌:アリッサ・シアーズ(宮村優子)
みやむー!!!みやむー!!いやいやいやいや・・・みやむー全盛期、みやむーのラジオを聴き、みやむーのネタか本気かわからない謎歌を何十曲と耳にしてきた身と致しましては、みやむーが歌っているのを聴いただけで、もうなんか懐かしくて仕方がないので御座いますYO。

みやむー演ずるアリッサは、聴くものを圧倒する見事な歌声から『黄金の天使』と呼ばれているのですが・・・って、あああの、このキャラ設定って皮肉とかじゃないですよね?ね!?いやいやいや(落ち着け。

この曲は、楽曲もさることながら、歌詞(訳詩)がすんごくステキでした。

いばらの城に囚われた12人の少女が、恋や夢を叶えられるのは、少女の信じるおとぎ話の中だけ・・・という詞なんですが、舞−HIMEの世界が、美しくも哀しい言葉で綴られている訳なのでありますよ。シアーズという枷に囚われたアリッサが、その望みを果たすことなく静かに幕を閉じた場面でこの曲が流れたときは、何だか少しジーンとしました。

8. 小さな星が降りる時 作詞:栗林みな実 作曲:栗林みな実 歌:栗林みな実 レビュー
HIME戦隊出撃だ!!のシーンでの使用が記憶に焼きついております。栗林さんの曲は、胸のつまるような切ないものが多くて嬉し困ります(何。

最近では“あなたが・・・いない”とかね。小さな星が〜は、切ないだけではなく大切な人の為に何かを掴み取ろうとする“強さ”みたいなものが見えて、そこもまた魅力だと思います。静留ソングとし聴くならば、間違いなく2番!2番の歌詞を読むがよい!!

9. Parade 作詞:rino 作曲:rino  歌:中原麻衣(鴇羽舞衣)、千葉紗子(玖我なつき)、清水 愛(美袋 命)
(舞−HIMEの)どこかで聴いたけど、どこで聴いたか思い出せないです・・・。ラジオ?主役3人が揃い踏みで歌っております。舞−HIMEがただの暢気な学園サイキック物語だったら、ED主題歌とかに使われていたかもねって感じ。


10. last moment 作詞:橘 尭葉 作曲:橘 尭葉 歌:妖精帝國
VS凪戦で使用されていた楽曲(*なつきルートにて)。生きるか死ぬかという絶望的な状況を彩る、激しく鮮やかな楽曲です。電子音打ち込みまくりなのに、出来上がりは濃厚なゴシック調ロックになってるのが不思議です。サビ・メロディー・歌唱共にキャッチーかつ安定していて、妖精帝國初心者さんにも間違いなくお勧めできる一曲です。

とにかくこの曲は、コーラスが非常に印象的で、このコーラスの存在によって楽曲中の“混沌度”“陶酔度”が桁違いにアップしていると思います。
“Be in the grip of Death. Jesus! Mercy killing. Last moment”
・・・あああ、洗脳されそうです。最後の瞬間には、安らかなる死を抱いて・・・みたいな感じですか(意訳。

11. Fortuna 作詞:橘 尭葉、作曲:橘 尭葉 歌:妖精帝國
VSアリッサ戦で使用されていた楽曲(*なつきルート他)。アリッサの強大なチャイルド『メタトロン』と他のHIME数人の混戦バトルシーンで流れていましたね。

歌詞は英語ではなくラテン語なのです。Fortunaは“幸運”という意味でしょうか。囁くように紡がれていた声が、サビ直前から一転、狂気をはらんだ危うい雰囲気を漂わせてくるところが面白いです。

12. 阿修羅姫 作詞:宝野アリカ 作曲:片倉三起也 歌:ALI PROJECT レビュー
運命の系統樹OP主題歌にして、問答無用の静留×なつきソング。愛する人の為に修羅と化し、立ちはだかるすべてを薙ぎ倒す、激しい女性の情念を激しく謳い上げてらっしゃいます。

運命の系統樹・なつきルートにて。

『ああ・・・なつき・・・あんたは、優しい子・・・や・・・な・・・。鬼みたいなうちとは・・・大違いや』
『何を言う!静留は優しい!他の誰が違うと言っても私は言うぞ!静留は優しいと!』


自らを鬼にたとえ、自分の罪と業を涙ながらに謝罪する静留と、何度もその言葉を否定し、とっくに赦していると繰り返すなつきの台詞の中に、この阿修羅姫の真髄が!!“最期の瞬間に あなたの瞳 みつめられるなら・・・”の歌詞とも極まってマジで死ねます。


13. Silent wing 作詞:畑 亜貴 作曲:宅見将典  歌:美郷あき レビュー
運命の系統樹ED主題歌。私は舞−HIMEシリーズの中で、この曲が一番好きです。愛してます(待。ゲームのどのEND(悲劇or幸せ)でも、しっくり来るED主題歌なんてそうそう無いですぜ。

ゲームでは、静留がなつきの目の前で自殺を図るシーン直前の会話にて、Silentwingのオルゴールバージョンが流れていました。すべてを諦めたように、自分を追い詰めながら、己が隠していた想いをなつきに独白する場面で、この曲は切なさMAXで相当ヤバかったです。

『全部・・・・。始まる前から、終わってたんや』

なつきの為に、なつきの為にと思ってやってきたことが、結局なつきにとって最悪の事態を引き起こしてしまった事実。静留は自分に与えられた力で、ただなつきを護りたかっただけなのです。“何ができたのだろう?”と遠くから問いかけるような歌詞が、哀しみを煽ります。

