作詞:織田ゆり子 作曲:五島翔 歌:鈴木真仁、桜井智、赤土眞弓
これはもう本ッ当〜に懐かしい思い出をくすぐられる良曲ですね。
能天気でポップな曲調に、チャチャこと鈴木真仁さんの元気いっぱいの声が映えまくっています。鈴木さんはどちらかというと抑揚のない歌い方をされる方ですが、意外に『ちゃんと歌える』タイプの声優さんだと思います。アルバムも何枚か出してましたしね。(*鈴木さんの絶対少年って歌、おススメです)
曲全体に流れる南国風のパーカッションも軽快ノリノリで良いです。
歌詞は赤ずきんチャチャに関するキーワードがてんこ盛りの直球で、サビにはしっかりアニメの題名を入れてきてます。魔女っ子ソング(?)は、曲の中にアニメの題名を入れることが意外と多いですよね(アッコちゃんしかり、プリキュアしかり)。題名を入れることで、よりわかりやすくアニメと曲に一体感が生まれるのでしょう。
子供でも覚えてすぐ歌えちゃうような明快な歌詞っぷりもナイスです。
セラヴィー先生にゾッコンの魔女っ子やっこちゃん(赤土眞弓)と、リーヤに迫る人魚のマリンちゃん(櫻井智)の二人はコーラスと合いの手(短いギャグ&突っ込み台詞)を担当。この合いの手によって、チャチャの楽しい世界観が歌の中により強く生かされていると思います。
2曲目『チャンス!!いつも君のそばに』
作詞・作曲・編曲:松浦有希
1曲目は合いの手専門だった、やっこちゃん&マリンちゃんもこっちではしっかり歌っています。こう聴くと、マリンちゃんが頭ひとつ抜けてますね。ま、元アイドルの櫻井智さんですしね。
歌自体は優しく控えめな『君』に、『ここぞという時には勇気を出して進んで欲しい』と、背中を押す『私』の歌でしょうか。でも歌詞をよく見ると、『君』の目は『私』ではない誰かを見ているような気がします。片恋だけど、いつも隣で応援していきたい・・・という感じの『けなげソング』かもしれません。何気に。
アニメ・赤ずきんチャチャは1994年放映。
一話完結の話が多くありましたが、大魔王征伐を目的にしたストーリーなど、きっちり魅せてくれる展開に夢中になった覚えがあります。原作は同名の漫画ですが、展開はほぼオリジナルです(魔王との戦いや、変身設定等もオリジナル)。キャラが個性的で可愛い、話が面白い、ギャグが最高に笑える・・・と、とにかく『すごく面白かった』という記憶しかありません。
チャチャの変身は、リーヤとしいねちゃんとチャチャの指輪&掛け声によって行われます。台詞→『愛と勇気と希望の名の下に、マジカルプリンセスホーリーアップ!!』(*45話の「本物はだれなのー!』では、この変身ネタが大いに取り上げられており、ギャグが冴え渡っていました)
チャチャは変身すると、スレンダーな8頭身美人になるんですけど、小ろむろむはその姿に萌えまくってました。無邪気で強くてカッコいいキンパの美人さん・・・。変身後の服装&装備もヤバいほど好きでした。しかも、いつでも勝利とかじゃなくって、たまに敗北しちゃうこともあるんですよ。
41話の「ねぶそく魔人大噴火!」あたりかな。敵の激しい攻撃を防ぎきれず、力なく倒れこむ美形モードのチャチャの何ともいえぬ雰囲気ったらなかったです(何だそれ。
でも赤ずきんチャチャっていうアニメは、変に男性視聴者に媚びたようなエロい雰囲気は皆無だったように思います。下品さとかも全然なくて、子供が純粋に楽しめるアニメでした。私もそうだったんですが(いやホントに)、子供って結構あざといエロ描写には嫌悪感を持ちますからね。そうした意味でもチャチャは実に良いアニメだったなあ・・・としみじみ思います。あの頃は良かったなあ・・・。。