『うちは、うちのやり方でやらせてもらいますさかいに。なつきのこと救うんは、うちの他にありませんから』

14. 君が空だった 作詞:畑 亜貴 作曲:飯塚昌明 歌:美郷あき レビュー
アニメのED主題歌。美郷さん曰く<大切な人と別れてしまった、でもそれは再出発という部分で、舞−HIMEのストーリーと重なっているんじゃないかと思います>とのこと。別れの歌でありながら、清清しい感じがするのは、そういう理由からだったのですね。

15. 私立風華学園校歌~水晶の守り~ 作詞:畑 亜貴 作曲:伊藤真澄 歌:中原麻衣(鴇羽舞衣)、千葉紗子(玖我なつき)、清水 愛(美袋 命)
校歌っつーか、もう子守唄の勢い。何度聞いても、こう・・・スヤスヤスヤと・・・。いや、本当にフワフワ〜と眠たくなるんですよ。恐ろしい睡眠薬ソングです。

16. 舞-HiMEプロモーション用BGM 作曲:梶浦由記、編曲:梶浦由記
舞−HIMEのDVDおまけ・偽劇場版CMで使用されていた曲といえばピンとくるでしょうか(夢宮ありかが転校してくる・・・という筋書きのアレ)?壮大な物語のはじまりを予感させる、スケールのでかい曲調にわしづかみにされます。しかし、アニメ開始前プロモ時の静留様は妖艶だなあああ(↓)。




<拍手お返事>
1月28日×10と×1と×1
1月30日×1
1月31日×1と×10
ありがとうございます!!
2月2日×4
>魔よけの〜、美勇伝の〜の方
メッセージ有難うございます!!励まされます★★
紫陽花アイ愛物語に静留ソングと見るとは、お見事です。変なダンスと、梨華ちゃんの妖しい腰しか見てなかった私は・・・ちょっと出直してきます。しかし美勇伝解散で、今後の梨華ちゃんが(略。それと、魔よけにも気付いて下さり(気付くよ)、ありがとうございます!今後も静留様萌え萌えでいかせて頂きますので、よろしくお願いいたします!


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この記事へのコメント
4
前回、拍手させていただきました七紀(かずき)と申します。
僕は、良い曲を見つけると脳内で好きなアニメのOPを作ってみる変人ですw
「紫陽花アイ愛物語」は頑張って脳内変換すると、静なつのラブストーリーに出来上がりますw
人間の想像力は素晴らしいですね〜。
日本人に生まれて良かった!

これからも、ちょくちょく来させていただきます。
更新、頑張ってくださいね。
Posted by 七紀 at 2008年02月03日 15:54
>七紀様
どうもどうも!ようこそいらっしゃいましたです!!

脳内アニメOP!!これぞ、イマジネーションパワーの結晶って感じですね★ちっとも変なんかじゃないですよ!私もたまにM@Dとか作ってみたいなあ〜と思う瞬間がありますが、なにぶん技術がないので脳内補完に抑えています。素敵な歌詞を自分の世界に取り込んで、楽しめるというのは素晴らしいことだと思います。日本人万々歳!

これからも(病的な)レビューを色々とやっていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い致します!頑張るぞ!!
Posted by ろむろむ at 2008年02月03日 22:39
あなたはわたしですか?(笑)
もう、すごいです先生。
あ、ご挨拶が遅れまして。ごきげんよう。

>みやむー

(笑)もう、このネタで、同じことしている人がいたなんて(笑)
私もがっつりみやむー色に染まっていましたよ。
もち岩田アニとの絡みの某レイディオも聞いておりました。
すんごいみやむー好きでしたね、本当に。
私の場合アスカからドはまりだったのですが。

>君が空だった

これは通勤時にヘビーローテで。切ないっすよね。
あの3人の背中が夕陽に染まっているシーンとか
思い浮かべてしまってすごく切なくなります。

ちなみに「紫陽花アイ愛物語」のCD買って、
梨華ちゃんの握手会のために会社半日有給もらった
過去があると言ったら引きますか?
Posted by ユリミテ at 2008年02月04日 21:45
あら・・・私ったらいつ自演したかしら・・・ってユリミテSANNNNNN!!!!うわああああ、まさかユリミテさんも“直球で行こう”他の元リスナーだったなんて!?!

ついでに云うと私、同時期にやってた“瞳と光央の爆発ラジオ”とかも物凄く熱心に聴いておりました。確か、爆ラジのコーナーの中に(ワタル関連で?)みやむーの番組もちょこちょこ入っていたような記憶があります。宮村優子―岩田光央―三重野瞳のトライアングルでラジオを聴きまくっていたあの頃・・・アハハハ。

みやむーが惣流アスカでドカーンと頂上までいっちゃったのは紛れもなく事実ですね。私もそっからみやむーを知りました。EVA劇場版では、実写でみやむーとかめぐさんが寸劇しててヲヲヲヲ!!と、異様に感激してました

総括*あの頃のラジオ大阪&みやむーは素晴らしかった(えー。

>君が空だった
美郷さんは、何を歌ってもどっか切なげなのが素敵デス。感情の込め方とか歌い方が、好みですね〜。

そして、ユリミテさんのあまりにもグッジョブな過去に感動しました。ええい、引くモンですか!!ってか、梨華ちゃんと握手!!梨華ちゃんと握手!!SUGEEEEEE!!!双眼鏡で眺めるか、写真集で眺めるかしかしたことのない私にとっては、もう眩しすぎますよ
Posted by ろむろむ at 2008年02月04日 23:40